この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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疲れた…内容に関しては頭空っぽで、なおかつ調子が悪かったのであまりいい出来とは言えません
(忙しかったのもありますが…)
ギャグ回にするか、シリアス回にするか考えるときは基本的に気分です。ノリと勢いとその場のテンションで基本決めてるので飛び飛びな内容になるかと思われます。さながら戦闘時のキラキラと普通の差ぐらい違います
どうかいつ腐るか分からない生モノを見るような目でご覧ください

ちなみに制作ペースですが、今後更に遅くなります。というのも割と人生の大事な地点に立っているので、小説作る時間が確保できるか怪しいのです…ぶっちゃけ何も気にせず小説作れればいいのですが、そうもいかないのでご理解の程お願いいたします


提督の夜

暗い、怖い、帰りたい…鎮守府の夜ってこんなに怖いのか?

風が吹くたびにガタガタとなる窓…たまに通り過ぎる妖精さん…壁を這いずる黒い何か…怖いっていうか恐いの方が正しい気がしてきた。まぁこの鎮守府の見た目が廃墟じみたものだからというのもあるが…

穴などの大きな傷跡みたいなものはないが、それでも所々埃が目立つし何かの跡のようなものも見られる

 

ちなみに、何故僕がこんな深夜に鎮守府を徘徊しているかというと、現状の確認というやつだ

昨日の今日でここに視察に来て、今日一日艦娘の相手をしていただけで視察らしい視察が出来ていなかったと思うのでこんな時間にやっている。というわけだ

 

しかし資材が本当にないんだな…台所みたいにただ汚い所は妖精さんが何とかしてくれるが、何かを生み出すことに関しては資材がないと出来ないみたいだし、せめて艦娘の傷を癒そうにも高速修復剤はあの妖精さんが隠し持ってたやつしかないみたいだしなぁ。せめて床がギシギシいわないようには直したい…『クシャッ』ん?

 

潰れた黒い彗星『希望の花~♪』

 

「!?!?!?!?!?」

 

く、くく黒い彗星が!足に!足に!

マジで最悪すぎる!決めた!資材届いたら入渠施設直した後に絶対こいつら駆逐してやる!こんな虫が大量にいるところで仕事なんか出来るか!

 

黒い彗星達『なんだなんだ』『仲間がつぶれてる!』『なんだって!?餌だ餌だ!』

 

くぁwせdrftgyふじこlp!!!

逃げるんだ…勝てるわけがない!アイツらは伝説の黒い彗星なんだぞ!

つーかわっさわっさ出てきてるし!しかも滅茶苦茶小さい音でバリッって聞こえる!もうやだ!帰りたい!この程度の事で艦娘達は見捨てないけど帰りたい!

 

…あ、家引っ越したんだった(現在、大本営の寮住まい)

 

廊下『ドタドタドタドタ!!!』

 

じゃない!気のせいか足音まで聞こえてきた!というかゴキブリってこんな音で走るっけ!?後ろに誰かいるのか!?

 

クルッ

黒い影 約150cmくらいの大きさ

 

???「提督~!そこにいるんでしょ!一緒に遊ぼう!」

「ん~!ん~!!!」必死に手で口抑え

 

で、でた!なんかでた!ていうか提督だけど提督っぽいことなんもしてないよ!君の勘違いだから!叫んでる君の勘違いだから!ていうか何でこんな夜中に遊ばなきゃならないの!?危ないよ!?あとお願いだから大きな声出さないで!皆起きちゃうから!

 

???「提督おっそ~い!」

「いてっ!」

 

せ、背中に乗っかられた!?え!?幽霊って触られるの!?ポルターガイスト!?

 

???「…提督?どうしたの?」

「あ、あぁ、ああぁあ・・・」

 

あ、もう無理

意識が途切れる瞬間、僕が見た最後の景色は月明りに映る白い服だった

 

メンタル 大破

 

*ーーーーーーーーー*

 

島風「あれ?提督?寝ちゃったの?」

 

「…」気絶中

 

提督?なんで寝ちゃうの?お願いだから一人にしないでよ…

 

島風「提督…起きてよ…」

 

???「あら?島風ちゃん?」

 

島風「あ、大淀さん」

 

大淀「大きな音がしたから来たけど…何かあったの?」

 

島風「…提督と一緒に寝たかったから皆が寝た後、部屋から出て提督を探してたの。でも提督がここで寝ちゃって…」

 

大淀「え?提督?」

 

大淀 チラッ

提督 チーン

 

大淀「…提督?起きてください?」

 

大淀 下B(下蹴り)

 

大淀さん…でもこれでも起きてくれないなんて…

 

大淀「これ…気絶してますね」

 

島風「え?気絶?」

 

大淀「寝てるにしてはちょっとおかしいですからね。多分何か怖いものでも見て気絶したんじゃないでしょうか?」

 

変だなぁ…提督はさっきまで歩いてたのに何で気絶なんか?

 

大淀「う~ん、仕方ないですね。島風ちゃん手伝ってくれませんか?」

 

島風「え、うん。いいけど何するの?」

 

大淀さん…なんだか少し怖いよ…

 

大淀「ちょっと食堂まで行ってきて水と塩を持ってきてほしいんです。入れ物は何でもいいですから」

 

…大淀さんに何か考えがあるみたいだし、従ってみようかな

 

島風「うん!ちょっと待ってて!」

 

大淀「あ、二つとも工廠にもってきてくださいね。じゃないと提督さん起きてくれないので」

 

島風「うん!分かった!」

 

早く食堂に行って提督さんに起きてもらわないと一緒にいれないよね!

 

島風「えーっと、水はあるし塩もある!うん!これで準備万端!」

 

早く提督さん起きないかな~♪

 

島風「大淀さ~ん!持ってきたよ~!」

 

大淀「あ、ありがとうございます。島風ちゃん」

 

島風「えへへ…」

 

大淀「では早速、この剃刀で今のうちに提督さんを…」

 

島風「え…?大淀さん?何するの?」

 

大淀「…大丈夫ですよ。島風ちゃんが思ってることはしませんから」

 

…でも大淀さん。息を荒くしながら言う事じゃないと思うよ

 

大淀「ふふふ…どうしてもここのモミアゲの所気になってたんですよね…今なら思いっきり剃っても誰がやったか分かりませんよね?ついでにこれも着けてみますか」

 

大淀さんがピアス持ってる…あんなの持ってたんだ。ちょっと意外かも

 

大淀「あ、島風ちゃん。私が提督のモミアゲを剃ってるうちに水と塩を混ぜといてくれない?」

 

島風「うん。分かった」

 

…提督さんを傷つける気はないのは分かったけど、なんで水と塩なんか?

 

大淀「ふぅ~、すっきり!島風ちゃん、どう?」

 

島風「うん、出来たよ。でもどうするの?これ?」

 

大淀『ふふふ…これを提督の鼻と口の中に入れて…』

 

うわぁ…大淀さんがボソボソと何か言ってるけど酷い…

 

提督「おぼ!?ぼぶぽぽふっ!ゴ、ゴホッゴホッ!」

 

提督さんが海で溺れた人みたいになってる…大丈夫だよね…?

 

提督「ぐ、ぅ…お、大淀…?」

 

大淀「はい。大淀です。提督大丈夫ですか?」

 

提督「あ、あぁ…何か喉と鼻の辺りが変な感じするが問題ない…で、なんで僕拷問されてたの?」

 

大淀「情けない提督さんが廊下で気絶していらっしゃったので…ちょっと強引に起こしてみようかな?と思いまして」

 

提督「だからって拷問はないだろ…」

 

島風「て、提督さん…大丈夫なの?」

 

提督「お、島風か。…もしかして後ろから来たのって」

 

島風「うん!私だよ!提督がどこか行っちゃうから探してたの!」

 

提督「お前…はぁ、もういい。早く部屋に戻って寝なさい。僕はまだやることがあるから」

 

島風「提督さんが一緒じゃなきゃヤダ!」

 

だって提督さんがいなかったらさみしいんだもん…

 

提督「駄目だ。島風は潮と同室にしたろ?中に入ったら俺が危なくなるんだ」

 

大淀「…提督、流石にこの時間だと潮ちゃんは寝ていると思いますし、一緒に寝る…とまではいかずとも島風ちゃんが寝るまで一緒にいてあげては?」

 

提督「…はぁ、大淀さんがそういうならいこうか。島風」

 

島風「え!?ホントに!?」

 

提督「あぁ、だから我儘いうのはやめてね?」

 

島風「うん!分かった!」

 

ありがとう!大淀さん!

 

大淀「島風さん、おやすみなさい」

 

島風「おやすみなさい~!」

 

大淀「あ、提督さん。耳を触らないでくださいね?折角つけたのに外すのは勿体ないので」

 

「ん?あぁ、分かったよ」

 

*ーーーーーーーーー*

 

「あ、あ~↑あ~↓」

 

島風「提督どうしたの?キモイよ?」

 

「キモイとか言うな。いやなに、大淀にあれをされてから喉の調子が良くなくてな」

 

島風「あ~、あんなことされてたもんね」

 

「見てたなら止めてくれよ…」

 

島風「だって大淀さんが提督のこと起こしてくれるって言ってくれたから…」

 

「だからってあんな拷問受けるとは思いもしなかったよ…」

 

島風「私もびっくりしたよ。まさかあんな方法だったとは思いもしなかったし」

 

つまり島風に後ろから襲われてから今までの経緯をまとめると…

 

気絶する→大淀に起こされる(拷問)→島風を寝かすよう大淀から言われる

 

こんな感じか

 

島風「ねぇねぇ!提督!今日は一緒に寝てくれるんだよね!?」

 

「駄目だ。さっきも言ったろ?潮がいるから一緒には寝られないんだってば」

 

島風「…嘘ついたの?」

 

「嘘も何もないだろ。大淀に島風が寝るまで一緒にいてくれって言われたから今向かってるだけだ」

 

島風「むぅ~!大淀さんの言うことだけ聞くのはずるい~!」

 

「ははは、島風も大淀の言うことを聞いてたじゃないか」

 

島風「まぁそうだけど~」

 

「お、島風ついたぞ」

 

島風「提督も一緒に入ってくれるよね?」

 

「あぁ、分かった分かった」

 

ガチャ

 

潮「島風ちゃ…!お、お前!」

 

「待て、言っておくが何もしてない。勝手に部屋を出ていった島風を戻しに来ただけだ」

 

潮「そんなの信頼できるわけないでしょ!」

 

島風『二人共!喧嘩は駄目!天龍さんも寝てるんだよ!』コショ

 

二人「!」バッ

 

天龍『ス~…ス~…』

 

潮『…本当に何もしないのね?』

 

『あぁ、約束しよう』

 

潮『じゃあ早く出て行って。貴方がいると碌に眠れないの』

 

『分かったよ。島風、ちゃんと寝るんだぞ?』

 

島風『待って待って!提督さんは私が寝るまで一緒にいてくれるんじゃないの!?』

 

潮「えぇ!?」

 

『し~!声がでかい!すぐにここ出るから!』

 

潮『信用できるわけないでしょ!』

 

島風『提督が大淀さんからそういわれたの!提督は悪くないもん!』

 

潮『…大淀さんが?』

 

『そうだぞ。大淀に言われなかったらやってないって』

 

潮『…お前大淀さんに言われたからするって…子供?』

 

『…確かに』

 

何かおかしい…こんなに安請け合いする性格じゃないはずなんだが…

 

島風『ほら、提督!早く早く!』

 

『あぁ、分かった分かった』

『潮、すまないが今だけは許してくれ。島風が寝たらすぐに出ていく。もし俺がお前に何かしようものなら、迷わず殴るなり蹴るなりしてくれていいから』

 

潮『…分かったわ』

 

『感謝する。さ、島風寝るぞ』

 

島風『うん!』

 

潮『…はぁ』

 

・・・30分後・・・

 

島風『ス~…ス~…』

 

『…寝たな』

 

潮『じゃあさっさと出て行って。アンタがいると寝れないから』

 

『あぁ、そのつもりだ』

 

潮『もう…あ、そのピアス似合ってないわよ。まだあのモミアゲ残ってた方が隠れててマシだったわ』

 

『え?』

 

潮に指摘され自身の耳を触ろうとするが触れない

 

『な、なんだこれ?手が…』

 

潮『…何してるの?』

 

『いや…耳に触ろうとしても触れないというか、触る気が起きないというか…』

 

潮『何それ?馬鹿じゃないの?』

 

いったい誰がピアスを?耳につけるタイミングなんて…あるわ。バリバリあったわ

 

『大淀か島風だな?あのお仕置きをまたする必要があるみたいだな…』

 

潮『ヒッ…』

 

『お前にはしないから安心しろ…あ、そうだ。潮、お前に言っておきたい事があるんだった』

 

潮『…何?』

 

『お前…ちょっと胸が「出ていけ!」悪かったって!』

 

バタン

 

「あ~、寿命が縮むと思った…」

 

急いで部屋を出て鎮守府の外へ出る。わざわざ鎮守府を出たのは理由があるからだ

 

「ふぅ…ここまでくれば皆に聞こえることはないだろう…さて、報告するか」

 

そう独り言を吐きだし、携帯電話に電源を入れる

 

元帥「どうした?こんな深夜に。もう寝るところだったんだが…」

 

「我提督です。元帥に報告すべきことがあったのでご報告させていただきます。」

 

元帥「…続けたまえ」

 

「遅くに申し訳ございません、実は少しご報告がございまして…」

「お話というのはここの艦娘なのですが少し問題を起こす者が多く、そんな者達と関わって何か良いことがあるかと言われても良い思い出は少しだけ…」

「よからぬことにしかならないと思い、ここの皆を他鎮守府に送るのは不可能だと判断しみゃっ…んん!」

「どうして?と思われるかもしれませがご容赦を。にしたってここの者は酷いでき…」

「…すいません。切り替えます。」

 

元帥「そうか…一応聞いておくが君はどう考えるんだ?」

 

「解体すればいいと思われます。それほど問題を起こす者がいますから…しかし私自身の本音を言えば彼らは前提督のせいですさんでしまったんです。なので多少のチャンスは与えるべきかと…」

 

元帥「君の考えは分かった。あとはこちらに任せてもらおう」

 

「ありがとうございます…では通信を終了させて頂きます」

 

元帥「あぁ」

 

…これでいいはずだ。あとは何食わぬ顔で鎮守府に戻ればいいだけ。月明りがあるとはいえ、今の鎮守府はまるでモンスターハウスのように見えるが…大丈夫。おそらくそこまで酷い事には合わない筈だ

 

???「司令官さん!」

 

おぉ!この聞くだけで心に安らぎを与えてくれるのは…

 

「電。眠れないのかい?」

 

電「は、はいなのです!それで司令官さん。あの「電、耳を見せてくれ」へ?」

 

「電の小っちゃいけど可愛い耳を見せてくれ!」

 

電「し、司令官さん!?本気で言ってるんですか!?」

 

「いや、ぶっちゃけかなり悩んでる。でも頼む!見せてくれ!」

 

電「…ご、ごめんなさいなのです~!そんな特殊なのに付き合えないです!」

 

「い、電~!頼むよ~!少し見せてくれるだけでいいんだから!」

 

電「うぅ…後で見せてあげますから~!強引なこと言わないでほしいのです~!」ダダッ

 

…行ったか

 

???「提督?何してるんですか?」

 

 

 

大淀「こんな所でどうしたんですか?さっき電ちゃんが顔を真っ赤にして走って行きましたが…」

 

大淀…か…

 

「あぁ、ちょっと…ね」

 

大淀「…逢引きも程々にしてください。潮ちゃんにもセクハラしますし、鎮守府の提督がそんなのでは困ります」

 

「あぁ、そうしよう。では俺は戻る「待ってください」…あぁ」

 

大淀「提督、少しついてきてくれませんか?」

 

「分かった」

 

大淀…どこに連れて行くんだ?

 

大淀「ここです」

 

工廠じゃないか。一体何『ガチッ』…ガチッ?

 

「大淀?なんで鍵なんか?」

 

大淀「万が一誰かが入ってこられると困るので…提督はどこにも行かないでくださいね?少しここでお話しましょう?」

 

「…あぁ。分かった」

 

…さてどうするか。大淀の事だ、よっぽど聞かれたくない話なんだろう

 

「さて、話ってなんだ?」

 

大淀「…実は先程の話を聞いてしまったんです。提督?嘘ですよね?皆を解体しないですよね?」

 

「…あぁ、しないよ。約束したじゃないか」

 

大淀「ですよね…本当に良かった…」

 

「当然だろう?約束は守るぞ。内容によるが」

 

大淀「…ではなんで嘘をついたんです?嘘にしたって残酷すぎるし、嘘をつく理由が分かりません」

 

「…報告しなければならないからだ。確かに僕から見たら彼女達は問題ないだろう。だが別の鎮守府に派遣することを考えたらああいうことしか言えなかったんだ。実際、酷い目にあったのは事実だしな」

 

大淀「…そうですよね。提督も大本営の人間です、むしろ報告しなければ提督が危ういことになるでしょう。私も似た立場だったので提督のお気持ちは良く分かります」

 

「…すまない。理解を得られて嬉しいよ」

 

大淀「でも、それとこれとは別です」

 

「…ですよね」

 

大淀「とりあえず罰を言うので反抗しないでくださいね?それをされちゃったら…私も考えがあります」

 

「…分かった、覚悟は出来ている。好きなようにやるといい」

 

大淀「では、お覚悟を」

 

・・・妖精『見せられないよ!R-18タグはつけたくないからね!』・・・

 

大淀「…お疲れ様でした。提督」

 

「……」

 

大淀「では…私はこれで。次はないですよ?」ガチャ

 

「…あぁ」

 

なんか思ってたのと違う罰を受けたが…まぁ、いいか…

 

電「し、司令官さん…もう終わったのです…?」

 

「電…」

 

電「司令官さん…汗だくですけど何してたんです?それに大淀さんも凄いスッキリしたような顔をしていましたけど…というかピアス外したんですね。ちょっと似合ってたのに…」

 

「…いや何。大淀に奉仕をしてほしいと言われてね。とりあえず本気でマッサージしたり、今までどれだけ大淀が頑張ってたか褒めまくった後に甘えてきたから徹底的に甘やかしただけだよ。あと多分盗聴はもう大丈夫だと思うから普通に喋ってくれていいからね」

 

電「…ややこしいのです。司令官さんの指示通り少し様子を見ていたら、急に大淀さんの声が工廠から何事かと思えばそういうことだったのですね」

 

そう、僕は電に指示を出していた。といっても僕たち二人にしか分からない暗号だけど…本当に外で電に会えてよかった。情報も共有出来たしな

 

電「それで司令官さん…どうするのです?」

 

「…とりあえず雷に土下座してくる」

 

電「あ…」

 

…雷のこと忘れてたな?いくら元帥から指示を受けたとはいえ、それは可哀想だろ…

 

「…電も謝ろうな」

 

電「はいなのです…」

 

「…ところで電」

 

電「どうしました?」

 

「手を繋いでくれない?流石にここまで暗いと怖い…」

 

電「…情けない司令官さんなのです。今回だけですよ」

 

「ありがとう…」

 

 

 

・・・任務 雷に謝りに行こう!・・・

 

というわけで電がいた部屋まで来たわけだが…

 

龍田 ゴゴゴゴゴッ

 

龍田から気のせいかオーラが見えるんですがそれは…艦娘達って怒ったらオーラが出るものなのか?

 

龍田「提督~?何か言うことはありますか?」

 

「…すいませんでした」

 

龍田「…はぁ。電ちゃんが凄く慌てた様子で起こしてきたから話を聞いて送り出したのは私ですよ?でもね?なんで電ちゃんと手を繋ぎながらノコノコと帰ってきてるんですか?」

 

電「し、司令官さんをあんまり責めないであげ「電ちゃん、あなたもよ?」…はい」

 

龍田「確かに電ちゃんから彼が危ないからって言われて送り出したわ。流石に雷ちゃんがいたから私も一緒に向かうことは出来なかったけど…イチャイチャされながら帰ってきたらそりゃ怒りたくもなるわよ?」

 

…返す言葉が何一つ見当たりません。本当にありがとうございました

 

「…電を責めないでやってくれ、手を繋いでもらってるのは怖いからだ。決してそういうのではない」

 

龍田「世間一般ではそれをいちゃついてるって言うんですよ~?バカなんですか~?」

 

「だって怖いんだもん…」

 

龍田「…こんなのが私達の提督で大丈夫なのかしら?」

 

電「たまに私は選ぶ人を間違えたのではないかと思うのです…」

 

龍田「電ちゃんも苦労してるわね…」

 

くっそ、本当のことだから言い返せない!でも暗いの怖いんだから仕方ないんだって!

 

雷『い、電?どこ?どこにいるの?お願いだからいなくならないで…』

 

龍田「いけない、雷ちゃんが起きちゃったわ。電ちゃんはもういいから雷ちゃんの所に行ってあげて」

 

電「は、はいなのです!」ガチャ

『い、雷お姉ちゃん。電はここにいますよ?どこにも行ってませんから安心してください…』

 

雷『い、電…』

 

「ふぅ…じゃ僕は戻「提督~?私はまだ許してませんよ?」…はい」

 

龍田「さぁ~て、寝れなくなっちゃったし何してもらおうかしら?」

 

「お手柔らかにお願いします…」

 

龍田「ん~、じゃあお散歩でもしながらお話しましょ?」

 

「龍田さん、僕暗いのホントに苦手なんですけど…」

 

龍田「じゃあはぐれないようにしっかりとついてきてくださいね~?手は繋いであげませんけど。あ、いかないって選択肢は無しですよ?もし逃げるようなら今後貴方を信用はしませんので~」

 

「…分かったよ。一緒に行くから絶対離れないでね?」

 

龍田「ふふっ、そこまで意地悪じゃありませんよ。そんなに意地悪に見えます?」

 

うん!すっごいドSだとは思ってる!

 

龍田「…今の提督が何を考えているかよ~く分かりました。そろそろ本気で怒りますよ?」

 

「ごめんなさい…」

 

龍田「はぁ…とりあえず行きましょう?ちゃんとついてきてくださいね?」

 

「うん…」

 

 

 

龍田「ところで提督?それが貴方の素でいいのかしら?」

 

「え?…あ」

 

しまった…せっかく提督っぽさを出してたのに…

 

龍田「提督って怖がりすぎると素が出てくるんですね~また一つ提督の弱みを握れたわ~♪」

 

「…どうか他の皆にはばらさないでください。せっかく頼れる提督を演出してたのにそれがバレると皆から反乱を起こされそうなんで」

 

龍田「ん~、多分提督のことですからすぐにバレると思いますよ?だってここにきて初日でバレちゃったんですし」

 

…確かにな。もっと長くこれが続くかと思っていたが色々ありすぎて気が緩み切ってたせいか?これなら龍田にバレて済んだだけでもいいかもしれない

 

龍田「まぁ電ちゃんに甘いのは丸わかりでしたけどね」

 

「…マジか」

 

龍田「…まさかそれも隠してたつもりだったんですか?」

 

「あぁ」

 

龍田「…提督に隠し事は無理そうですね」

 

確かに感情が高ぶったりすると仮面をつけることが出来なくなるのが難点だな…どんな状況でも仮面をつけておくのは今後の課題になりそうだ

 

龍田「でも、少なくとも反乱を起こすことはないと思いますよ?」

 

「…昼のことは?」

 

龍田「提督~?変にこだわる人は嫌われますよ~?」

 

「はい!昼は何も起きてませんし、起きてても忘れてます!」

 

龍田「よろしい」

 

完全に龍田のペースだな…だけど話を聞くのは今の状況のほうが都合いいか

 

龍田「…話を戻しますけど、少なくとも貴方に反乱を起こす子達はいないと考えていいと思いますよ?」

 

「…潮は?」

 

龍田「あの子は男という人間が怖いだけよ。今までの貴方の行動を考えると否定まではしないと思うわ。根はいい子なのよ」

 

「そうか…」

 

龍田「あ、程よく構ってあげないと拗ねちゃうかも?」

 

「どうしろっていうんだよ…」

 

龍田「見捨てないであげてください。例え嫌われてても関わっていけばいずれは心を許してくれますよ」

 

「…龍田みたいにか?」

 

龍田「あら?私が提督を許してるとでも思ってるんですか?ガスを吹きかけられたこと、まだ怒ってるんですからね?」

 

「…悪かったって。あの時はビクビクしながら探索してたからな」

 

龍田「まぁでも今はあまり怒ってないですよ。暗い場所が怖がってる提督を見てるだけで心がスッとするんですからね~」

 

「サディストめ…」

 

龍田「うふふ~余計な事を言うのはこの口かしら?」

 

「痛い痛い痛い痛い!引っ張らないでくれ!悪かった!僕が悪かったから!」

 

龍田「初めからそういえば良いのにね~」

 

「痛い…」ヒリヒリ

 

龍田「やっぱり提督は面白いわ~」

 

「はぁ…で?ここまで歩いて来たんだ。そろそろ話してくれてもいいだろ?盗聴器の類はついてないと思うから安心してくれ」

 

龍田「…貴方、ギャップが激しすぎない?」

 

「やる時はやると決めてるだけだ。で?」

 

そう聞くと龍田は軽く息を吐き、真剣な目でこちらを向く

 

龍田「…皆を助けてください、お願いします」

 

そういうと龍田は手を地面につけて膝を折り頭を地面ギリギリまで下げてきた

 

龍田「もし約束を守っていただけるのなら今後貴方の命令に従うと誓います。慰めに使ってもらってもいいですし捨て艦として使ってもらって構いません。証明しろと言われたなら今ここで証明してみせます。何でも命令してください。貴方の言う通りにいたします。ですから「待て」」

 

「…お前の言いたいことは本当にそれでいいのか?」

 

龍田「え?」

 

「お前は自分が犠牲にならなかったら皆が救われないとでも思っているのか?自分だけ差し出せばみんな助かると本気で思ってるのか?」

 

龍田「だって…」

 

「だっても何もないだろ。自分の事も大切に出来んやつに誰かを守ろうなんて言ってんじゃねえよ。そんな奴に守られる側になってみろ、どんな気持ちでそいつを見ることになると思う?」

「それにお前さっき命令には何でも従うって言ったな?もし俺がここにいる艦娘を全員殺せと言えばお前は命令に従うのか?」

 

龍田「そ、それは!」

 

「本当に皆を守りたいって言うなら自分を大切にしろ。何を引き合いに出すか良く考えるんだ。汚い土下座を見せられても惨めでしかないし、そんなもん見せるくらいなら如何に自分の願いを相手に押し通すかを考えておけ。自分に出来ない事を相手に頼むんだ。自分を低く見せたら相手はつけあがって更なる要求しかしてこないぞ」

 

龍田「…」

 

「…一個言っといてやる。俺はお前らを助けると既に決めている」

 

龍田「ほ、ホント?」

 

「嘘を言う理由がないだろ。これは決定事項だからお前の願いは聞かない、だからお前がさっき言った命令云々はしない。分かったな?」

 

龍田「…えぇ、分かったわ」

 

「じゃあさっさと戻るぞ、早く寝ないと明日が辛いからな。あ、怖いから手を繋いでください」

 

龍田「…せっかくかっこよかったのに情けない人ね」

 

「ほっとけ。自分が無理な事に直面した時はお前と違って誰かに頼ってるだけだ。流石に頼りすぎてると思うけどな」

 

龍田「…あなたみたいになれたら良かったのに」

 

「やめとけ。こんなの続けてたら何やっても一人で出来なくなるからな」

 

龍田「ふふっ、その通りね。駄目提督さん?」

 

「好きなだけ言え。お前の気が晴れるなら愚痴でも罵倒でも何でも聞いてやるさ」

 

龍田「貴方ってよっぽどの変態ね…」

 

「そう褒めるな。ほら、着いたぞ」

 

龍田「あのね…はぁ、もういいわ。送ってくれてありがとうね」

 

「気にするな。このくらいならいくらでも付き合ってやるよ」

 

龍田「ねぇ…今日は一緒に寝てくれる?」

 

「それは無理だ」

 

龍田「ヘタレね…」

 

「なんとでも言え。とにかくそれ以外ならやってやるよ」

 

龍田「はぁ~い。撤回したくなったらいつでも言ってくださいね?」

 

「あぁ、分かった」

 

龍田「それじゃお休みなさい」

 

「うん、お休み」

 

ドア バタン

 

…はぁ~!!!頼むから誘わないでくれ!そんなつもりでここに来たわけじゃないんだから!艦娘がただ近くで見たいって下心だけでなったようなものなんだから!

 

しかし龍田があそこまでするとはな…てっきり脅されるのかと思ってたが違ってたし…少し誤解してたよ。ごめんね龍田…

 

後は明日の動きを考えるだけだが折角だ、いざというときの対処が出来るように色々準備しておくか。どうか明日(今日)は首が飛びませんように…





・・・オマケ・・・

提督が電に出した暗号解説

「電、耳を見せてくれ」・・・『盗聴されてるかもしれない』

電「し、司令官さん!?本気で言ってるんですか!?」・・・『それ本当なんですか!?』

「いや、ぶっちゃけかなり悩んでる。でも頼む!見せてくれ!」・・・『いや、確証はない。だがほぼ間違いないはず。頼むから信じてくれ!』

電「…ご、ごめんなさいなのです~!そんな特殊なのに付き合えないです!」・・・『…嘘でしょう?ちょっと信じられないです』

「い、電~!頼むよ~!少し見せてくれるだけでもいいんだから!」・・・『頼む!少しの間見てくれれば分かるから!』

電「うぅ…後で見せてあげますから~!強引なこと言わないでほしいのです~!」・・・『わ、分かりました!少しの間見ますからそんなに強引に言わないでください!』

ちなみにこういった暗号は予めここに来る前に渡された書類に書いてあった内容に記載

目に関する内容・・・視覚に関して
耳に関する内容・・・聞く内容に関して
口に関する内容・・・話す内容に関して

触る・・・確信
見る・・・疑問

ちなみに詳細は電と提督の相談で決定

ごめんなさい・・・嘘
付き合えない・・・信じられない
後で見せて・・・様子を見てほしい
強引・・・無理

上記の内容は、前後の言葉でどれだけ見てほしいか変わる
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