はりはり生きる…てなに?   作:ルミィ・ネルア

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(わりとどーでもいい余談)
主人公は前世からの癖で、初対面や数回しか会ってない人と会話するとき、かわいらしい(?)言葉で会話する。


私の物語の始まり
この世界に来て、多分一日目


気がついたら、真っ暗で上も下も右も左もよく分かんない謎空間にいた。ここどこだよ?

 

「おや、気がついたのかい?」

 

どっかから、声が響く。耳からではなく、頭の中に響く感じで。怖っ

 

「あっはは、怖いかぁ。怖いよねぇ。じゃ、問題。私は誰でしょう」

 

目の前?に人の形をした光?…よく分からないのが出てきた。

当たり前のように人の思考を読んでくるし、急に問題を出す。

神様とか?

 

「君、一般的な子供…いや最近だと普通なのか?まぁ、案外動じてないね。神様、それで正解でいいかな」

 

正確には神様ではないってことかな。それで、ここはどこですか?

 

「ここはアタシのテリトリーみたいな場所で、見回りがてら散歩に来たら君…の魂かな?がふよふよしてたんだよ。ここに来る前までの記憶がはっきりしてないようなら、君は死んでるだろう。」

 

言われて思い出す。直近の記憶は、昔の記憶を思い出す時みたいにぼんやりしてる。

じゃあ死んだんだ。死んだ記憶なくてちょっと残念だな。

 

「君、俺…の知り合いに思考がそっくりだね。死んだときの記憶がなくて残念だなんて言うの、知り合い以外で初めての聞いたよ。・・・・・もし君さえよければ、物語の世界に転生してみないかい?」

 

質問していい?

 

「どうぞご自由に」

 

この話、神様(仮)にはメリットあるの?

 

「ん?まー、あるよ。僕の知り合いが物語に飢えててさ、その知り合いは俺様のお気に入りで…これは関係ないな。話が脱線しすぎる」

 

分かった。私はもう死んでるんだ。もう一度人生を送ることが出来るならこの話、受けよう。それと関係ないんだけど、一人称がコロコロ変わってるけど、無意識ですか?

 

「そう言ってくれて嬉しいよ。一人称は…意図的だね。怪しい奴が一人称定まってなかったら、より一層怪しく感じるかなぁと思って」

 

なるほど。ふと思ったんだけど、神様(仮)は私が物語の世界に行った後、干渉とか命令とかします?

 

「んー…場合による、かもしれないね。変なちゃちゃを入れたい気持ちを出来る限り抑えて、そちらに干渉も命令もしないよう心掛けるよ。質問は以上かい?」

 

うん、これ以上聞きたいことはないです。

 

「OK、それじゃあ送る準備するね。・・・・・カッコつけて言いたいことあるから、ちょっと言わせて」

 

え、いいですけど。なんですか?

 

「君はもう二度と元いた世界に戻ることは出来ない。だから諦めて好きに・・・・・それこそ、原作の絶対的で大いなる運命の流れをどデカく変えちゃってもいい。原作世界は兎も角、この世界は既に私が介入しちゃってパラレルワールドみたいになってるから。⸺長話しちゃったね。つまり、()()()()()()()()だと思って過ごせばいいのさ。じゃ、楽しい異世界ライフを過ごしてね!…どの時系列で、どこの誰に産まれるか分かんないから、ガチャ気分で目覚めるといいよ!」

 

そこ分からないのが神様(仮)クオリティーってことですk⸺ふぇ!?なんか混ぜられてるみたいで気持ち悪

 

     *

 

「⸺けほっ、けほっ・・・・・ここ、どこ?」

 

身体を起こし、辺りを見回す。薄暗くてジメジメした…牢屋?

えっ初手牢屋の中ってマジで?牢屋の中にいるから売られるかもだわ。森の中に置き去りにされるよりは、最低限の命は保証されてるからマシ?まぁけど一生奴隷生活はしたくないから脱走企てるか。

 

そんなこんな考えていると、格子の向こう側から足音が聞こえてきた。音からして、一人だけかな?

 

少し待つと、無精髭の男が瓶とランプを持って格子の前に来た。見張り?

 

「んぁ?お前、まだ起きてんのか。早く寝ろよ」

 

そういえば、どの物語の世界に行くのかは聞いてなかった。忘れてたや。終わったことは置いといて、目の前の男になんか聞いてみるか。

 

「おにいさん。わたし、これからどうなるの?」

 

なんか若干棒読みになってる。気付かないでほしいんだけど、どうだろ?

 

「…ある島に行く。お前はそこでお相手に引き渡すんだ。買われなかったらこの船で雑用としてこき使う。」

 

へぇ〜。買われなかったら暫く雑用して脱走しよ。

 

「後、俺のことはベギルと呼べ。目的地に着くまで、俺の話し相手になってろ。…棒読みで話すくらいなら普通に喋れよ」

 

あっ、棒読みバレてた。ベギル…なんかカッコイイような、ダサいような。厨ニ的に感じるからかな。瓶からなんか飲んでる。なんだろ?

 

「わかった。ベギル、何飲んでるの?」

 

「思ったより物分りイイ奴だな。これは酒だ。俺はこの海賊船の船長なんだが、戦闘以外取り柄がないから、平時はどっか行ってろされるんだよ。たく、冷たいクルー共だぜ」

 

速報、ベギル海賊の船長だった。つか船長がどっか行ってろされるって、いいの?船長の威厳大丈夫?

 

「俺はなぁ、そもそも海賊になりたくて海に出たんじゃねぇのに、海軍の奴らが俺を賞金首にしてなぁ。こっちは海軍の目が届いてなかったとこで海賊船沈めてただけだぞ!偉大なる航路(グランドライン)の!海賊船を!沈めただけだっ!・・・・・わりぃ、大声出しちまった。すまん」

 

おっと、重大な用語が聞こえたぞ。偉大なる航路(グランドライン)…てことは、この世界はONE PIECEの世界ってことか。起きて三十分も経たないうちに世界の特定が出来てしまった。ありがとうベギル。

 

「ベギル、いい人?」

 

「・・・いや、お前みたいな子供攫ってるから、全面的にイイやつじゃねぇよ。副船長が、資金が尽きたって言ってな。この依頼が終わったら、本格的に海賊として活動するつもりだ。」

 

「ふーん。ねぇベギル、ベギルが今まで見てきた、聞いてきたこと聞いてもいい?」

 

「ん?いいぜ!まずは第一章、出生・幼児期からだ!俺はな⸺」

 

こうして私はベギルの長ーーーーい話を、薄っぺらい言葉で褒めたり、哀しい場面では泣くフリをしたり、冒険話にワクワクしたり…まぁ色々やってたら、島についたらしい。




一話あたりの文量は1000〜3000くらいになりそうです。
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