本日は日曜日、学校はもちろん休み、予定は特になかったが一本の電話によって予定が埋まった。何はともあれ暇になるよりは全然いい。今は身支度を整え出かけるところだ。目的地はというと、クリークちゃんの家だ。ナイスデイさんの話によると、おいしいケーキが手に入ったのとクリークちゃんが遊びたい&話したいことがあるそうな…。何はともあれクリークちゃんとの遊び、そしてケーキまでついてくるのだ、日々の疲れやストレスなんかをここで発散していきたい。
準備を終えた僕は、早速出かけインターホンを鳴らした。すぐに反応があり、ドアを開けてくれた。
「いらっしゃい。来てくれてありがとう。」
「いえいえこちらこそお誘いいただきありがとうございます。丁度暇だったので、助かりました。」
「うふふ、クリークも喜ぶわ~。」
「こんな男が来て喜んでくれるのはクリークちゃんだけですよ~。」
「そんなこと言わずに、とにかく上がって頂戴、クリークが待ちわびているわ。」
「はい、お邪魔します。」
そこには遊ぶ準備を万全に整えたクリークちゃんがいた。
「こんにちは、クリークちゃん。」
「お…おにいさん、こんにちは♡」
なんだぁ、もじもじして…かわいい幼女だぜ、ちくしょう。こんだけ好かれていると幼女でも悪い気はしないな。
「二人とも、もうケーキ食べる?」
「たべる!」
「お願いします。」
僕が来るないなやケーキを用意してくれた。クリークちゃんも食べたかったのだろう。返事がよかった。用意をしてくれる間、こちらはお話ししておこう。
「クリークちゃん。今日は何して遊ぶ?」
「う~んおえかきといつもみたいにおままごとしよ?」
発言の通り、クリークちゃんと遊ぶときはおままごとをやるのが定番化している。僕の赤ちゃん役にも磨きがかかってきている。誇れる事ではないが…喜んでくれるなら恥なんて捨て去ろう。
「よーし、また赤ちゃん役頑張っちゃうぞ!」
「ううん、きょうは…彼氏役してほしいなぁ…////」
オイオイ!!めっちゃ可愛いなぁこの子!!そんなに僕の事が大好きなのか?それがお望みならしょうがない…。
「わかった。今日は一日彼氏になってあげる。」
「ハゥ…////」トテテテ
あれ?クリークちゃん恥ずかしがって、お母さんの所行っちゃった…ん?何かちっさい声で話してる。謎の嫌な予感がするぞ〜。
そんなことを思っていたら、二人がケーキと紅茶を持ってきてくれた。ありがたい…コーヒーだったら苦くてかっこつけられないからな。席はクリークちゃんの隣。期待の眼差しをしている、ここは漫画で培ったカッコイイ男を演じよう…と思っているがまずはケーキだ。
「「「いただきます。」」」
これはいい!美味しいイチゴのショートケーキだ!しかもクリームにもイチゴが入ってる全体的にイチゴ尽くしのやつ!酸味と甘みのバランスが素晴らしい!!普通のもいいけどこのタイプも好きなんだよね~。
「これは美味しいですね~。」
「あら、よかったわ。私も気に入っているの。」
クリークちゃんはチョコケーキを食べている。見た目的に結構濃厚そうだなぁ…美味しそう。
「おにいさん…///、あ~ん♡」
「あーん。」パクリ
「おいしい?」
「うん!すっごく美味しいよ!」
「よかった♡」
「じゃあこっちもお返し、あ~ん。」
「あ~むっ♡」パクリ
「美味しい?」
「おいしい!」
は~、かわいい!!端っこにクリームつけちゃって、なんてベタなんだ。ここは見せてやりましょう彼氏っぽい行動。
「ほら、端っこにクリームついてるよ。」ペロリ
「ゥゥン…/////」
ここで、すかさず指でとって舐める!よくある少女漫画のイケメンがやる動作!完璧だぜ…。ん?なんだろうナイスデイさんの目線を凄く感じる…今の行動そんなにやらかしたか?
「な…何か?」
「いえ…幼女の男性観を破壊して楽しいのかなと思って…。」
「……申し訳ないです。」
「いいですよ別に…いざとなったら責任取ってくれれば。」
えぇ…彼氏役って言われたからやっただけなのに、確かに幼女には毒だが、望んでることだし…。僕は悪くない!開き直ろう!
「みんなそろそろ食べ終わるわね、じゃあ私ちょっと出かけてくるから、二人でお留守番よろしくね~。」
「え?どこいかれるんですか?」
「知り合いのところにね。それじゃあよろしく~」
急に二人きりの空間が作られてしまった。まあいつも通りに遊ぶだけだ。
「よーし、じゃあ遊ぼっか。」
「うん!」
だが彼氏役か…何をすべきだろうか。今さっきやったばっかだしなぁ…。
「クリークちゃん何かしてほしいことある?」
「あのね……甘えて欲しいの…////」
これは彼女に甘えるという設定だろうか…マズイぞ〜生まれてこの方彼女ができた事ない僕には、わからん!!
だが此処は期待に応えねばならん……よし、ここはロリコンというレッテルを貼られるのを甘んじて受けよう。僕は膝の上をポンポンと叩き、クリークちゃんを乗っけた。
「…?」
クリークちゃんがこちらを見ている。そこを後ろからギュッと抱きしめて肩に顎を乗せる…。
「…/////」
よし、効いてる効いてる。追い討ちで耳元で囁く。
「クリークちゃん♡僕の事好き?」
「うん♡…。」
「じゃあ、いまみたいにぎゅ〜って僕の事もして?」
うっひゃー今まで生きて来た中で一番キモいこと言ってるぜ!マジで、学校の奴らから見られたら学生生活終わる…。
そう思っていると、クリークちゃんの力が急に強くなり、僕を振り解いて押し倒して来た。
「おにいさんが…おにいさんがわるいんだよ…。」ガシッ
「あれ、気に食わなかった?」
「ううん…思ってたのと違うけど…。」
要望にお応えできてはいないようだが、満足はしている感じだ…。では何が悪いんだろう。
「わたしのこころをおかしくさせる、おにいさんにはちゅーしちゃう♡」
また前のパターンじゃないか!!!ちくしょう張り切り過ぎたか!倫理的にまたアウトな状態に…。もういいかしちゃおう…悪い気はしないし…
CHU♡
またしちゃった…。まあ親とかに言われなければセーフやろ!強いこころを持っていこう!
「わたしね…おにいさんがすきすぎておかしくなっちゃいそうなの…だからおとなになったら、わたしをおよめさんにしてね♡」
目力が凄い…めっちゃ見てくる…もうこれヤバいな〜僕責任取んないと刺されるんじゃないかって最近思うよ…。トレーナーなってモテモテハーレムほぼ無理だろ…。もう腹括ってイチャイチャ楽しもうかなぁ…。
「おにいさんはわたしといっしょにいるのいやなの…?」
拙い…考え事のせいで返答が遅れてしまった。泣きそうじゃないか…そんな顔見て拒絶とかできるかよ!!俺は抱きしめながら言う。
「僕はクリークちゃんの事が大好きだよ。結婚したいくらい好きだ…。」
「うれしい♡…だって、ママ!」
「!!!!!!」
「ええ…きこえたわよ〜。」
い…いったいどういう事だってばよ…。ハッ!まさか…笑っている!!全然邪悪な感じはしない…でも、『一生一緒だね♡』みたいなこと思ってそうな笑顔を浮かべている!!まさか、さっきのヒソヒソ話は、何か作戦組んでやがったのか。これはまさしく…嵌められた…。女の涙を武器にするなんて酷いぜ。役者になれるよクリークちゃん。
「やったよママ!!」
「よかったわね〜大好きなお兄さんに結婚して貰えて。」
「い…いやでも子供の言う事ですし、もうちょっと大きくなったら忘れるかも…。」
「あら翔太くん、ウマ娘はね、狙った獲物は逃がさないのよ…ふふ♡」
クリークちゃんを見た…先のセリフを聞いた後なら謎の説得力がある…。よし男翔太!!もう世間体とかどうでも良くなった。これからはクリークちゃんをいっぱい愛でて、いっぱい甘える生活をしよ。そう決めた。
「おにいさん。ちょっとお話あるんだけどいいかな…。」
「何?何でも言うこと聞くよ〜。」
「あのね、こんどかけっこのきょうしつがあって、みにきてほしいの。」
「そうなんだ!いつ?」
「つぎのにちようび!」
「わかった。次の日曜日ね。」
「ぜったい一位とるからね!」
「うん!楽しみにしてる。」
かわいい天使のお申し付けだ。これは何としても行かねばなるまい。日曜日何も起きませんように…
後一話で幼女編終了します。
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モチベに関わってくるので…