船に乗った俺は船の操作をオート操縦に切り替えグリーンスムージーにむかっていた。
そして、ぜっさんデッキ改良中である。
「俺の赤緑のデッキをどう改良するかだな」
俺の象徴たるブレイヴサジタリアスは絶対に抜けない。
俺に自分の分身を預けてくれたアリスのアリエスブレイヴも抜けない。
問題はここからだ。
星将を軸にするか、光導を軸にするか悩ましいところだ。
そういえば俺とネイクスはあそこから飛び出してきたがほかの13宮は元気にしているだろうか?
「裏切られたってのにあいつを入れて13宮って呼んじまうぜ」
他の13宮はみんな口をそろえて俺のことをお人よしって呼ぶだろう。
「こんなんだから裏切られたのかもな」
「わが主よ、少し話がある」
デッキからトールが飛び出してきた。
「なんだ?」
「主は他のアルティメットに興味はあるか?」
「はっきり言うとどっちでもいいんだよな」
「そうか。
だが興味があるというならば数に限りがあるということを覚えておいてほしい」
「なぜに?」
「普通はアルティメットのような強力なカードは複数枚は持てない」
「そうなんだ」
「だが世の中にも例外がある」
「例外?」
「そうだ例外だ。
体に究極シンボルを持つ者はアルティメットを複数枚持っても大丈夫なのだ」
「つまり俺にはそれがないと?」
「そういうことだ。だが主も例外の一人だ。ぎりぎり3枚までならいけよう」
「そうなのか。で、なぜに今それを?」
「グリーンスムージーにアルティメットの反応が6つ、そのうちフリーが2つだ」
(1つはエリスのものとして、残り三つは誰のだ?)
そもそも同じ星に6枚も集まってる時点でおかしい。
あんな強力なカードが6枚も。
「わかったきおつけるようにするよ」
俺がそう返事するとトールはおとなしくカードケースの中に帰って行った。
「もしそのアルティメットの主がレイかキリガならお得なんだがな」
まぁ、そんなことはありえないだろう。
ふと思ったことを自分で蹴り飛ばしデッキの構築に戻った。
それからいく分かたったであろう、船が目的地への到着を伝える。
『間もなく、グリーンボールに到着します。
衝撃に備え、シートベルトを締めるか近くの手摺りにおつかまりください」
俺は即座に組みなおしたデッキをケースに戻し椅子に座りシートベルトを締めた。
すると少し浮くような感覚のあとに船は着陸した。
俺はすぐに席から降り船の外に出た。
降りたその先はジャングルが広がる緑の星だった。
そして突如として猿いなゴリラが襲い掛かってくるぐらいに治安が悪かった。
「「「ウホォー!」」」」
「邪魔だ!」
そしてそのゴリラを2匹アイアンクローで掴み残る1匹のゴリラに叩き付ける。
3匹とも1撃でしずみ倒れる。
「鬱陶しいゴリラどもだぜ」
このゴリラを放置するわけにもいかず地面をけり上げ大きな穴を作る。
そこにゴリラを顔だけ出す形で埋める。
「トール、エリスの下に案内してくれ」
トールの入ったデッキはまっすぐ白色の光を出す。
それに従い道を進む。
するとそこにあったのは巨大なキノコと蔓につかまった少年少女が1人ずつ、それとロボットが1機。
「そこの人、助けてくださーい」
「おう、ちょっと待ってろ」
俺は弓矢を取り出し蔓を打ち抜き下のウツボカズラの口を矢で縫いとめる。
そのまま落ちてきた少年少女たちは弾力性の高いウツボカズラに弾かれ軽傷ですんだ。
「いてててて、ありがとうございます助けていただいて」
「ありがとうございます」
「お礼にピザはどうでしょう?」
「いや、ピザはいらないよ。それよりこれから上に行こうと思うんだが来るか?」
「どうしよ。レイが戦ってるし」
「俺ならもう終わったぜ」
振り返ると少年と少女が1人ずついた。
その時、俺の直感がキノコで上でなにか聞き捨てならない言葉を聞いた気がした。
「すまんな状況が変わった一人で行かしてもらう」
俺は蔓を使い一気に上に上がった。
キノコの頂上にたどり着くとバトルフィールドに転送された。
飛ばされた観客席にはガルボとマレーネがいた。
そしてバトルフィールドにはエリスとゴリラがいた。
「びっくりしたべ」
「本当ですはいきなり現れるだなんて」
「いや悪い悪い。それよりもなんでゴリラとエリスが戦ってるわけ?」
「実はだべな。これがこうであれがこうで」
「ふむ、つまりあのゴリラは俺の敵だと」
許しがたいな。
ゴリラの分際で俺の恋路を邪魔しようとは迷惑極まりない。
「だがこの勝負、確実にエリスの勝ちだな」
エリスの場にはアルティメットヴァリエルと天使アエスタが2体。
さらに手札が2枚その内1枚にサンダーウォール、もう1枚がフェアヴァイレ。
この手札なら確実だろうそれにヴァリエルのUトリガーがクリティカルヒットすれば、
トラッシュのマジックが1色丸々帰ってくる。
「アルティメットヴァリエル、Uトリガーロックオン!」
ゴリラのデッキの上がめくられる。
「コールせよ」
「コスト3」
「ヒット!」
さっき助けた少女がヒットという。
確かにヒットだがこれが只のヒットじゃすまないのである。
「ただのヒットではない、クリティカルヒットだ」
「ならカーンウルフでがぶっと・・・ブロックできない!?」
「そう、わがヴァリエルよりLEVELの低いカーンウルフはブロックできない」
ゴリラは驚きの声を上げる。
まぁ、こんなもんじゃ終わらないのだが。
それよりもあのゴリラさっきから肩の鳥にしゃべらせているが自分は喋れないのだろうか?
「まだ何かあるの?」
ゴリラのトラッシュのタフネスリカバリーが光りだす。
「そうだ。
ヒットしたカードがマジックカードならクリティカルヒットとなり、
わがトラッシュののマジック1色すべて手札に戻す!」
「ライフで受ける!」
暗黒神ボンバー
ライフ 3→2
「守りの最後の砦、カーンウルフは健在!このターンのりきりましたよ」
「踊るのだアエスタ!」
「フルアタックしても最後のライフは削れません!」
「忘れたのか?わが手札に戻ったマジックカードを。フラッシュタイミング、エンジェルストライク!」
カーンウルフは光の波にぶつかる。
「BPダウン!」
カーンウルフ BP7000→2000
「さらにもう1枚。狼よ、ねぐらにに帰ってもらうぞ」
光る波がもう一度カーンウルフに直撃する。
そしてカーンウルフのBPは0になり破壊される。
「あんたこのターン、容赦なさすぎ」
「戦いとは美しく激しく時に大胆にそれが宇宙で生きる私のルール」
「お頭の恋もそうだろうべな」
「それを言わないでくれマレーネ。もしソロアが聞いたら・・・・」
「俺はここにいるしさっきの会話をばっちり聞いたぜ!」
「あわ、あわ、あわ」
エリスは顔を真っ赤にして慌てている。
それを見たアエスタはあきれ半分おもしろ半分のような態度でゴリラのライフを砕く。
暗黒神ボンバー
ライフ 2→1
「くっ、気をとり直して。続けアエスタ!」
「ライフで受ける!」
暗黒神ボンバー
ライフ 1→0
「強い女もまたいいとのことでございます」
ゴリラは爆発した足場に巻き込まれてバトルフィールドから抜け出した。
「宇宙には覚悟のない男は邪魔」
バトルフィールドから出たゴリラは素直に負けを認めた。
「銀河バトスピ法には逆らえません」
「ならゴリラ俺と勝負しようぜ。
勝てばUクリスタルもそうだなエリスはダメでも、
あそこのレイとかいうやつの恋人なら・・・」
「私はまだレイの恋人でもないし、なんで勝手に私の身柄が賭けに使われてるの!?」
「そうだな勝手はいけないよな。てことでレイとやらその子賭けに使ってもいいか?」
「べつにいいぜ。その代り負けることは許さねえからな、なにせ俺のライラだからな。
あともう一つ、あとで俺とバトルしてくれよそれで許してやる、どうだ?」
「OK、乗った」
『ならそのかけ我も乗らしてもらおう』
突如声が聞こえたと思うと巨大なアルティメットクリスタルがもう1つ現れた。
「また、アルティメットが!?」
「何者か知らないが来い俺のデッキに!」
ためらう必要などどこにある、一緒に戦いたいと言っているんだ。
期待にはできる限りで答えないとな。
次回 ソロア、2枚目のアルティメットでバトル。
楽しみに待っていてください。