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修正しました。
とある薔薇が咲き誇る庭園にて、百瀬兄妹が物思いにふけながら花を愛でていた。
「兄様、よろしかったのですか?赤の戦士は色々と知り過ぎているように感じられます」
「そうだね華実。だが、俺は負けた。敗者が色々と聞くのは野暮というものだよ。それに…」
「それに?」
「…あのバトルの余韻をそんなことで失いたくなかったというのが正直なところだね。彼が何を知っていようと特に問題もない」
「ふふ、そうですね」
「さて…次に戦えるのはいつになるかな」
「意外とすぐかもしれんぞ」
兄妹二人の空間に突如黒のスーツ姿の男が現れる。
「……パンテーラか」
「異界王の言葉を届けにきた」
「……聞こう」
「赤の戦士を連れてこい…とのことだ」
「……」
百瀬勇貴はパンテーラの言葉を目を閉じ冷静に受け止めた。
「なるほど…閣下のことだ、俺の敗北もご存じだろう」
「ああ、今回の赤の戦士にはこれまでの戦士とは違う認識をお持ちのようだ」
「そうか…お前が直接ここに来たのにも理由があるのだろう?」
「……一言謝罪をと思ってな」
「謝罪?」
「赤の戦士を俺が狩ることになる謝罪だ。異界王の許可も既に得ている」
「好きにするといい。だがパンテーラ、お前でも彼には勝てない」
「それは戦った経験のあるお前からの忠告か?」
「……」
「…お前が敗北する程の相手だ、注意しよう」
「激突対灼熱か…見ものだね。パンテーラがどこまで彼に喰らいつけるか」
パンテーラが去った後、これから起こる戦いに百瀬勇貴は期待に胸を膨らませながら微笑んだ。
「初めまして、俺は馬神 弾。君は?」
「オイラかぁ、オラぁズングリーだぁー」
百瀬勇貴とのバトルの後、弾はグリ族の村に辿り着き、メインキャラの一人であるズングリーと対面していた。
(村が壊されていない…時間軸が少し遅いのか…まあその方がこちらとしてはありがたいが)
「見つけたわよー!!」
ズングリーと交友を深めていると突然ピンク色の髪の女性に詰め寄られる。
「あなたね!さっきの強いコアの力の源は!ってあなたコアの光主!」
「なんなんだよいきなり、落ち着けって」
「はぇー、今日のマギサ様なんかすごいだ」
マギサと呼ばれる女性が落ち着くまで待ち、話を聞く。
「なるほど、すごいコアの力ってやつを感じてそれを追ったら俺に辿り着いたと」
「そう、そしてあなたはマザーコアに選ばれたコアの光主の一人よ」
(知ってます…)
「そうなのか…それよりマギサさん」
「呼び捨てでいいわよ。えーっと…」
「ダンだぁ」
「馬神 弾。俺も呼び捨てでいい」
「そう、でダンは何か聞きたいことでもあるの?」
「ああ……赤のホ『ズガァァン!!』
何かを言いかけたその時、何かが壊されるような衝撃音が響く。
「っ話は後だ!」
「ちょっと!ダン!」
「ダァン!」
衝撃音と同時に駆け出し、その後ろにマギサとズングリーが続く。
村の中心部に辿り着くと、軍人のような服装の集団が村を破壊していた。
「マギサ様!ズングリー!無事だっただか!」
「あんちゃーん!」
ズングリーの兄と思われる人がこちらに近づく。
「村の人たちは?」
「みんな外に出てたから無事だ」
皆無事だったことに安堵している時、飛行船が村に降り立ち、中から金髪の褐色肌の男が出てくる。
「お前がこいつらのリーダーか?」
「人間…グラン・ロロに招かれたか。確かにこの部隊の指揮官は俺だが?」
男は弾の姿に少し驚きながらも冷静に答える。
「なら俺とバトルしろ。俺が勝ったらこの村の人たちに手を出すな」
「ダン、あなた…」
「ほう…いいだろう。だが、俺が勝てばルールに従いこの村の者全員とお前を連行する」
「いいだろう」
「先に言っておくが俺はハイランカー、呪撃のカザンと呼ばれている。お前のようなガキでは相手にならないということを教えてやる」
「…始めるぞ。ゲートオープン!界放!!」
「随分と勇ましいバトルフォームではないか」
「なんでバトルフォームを持ってるかは後で聞くけど、今はダン頑張って!」
「ダァン!けっぱるだよ!」
「先行はもらうぞ、スタートステップ」
「兄様、馬神 弾がバトルフィールドに」
「…そうか」
「見に行かれるのでしょう?」
「ああ、行こうか華実。ゲートオープン界放」
「ちょうどバトルが始まったくらいか」
「ああ、馬神 弾の先行第1ターン目だ」
バトルフィールドの観覧席に現れた2人は先客に出迎えられた。
「パンテーラ…来ていたか」
「ああ、私が到着したのがちょうどゲートを開いた時だったのでな。さて、見せてもらおうか、赤の戦士いや…激突王のバトルを」
弾の第1ターン
弾は『ドラグノ暗殺者』を召喚し、残ったコア1つをドラグノ暗殺者に置きターンエンド。
カザンの第2ターン
カザンは『スカルデビル』Lv.2と『ヘルスコルピオ』を召喚し、2体でアタック。
弾はどちらもライフで受けた。
馬神 弾 ライフ5 → 3
弾の第3ターン
弾は『一角魚モノケロック』をLv.2で召喚し、ドラグノ暗殺者とモノケロックの2体でアタック。
カザンも同じくライフで受けた。
カザン ライフ5 → 3
カザンの第4ターン
カザンは『ハンプダンプ』と2体目の『ヘルスコルピオ』を召喚し、アタックせずにターンを終えた。
そして、弾の第5ターン目を迎える。
(カザンの手札は2枚…ここで一気に攻める)
「メインステップ。紅き双角、金の鬣、偉大なる孤高の獅子『獅龍王レオン・ハウル』召喚!!」
赤のシンボルが炎を纏い、その中から咆哮と共に獅子のスピリットが現れる。
「おぉ〜かっこいいだよぉ!」
「Xレアだと!?まさかこれほどのスピリットを持っているとは」
「コスト確保のため、ドラグノ暗殺者とモノケロックを破壊」
コアを取り除かれた2体のスピリットが消滅する。
「そしてレオン・ハウルの召喚時効果、BP3000以下のスピリットを全て破壊する」
炎の嵐がフィールドを包み、カザンのスピリットを一掃する。
「ばかな…」
「さらにこの効果で破壊した数だけドローする。よって4枚ドローだ。ターンエンド」
「凄まじい効果だ、獅龍王レオン・ハウル。スピリットの一掃と手札補充を同時に行うとは…。しかしモノケロックを破壊してまでなぜレオン・ハウルの召喚を急いだのか」
「確かに紫装甲を持ち、疲労ブロッカーであるモノケロックがフィールドに残っていれば守りは完璧に近いだろう。だが彼はバトルが長引くのを良しとせず、一見無茶とも思える攻めの手を撃った。無論これはカザンの手札が2枚しかないからこそ撃てる手だ」
「ふむ…なるほど、相手の手札のスピリットは3コスト以上しかいないと馬神 弾は読んだわけか。例えレオン・ハウルを破壊されてもライフは残ると」
「おそらくな。だが彼のことだ、防御用の何かを用意してるかもしれない」
「……末恐ろしいな」
カザンの第6ターン
「まだだ!スタートステップ!」
「コアステップ!」
「ドローステップ!……」
「リフレッシュステップ!」
「メインステップ!出よ、紫の閃刃!魔界七将デスペラード!」
紫のシンボルから放たれる無数の斬撃によってシンボルは砕け散り、そこから異形の存在が現れる。
「………」
「デスペラードの召喚時効果!このスピリット以外のスピリット上からコアを1つ奪う!よってレオン・ハウルは破壊だ!」
コアを奪われたレオン・ハウルが消滅する。
「そして破壊した数だけコアを増やす!……ターン…エンド………」
デスペラードにコアが1つ置かれるが、カザンに残されたコアはデスペラード上のコア2つのみである。
カザンはターンエンドを宣言するしかなかった。
「詰みだな」
「詰みだね」
バトルを観戦していた百瀬勇貴とパンテーラの両名はほぼ同時に呟く。
「しかし、馬神 弾の二つ名の由来である激突を見れなかったのは残念だ」
「それは彼の前に立って実際に体験するといい」
「ふっ、そうだな」
「ダン、すごいだで」
「ええ、まさかここまで圧倒的とは思わなかったわ」
ズングリーの弾を賞賛する声にマギサは弾の実力の高さに驚きながら答える。
「でも、まだバトルは終わっていない。油断は禁物よ」
弾の第7ターン
「スタートステップ」
「コアステップ」
「ドローステップ」
「リフレッシュステップ」
「メインステップ、『ナイフ投げのジャグリーン』を2体、『マッハジー』、『猛角獣ホーングリズリー』を召喚」
計4体のスピリットが召喚される。
「くっ…」
「アタックステップ。ホーングリズリーでアタック【激突】だ」
「デスペラード!ブロック!」
突っ込んでくるホーングリズリーをデスペラードによる一閃によって破壊する。
「これで終わりだ。マッハジー、ジャグリーン2体でアタック」
「くそっ全てライフで受ける!」
マッハジーが突っ込み、ジャグリーンたちがナイフを投げつけカザンのライフを全て奪う。
カザン ライフ3 → 0
winner馬神 弾
「ルールに従い、我々は撤退する。いずれまた見える時があるだろう。その時のためにお前の名を聞いておこう」
仲間に肩を貸してもらいながらカザンが問いかける。
「弾、馬神 弾だ」
「馬神 弾…覚えておこう」
カザンたちはそう言葉を残し、去っていった。
勇貴「最後に激突見れたね(ホーングリズリー)」
パンテーラ「違うそうじゃない」
果実「私バトルフィールドで終始無言なのですが?」
マギサ「油断は禁物って言ったけど、心配する必要なかったわね」
ズングリー「ダンすごいだぁ(キラキラした目)」