私の母はすごい人なんです!   作:高田竹高

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言い忘れていたのですが2話前の内容が大きく変わっているのでぜひ確認していただきたいです。


先生はどこ?

 

────連邦生徒会防衛室長室───

 

「どうなっているんですか!!!」

「ありえないでしょう!シャーレの先生の失踪に私が関係しているなんて!」

「顔が似ているぐらいで証拠になるなら指名手配犯と姿の似ている姿の生徒を無差別に拘束するようにしてもいいんですよ!!」

「何が『不知火カヤはこの件について説明しろ』ですか!私はシャーレの先生に会ったこともないんですよ!」

「……………はぁ、………どうしましょうか…これから」

 

コンコンコン

「防衛室長、今よろしいでしょうか。」

リン行政官……私の身柄を突き出しに来たのでしょうか?

「なんの用事でしょうか、首席行政官。」

「11時半からデモ集団に直接説明に行きます、準備してください」

直接説明に行く?………暴徒となったデモ隊に襲われて欲しいのでしょうか。

………とはいえ、この騒動の渦中に私はいます。

何もしなければこの冤罪が晴れたあとの地位が危うい。

「それと」

まだ何かあるのでしょうか?

「防衛室長は昨日会議に出席していました、連邦生徒会役員は皆そのことを知っています、私達はあなたの味方です。」

………私の味方なら、デモ隊の前に出さないでほしいのですが。

「…ありがとうございます、首席行政官。」

「では、頑張りましょう。」

「はい。………」

リン行政官が部屋から出たあと、最期になるかもしれないコーヒーを飲みました。

 

──────────────────────

 

「起きてください先生、朝ですよ。朝食が冷めてしまいます。」 

"…おはよう、マヤ"

"朝ご飯を作ってもらうなんて悪いね"

「いえ、お気になさらず…それより先生、母にはいつ会いに行くんですか?」

"朝ご飯を食べ終わったらすぐに行くよ"

"マヤもしっかり食べてね、朝ご飯"

「……いただきます」

"いただきます"

 

"……じゃあ行こっか、連邦生徒会"

「はい!…」

 

"マヤのお母さんは防衛室長なんだよね"

「はい、キヴォトスの治安維持の責任者でヴァルキューレ警察学校を動かす事ができます。」

"そんなに偉い人だったんだ。"

「はい、連邦矯正局に入れられる前の話ですが。」

"矯正局!!…まあ、子ウサギ駅でのテロ未遂は流石にか"

「…ちなみにですが、私が母に宿ったのは母が矯正局に入れられて二月ほどのことです。」

"……テロ実行くらい酷いことをしてない?私。"

「あんなのでも先生をやれるのは逆にすごいですよね。」

"………サンクトゥムタワーに着いたよ、マヤ……うん、着いた。"

「…………本当に、母に会えますか?……」

"………行かないと分からな………行かないと分からいよ、マヤ"

"行こう"

 

サンクトゥムタワーの前でデモが起きている。

眼前には様々な学園の生徒が見えた。

ミレニアム、百鬼夜行、レッドウィンター、山海経、ゲヘナ、トリニティ………ゲヘナとトリニティが争いを起こしていない?!!!

周りをよく見れば、普段は対立している生徒達も共に声を上げている。

 

私達の先生を返せーーーー!!

 

私達の先生を誘拐した不知火カヤを出せーーーー!!

 

連邦生徒会は犯罪者を庇うなーーーー!!

 

「………先生、呼ばれてますよ」

"……君はお母さんに似ているんだね、お母さんもう犯罪者になってるよ"

この数の生徒を止めるのは難しそうだ。

 

──────────────────────

 

11時半になり、他の室長達と共にサンクトゥムタワーの前に出る。

「おい、役員が出てきたぞ!」

「!不知火カヤもいる!」

「庇うのか?明らかに犯人なのに」

 

多くの生徒の声が聞こえる。

「皆様、今日はお忙しい中、様々な自治区からお集まりいただきありがとうございます。」

 

「挨拶はいいから本題に移れー!」

「さっさと不知火カヤの身柄を渡せー!」

「先生はどこだー!」

 

デモに参加している生徒は全員、気が立っています…先生の存在は、彼女達にとってそれだけ大きいのでしょう。

「はい、ご反応、ありがとうございます。まず、先生が現在どこにいらっしゃるのかは、我々も把握できていません。」

今回に限った話ではありません、シャーレは事後報告で行動しています。

 

「───隠すな─────!!!!」

「ふざけないで!連邦生徒会が拉致監禁しているんじゃないの?!」

「いい加減不知火カヤ容疑者の身柄を渡せ!!」

 

カヤ防衛室長が疑われている。

横にいるカヤ防衛室長は震えていて、顔色も少し悪い状態です。

「不知火カヤ防衛室長は昨日、連邦生徒会の会議に出席していました。先生が誘拐された時刻も会議は続いていたため、防衛室長は先生誘拐に関係していません。」

確かなアリバイです、カヤ防衛室長への疑いは晴れなくても、少しは和らぐでしょう。

 

「アリバイがある……犯人はカヤじゃないのか?」

「信用なんないよそんなの!!!」

「不知火カヤはどの面下げてここにいるんだーーーー!」

 

疑いは和らぎましたが、今となっては焼け石に水のようです。

カヤ防衛室長の顔色もかなり悪くなっています。

 

もう連邦生徒会信用なんないよ

怪しい、怪しい、先生はどこに

突入すれば先生いるんじゃね?

犯人を捕まえに行くべきだよな

 

デモ隊の勢いが増している。

「落ち着いてください!」

このままではデモ隊が暴徒になってしまう!!!

「皆さん落ち着いてください!!!」

「行くぞーーーー!!」

 

"待って!!!"

声の方には、先生とカヤ防衛室長がいました。

………………………えっ?

 




最終話との字数の兼ね合いで遅くなってしまいました。
関係のない話ですがホシノは先輩がいた頃も、うへうへ言ってたんですね。
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