万魔殿生徒は自由を求めて   作:塵気

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最近の出来事
お尻から血出てきた・・・・・・
理由はわかってるけど少し焦った。

「どんな依頼を受ける」という点で難航中・・・
コメントとかで集めたりしちゃダメなのか・・・・・・?


依頼

今日、私が便利屋68に入社して初めての依頼が来た。

来たのだが・・・・・・

契約書に書かれている内容は少し、いやかなり悪どいものが来た。

 

「それに加え、相手は契約を促進してくる・・・・・・」

「間違いなく悪徳企業だよ。どうするの社長」

「・・・・・・とりあえず依頼主が言っていた企業についての情報が欲しいわ」

「わかりました。ムツキ室長、準備した資料を」

「はいはーい!これが言ってた企業だよ」

 

主に武器や兵器を販売する軍需企業で銃社会であるキヴォトスでは重要な企業の一つではある。

噂では秘密裏にミサイル兵器を開発しているのではないかという。

つまり依頼主はその情報を得ようとしているのではないかという予想が立てられる。

 

「これならだいぶ吹っ掛けることができますね」

「大体どれくらいまで?」

「今の報酬額の10倍までは」

「じゅ、10倍!?精々3倍ぐらいかと思ったのだけれど!?」

 

そこには3つの理由がある。

まず第一に真偽を確かめるか情報を手に入れて我が物にするのかどちらかはわからないが企業が持っている情報はキヴォトスの企業競争が激しく変動させることができる代物のはずだ。そんなものを数万クレジットで請け負うには割に合わない。

そして第二、口止め料だ。もしミサイルの情報を得たいという企業が現れた時うっかり(・・・・)喋ってしまうかもしれない。

第三は・・・・・・私とハルカの手腕によるだろう。

 

 

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「では先日話した依頼についてですが受けていただけますか?」

「えぇ、受けさせてもらうわ」

「!それではこの契約書に「けれどその契約書には承諾できないわ」・・・・・・何故でしょうか?」

 

依頼主は冷静な態度を取り繕っているようだが、動揺はしているようだ。

それはそうだろう。ただの小娘だと思っていた社長が喰らい付いてきたのだから。

 

「まず貴方たちは極秘ファイルを手に入れたいと言っていたけれどそれはどんな内容なのかしら」

「それについては私どもも把握していません。しかしこの情報はあの企業を失墜させるのに必要な情報で」

「失墜?違うんじゃなくて。貴方たちは相手の企業を陥れるためではなく、自分たちの企業を強くするための情報を得ようとしているのではないの?」

「・・・・・・一体なんの話をしているのか私にはわかりませんね」

「私たちが何も知らないとでも思っているのかしら。貴方たちとあの企業はライバル関係であることは自明の理。けれどこれまで一度も企業スパイやハッキングなどを行なった形跡は一切なかった。じゃあ何故、ミサイル開発の噂出てから私たちに依頼を出そうと思ったのかしら?新武器の開発の噂や銃弾の開発の情報は無視したのにね」

「・・・ッ・・・・・・」

 

 

おかしい。以前までは何も知らない小娘のように座っていたはず。それに他の企業が雇っていたときは契約書をろくに読めない女だ!

もしやあれらはただの前座、キヴォトスの企業関係やどの程度かを探っていたというのか!?

 

「・・・では、どのような依頼だったら受けてくださるのですか?」

「そうね・・・。今の依頼料の20倍よ」

「・・・・・・今なんとおっしゃたのですか?私の耳がおかしくなければ20倍と聞こえたのですが」

「安心しなさい。貴方の耳は正常よ」

 

アル社長は机に両肘をつき、口を手で隠す。睨みと笑みを複合させた目で相手を挑発する。

契約を取りに来る役人は大抵プライドが高い。つまり。

 

「・・・舐めるのも大概にしろ小娘ェ!!」

 

キレる。冷静な状態でなくなれば無くなるほどこちらは優位に立つ。

 

「依頼料を20倍だと!?企業をあんまり舐めてんじゃネェ!!生徒なら生徒らしく大人の言うことを聞いとけ!!」

「そっちこそあまり私たちを舐めないことね。貴方の言う小娘の挑発に乗ったのは貴方よ?それにあんまり怒鳴らないでくれないかしら。耳がキンキンするのよ・・・・・・」

「そっちがその気なら・・・!!」

 

ロボット頭の男は懐から拳銃を抜き、アル社長に銃を向ける。

が、それは悪手だったな。

 

 

 

 

ドンッ

「ガァ・・・!?」

 

 

 

男が握っていた銃は粉々になり、手も使い物にならなくなった。

それはハルカの『ブローアウェイ』による攻撃によるものだ。

 

「アル様に銃を向けましたよね?アル様にに逆らう輩は消します!消えてくださいッ!」

「ハルカ少し待ちなさい」

 

ハルカがフォアグリップを下げ、次弾を装填してすぐ。アル社長は止めるよう指示した。

 

「さて、これで逆らったらどうなるかわかったかしら?」

「・・・クッ・・・後々後悔するのはそっちだぞ。企業の重鎮に手を出したんだッ!」

「・・・・・・まだ立場がわかっていないのかしら?私が上で、貴方が下よ。なら私が言った条件には、『はい』か『YES』で答えなさい」

「・・・・・・」

 

男はアル社長を睨み黙る。

 

「・・・・・・ハルカ」

「はい、アル様」

「・・・・・・ッわかった!!その条件を呑む!!」

 

男の頭を外さぬようにハルカはバレルを頭に突きつける。ようやく観念したのか男は条件を呑むと答えた。

 

「そう!それはよかったわ!じゃあこれで依頼を受けるわね」

 

契約書の依頼料の数字を20倍のものに変え、著名する。それを一度カヨコに渡し、白黒コピーをし、その男に渡す。

 

「じゃあこれに印鑑でもサインでもいいから貴方が契約した証拠を残して」

「・・・・・・ッ!?・・・わかった・・・・・・」

 

男は胸元から万年筆を取り出してサインを残す。

 

「ん、これでオッケー」

「じゃあ契約書は返すわね。一言一句しっかりと伝えなさい。少しでも偽ったら、全力で相手するわ」

「・・・・・・失礼しました」

 

男は悔しそうだが、便利屋68のやり方に恐怖を覚えた。逆らったら殺される。

 

契約書のコピーにサインを書くまいと考えた時に襲ってきた殺意。思い出すだけでも背筋がゾッとする・・・・・・!とんでもない奴らだ、便利屋68・・・ッ!!

 

 

 

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「・・・・・・だ、大丈夫かしらこれ・・・?」

「さすがはアル様です!!本来の依頼料より20倍まで増やすことができました!!」

「今回は流石に焦っちゃったよ〜?だって元々10倍の予定だったのに20倍にするんだから」

「まぁ結果オーライだしいいんじゃない?それにこれで舐めて来る依頼主とかはいなくなるんじゃない」

「やっぱりアル社長は演劇派ですね。声と顔はまさにアウトローの姿でした。それに私の想定を超えた報酬額にするとは・・・・・・」

「!そ、そうかしら!?アウトローを目指すものとしてこれは成長ね!!」

 

・・・・・・陸八魔アル、彼女は天才かもしれない。難しい内容でも繰り返し読み直して理解をやめない。咄嗟のアドリブでも態度を崩す様子は見せなかった。

そして何よりあの瞬間、彼女は本物のアウトローそのものだった。

 

「でもあの企業からは恨みを買っちゃったから少し忙しくなるかもだよ?」

「・・・そ、そうじゃないのーーーーー!?」

 

・・・まぁこれくらいがちょうどいいかもしれないな。




アル社長強化。
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