《魔王討伐RTA》多分これが最速だと思います。   作:サクラ

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五歳児が行く伝説の武器RTA《省略》

 

 

壊しちゃいましょう、屋敷ごと。だって要は悪霊がいなくなれば良いので溜まり場を壊してしまえば、強制成仏、悪霊退散。天才五歳児!あ、五文字。

 

どうやって壊すのかって?さぁ、どうしましょうかね。僕のパワーアップイベントは来てないので、未だに非力な村人(ごちゃい)ですし。此処はやっぱり。

 

《また我か》

 

よっ!テラさん日本一、ベビーシッターの適性があるドラゴン‼︎

 

《……はぁ。分かった分かった。で、この家を壊すとなると》

 

なんかある?岩の龍は自らゴロッと転がりボソッと呟いた。

 

καθίζηση της γης(地よ沈め)

 

うおっ!屋敷が、どんどん下へとみるみる沈んで行く。凄え!

 

《まあ、我地底龍だからな。これぐらいヨユーよ》

 

わぁ、完全に屋敷があった場所は更地になりました。残った屋敷の残骸さえ無ければ、これは言われないと分からないですね。ヨシッ!これで任務達成。後は王様の元へ行きま……《待て》

 

ん?どうした?テラさん。

 

《なんか出てくるぞ、それになんか。いや今はどうでも良いか》

 

何を言ってるかさっぱり分かりませんね、五歳児だからかな?

 

《おちゃらけてる場合じゃないぞ、剣をを構えろ。それよりまさかお前が死んでて、我は生きてるとはな。やはり人生は面白い》

 

はいはい。目の前で剣を構える、つい震える手元を強く硬く、握り締め前を向く。はぁ、普通の五歳児だったらおやつ食べてお昼寝の時間だぞ?あーこれ終わったらなんか食べるか。

 

《ゴサイジ、目の前の敵はどう言う風に見える?》

 

目の前の敵……。屋敷の残骸からスゥッと現れた白く美しい半透明の龍。まるでこの世のモノでは無い様な、神々しいその姿にそう言う感想が出た。まぁ、どうでも良いや。僕は帰ってラブコメをやりたいんだ、邪魔すんな。

 

《半透明の龍。やはりそう見えているか、奴は、《聖白龍》ホワイト・エアナンチャラカンチャラゴッドドラゴン》

 

《の霊だ、アイツは既に死んでいる。我の記憶が正しければ、元々此処は聖なる教会でアイツは此処の守り神として存在していた筈だった》

 

あーすいません。

 

《はい》

 

全カットで。要するにゾンビですね、アンデッド系って奴?

 

《そうだな。光魔法とか、聖職者がいないと倒せないぞ。ちなみにゴサイジは……》

 

普通の村人の五歳児が光魔法なんか使える訳無いじゃん。普通の名が廃るわ。そう言うテラさんは……

 

《ハッハッハッ……我はいわば、陰キャの引きこもりだからな。光系は弱いぞ。むしろ弱点だ》

 

つまり、有効打も何も無く打つ手も何も無い最悪な状況が今?

 

《だな》

 

しかも今俺ら悠長に話してるけど、アイツなんか俺らの方に向けて大口開いて何か撃ちそうじゃない?

 

《今にもみたいな体制だな》

 

……

 

《コクッ》

 

 

瞬間、龍の口から眩い光の光線が僕らに向けて放たれた。

 

うおおおおおお!!戦略的撤退だ、クソッ。考えれば分かる事だった。そりゃあ名前から如何にもだもん。悪霊の館って言ったらホラー映画だろって言うぐらい、当たり前だもん。逆にコメディだったら違うもんな。

 

《訳分からん事言ってないでどうにかするぞ!何か無いか!》

 

……。なぁ、あれゲ○だからワンちゃんノーダメとか無い?

 

《だとしても精神ダメージ喰らうからノーダメでは無いだろ》

 

それもそうか、どうすっかな。

 

《と言うかアレはゲロじゃ無いぞ。確かアレは何だっけ"断罪の光"だったかな?確か喰らった物を内部から破壊する最高位の光魔法だぞ》

 

それやばいじゃん。クソやべえじゃん。喰らったら一発アウ……待って?なんて言った今⁉︎

 

《ゲロじゃねえって》

 

その後!

 

《え、断罪の光。最高位の光魔法だぞ》

 

それだ!アイツ、アンデッドだから光魔法をアイツに跳ね返せば死ぬかも。

 

《それだ》

 

それからアイツのレーザーを避けたり、行けそうな時に跳ね返したりを続け細かく削り、弱らせる事に成功した。

 

「やっと弱ってきた、のかな」

 

《どうだろうな》

 

「ってかやっぱりヴォエって言ってるからアレ絶対汚い」

 

《腐ってるし汚いかもな。でも光魔法だから浄化されてるんじゃねえのか》

 

無機物に光魔法は効果が無い様で、最終的に神々しくなった伝説の剣でドラゴンの首を切り、悪霊の館の攻略は終わった。そして、龍が居た場所には一つの宝箱が落ちていた。そこには、"不可視の羽衣"が入っていた。本によると勇者も最初はコレ使ってたみたいだし、後は盾と剣と帽子ですね。でも帽子はいらないや。カッコいいだけみたいなんで

 

これで後は、王城に帰るだけですね。それではまた〜。

 

《待て、まだなんか居るぞ》

 

はぁ?今良い所なんだけど、もう終わりで良いじゃん。ボスも倒したし、ハッピーエンドで終わらせろよとも思いますが。

 

でも、話はそうで終わらない様で後ろから黒装束の男が出てきました。面倒臭そうですね。なんか話でもあるんでしょうか。

 

「本当に悪霊の館を壊すとはなぁ、参っちまったよ。王様も悪い奴だよなぁ。そしてそれを受ける俺も悪い奴だし」

 

独り言が激しいタイプですね、おくすり飲んだ方が良いですよ。

 

「今回の悪霊の館の話。良く聞いてたか?この悪霊の館に関する者は全員消される。つまりお前らは死ぬって事だ!」

 

イタい、なんかイタい。なんかこう言う人って何で全部話すんですかね、台本に書いてあるの?台本人間だから?サプライズ?

 

《παράλειψη》

 


 

はい、って事で王都に戻って来ました。本物の勇者の剣は王様がイヤイヤしたので、壺からの暗殺者の脅しをして無理矢理頷かせたところで今日はコレでおしまいですかね。このペースで進めれば次の次ぐらいで、魔王を倒せそうなので良かったです。

 

それではまた次回〜。

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