ハンマー少女はバズらない! 固有スキル【隠遁】で自由に探索してたら伝説になってました   作:chikuwabu

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琵琶湖ダンジョン

 装飾などのついていない、シンプルなワンピースタイプのブルーの水着。

 その上に、丈の長いポンチョタイプのピンクの雨合羽。

 そして片手にクーラーボックス。

 

 それが本日の、ダンジョンに挑む桃子の服装である。

 

「桃子。準備は完璧だな」

 

「いや、本当にこの格好で行くの? こんなバカンス気分みたいな恰好の探索者なんて、私みたことないんだけど」

 

「いまヘノの目の前にいるぞ。それにどうせ。桃子は他人から見えないんだから。気にしなくていいだろ」

 

 

 ここは妖精の国。

 

 昨日、柚花を連れ帰ったあとで駅前のショッピングセンターにて購入してきたのが、今回の水着セットと雨合羽である。

 帰りの電車で柚花に相談したところ、やたらと熱心に可愛らしいフリルの水着を勧められたのだが、さすがにダンジョンでの着用なので見栄えよりも機能性を重視させてもらった。

 というか、季節的にはもう秋である。スポーツ用の水着ならともかく、かわいらしい水着などもはや店頭には売っていなかった。

 

 なお、当然ながら水着でギルド受付を済ませたわけではない。もちろん受付では普通の衣服である。

 迎えに出てきたヘノと共に妖精の国へと入ってから、そこの客室を更衣室代わりにして水着に着替えさせてもらった。

 

 そして水着に着替え、雨合羽を羽織り。クーラーボックスを片手に持つ。

 それで準備は完了だ。

 

「ええと、服はここに置いていっていいの? リュックはどうしよっか」

 

「念のため。小さくしたハンマーだけ持って。荷物は置いていこう。今回は。リュックも。邪魔になりそうだ」

 

 昨日からずっと置きっぱなしにしていたリュックは今日もお休みだ。

 客室の人を駄目にするベッドで、桃子のぶんまでリュックに熟眠しておいてもらう。

 

 そして室内から出たらまた花畑。

 花畑で、水着の上にピンクのポンチョを羽織っている少女。ちょっとした変な撮影会みたいな気分になってしまったが、生憎それに共感してくれそうな相手はいなかった。

 まあ、花畑を飛び交っている妖精たちには水着みたいな露出の少女も少なくないため、意外と慣れれば普通の恰好なのかもしれないが。

 

 

「ところで、私まだ詳しく聞いてないんだけど、今日はどういう予定なの?」

 

「そうだった。ええと。今日は。おいニム。どこだったか。覚えてるか」

 

「あっあの、今日は……うぅ、桃子さんたちの言う……琵琶湖ダンジョン、という場所です」

 

 

 琵琶湖ダンジョン。

 その名の通り、日本最大の湖である琵琶湖にぽっかりと現れたダンジョンである。

 今から数十年前。湖の東側、彦根城から見下ろされる位置の湖岸が大きく持ち上がり、突如としてダンジョン入り口が出現した。

 当初は国の機関や研究施設が周囲に立ち並んだが、もとから観光名所であったこともあり、ダンジョンが民間に開かれた今となっては彦根城とセットのような名所の一つになっている。

 とはいえ、名所と言えどそのダンジョンは過酷なダンジョンである。

 

「琵琶湖ダンジョンと言えば、まあ確かに、水のダンジョンで有名だよね」

 

 そう。桃子の知識でも、琵琶湖ダンジョンは水とともに在るダンジョンとしてのイメージが強い。

 第一層から第三層までも、水辺や雨、滝。そして数々の水棲モンスターが巣食うダンジョンであり、水に関わるスキルを所有する探索者が万全に力を発揮できる環境となっている。

 逆に、水に関わるスキルを所有していない探索者にとっては、かなり不利な状況と言えるだろう。

 無論、桃子にとってもあまり得意ではないダンジョンだ。

 

「そこなら。貝とか。エビとか。色々いるに違いないぞ。今日もニムに。ついてきてもらうぞ」

 

「あ、ニムちゃんがついてきてくれるなら安心だね。水の魔法が得意なんだよね?」

 

「うぅ……が、頑張りますぅ。ツ、ツヨマージを持っているヘノほど、強くは、ないですけど」

 

 桃子は正直ツヨマージの強さというのがよく分からないのだが、とりあえずわかったフリして頷いた。

 

「では桃子。今から出るのは。そこの第三層で。あちこちで水が降っているから。合羽をかぶっておくんだぞ」

 

「はーい」

 

 雨合羽のフードを頭までしっかり被ると、ヘノ、そしてニムとともに、新たなダンジョンへと続く白い光の膜へと手を伸ばした。

 

 

 

 

 ゴー……

 

 ゴー……

 

 

 琵琶湖ダンジョン第三層。通称、滝の迷宮。

 その迷宮を構成する岩崖は遥か高くまでそびえ立ち、上を見上げれば白い霧で覆われているため、壁の終着点は確認できない。

 そして、その岩崖の所々には、白い霧の中から落下する濁流――つまりは滝が至る場所に点在し、常に霧のような水飛沫を上げていた。なるほどこれは、びしょ濡れになる。

 滝つぼ周辺はさすがに猛烈な水が舞い上がっているが、しかし地面は水はけが良いらしく、滝を避けて移動するだけならば思いのほか歩きやすい。

 周囲を見れば、滝つぼの周りにはまるで熱帯のような植物が密集している。

 意外と植物にとって環境は悪くないのかもしれない。

 

「ええと、凄いダンジョンだね……」

 

 滝ごとに霧のような飛沫が舞い上がっている状況では視界も悪く、また音も物凄い。ある程度の物音ならば滝の轟音でかき消されてしまうだろう。

 それに加えて、衣服が水を吸ってしまえば体温低下はもちろんのこと、単純に体力の消耗にもつながるだろう。水をはじく雨合羽と、その下に水に濡れても問題ない水着を着用というのは、意外と合理的なのかもしれない。

 また、この階層の気温が低くはないことも救いだ。

 ダンジョンの外はすでに夏が終わり気温も徐々に低くなってきているのだが、むしろ、このダンジョンは体感的にはややジメジメして蒸し暑さも感じる。

 

「桃子。この階層には。蛙や。クラゲ。他にも。変な動物が多いけれど。面倒だから。無視していこう」

 

「うぅ……私はいいですけど、も、桃子さんは濡れすぎないように気を付けてくださいね?」

 

 ヘノも水に濡れるのは好きではないのか、桃子の雨合羽の中、水着の胸元にすっぽりと入り込んでいる。ちょっとくすぐったい。

 どうやら、今回は水の妖精であるニムが、案内人をかって出るようだ。

 

「ところで、この階層で魚介類……貝とか、エビとか、そういうのが獲れるのかな? 滝つぼの中なら何かいるかもしれないけど、さすがに入らないよね?」

 

 ヘノやニムならばわからないが、人間の桃子があのような激しい滝つぼに潜ってしまえば、下手すれば濁流の渦に揉まれて二度と浮き上がれなくなるだろう。桃子は出来るだけ、滝に近づかないようにした。

 時折、大型の蛙や、あるいは獰猛になったサンショウウオのような魔物の姿を見かけるが、【隠遁】のお陰で襲われることこそない。だが、周囲が岩壁で逃げ場が少ないため、もし戦いながら進むことになったら厄介なことだろう。

 

 しかし、どちらにしろこの階層は魚介類を採取するには向いていないように見えるが。

 

「桃子。目的地はここじゃないぞ。ここの下の階層の。水がたっぷりある場所だぞ」

 

「うえぇ……やっぱりかー」

 

 琵琶湖ダンジョン第四層。人呼んで深潭宮。そこは、すべてが水で満たされた階層だった。

 そこに潜れば不思議な魔法光で照らされた水の世界が広がっている。様々な魚たちが泳ぎ回り、ところどこにまるでギリシャの彫刻のような柱が立ち並ぶだけの、ただ果てしなく広い空間。

 それを神秘的で、神々しい風景とみる人も少なくないだろう。ただし、そこに人を襲う水棲モンスターが居なければ、であるが。

 

「大丈夫だぞ。桃子は【隠遁】があるからな。でかい魚に食われたりはしないだろ」

 

「うぅ……私と、ヘノが力を合わせれば、桃子さんが水中で活動できるようには……出来ると思います、多分……」

 

「いま、多分、ってつけなかった?」

 

 桃子は人間であるため、酸素ボンベもなしにスキューバダイビングは出来ない。

 そして当然、何kmもの広さのプールを生身で泳ぐことも不可能である。

 妖精たちは、何とかなるようなことを言っているが……。

 

「不安。私はいま、とてつもなく不安だよ。最初はせめて、すぐ階段に戻れるあたりから離れないようにしようね?」

 

 

 

 

 

 

 

「桃子。落ち着け。あまり動くと。魔力が乱れるぞ」

 

「あ、あの……水の流れは制御しますから、お、お、落ち着いてくださいね」

 

『ぶくぶく……ぶくぶく……』

 

 

 

 

 

 スキューバダイビングどころではなかった。

 第三層から続く階段が途中で水没しており、それが第四層、深潭宮の始まりだったのだが。

 

「ところでヘノちゃん、私はどうすればいいの? さすがに素潜りってわけじゃない……よね?」

 

「大丈夫だぞ。女王に聞いたんだ。ヘノと。ニムが。力を合わせれば。桃子一人を。水中で呼吸できるようにするくらいは。出来るらしいぞ」

 

「ええ……?!」

 

 水中で呼吸が出来る。

 確かに、それが可能ならばこの第四層も、それなりに自由に探索が出来るようになるだろう。

 だが悲しいかな、桃子はいままでの人生では水中で呼吸をしたことなどないので、どうすればいいのかわからない。エラが出来るのか、皮膚呼吸で済むのか、それとも……。

 しかし、桃子の葛藤などどこへやら。ヘノとニムが二人でツヨマージに手を合わせて掲げると、途端に桃子の周囲にふんわりしたつむじ風が発生した。桃子には見えないが、今の桃子は緑と蒼の入り混じった魔力で包み込まれている。

 

「よし。あとは。覚悟して。肺に水を。入れろ」

 

「うわー! 嫌だ嫌だ! それは無理だよヘノちゃ……ってうわーっ!」

 

「す、水中に、有無を言わさず吹き飛ばすなんて、桃子さんが可哀そう……めそめそ」

 

 しゃべっている途中でヘノの起こした突風で水に突き飛ばされた。急すぎて、覚悟も何もなかった。

 状況だけならば、水に少女を突き落とすという、ただの極悪な事件である。

 

『げほっげほっ……ぶくぶく……』

 

 大きな水音とともにいきなり着水した桃子だが、幸か不幸か着水の勢いのまま水を飲みこんでしまう。桃子の意思とは関係なく肺に水が入り込み、水中で大きくせき込むが、確かに想像していたような苦しみはない。

 ただただ、喉と肺に水が流れ込むという違和感が拭えないだけだ。

 

『がぼ……ぶくぶく……』

 

「桃子。落ち着け。あまり動くと。魔力が乱れるぞ」

 

「あ、あの……目を開けても、大丈夫、ですよ? ほ、保護してますから」

 

『ぶくぶく……ぶくぶく……』

 

 桃子はヘノたちに身振り手振りで何かを訴えようとするが、さっぱり妖精たちには通じない。ちなみに今のは、いきなり水に突き落としたことに対するクレームだ。

 なお、妖精たちはもともと人間と違って声帯から声を出しているわけではないのか、水中だというのに普段と変わらないようにしている。やはり、魔力で生きている生物というのは、人間とは根本的に違うのだろう。

 

「桃子。そろそろ。普通に。喋れるはずだぞ」

 

『あ……あー……あー……これって喋ってるの? なんか変な感じがするけど』

 

「は、はい。水の中だから、聞こえ方は違いますけど……ちゃんと聞こえますよ」

 

『そっかーよかった。とりあえずヘノちゃん、しばらくカレーはハチミツ抜きね! 人をいきなり突き飛ばしちゃ駄目なんだよ』

 

「なん。だと」

 

 とりあえず、妖精二人と会話出来るのを確認したし、どういう原理かは分からないが確かに水中で呼吸は出来ている。目を開いてみれば、ゴーグルをつけているわけでもないのに視界もクリアで、目には何の刺激もない。

 ついでに言えば、本来なら水に浮かぶはずのクーラーボックスも桃子と一緒に沈んでいる。魔法で浮かび上がらないよう調整でもしているのかもしれない。

 自分の肺の中とか胃腸の中とかがどうなってしまっているのかは想像しないことにした。胃袋の中身が逆流してくる気配もないので、おそらくきっと、こちらも魔法的な力でどうにかなっているのだろう。理屈はわからないが、そう信じることにする。

 

 

「桃子。謝るから。せめて。甘口にしてくれ。甘くないカレーは。とても悲しい」

 

『もう、しょうがないな……ひゃあっ?! ヘノちゃん、どこに入ろうとしてるの?』

 

「水着の胸元に。入らせてもらうぞ。水の中じゃ。桃子の肩に乗れないからな」

 

「わ、私もいいですか……? わ、私たちが、離れたら、桃子さんが死んじゃうから……めそめそ」

 

『えっ?! そ、それじゃあしょうがないか。水着じゃポケットもないもんね』

 

 左右の胸に妖精が入り込む状況に桃子も困惑を覚えるものの、自分の命がかかっているのでは仕方がない。

 まあ、色々とくすぐったいというか、なんというか。気になるは気になるが。

 しかし、胸元に入りこんだヘノだったが、すぐにひょこっと水着から出てきて、周囲をきょろきょろしだした。

 

「なんだか。収まりが悪いな。桃子。適当な岩かなにか。胸のところに入れていいか」

 

『良いわけないよね? 水着に岩なんて入れたたらおっぱい削れちゃうよ』

 

「うぅ……では。あそこの海藻を。胸元に詰め込むのは。どうでしょう」

 

「そうだな。ニム。あそこの水の葉っぱ。桃子の胸に。詰め込んでみよう」

 

『待って待って、人のおっぱい勝手に大きくしないで』

 

 桃子の水着の胸元に入った妖精たちだが、どうにもおさまりが悪いらしい。

 今は第三層から入ってすぐの場所なので、背後には深潭宮の端を示す巨大なごつごつした岩で作られた壁が広がっているのだが、ヘノとニムは壁面に付着した海草を引っこ抜いて、無造作に桃子の胸元に押し込もうとする。

 妖精のおさまりは分からないが、桃子としても水着の胸元にあれこれ勝手に押し込まれてはたまったものではなかった。

 

『こういうのはね、出来るだけ柔らかい場所だけ集めてね。それで、左右は均等にすること! うーん、こんな感じかな』

 

 桃子がヘノたちから海草を取り上げて、堅そうな部分を抜き取って柔らかい部分だけをひとまとめにする。

 それを二つ、出来るだけなだらかな小山の形になるように形を整えて、そして魔力を発動させた。

 すると、手の上に乗った小山状の海草の塊が、薄く光ったと思ったら、綺麗に編み込まれた海草の胸パッドというべき形に変形する。

 

「桃子。そんなものに。【加工】を使うのか」

 

『ヘノちゃん、こういうのは手を抜いちゃダメなんだからね! ヘノちゃんも大きくなったらわかるよ?』

 

「うぅ……桃子さんが、一番ノリノリになってますよぅ……」

 

 そんなこんなで、お手製の胸パッドを装着した桃子の胸元に、ヘノとニムがすっぽり入り込む。

 胸パッドが足場になり、どうやら妖精たちも姿勢が安定しているようでご満悦である。

 

 そうしてちょっとした茶番劇を繰り広げた末にようやく、三人ともこの第四層、深潭宮を探索する準備が整った。

 

 

 

「桃子。とりあえず。ここで漂っていても仕方がないぞ。魚とかが居る場所に。泳いでみよう」

 

「あ、あの、私も水流を操作しますから、気軽に、泳いでみてください……」

 

『じゃあ、とりあえず適当に、行ってみよー』

 

 魔法がとけたら命に関わるという恐怖感はあるものの、そこはもう一蓮托生。なるようになれの根性で、桃子はゆっくりと水中を泳ぎだす。

 

 

 

 未知なるダンジョンに、胸を膨らませつつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【タチバナの真相解明チャンネル!】

 

 

 こんにちは、噂を追っかけ東へ西へ、都市伝説解明系、美少女探索者のタチバナでっす!  

 ちょっと久しぶりになっちゃってごめんなさい、今日はちょっと面白い場所に来てますよー?

 そうそう、勘の鋭い視聴者さんは嫌いじゃないよ。今日は入り口じゃなくて、すでにダンジョン内からの配信になりまっす。

 

 あーうん、入り口から見たかったっていう人、ごめんなさい。

 私も視聴者さんたちと一緒にダンジョン入って、一緒に潜っていくのは好きなんですよ?

 ただ、今日はちょっと、場所を知られちゃいけない理由がありましてですね。ここ、私がとある情報通の方から教えてもらった穴場なので、ルートを配信するわけにはいかないんです。ごめんね。

 

 え、いいから場所を教えろ? んもう、せっかちだなあ。

 じゃあハイこちら、おなじみ房総ダンジョンの第三層。鍾乳洞窟のとあるスポットになりまーっす。

 

 ん? 心配してくれるの? ありがと。

 うん、大丈夫。ここの魔物は私の電撃と相性がいいですからね、ソロでも大丈夫ですよ。油断はしてないですけどね。

 でも、私の背後に魔物とかが居たら視聴者さんが教えてくれるでしょ? 信頼してますよ、皆さん?

 

 

 はい。では魔物が出てくる前に本題なんですが、この小川見えますか? それとこっち、岩がゴロゴロしてますよね?

 実はここに、カニが居るんです! カニ!

 

 お、信じてないな? じゃあ見てろよー、岩をひっくりかえし……たっ! ふう、これ重いな、怪力スキルが欲しくなりますね。

 

 って、ほらいた! カニ!

 あ、逃げるなこら! ちょ……!! はやっ?!

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