私の母はすごい人なんです!   作:高田竹高

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もうお盆が近いので初投稿します。
お手柔らかに、お願いします


本編
I am your daughter


(溶けそうな程暑い日)

(エイミからの連絡でミレニアムへ行った帰り)

(私は思わぬ責任を取ることになった)

 

"未来から人が来た、か"

この暑い日にミレニアムまで行った理由、いきなり現れ、シャーレのある方向を聞くとそそくさと歩いていった少女。ミレニアムではいきなり人が現れることは珍しいことでないらしく、ヒマリが時空の歪みを見つけるまでなんの問題視もされていなかった。

 

ヒマリが時空の歪みから少女が未来人だと気づいたこと、そして少女が現れたのは3日前だが、ここ最近シャーレに来客はないこと、この二点から少女が迷子になっている可能性が高いとして、その少女を探して歩き回っていた。

 

"なんのために過去に来たんだろう?"

"やっぱり観光かな~"

"いや、この時代の宝物を取りに来たのかも、"

"もしかすると誰かを消すためかも"

そんな事を考えながらシャーレへ歩いていると、見覚えのない場所にいた。来た道を引き返そうと思ったが、生徒が困っている気がしてそのまま進むことにした。

 

「う~ん、どうしましょうか」

悩む生徒の声が聞こえる、私は自分の選択に感謝しながらその生徒に話しかけた。

"どうしたの?"

見覚えのない制服を着ている、探し人かもしれない。

「はい、シャーレへの道が分からず困っておりまして」

この子だ!

"私もちょうどシャーレに用事があってね、"

"案内するよ、名前は?"

「よろしいのですか?…ぜひよろしくお願いします、私はマヤといいます。」

私がシャーレの先生だとは知らないようだ。

 

歩いている間、何も話さないのも良くないだろうと思って、色々話しかけてみた、

"マヤはさ、このあたりには観光できたの?"

「いえ、シャーレの先生に相談をしに来ました」

"相談…わざわざシャーレまで直談判しに行くんだ"

未来から来ているんだ、相当追い詰められているのだろう。

「はい、手紙を出して返事を待つような時間はないので直談判しに行くしかないんです。」

"かなり急ぎのことなんだね"

「はい、今の内にしかできないことなので、どうしても急ぐ必要があります。」

"そっか、じゃあ少し早足で行くよ"

日中に運動なんて早足でもゴメンだけど、生徒のためだ、頑張ろう。 

 

そうしている間に、シャーレに到着した。 

"執務室まで案内するよ。"

「ありがとうございます。…あなたにはとてもお世話になりました。ニ十年程覚えていてください、私を助けたことを誇れるようになりますから。」

やっぱり未来人のようだ。

"楽しみにしているよ。さあ、この先が執務室だ。"

 

「…………………誰もいませんね、先生は留守でしょうか?」

"うん、さっきまではね。"

「??」

"私がシャーレの先生です。"

「えっっ?!?!」

"何を直談判しにきたの?"

"未来人さん"

「ワッ!」

ドサッ

 

"あっ………"

 

─────────────────────────────

 

"驚かせてごめんね、体は大丈夫?"

 

「…はい、問題ありません。」

 

"そっか。"

"起きてすぐで悪いんだけど、質問してもいいかな?"

 

「はい。」

 

"マヤはなんで過去に来たの?"

まず彼女の求めることを知らないといけない。私にできることがあるのか、考えないと。

 

「はい、……その……えっと、……」

 

とても言い淀んでいる、他人には聞かせたくないのかもしれない。

 

"秘密にしたいなら、"

"それでも構わないよ。"

マヤは悪い子には見えないし、誰かを消したり、ギャンブルで不正をしたりはしないだろうと思えた。

 

 「いえ、…その……少し待っていてください。」

マヤが深呼吸を始める。覚悟をきめようとしている顔だ。 

 

……3分程して、マヤが口を開いた。

「…信じがたいと思いますが…私は、……私は先生が生徒との間に儲けた子どもです」

"そっか、マヤは私の娘なんだね………えっ??"

 

娘??誰の??私の??私と生徒の?!

 

「認知はされていませんが……確かにあなたの娘です」

 

"えっ?!?!"

 

認知していない!?責任から逃げている!?

"ワ

 

「過去まであなたに、おとうさんに会いに来たのはっ…一緒に母のお墓参りに来てほしいからですっ……それt

"あっあっえっっと君の時代の私は?"

生徒との間に子どもを儲けたあげく責任から逃げているという事実に耐えれず、マヤの話しを遮ってしまった。

 

「その……いつも忙しそうにしていて、…それになんと話しかければいいかもわからず……」

"最低だ、……私……"

ドサッ

 

いつでも生徒の相談にのって、困っている生徒は助けて、どんなときでも親しみやすい。そして何より生徒達に大人の責任について教え、生徒だけに責任を負わせない。

そんな先生であろうという自分の目標とあまりにも乖離している未来の自分に耐えれず、倒れてしまった。

 

「えっ、おとうさん?!おとうさん?!」

マヤの呼ぶ声が聞こえるが、起き上がれない。意識が遠のいていった。

 

────────────────────────────

 

「大丈夫?!ねえ、おとうさん?!」

いきなり、おとうさんが倒れました。私の話の中に、地雷があったのでしょうか。

「えっと、とりあえず寝やすい場所に移す必要が

ガチャ

「先生、当番に来ました。無駄遣いはして……先生!!?」

入ってきた生徒は早瀬ユウカ、ミレニアムのセミナーに所属していた高名な算術師だ。

 

「先生!先生!起きてください!先生!!」

 

倒れているおとうさんを起こそうとしている、状況から考えれば私はおとうさんを気絶させた下手人だ。 

 

逃げる用意をする。

 

「よかった、気絶しているだけみたい。」

「それで、どうしてあなたは倒れている先生の近くにいたの?………ってあれ?!いなくなってる!!!」

 

─────────────────────────────

 

「なんとかバレずに出れましたね。」

あの場は切り抜けることができましたが、このままではいけません。

 

「とりあえず、身を隠せる場所を探す必要がありますね。」

 




マヤのお母さんは誰なんでしょうね。
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