この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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くっそ長くなりましたが導入です。ぶっちゃけ転移要素かなり少ない…というかこれが転移といって良いのか分かりませんが、とにかく転移です。これは転移なんです!いいですね!!!
ちなみに見切り発車で進んでいくので、今後の展開は気分次第。ということで気長にお願いします

主人公の名前ですが、あえて決めてません。もし気になるようでしたら、僕の名前をいれるなり、好きなキャラ名を入れるなりしてください


※24/08/11 誤字報告アリ。現在修正済みです。報告してくれた方に感謝を


第一部
我放置提督、艦これ世界に転移する


「久々に艦これするか…」

「とりあえず、適当にやって、ある程度したらやめないとな…」

 

久々にする艦これか…前やったのっていつだっけ?

 

確か初プレイが艦これ6周年の時だった。しかし始めて数か月で飽きてしまい2年放置。そこから久々に起動してまた放置。そんなことを繰り返しながらしてきたから提督レベルも40しかない。艦隊の皆もレベルが35以下の者ばかりであるが、中将なんだよな…

 

「とりあえず、出撃させるか」

 

・・・数分後・・・

 

「…撤退だな」

 

2-4めんどくさいなぁ…ずっと挑戦し続けているけど大破撤退や中破が数人出たら撤退させてるから中々進まんのよなぁ…

 

捨て艦というものを使い進行させることも出来るのであろうが、流石にNG。理由としては、アーケード版の方で一度艦娘を轟沈させちゃったからな…あの光景は今も忘れられん…

 

「とりあえず、駆逐と重傷者から優先させて…続ける予定はないが一応バケツ使って全快にさせておくか」

「あとは、建造と開発させて終わりかな」

 

子供は大事にしないとな。決してロリコンだからって訳じゃないけど。絶対そういうわけじゃないから!

…誰に言い訳してるんだろうな、ホント

 

「はぁ~、アニメみたいに話し合えて進めることが出来れば楽しいんだろうけどなぁ…」

「ま、流石にそんなことできたら滅茶苦茶言われそうだし、なくて良かったけどな」

「…でも、少しは話してみたいな」

 

夢の中なら話せたり出来るんだろうけどなぁ…

…おし!寝てみるか!(唐突)

とりあえず、艦これ開きっぱなしにしとけば絶対見るだろうし、間違えて触らないようにマウスとキーボードは離しておいてと…

 

準備は整った…

じゃ、お休み!いい夢を!

 

 

 

 

 

・・・ジジジジッ…ブツン!・・・

 

・・・パッ・・・

 

『貴方にこの文字が見えますか?見えたならこの番号へ!』

 

○○○-○○○○-○○○○

 

 

 

 

 

「…ふぁ~あ」

 

見れなかった…夢の中なら○○○になって、重巡洋艦とかに甘えたりするのに!雷とかはママだが、流石にそんなことしたら新たな世界の扉を開きかねないし、やらないけどな!

 

…ん?

 

「…何これ?」

 

モニター『貴方にこの文字が見えますか?見えたならこの番号へ!』

 

…は?ナニコレ?新手の詐欺か何か?

しかしそれならこんな訳の分からん言葉で勧誘するか…?

 

…だけど面白そうだな。ちょっとだけならやってみてもいいよね?

 

そう。ちょっと電話をかけるだけだ。流石に電話をかけただけでスマホが使用できなくなるわけじゃないだろうし、問題ないよな…?

 

…ええい!男は度胸!何でもやってみるものだ!

 

 

ピ・ポ・パ…

 

 

???『はい、こちら大本営本部。どちらの所属でしょうか?』

 

え、ええええええええええええ!!!出た!?人が出た!?嘘でしょ!?

どうする!?切るか!?いやしかし、流石にそれは失礼だ。そういったことはやめた方が良いだろう

それにさっき大本営って言ってたな…

なんだよそれ!まさかマジの詐欺グループ名か?

 

???『あの、申し訳ありません。何か御用でしょうか?』

 

「あ、はい!すみません!まさか本当に繋がるとは思わず少しびっくりしてしまいました!」

 

おいいいいい!!!何喋ってんの!?あのままにしとけば多分いたずらか何かだと思われて切られてただろうに!

 

???『びっくり…?…もしかしてあの画面を見たのですか?』

 

「あ、あ、あの、は、はい。そうです」

 

???『分かりました。少しお待ちください』

 

「え、は、はい…」

 

…少しお待ちください?もしかしてガチャ切りチャンスか!?

あ、いや待てよ…確か電話をかけたら相手の電話に保存されるんじゃなかったか?

…詰んでるな。仕方ない。こうなれば徹底的に交戦して、相手に金を払わなくても済むように話すしかない!おそらく、駄目だろうが、それでもやらないよりはましだ

おし、そうと決まれば早速対策を『もしもし、お電話変わりました』もうきたぁ!?

 

「は、はい!」

 

???『私、大本営の元帥をやっているものです。詳しい名前を今は明かすことが出来ないのをお許しください』

 

「え!?元帥!?」

 

元帥って確か海軍の一番偉い人じゃなかったっけ?そんな人が出てくるって…どんな詐欺グループだよ!(混乱中)

 

???『ははは、そんなに気負わなくていいですよ。気にしないでください』

『…さて、話を戻しましょう。貴方はあの言葉が見れる人で、そこに書いてあるのを見てここに電話してきた…であっていますか?』

 

「はい!そうです!」

 

あれ~?この感じもしかしてマジのやつ?

…ホントにどこに電話してるんだよ俺!

 

???『では、一応確認なのですが、なんと書かれているか今読めますか?』

 

「あ…はい。分かりました。パソコンで見たので少し待っ…お待ちください」

 

???『ははは、気にしないでゆっくりでいいですよ』

 

ふぅ…ここまで来たんだし、もうどうにでもなれって感じだしな…

さて、画面は…あぇ?

 

???『きさま…見ているな!』

 

…こんな画面してたっけ?もっと別のこと書いてなかった?

とりあえず報告するか…

 

「すいません。戻りました…内容が初めて見た時と変わってはいたのですが、報告させていただきますと、”きさま…見ているな!”という内容でした」

 

???『ふむ…どうやら本当のようだね…』

『良し、では少し本格的な話をしようか。と、そういえば名前を聞いてなかったね。君の名前は?』

 

「は!、私は○○○と申します!」

 

???『ふむ、分かった。では早速なのだが、このことは他言無用で頼む。もしも誰かに話してしまった場合、君が大変な目に合う…とだけ伝えておこう』

 

「は、はいいい!」

 

…もう戻れないところまできてしまったのか。腹をくくるしかないよなぁ…

 

???『よろしい。では君は深海棲艦というのをご存知かね?』

 

…は?深海棲艦って…艦これの?

 

「は、はぁ…確かゲームの敵ですよね?」

 

???『ゲーム?深海棲艦は実際にいるぞ?テレビとかで時々見ないか?』

 

「…はい?」

 

何を言ってるんだこいつ…やっぱり詐欺グループか何かなのか?現実にあんなのいるわけないだろう

 

???『…見たことないようだね。簡単に説明すると、ある日突然海から深海棲艦と呼ぶ生命体が出てきてね。そいつらは海を占領してしまい、まともに漁等が行えなくなってしまっているんだ。そこで、我々海軍が海を取り返すことを行っているのだよ。まぁ。実際に動くのはある意味我々海軍であって海軍ではないのだがな…』

 

「は、はぁ…」

 

???『しかし、そいつらにまともな武器は効かないんだよ…しかし、深海棲艦とほぼ同時期に出てきた艦娘という子たちが出てきてね。艦娘が攻撃をすると、そいつらは今まで無傷だったのにダメージを負いはじめ、しまいには倒してしまう。ということがあったんだ』

 

???『一応ここまでがテレビで放映している内容なのだが、ここまでは大丈夫かい?』

 

「はい…大丈夫です…」

 

なんなんだこの人…急に重苦しい声になったかと思ったらゲームの説明を次々としだして…もう怖いとしか言いようがないんだが

 

???『では、説明を続けさせてもらいたい所だが…流石に電話では限界がある。続きは今度にしよう』

 

「あ、はい。分かりました」

 

よっしゃ!やっと訳の分からん奴から解放される!続きとか言ってるが無視だ無視!次会いに来てくれないかとか言われてもスルーすれば『では、明日迎えを寄越そう。丁度世間では休日だし、問題ないだろう』

 

は…?

 

???『明日の9:00に迎えをそちらに行かすので、起きておいてくれよ?』

 

「え、は、はい…分かりました…」

 

ぎゃー!何言ってんの俺!?というか何!?迎えに来るって?頭おかしいのか!

 

???『あぁそうだ、居留守などを使っても無駄。とだけ伝えておこう。では、また明日』

 

ブツッ…ツー…ツー

 

…逃げ道が完全になくなった

 

「あぁ!もう!なんでこんな目に!?」

 

…いや、元はといえばこんな変な番号に連絡した俺のせいか

はぁ…あんな画面さえ見なければこんな目には合わなかったのに…

 

モニター『元気出せよ』

 

「うるせぇ!元はといえばお前のせいなんだよ!」

 

ああ、もう。めんどくさい…

と、そういえば確か電話の奴がテレビで深海棲艦の情報が出てるって言ってたな…

流石に嘘だろうが…あんなことがあった手前、嘘とも思えん

とりあえず、テレビつけて情報集めないとな

 

ピッ

 

テレビ『今朝11時頃、青年がセクハラを受けたと女性社員を通報。女性は有罪判決を受け現在…』

 

「……………は?」

 

あ、ありのまま起こったことを話すぜ!テレビを付けたら凄い…凄い人が出た!何を言ってるか分からねーと思うが、とにかく凄かったんだ!

テレビキャスターって基本的に整った顔立ちの人がやってるイメージなんだけど!?なんであんなに凄い人が!?

 

…そうか。これ夢だ

そうだよ!夢なんだよ!じゃなかったら今までの事説明つかないよな!?

おし!そうと決まれば早速寝る!今夜の10時とかだけど、そんなもん知らん!寝ようと思えば寝れるだろ!

 

ということで~おやすみなさ~い!

 

 

 

・・・翌日・・・

 

 

 

…今何時だ?8:00?

確か、明日迎えに来るって昨日言ってたっけ?準備しないと駄目だよな…?

あ?いや待て、確かそれは全部夢での事だったはずだ。うん。なら忘れていいよな?

 

・・・ブツン・・・

 

「うぉ!?」

 

びっくりした…急にパソコンがついたし…

 

モニター『起きた?』

 

ふぁ?

 

「は、は!え!?」

 

モニター『おきたなら早く準備しよう?約束は9:00だから遅れちゃうよ?』

 

「え!?あれホントの事!?夢じゃなくて!?」

 

モニター『うん、昨日の事全部見てたから。兎に角、準備しないと怒られるよ?』

 

クッソ!夢じゃなかった!

 

とりあえず、服だ!何着て行きゃいいんだ!?

 

クローゼット『無地の上着・ジーパン』

 

…最悪だ

 

とりあえず、これを着ていくとして…あとは家の鍵と、財布と…

あぁもう!なんでこんなことがホントに起こるなんて思うよ!

というか俺、昨日テレビつけて情報確認しようと思ったら画面の内容が凄すぎてまともに情報収集出来てないじゃねえか!とりあえず、情報集めないと!

 

ピッ

 

テレビ『おはようございます。時刻は8:02です』

『本日、午前4:37頃、深海棲艦が太平洋に出現しましたが、艦娘が撃退しました。入ってきた情報によると、はぐれだったようで、今後の危険はないとのことです。』

 

…マジじゃねぇか!

とすると、昨日言ってた迎えを寄越すってのもマジのやつだよな!?

スーツ!スーツで行かないとマズイ!確か大学の入学式で着ていったスーツがあったはず!それで行くか!

 

確かこっちの押入れに…

 

押入れ『埃だらけのスーツ』

 

ぎゃああああ!?

流石にこれはマズイ!急いで埃を取らないと!

 

モニター『助けようか?』

 

「いや…モニターのお前がどうやって助けるんだよ…」

 

モニター『仲間を呼んでみるからちょっと待ってて』

 

「仲間って…どうやって呼ぶん『ピイィィィ!!!』あぁああぁ!!??」

 

耳があ!?!?どんだけ馬鹿でかい音出してるんだよ!イヤホンもしてないのにヤバすぎるだろ!

 

モニター『え?今の聞こえたの?』

 

「聞こえたわ!俺の鼓膜を殺す気か!」

 

モニター『まぁまぁ、そんなに興奮してると禿るよ』

 

やかましいわ!モニターのくせに!

 

???「呼ばれて飛び出て~」

???「じゃじゃじゃじゃーん♪」

 

…妖精さん?

 

妖精A「どうしたの?」

 

モニター『この人の着ていく服が駄目みたいなの。なんとかしてあげて』

 

妖精B「かしこまり~。報酬は期待しますよ。お兄さん」

 

「…あ、あぁ。頼んだ」

 

もうどうにでもなぁ~れ!

 

…しかし報酬と言っても何が、ってそうだ。確か最近見たSSだと甘味で良かったんだっけ

甘いものは大好きだからな。ある程度の備蓄を残しておいて良かった…

 

妖精A・B「終わったよ~」

 

「あぁ、ごくろ…う…」

 

スーツ『新品やで』

 

…妖精の科学力は世界一ィィィィ!って、この場合は綺麗力とでもいえば良いのか?

とりあえず、栗饅頭でもあげたらいいか

 

「ほら、これどうぞ」

 

妖精A「ありがとなのです~」

妖精B「青年さん太っ腹~」

 

よせやい、照れるじゃねえか

 

・・・ピンポ~ン・・・

 

???「すいません、大本営から来た者ですが」

 

「あ!すみません!もうしばらくお待ちいただいてよろしいでしょうか?」

 

???「お、男の声…はい。分かりました」

 

良かった…とりあえず、速攻で着替えて準備しないと!

 

妖精A「はい。これ準備」

 

「お、ありがとうな」

 

妖精A「これくらいサービスです。次はお礼を貰いますよ?」

 

妖精B「部屋の電気とかは全部消しておいたので、気にせず出かけてもらっていいですよ~」

 

「すまん!助かる!」

 

妖精さん達…まじでありがとう…

 

「行ってきます」

 

妖精A・B「「いってらっしゃ~い」」

 

あぁ、ホントにいい子たちだな…子供にするならあんな子たちがいい…

 

「すみません、おぅ!?」

 

???「あ、あのどうかなさいましたか?」

 

「い、いえいえいえいえいえ!何でもないですよ!」

 

???「ふふふ、そうですか。気になさらないで下さい」

 

…ヤバすぎる!?なんだこい…この人?は!?

顔が崩壊してるんじゃないかという程の化粧下手!何をどうやったらこんなのになるんだよ!?

 

女性?「しかしあなたも大変ですね…何も知らないのにあんなブスに…しかも変わり者のアイツに呼ばれるなんて…」

 

「え?それってどういう?」

 

女性?「すみません。私も今の段階ではそこまで詳しい事をお話することは出来ないのですが…」

「そうですね…あんなに艦娘を大事にしている人に呼ばれているのはちょっと大変ですよね。あんな兵器共に情を移すなんて…」

 

「は、はあ?艦娘が兵器?」

 

女性?「あぁ、そういえば貴方は昨日まで一般人だったので、詳しいことはご存じないのでしたね。向こうでも聞くと思いますが、軽く私からの説明をしておくように。といわれているのでお話させていただきますと…」

 

そこからはこの女性?のマシンガントークだった

まとめると、体から艤装を出して、深海棲艦と戦う化け物だ。ということを受けた

さらに艦娘は酷い女性であるとも

いやいや、顔面崩壊している貴女がそれを言いますか。とは言えなかった。流石に海軍の人相手にそんなことを言うのは怖い…

それに艦娘の容姿についてはある程度ゲームをしているので良く知ってはいるが、醜いとは思ったことはない。むしろその逆、美しいや可愛い。といった言葉が似合うだろう。花がある。という言葉が似合うだろう

 

女性?「あ、もう鎮守府につきますよ」

 

「あ、ここまで運んで頂き、ありがとうございます」

 

女性?「いえいえ、そんな。当然の仕事をしたまでです」

 

流石にお礼は言わないとな…相手に失礼だし

 

『いよっし!』

 

!?…さっきの人か。ま、放置でいいだろう

 

???「いらっしゃいませ。ようこそ大本営へ」

 

「あ、ど、どう…」

 

…任務さんだ!生任務さんだ!確かこの人も艦娘だけど、ウチには着任してないんだよな

 

任務「案内するので、こちらへどうぞ」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

任務「!?い、いえ。当然の事ですから…」

 

え?なんかびっくりしてない?なんで?

とりあえず、案内されるまま進んでいくか

 

『おお、男だ…』

『私ここ以外でしか男見たことないよ?』

『それはここに来る前に大抵断るのよ…ホント失礼しちゃうわ…こんなに美人なのに』

 

…吐きそうだ。失礼すぎるが、色々とキツイ。視界的な意味でも匂い的な意味でも

香水の匂いきつすぎて鼻が曲がりそうなんだよな…早く目的の場所に行かないと…

 

任務「あ、あの。何か失礼なことを?」

 

「い!いえ!大丈夫です!ちょっと香水の匂いがきつかっただけで…」

 

『え!?男って香水強い方が好きなんじゃないの!?』

『そ、そういえば聞いたことがあるわ…男は女性の匂いが苦手って…』

『いやー最悪!』

 

「え、あ…」

 

やっべ、思いっきり本音が出た。そのせいか周りもやばいことになってるし…

 

任務「え!そ、その…匂いきつかったですか…?」

 

「あ、いえ。むしろ心休まる…とでもいえば良いのでしょうか?とにかく大丈夫です!」

 

…きっしょ!なんだそれ!自分で言っててきもすぎる!

 

任務「あ…その…良かったです…//」

 

「あ…いえ…」

 

やばい…まともに顔見れねえよ…

 

任務「つきましたよ」

 

「え?あ!ありがとうございます!」

 

任務「いえ、これが仕事ですのでお気になさらず」

 

はぁ…とりあえず、気持ち悪がられてないようでなによりだ

 

コンコン

 

任務「大淀です。お客様をお連れしました」

 

???「入れ」

 

任務「失礼します」

 

「失礼します」

 

???「君が昨日連絡を受けてくれた人だね?」

 

「は、はい!そうです!」

 

その日見た光景を忘れることはないだろう。美人だった。とてつもないくらいの

絶世の美女といってもいい程の綺麗な人だった。長いロングヘアの髪に、きつい香水の匂いではなく、むしろ嗅いでいてリラックスできる香水の匂いだった

 

???「…君は不思議な人だね」

 

「?それはどういう…」

 

???「簡単さ、私の姿を見て気持ち悪い顔をしないじゃないか。私のような人間は気持ち悪がられて、その場で吐いたりする者もいるのに」

 

「え、ありえませんよ。凄い美人じゃないですか」

 

???・任務「「え?」」

 

「え?」

 

三人「「「…」」」

 

…え、何?そんなにおかしなこと言った?

 

???「ふ、ふふふっ、やはり君は変わってるな」

 

「は、はぁ…」

 

???「さて、本題に入ろう。私は元帥。ま、ここで一番偉いと思ってくれていい」

「君は深海棲艦というのを知らないようだが、どこまで知っている?」

 

「え、えーっと、昨日電話でお話いただいた内容以外はほとんど知らないです…」

 

これは嘘だが、もしかしたら認識が違うのかも知れない。ここで詳しく知っておいてもいいだろう。

 

元帥「ふむ…そうか…」

「ではもう少し説明すると、彼らは深海からやってきているようでね…我々人の力は通じないが、艦娘という者達のおかげで、今の今まで日本はもっているといって良いだろう」

 

「…艦娘ってさっきまで案内してくれたそちらの方ですか?」

 

元帥「…!ふむ、その通りだが良くわかったね」

 

しまった!やらかした!

 

「あ、その…かなり綺麗な人ですし、娘とついている時点で女性だというのは予想がついていたので…あとは勘ですね…」

 

元帥「なるほど、いい観察眼をしている。そこまで来ると寧ろ前から知っていた。といわれた方が理解できるよ」

 

「は、はい…」

 

元帥「しかし、これは分からないだろう。大淀、あれを見せてやってくれ」

 

大淀「はい」

 

そういうと大淀さんと呼ばれた人は艤装を展開した

かなり大きな砲に、背中に大きな機械、足にヒールのような機械がまるで、魔法のように出現した

 

「おお…凄い…」

 

元帥「彼女たち艦娘はこの艤装というものを装備し、深海棲艦と戦うために出撃するんだ」

 

「なるほど…」

 

元帥「…君は彼女に対して何を思う?」

 

「え…人類の守護者ですか?」

 

元帥「…君は彼女が兵器だと言わないのだな」

 

「ん~、仮にそうだとしてもそれは使う人の問題でしょう」

「それに兵器は道具を指すものに使われますが、彼女は人じゃないですか」

 

元帥「そう…か…」

 

上手い事返答出来ているよな?何か首を刎ねられるような事言ってないよな!?

 

元帥「大淀、あの五人を呼んでくれ」

 

大淀「え!提督!まさか!?」

 

元帥「あぁ、君の考えている通りだ。彼を”提督”にする」

 

「は?」

 

大淀「…了解しました。早速呼んできます」

 

「え、あの…」

 

元帥「君はここまで来てしまったんだ。こうなった以上君に戻る権利はない。分かるね?」

 

「ひ、ひゃい…」

 

くっそこええええ!流石元帥!怖い!

 

大淀「元帥、連れてきました」

 

元帥「うむ、入ってくれ」

 

吹雪「はじめまして吹雪です。よろしくお願い致します!」

 

叢雲「あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい!」

 

漣「綾波型駆逐艦「漣」です、ご主人さま。こう書いてさざなみと読みます」

 

電「電です。どうか、よろしくお願いいたします」

 

五月雨「五月雨っていいます!よろしくお願いします。護衛任務はお任せください!」

 

元帥「さあ、初期艦を選んでくれ。今すぐに提督にする。というわけではないが、ある程度決めておいた方が良いだろう」

 

…もう逃げ場はないんですね。分かりましたよ

 

「では、電。僕の初期艦になってくれないか?」

 

電「電でいいのですか?」

 

元帥「電か。その子はいつか立派な女性になると言っている優しくて穏やかな性格な子だよ。この子でいいのかい?」

 

…某モンスターの博士みたいなこと言わなくてもいいんじゃないか?というツッコミは野暮ってものだろうか…電も元帥に向かってプンプン怒っているようだけど、周りの子達もなだめてるし、元帥に至ってはイタズラっぽい顔してまぁまぁなんて言ってる始末だし…

 

「えぇ、むしろそれを聞いてますます初期艦として一緒にいたいと思いました」

 

元帥「そうかそうか。この子を気に入ってくれて何よりだよ」

「と、ここまで決めたは良いものの、しばらくは君の行く鎮守府は決めてないんだよ…」

 

大淀「まぁ唐突に決めましたものね」

 

元帥「わ、悪かったって…だからそんなに怒らないでくれよ…」

 

大淀「はぁ…この人の手続きは元帥自ら頑張ってくださいね。私は手伝いませんから♪」

 

元帥「お、大淀ぉ~」

 

夫婦漫才とはこういうことを言うのだろうか…ちょっと怒っているような素振りを見せる大淀さんと、泣きそうな顔をしている元帥…力関係ははっきりしてるみたいだな

周りの駆逐艦達も『はぁ…』とか『いつもの事見てるけど相変わらず甘~』とか言い出してるし…

ま、悪い人ではないのは明らかだろう。問題はなさそうだな

 

「では、私はこれにて失礼してよろしいのでしょうか」

 

元帥「お、んんっ。あぁ、構わない。帰りは「私がお送りいたします」…とのことなので大淀に送ってもらいなさい」

 

「は!ありがとうございます!」

 

元帥「電も、今日は終わりにしていい。今後、いつでも出れる準備をしておきなさい」

 

電「はい!分かったのです!」

 

元帥「あ、そうだ。一つ言い忘れていた」

 

「は、なんでしょ」

 

瞬間、辺りにビシィと音がなりそうな威圧感を感じる

この元帥の向ける目からすさまじい圧力をかけられている

おそらく、人生で今後経験することは何度もないであろう感覚が僕を襲う

 

元帥「君に彼女たちと向き合う覚悟はあるか?今後起きうる事を背負う覚悟はあるか?それが背負えないようなら、今までの話は無しだ。すぐさま大淀に送ってもらい、今日この場で起こったことは他言無用にしてもらう。そして万一の場合の為を考えて君の日常は監視をつけさせてもらう。下手なことをして、海軍の名を地に落とすわけにはいかないのでね」

 

…まるで子を託す親のような目だ

いや、それ以上のものを感じる。おそらく元帥という立場のよるものからもあるのだろう

しかし、その目には強い殺意のようなものを感じるが、その中に優しさのようなものが混じっている気がする。おそらくこれが最後だと警告しているのだろう。本当に日常に戻ることが出来るチャンスだと

 

元帥「さぁ、答えを聞かせてくれ」

 

「あります」

 

元帥「即答か…」

 

「貴方は私に彼女を、電を託してよい何かがあると見抜いて、この話を持ち掛けてきたはずだ。であれば、何かしらの期待を抱いているのだと思われます。たくさんいる国民の一市民の私に何が出来るかは分かりません。ですが、そんな私に期待をする何か。それにこたえてみたくなりました」

「もし、不安がおありでしたら元帥殿の好きにしてください」

 

元帥「…君が言ったその言葉。子供の戯言ともとれるその言葉の重みが分かるのかね?」

 

「はい。分かっています」

 

元帥「…いい目だ。君のような変わり者は初めてだよ」

 

「は?はぁ…」

 

元帥「ならば、好きにさせてもらおう。電、彼と一緒に住んでくれ」

 

電「い、電に振るのですか!?」

 

元帥「嫌かい?」

 

電「…いえ!喜んでお受けいたします!」

 

「ちょちょちょちょ、え?僕の意見は?」

 

元帥「おや?先ほど言った好きにしてくれとの言葉は嘘だったのかい?」

 

「…異論ありません。しかし、私は家族と共に住んでいるので急に電が家に来るのは…」

 

元帥「そのことなら心配するな。すでに大淀が手を回している」

 

「え?」

 

大淀「はい。ご家族からは問題ない。むしろ国の役に立てるなんてすごいじゃないかというお言葉を頂いています」

 

「あの親あぁぁぁ!!!」

 

元帥「ははは、ま、早い親離れだと思えばいいさ。調べたところ19歳だし、別段問題もないだろう?」

 

「しかし、学校とかにも話を通さないと…」

 

大淀「学校には親から話しておくそうです」

 

「手回し早すぎるんだよ!」

 

電「あ、あの…電と一緒に住むのは嫌ですか?」

 

駆逐艦ズ「嫌なのですか?」「少しは司令官らしくなさいよ」「ホントに男か~?それで男が務まるのか?」「男の人は、後ろで女性を支えるものだと思うけど…」

 

五月雨!それ偏見だから!すっごい偏見だから!しかし漣、お前の言葉はその通りだよ!ごめんね!こんな情けない男で!叢雲もそんな目はやめて!泣きそうになるから!吹雪もそんな顔しないで!心が折れちゃう!

 

一番は電…君の涙目で上目遣いは破壊力がやばいからやめなさい。色々と刺さるから

 

「い…いえ…嫌じゃないです…」

 

もう…どうにでもなってくれ…

 

元帥「そうかそうか!では早速寮に移り住んでもらおうか!電と同じ部屋の特別仕様にしてやるから感謝してくれよ!」

 

「…ふぁい」

 

大淀「では、二人をお送りしますので、こちらへどうぞ」

 

電「提督さん!これからよろしくお願いするのです!」

 

「あぁ…これからよろしくな」

 

この先…どうなってしまうんだ…僕の人生…

 

 

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