私の母はすごい人なんです!   作:高田竹高

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現代先生とマヤの絆ストーリーです。マヤが話す前に「ー」をつけている場所がメモロビです。



マヤ絆ストーリー 先生編

 

マヤ 「先生」

   「お昼、空いていますか?」

「シャーレで仕事漬けだよ」

「お昼ご飯食べに行く時間もないや」

マヤ 「そうですか」

   「今どこに居ますか?」

「シャーレの事務室に居るよ」

 

 

────いつものお弁当────

 

 

(今日は仕事の量が膨大で朝から仕事漬けだ)

 

(……お腹減った…漬け物食べたい)

(いやもう漬け物になりたい)

(仕事よりぬかに漬けられたい)

コンコンコン

 

"はい〜、ぬか漬けです〜"

「私をぬか漬けと人間のハーフにしないでください。」

"マヤ!"

「はい、マヤですよ。」

"会えて嬉しいよ、今日は朝から仕事漬けだったんだ!"

「大変ですね……朝から仕事漬けなら、お腹減ってますよね?」

"うん、すっごく!!!"

「そんな先生のために〜」

"ために〜?"

 

「お弁当、作ってきました!!!」

"やった!!!手料理だ!!!"

「朝早くから頑張ったんですよ、美味しく食べてください!」

"中身は何かな~!"

 

カパッ

 

(お弁当箱の蓋を開けると、見覚えのあるおかず(冷凍食品)が入っていた。)

"…………………………………"

"………あの、これはいったい"

「?、お弁当ですよ?」

"そうじゃなくて、このおかず達は"

「?、冷凍食品ですよ?」

"手料理は……?"

「この卵焼きは自作です。」

"朝早くから作ったんじゃ…?"

「朝早くに急いでつくって、お昼までに痛まないよう保冷剤と一緒に袋に入れていましたよ。お弁当はそういう物ですよね?」

"……うん、そうだね、ありがとう、マヤ、一緒に食べよう"

「はい!!!」

(マヤと食べたお弁当は懐かしい味がした。)

 

───────────────────────

 

マヤ 「先生は」

   「遊園地に行ったことありますか?」

「たくさんあるよ」

「マヤは?」

マヤ 「私はこれまで行ったことがないんです」

   「先生、一緒に遊園地行きませんか?」

 

────週末の思い出────

 

(キヴォトス最大級の遊園地、週末には家族連れの人々でいっぱいになる場所)

(今日は日曜日、混み合う週末に、この遊園地に来ている)

 

「どのアトラクションも列ができていますね」

"今日は日曜日だからね、家族連れだらけだよ"

「でも、ジェットコースターは比較的空いていますね」

"ジェットコースターは身長制限があるからね、子供連れのお客さんが少ないんだ。"

「先生、今日はアトラクションを制覇したいのですが、ジェットコースターからにしますか?」

"……制覇は難しいな、私の体力が持たないよ"

「大丈夫です!先生!!売店で休憩を挟みますから!!!」

"大人は休憩しても回復しないんだ、ごめんね"

 

「……私、一度でいいから家族と遊園地に行きたかったんです。……リンおばさんだって家族ですが、最初はおかあさんかおとうさんと一緒が良かったんです。…先生、お願いします。」

(マヤの手を握る)

「?」

"手を繋いでないと、迷子になるかもしれないから"

(マヤが父親を呼ぶ)

(その声に応えながら、マヤに引っ張られてアトラクションへ向かう)

 

───────────────────────

 

マヤ 「遊園地楽しかったです!!」

   「また行きたい!!!」

「マヤが楽しんでくれたならよかったよ」

「いつか、リンさんとも行こうね」

「リンさんも、マヤの家族だよ」

   「はい!!!」

 

マヤ 「先生は、夏祭り好きですか?」

「大好きだよ、」

「好きすぎて仕事を後回しにしちゃうくらい好き」
 

   「…好きなら良かったです」

   「今週末に夏祭りがあるので」 

   「一緒に行きませんか?」 

 「行こう!」

 

 

────夏空の色────

 

(夏祭り当日)

"やっぱり良いな、夏祭り。"

"いろんな人達の笑い声が聞こえる。"

(夜を彩る物たちが見える。屋台の暖簾、提灯、氷に浸かったラムネの瓶、隣で頬張られる綿あめ、隣で串だけになっていく焼き鳥、隣で表面の飴を砕かれ、白い内面を見せるりんご飴、隣で

 

"いや!食べ過ぎじゃない?!"

「だって夏祭りですよ!…お金はありますか?あの焼きそばも食べたいです!」

"よく入るね?!?!"

「まだまだ食べれますよー、……食べますか?」

(焼き鳥が差し出される)

"……ありがとう、いただきます"

「あっ!あのかき氷も食べたいです!」

(夏なのに懐が寒くなってしまった。)

 

──────────────────────

 

マヤ 「今日は美味しかったです!」

   「先生はあまり食べていないようでしたが」

   「お腹、すいてませんか?」

「君が楽しんだなら」

「それで良いんだよ、マヤ」

 

マヤ 「先生、私は、未来ではC&Cのエージェントです」

「うん」

マヤ 「ですが、蜃気楼の研究者でもあります」

「そうだったの!」
 

マヤ 「来週、蜃気楼を見れる場所があります」

   「一緒に蜃気楼を見に行きませんか?」 

「行きたい!」
 

 

  

────不知火────

 

(マヤに連れられ、深夜の海辺まで来ている)

(辺りは真っ暗だ)

"大分遠くまで来たね"

「遠くまで来たかいがあったと思えますよ、先生」

"ところでマヤ、質問があるんだけど"

「はい、何でしょうか?」

"蜃気楼と言えば砂漠のイメージが強いんだけど、海辺でも見れるの?"

「はい!あと10分もしたら見えるはずです!!」

 

(…10分が経ったが砂浜に変化はない。)

"……何も起きない、…ねぇ、マヤ"

「先生!どっちを向いているんですか!蜃気楼は海の方ですよ!」

 

──────────────────────

 

海を見る、水平線が燃えているかのように、炎が横に広がっている。マヤがこちらを振り返って、笑った。

 

 "これは……"

 ー蜃気楼の一種です、

 ー漁船や民家の光が異常に屈折して

 ー炎のように揺らいで見えているんですよ

 "こんな景色があるんだね、この世には"

 ー…もしかしたら、あの世の火かも知れませんよ

 "研究者がそんなこと言っていいの?" 

 ー……さて、ここで問題です。

 ーこの現象、何と言う名前でしょうか?

 ー先生も絶対知っている名前ですよ!

 "うーん、なんだろう"

 ー正解は〜

 "うんうん、"

 ー不知火です!先生!

 ー私と母の名字ですよ!

 (それじゃあ、蜃気楼について研究しているのは)

 ー私、母に会いたかったんです。

 ー母と私と同じ名前で、この世の物とは思えない

 ーそんな不知火を研究したら、

 ーもう一度母に会える気がしたんです。

 ー母に会いたくて、必死に研究していました。

 "……………………………" 

 ー今は違います、母に会いたいのは変わりません

 ー不知火の研究は続けます  

 ーでも、もっと気楽に研究しようと思います

 ー母が居なくても、胸が温かいから

 ー……先生のおかげです、

 ー先生のおかげで、寂しさより温かいものを持てました

 ー先生に会えて、良かったです 

 

───────────────────────

 

(いつの間にか、不知火は水平線から姿を消していた。だが、辺りは暗くない、砂浜が明るく照らされている。不思議に思って、海を見る。水平線から太陽が上っていた。)

 

 




不知火について、私は専門家では無いのでウィキペディアで調べています。ウィキペディアに書かれている内容の解釈が間違っている可能性があるので間違いがあれば誤字報告で教えてください。
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