鬼方カヨコに拗らせて   作:過酷な

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気が向いたらなのですぐエタるかも


おう、ちょっと金くれや。

 

 

「おはよう世界。」

暫定どこまでも透き通る世界に挨拶をする。

分からないことだらけなので暫定要素が多すぎる、でもきっとキヴォトスはあるんだ。

 

最後のパンを3分の1ほど食べてから外に出る、荷物は少ない、1切れのパン ナイフ ランプ カバンにつめこんで なんちゃって。

実際荷物なんかそんなもんだ、とりあえずの目的地などは特にないが、人がいれば聞き込みをする、それでいいだろう。

幻○郷でもないんだ、あの規模の都市が見つからない、なんてことはないだろ!

 

しばらくして重要なことに気がついた、先立つものがない、食料なんか買えないし、公共交通機関の利用なんて以ての外だ。

この小学生のナリを活かして金を無心することが出来ないだろうか、僕は思いついた。

またしばらくして、公園でたむろしている学生連中を発見した、第1街人発見、といったところか?

どうやら今日は平日らしい、車通りはそこそこだが、通行人がいなかったわけだ。

 

そう考えているとき、向こうからお声がかかってきた、話しかけるまでもなかったね、好都合だ。

 

「よォガキ、こんな所に一人で歩いてどうしたんだ?迷子か?小学生は小学校に戻れよ!ハハハ!」

 

正直イラッときたがしょうがない、僕はこんな姿だし心配させてしまうのも無理は無い。

「いいえ、僕は小学生ではありません、それと聞きたいことがあるんです、

この辺りに学園都市キヴォトスはありますか?」

 

「ガキが年上に言い返すンじゃねえよ、それに人にものを頼む態度ってのがあるんじゃねえの?ほら、アレだよ、金、よこせよ。小遣い持ってるんだろ?」

 

そう言われても金は無いのだ、とりあえず頭を下げておこう、そしてお金が無いという旨のことを伝えたら、学生Aが僕の頭に手を載せて顔を近づけてきた。

こいつタバコ臭いぞ!?

 

「そうか、じゃ、俺らのサンドバッグにでもなってくれや」

そう言われるや否や、僕は学生、いや、()()()()にぶん殴られた。

当然小さな体の僕は少し吹き飛ばされ、地面に伏した。

 

「ギャハハ!辞めてあげなよ、かわいそうじゃーん!」

ヤンキー女が叫ぶ。

「俺がガキの頃にはこうやって先輩に上下関係叩き込まれたんだ...よ!」

 

蹴りを食らわされる、しかしあんまり痛くない、これもスーパーパワーのおかげなのか。正直これだけで情報をくれるならいいんだ...うん...

 

「オイ、立てよ、痛すぎて声も出ないか?ヤス、ノリ、そいつ押えてろ、

へへへ、夢見がちな少年に現実を教えてやるよ!学園都市?なんかこの世に存在しねえんだよ!ゲームや漫画の読みすぎだぜ、坊ちゃん!」

 

不良どもが僕の腕を持ち袋叩きの体制に入る。

まてよ、こいついまなんていった?!

「ちょっと..ちょっと待ってよ!じゃあこのヘイローはいったい..ッ!?」

 

また殴られる、そういえばこいつらにヘイローは無い。

 

「ヘイロー?こいつ、見えちゃいけねえもの見えてやがるぜ!ハハハ!ウケる!」

 

「えー、キモーイ」

 

関心がなさそうにキツネみたいな顔の女がスマホをいじりながら言う。

こいつらにはヘイローが見えていない..のか?

そうか、学園関係者じゃないだけか。

それじゃあこいつらにもう用はない、ただ少しばかりムカついてしまったので、スーパーパワーの実験台にさせてもらおう。

 

ヤスにノリと言ったか、それに目の前のボス不良は高校生程の年齢に見える、力の差は本来大きいものだろうが、どういう訳か少しばかり僕の方が強そうだ。

どっちがどっちか分からないので不良と総括してしまう、右腕を拘束している不良Bごと右腕を持ち上げ、腕を思い切り振る、「うおお!?」と声を上げ不良Bは地面に打ち付けられる、受身をとるすべを身につけていないからか衝撃は大きそうだ。

身体を大きくねじり、もう片方の腕の拘束を振りほどいたのちに、先程開放された右腕で不良Cの顔面をぶち抜く。

 

その瞬間やつの鼻からは鼻血が滲みだし、3歩ほど後ずさる、そこに追撃を食らわせてやろうかと思ったが、それはボス不良によって阻止された。

「てめえ!よくもヤスを!!」

 

不良Bの方がヤスというらしい、月並みな言葉を吐き、ボス不良は僕に飛びついて来る。

 

「グッ!うう..」

 

この時、カオルは簡単に避けてやった、とスカしていたがただ後ろに回り込まれて首を絞められただけであった。

 

ボス不良はお山の大将やってるだけあって、周りより体格がよく、なかなか抜け出すことが出来ない。

「へへへ...ビビらせやがって、ちょっと力が強いからって調子に乗りやがって..」

 

「ねえ、このガキの鞄からこんなの出てきたけど」

そう言って女狐は僕の鞄からナイフを取りだした

 

「でかしたぞ!ヨっちゃん!そのままこいつを刺しちまえ!」

は?こいつ正気か?いくらなんでもそんなことしたら僕だって死んでしまうかもしれないし、警察だって来るはずだ!ただ事じゃ済まないはずだぞ!?

 

「で...でも、そこまでやる必要ないんじゃ..」

女狐は躊躇しているようだ、僕もそうだそうだ!と言ってやりたいが声を出したら首を絞める力がさらに強くなりそうなのでやめておく。

 

「うるせえよ!速く殺れ!この俺の言葉に逆らうってのか?!」

男は女に向けてでかい声を出す、女の方も渋々、といった様子だがナイフをこちらに向け近づいてきた。

 

このままじゃマズイが、どうすることも出来ない、最後のあがきとばかりに僕は叫ぶ。

「ふざけんじゃねえよォ!!!カヨコにまだ会えてねえのに死ねるわけ..ねえだろォ!!」

 

その瞬間、体から力が大きく抜ける、もう終わりかと思い目を瞑る。

ああ、僕の人生二週目もこんなもんですぐ終わっちまうのか...

前世の終わりのようとまでは行かないがそこまで悲壮感に包まれてもいない様子で終わりの時を待つが一向に来ない。

それどころか首を絞める力がなくなり、ドスン!と人が倒れたような音が聞こえた。

 

恐る恐る目を開けると周囲の不良たちは白目をひん剥いて倒れていた。

なんだこれは!?僕は急に覇王色の覇気にでも目覚めたのか?

いや、違うぞ、この感じは覚えがある、通常カヨコのEXスキルじゃないか?

きっとそうだ、カヨコが僕に力を貸してくれたのだ...そう思うことにした。

 

少し意識が覚束無いが、自分の鞄をとり、近くにあった不良どものものと思われるチャリの荷物カゴの鞄から財布を抜き取ってこの場所を発とうとする。

ここにいては危険だ、こいつらが今に起き出して、僕に復讐をするとか言い出したら嫌だし、なにより大事にしたくないのだ。

カヨコに会うまでは年少なんか行けないよ。

 

走り出そうとしたさなか、大人の女性の声が僕に向けられる。

 

「ナイスガッツ!ボーイ!

どんな女がタイプかな?」

 

ヌルヌルっと骨の魚のようなものが女性の周りに漂う。

 

「誰ですか?貴方。」

僕がその声の主がカヨコ出ないことにがっかりしながらも質問をする。

「ウフッ」女性はウィンクした後にこう続ける、「聞こえなかったかい?どんな女がタイプかな?」

 

これ、あれだ。

相手の望む答えを出さない限り話が進行しないタイプの会話だ。

そう思い、今度は即答する。

「目付きが鋭く赤い瞳で一見怖そうな印象を持たれるけれど、本当は優しくて人に気遣いが出来るような子、肌は色白で背は小さめ、白髪に混じる黒髪がとても素敵でキュートな外見的特徴がいくつか見受けられるような女の子です!」

 

「お、おう、やけに具体的だけど..それは君の好きな女の子の特徴なのかな?

いいよ、合格だ!私に着いてきなさい!」

 

は?お前から聞いてきたんだから答えてやったんだぞ、それになんて?着いてこいだと?僕はキヴォトスに行きたくて旅に出る決心をしたんだ。

お前に誘拐されに出たんじゃないぞ。

 

「いや、タイプの女の子を見つける旅をしてて、貴方について行きたい訳じゃないんです...」

 

自分探しの旅なんてものはよくあるがタイプの女探しの旅は聞いたことがないだろう、女性も少し驚いた顔をするがすぐさま返事を返してきた

 

「ふぅん、私は今まででそんな特徴の女の子なんか見たことないけれど、そういう派手な女の子が集まる界隈に属してるんだよ、私は。」

 

「そう言って僕を誘拐する気ですか!?警察呼びますよ?」

僕は威嚇する。

 

「いやいや、警察呼んで不都合になるのは君もじゃない?

...ところで、私はその頭の輪っかみたいなやつに興味があるな、君、術士だろ、いいから着いておいで、君のそれについてお姉さんに教えてよ♡」

 

ッッ!この人、僕の頭のヘイローが見えているのか!?

もしかしたら、この人に着いていけば何かわかるかもしれない、キヴォトスについてもだが、この僕についてもだ、気にならないわけじゃない。

 

「分かりました...酷いことはしないでくださいね...」

 

「君、なんか勘違いしてない?まあいい、ケツに乗りな、私たちの家に向かおうか。」

 

・・・

 

走行中に色々なことを尋ねられた。

僕のこととか、勢いで連れてきてしまったが家の人とかは大丈夫なのか?だとか、やっぱりヘイローのことも尋ねられた、僕もよくわかっていないのだと答えたが。それと、好みのタイプについても掘られた。

モデルはいるのか、だとかね。

正直に教えてあげてもいいのだが、何だか気恥しいし、本人も知らないところで名前を知られたくないだろう。それにカヨコが居るのかすらよく分からないので、とりあえず秘密にしておいた。

 

最初はクレイジーガールかと思っていたが話しているうちに、案外まともそうだな、とも思えてきた。

僕は人に心を開きやすすぎるのかもしれない。

 

お姉さんの家に着いた。

「そういえば、お姉さんの名前は?あの骨の魚みたいなのはなんなの?術士って?」

僕は尋ねるが、彼女は「私の名前は九十九 由基とりあえず入って、後のことはそれから教えたげるよ。」といい、僕を家に招き入れた。

 

その後、僕は本日二度目のガチ戦闘をすることになった。

どうして、助けて。




ストックなんかねえよ、うるせえよ。
深夜のノリで書いたのでおかしい日本語や、九十九の言葉遣いのおかしさが出ているかもしれません。
ゆるして
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