この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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あまりに関係なく長いので以下省略(pixiv同話のキャプションにて全文掲載)


深夜の作戦会議

「や、やっと到着…」

 

大淀「お疲れさまでした。提督」スタッ

 

「お、おうっ…」

 

暁「もう、情けないわね」

 

響「しょうがないよ。司令官は男性なんだからね」

 

「後で覚えてろよお前等…」

 

大淀「大淀です。ただいま到着しました」コンコン

 

天龍「おう、入ってくれ」

 

大淀「失礼します」ガチャ

 

暁「失礼するわ!」

 

響「失礼するよ」

 

「おっ、おまた『ドッ』せ…」

 

 

頬を掠めるように槍が壁を指し、首筋のすぐ近くに刀が携わっている。刃は向けられていないが、このまま刀を横に振れば確実に自分の首は折れるだろう。そう確信出来る迫力が目の前の二人から発せられていた

 

 

龍田「提督~?私達の事を忘れてたって本当ですか~?」ギラッ

 

「…ひゅい」

 

龍田「あら~。素直でよろしい♪」

 

龍田「でも、許さないからね~?」

 

「嫌です。許してください。肩揉みますから」

 

龍田「…いいわ~。許してあげる」

 

天龍「おいおい。優しいな」

 

龍田「怖がってる提督が見れただけで私は満足よ~」

 

天龍「チッ、龍田がそういうなら仕方ねぇ…なっ!」ブンッ

 

 

ブォンという音と共に刀が天龍の腰に戻り、ようやく解放された安堵と同時に潮の涙目な顔が目に映った。先程の天龍の刀が目の前を掠めていたので、おそらくそれによる恐怖から来るものだろうが、周りの駆逐艦達が天龍をジト目で見つめているのでほっといても良いだろう

 

 

天龍「す、すまん…」

 

潮「い、いえ。大丈夫ですから。提督さんの姿を見たら震えちゃっただけで…」ガタガタ

 

電「大丈夫、大丈夫なのですよ」ナデナデ

 

「ダシに使うのは構わないけど、一応聞こえないとこで言って欲しかったな」

 

川内「そんなことより会議しよーよ。情報共有して早く夜戦しにいきたいし」

 

「待って。何で川内もいるの?」

 

川内「?私も仲間でしょ?」

 

「あ、いや、そうなんだけど、でも、その、あの」

 

川内「…良いもん、仲間外れでも。私ここの艦娘だから会議に加われないのは知ってたし」

 

「いや。そうじゃなくてな?ちょっと言いづらいというか、川内がいると話し辛いっていうか」

 

川内「…やっぱり仲間外れにする気だったんじゃん」

 

曙「最低ね」

 

「誤解…っていうか曙はホントに何でいるの」

 

曙「報告することがあるから来たに決まってるじゃない。川内さんはあくまで保護者よ。保護者」

 

川内「保護者…」ジロッ

 

「あぁもう…川内はいてくれて良いから。曙も保護者じゃなくて仲間って言ってやれ。さっきから川内の視線が痛いんだから」

 

大淀「オホン、ではまず私から報告よろしいでしょうか?」

 

「あぁ。頼む」

 

大淀「ではまず私達の鎮守府に関してですが…立て直し工事期間の付近の海域哨戒ですが、そちらは私達の中から数人選出し、一週間で交代任務ということに決定しました」

 

電「そういえば電もそれに関して気になってました。私達がここに来てから誰もそこまで哨戒しに行ってなかったと思いますが、誰かにしてもらってたのですか?」

 

「俺達がここに来てからはここの艦娘達に頼んでたからな。川内の鎮守府襲撃に関しては上手い事はぐらかして頼んだんだから、ここの艦娘達は詳しい経緯は知らずに任務をこなしてもらってる」

 

川内「う…」

 

「これが俺達の海域を哨戒してもらった艦娘のリストな。これ使ってちゃんと礼言っとけよ?」っ間宮券

 

川内「う、うん…」

 

大淀「次に暁ちゃんと響ちゃんに関しての所属ですが、正式に私達の鎮守府に所属となりました」

 

暁「あれ?今まではちゃんと決まってなかったの?」

 

大淀「はい。というのも実際にドロップした時は川内さん達が深海棲艦を撃退した結果ドロップだったので、ここに所属させるか私達の方で所属させるかで少し揉めたそうです。最終的にこちらで所属という形になりましたが」

 

暁「なるほどね。それを聞けて少しホッとしたわ」

 

響「これからは大手を振って司令官と戯れる事が出来るんだね」ガシッ

 

「限度は守れよ?」ナデナデ

 

響「…対応が早いね」ハラショー

 

大淀「……私からは以上です」ジトッ

 

 

言う必要もないだろうが敢えて言おう。俺はロリコンではない。ただ子供には優しくするべきだと心に決めているだけだ

 

 

曙「…次は私ね」

 

曙「まず、ここが以前の鎮守府と比べて大分マシになってるっていう事よ。多分皆を騙す為に一時的にそう見せてるだけだろうけど」

 

曙「皆もそういうのを感じたんじゃないかしら?やけに優しくしてくる駆逐艦や重巡達。新しい場所で不安だから付き添ってあげるって言ってきた戦艦なんかね」

 

島風「…」

 

潮「…」

 

雷「…」

 

天龍「…」

 

「対して俺はそんなの感じないけどな。むしろ敵意むき出しな感じがするが」

 

曙「アンタは人間だからね。仲間として迎えるのに人間は必要ないからじゃない?」

 

「それはそれは…ちょっと悲しいね」

 

川内「…ホントに大丈夫なの?」

 

「まぁ、度を超えるような事さえしなければ何もしないよ。そんな些細な事で一々反応してたら疲れるしね」

 

川内「…やっぱり提督さんって、なんかずれてるよね」

 

「知ってる」

 

川内「…真面目に頭が痛くなってきた」

 

曙「…私からは以上よ」

 

「他に何かあるか?」

 

電「あ、えと…私からもいいですか?」

 

「あぁ。いいぞ」

 

電「えっと…如月ちゃんの体を治療したのですが、その時にいくつかの打撲痕が見られたのです」

 

天龍「あぁ!?」

 

龍田「天龍ちゃん、落ち着いて」

 

 

天龍の怒りが爆発する寸前で龍田が抑えるが、龍田も必死に怒りをこらえているのか抑える手が震えている。周りの駆逐艦達も過去を思い出して恐怖に震えている者、涙を必死にこらえようとする者もいた

 

 

「…続けてくれ」

 

電「はい。その傷なんですが、新しいのばかりなのです」

 

電「艦娘は入渠さえすれば過去におった傷でさえ治るのですが、如月ちゃんの傷はそういったものじゃなかったのです。痣になってから数日も経っていないと思います」

 

「…電の見立てで良い。最後に傷がついたと思われるのは何日前だ?」

 

電「え?えっと…大体二日前だと思うのです」

 

「…丁度俺達が来た時だな」

 

大淀「ここの艦娘達に傷つけられたのでしょうか?」

 

「いや、おそらく自分でだろうな。あの時は傷ついている艦娘達は全員入渠していたはずだ」

 

天龍「でもよ、そう考えると如月はわざとそうする事でSOSを伝えようとしたんだよな?何か問題があるのか?」

 

「これはただの仮説なんだが、おそらく如月以外にも数名は似た方法でSOSを伝えていると思うんだ。もしも如月一人だけだったら伝わらない可能性だってあるからな。流石に傷つく奴を見る趣味は無いし」

 

雷「なるほどね…」

 

「誰でもいい。ここに来てから如月と一緒に行動してた艦娘を知らないか?」

 

潮「わ、私知ってます。三人だけですけど…」

 

「頼む。教えてくれ」

 

潮「朝潮ちゃん、満潮ちゃん、荒潮ちゃん達の三人です。でも初日に一緒にいたのを見ただけですから…」

 

曙「…その三人なら反省室に放り込まれてるわよ」

 

「反省室?営倉じゃなくてか?」

 

時雨「…知っていたならさ、なんで助けにいかなかったの?」

 

川内「流石に私達だけで助けに行くわけにいかないでしょ?ここの所属なんだから、何をすればどうなるか位分かってるよ」

 

時雨「…それはそうだね。悪かったよ」

 

川内「気にしないで。私も時雨の気持ちは良く分かるよ」

 

「とすると…その三人はどうにか助けるとして…他は知らないか?」

 

川内「…そういえば陽炎って見たっけ?」

 

曙「…いいえ。見てないわ」

 

「陽炎もか…」

 

 

えーっと、過去に出てきた艦娘達が13人、加賀の報告でポロっと出てきた衣笠と、朝潮、満潮、荒潮の三人、行方知らずの陽炎一人と川内と曙を含めて合計20人か。後10人いるはずなんだが…やっぱり出ないのはおかしいよな?

 

 

「なぁ。俺が知ってる中で後10人ほどいないんだが、残りは誰も知らないのか?」

 

艦娘達「…」

 

「…やべぇ。怖くなってきたぞ」

 

島風「神隠しにでもあっちゃったのかなぁ?」

 

曙「あのね…そんなわけないでしょ。ただ姿を見せていないだけじゃないの?」

 

「いや、過去の歴史でも実際に何万人といた人間が忽然と消えた事はあるぞ。単純に記録に残ってないだけでホントはそんなことないんだろうけど」

 

愛宕「じゃあ提督はこれが人為的な物だとでも?」

 

「その通りだろうな」

 

雷「ありえないわよ!そんな事!」

 

曙「そうよ。私がここを抜けたのは時には30人、皆いたわよ」

 

「…ちょっと常識を吹っ飛ばすか」

 

艦娘達「?」

 

「川内、曙、お前等に聞きたい」

 

「金剛、比叡、霧島、榛名、加賀、瑞鶴、鳳翔、衣笠、鈴谷、如月、文月、皐月、不知火、陽炎、朝潮、満潮、荒潮、霞」

 

「今あげた18名、俺が知っている全艦娘だ。お前等と合わせて計20名なんだが、それ以外の艦娘は知らないか?」

 

曙「当然知って…」

 

川内「…あれ?」

 

「…知らないか?」

 

曙「いや、待って。そんなはず、あれ、でも」

 

川内「…そんな、嘘」

 

「……」

 

暁「話が読めないわ!ちゃんと説明してよ!」

 

「…考えたくは無いんだが、曙も川内もここが30名で構成された鎮守府だと思い込んでいたようだ」

 

艦娘達「!?」

 

 

そう。そうでなければ説明がつかない事態がいくつかあるのだ。例えば不知火の哨戒だが、本来哨戒というのは敵の侵入や襲撃に備えて,周辺あるいは特定の区域を警戒することを指す。当然かなりの範囲を行わなければならない筈で、ゴミを深海棲艦と間違える程の疲労の原因は、おそらく不知火が全て一人で行っており、仲間内で情報を共有している”つもり”なのだろう。これは不知火に聞いてみないと分からないが、おそらく川内達と同じ反応をするはずだ

 

次に俺が川内に渡した鎮守府の哨戒リストだが、あれは提督から貰ったものを直接川内に手渡したのだ。中は見ていないので分からないが、存在しない艦娘が記されているのか、あるいは何も書かれていないのか、もしかしたら中身を見た瞬間に存在しない記憶が生まれるかもしれない。それを考えると中身を見ずに焼却した方が良い気もするが、正直恐怖が勝つという点で中を見たくないと言うのが本音だ。川内も同じ考えのようで、くるまれた紙を握りしめたまま中を開こうとしない

 

だがこの記憶改変には欠点もある。それは記憶の内容がチグハグだということ。もし何かのきっかけで記憶に違和感を感じたら、記憶に違和感があると理解してしまうことだ。ここまで来るとSFレベルのビックリドッキリアイテムが出てきてもおかしくないが、そこまで来たらもうお手上げだ。宇宙的恐怖が関わってて、記憶を曇らせてる神様とかが関わってるとか言っても納得出来るレベルの内容だしな

 

例えば霞がいい例だろう。曙や川内は反省室の存在を知っていたのに、霞はそれを知らなかったのだ。単純に霞が着任してすぐならば説明も付くのだが、金剛に頼んでここの資料を見せてもらったら曙よりも若干早く着任しているのだ。これでは霞が知らないというのもおかしな話だろう

 

 

「…やべぇ。頭痛いっていうか、胃に穴が空きそうなんだが」

 

曙「いや!違う!そんなわけない!そんなはずない!」

 

川内「曙…」

 

曙「だって!ありえないわよ!今まで苦労を共にした仲間が実は思い込みだったって!?冗談じゃないわよ!」

 

愛宕「曙ちゃん、落ち着いて」ギュッ

 

曙「あ、う…」ポロッ

 

「…皆、今日はデカイ部屋を一室借りてくるから、そこで全員で寝ろ」

 

島風「て、提督はどうするの?」

 

「俺は別の部屋で「やだ!」島風…」

 

島風「さっきまでの話がホントなら皆消えちゃうかもしれないんでしょ!?忘れちゃうかもしれないんでしょ!?」

 

島風「私、提督の事は忘れたくない!ここにいる皆の事だって!」

 

「お、おいおい。何も消えたって決まったわけじゃないんだぞ?ただ他に仲間がいるって思い込んでただけであって、そんなに不安がる事ないって」

 

龍田「…提督、お願いです。どうか今日だけでも良いので一緒に寝てください」

 

「龍田まで…」

 

龍田「提督の事です。艦娘の存在を忘れているから艦娘だけをまとめていれば安心だというお考えでしょうが、そこに貴方が消えないという保証はないじゃないですか」

 

龍田「それに、島風ちゃんは不安なんですよ。提督がいなくなってしまうんじゃないかって。勿論、ここにいる皆もね」チラッ

 

「し、しかし男が女と一緒に寝るというのはだな…」

 

潮「…て、提督、今日だけは一緒に寝ませんか?」ブルブル

 

「…無理をするな。お前はまだ男が怖いんだから無理しなくても「無理しますよ!」」

 

潮「私達には提督が必要なんです!提督がいなくなってしまう方が怖いんです!もう誰かがいなくなってしまうのは嫌なんです!」ギュッ

 

「…潮」

 

「…はぁ、分かったよ。そこまで言われたら仕方ない」

 

潮「じ、じゃあ…」

 

「あぁ。お前等と一緒に寝る事にするよ」

 

夕立「…ハッ、皆で一緒に寝るっぽい?」

 

 

夕立…お前寝てただろってツッコミたいが、まぁ仕方ないか。流石に深夜となってくると眠いもんな。俺もぶっちゃけ眠いし

 

 

「あぁ。一緒に寝るから提督に許可貰ってくる。皆は布団を持ち寄って…そうだな。休憩室にでも集まってくれ。そこなら皆で寝る事が出来るはずだ」

 

艦娘達「了解!」

 

「ちゃんと寝具に着替える事と、夜更かしは駄目だからお菓子やおもちゃを持ち込まないようにな」

 

島風 シュン

 

夕立 シュン

 

「…また機会作ってやるから」

 

島風 パァアアア

 

夕立 パァアアア

 

「愛宕、天龍、龍田、川内、一応駆逐艦達を見張っといてくれ。特に島風と夕立」

 

愛宕「えー」ブーブー

 

天龍「…ちぇ」

 

龍田「えぇ。任せて。ついでに天龍ちゃんも見張っておくから「何でだよ!」」

 

川内「…流石に夜戦する気分じゃないからね」

 

 

夜中の大運動会はする予定無いから妖怪にでもやらせておきなさい。君達も存在で言えばオカルトみたいなもんだけどさ

 

 

「それじゃ5分後に休憩室で集合な」

 

艦娘達「了解!」

 

 

…さて、仕掛けを作ってから俺も向かうか。情報過多すぎて何から手を着ければ良いか分からないけど

 

 

 

休憩室

 

 

「皆、布団は敷いたか?」

 

愛宕「オッケーよ。でもそんなことより気になる事があるんだけど…」

 

「何だ?」

 

愛宕「…提督って、意外と可愛い服を着るんですね」

 

「これ暖かいんだよ。着脱も簡単に出来るから良く使ってるんだ」E.ピンクと白の水玉模様パジャマ

 

島風「ホントだ!あったかーい!それにふわふわしてる!」ギュー

 

電「し、島風ちゃん!そんなに抱き着いちゃ駄目なのです!」

 

「別に構わんぞ。俺は気にしないし」

 

電「そうじゃなくてぇ…!」

 

天龍「おい、お前の布団はどれだよ」

 

「ん?俺はそこの椅子で寝るけど?」

 

艦娘達「…はい?」

 

「え?」

 

電「…司令官さん」ゴゴゴゴッ

 

「へ、は、はい!?」

 

 

やべぇ、電の背後から鬼が見える。こういう雰囲気を纏った奴等は大抵オチが決まっているというもの。覚悟を決めるしかないのか…

 

 

言い訳、スタート!

 

 

電「司令官さんが電達の事を思ってくれるのは嬉しいのです。でも、だからといって司令官さんが気を使いすぎる事によって、私達が司令官さんの事を心配してしまうのはちゃんと分かっているのですか?」

 

「いやいや。それ以前に隣で俺が寝てたらお前らが寝づらいだろ?俺が椅子で寝るのはあくまでお前らが寝づらいと考えての事だ」

 

電「何で電達が寝づらいとお考えなのですか?」

 

「電も知っての通り、ここにいるほとんどが提督という人間に恐怖してるだろ?中には提督と寝る事を強要された奴だっている筈だ。お前等と一緒で俺も心配するんだよ。過去のトラウマを思い出しちまうんじゃないかってな」

 

「あと単純に俺が寝れん。横になって寝る時は人が近くにどうにも眠りづらいから椅子に座って寝るんだ」

 

電「…嘘ですよね?」

 

「嘘だと思うか?」

 

電「司令官さんは嘘をつくときに頬がピクピクする癖があるのです。多分無意識なんでしょうけど、電の目はごまかせないのですよ」

 

 

そういえばと艦娘達が顔を見合わせ始める。自分でも気づかなかった癖を電に見抜かれるとは、まだまだ精進が足りないと考えると同時に、少しの気恥ずかしさが脳内を染めていくのを感じる

 

 

「…お前等が綺麗すぎて興奮して寝れる気がしないからだな。正直美女達と一緒に寝るって言われて気にせずに眠れるわけないだろ?」

 

電「…それは電達も同じなのです」

 

「どういう意味だ?」

 

電「朴念仁、なのです」

 

「???」

 

夕立「…提督さん、ちょっとこっち向いてくれないっぽい?」

 

「ん?どうし『ガシッ』…既視感あるなぁ」

 

夕立「夕立の抱き枕になって寝ない?提督さんも夕立を抱き枕にしていいから」

 

「…お前は、平気なのか?」

 

夕立「夕立なら大丈夫っぽい。だから提督さん、一緒に寝よ?」

 

「……」

 

龍田「提督?夕立ちゃんが勇気を出して言ったんです。それに答えてあげてはどうですか?」

 

「……分かった」

 

夕立「!えへへ…」

 

 

睡眠不足待ったなしコースだろうが…夕立は泣き顔よりも笑顔の方が似合うからな。流石にここで断ったら天龍達から磔にされそうだ

 

 

電「電は司令官さんの腕を抱き枕にして寝るのです」

 

暁「じゃあ私は足ね!」

 

響「私は司令官のお腹にしようかな。細いから抱きやすそうだ」

 

「待てこら。どんな形で寝るつもりだお前等」

 

電・暁・響「「「提督と一緒の布団で寝るつもりです」」」

 

「入るか!誰か数人だけにしろ!」

 

愛宕「やっぱりこうなっちゃうわよね」

 

時雨「どうする?じゃんけんでもする?」

 

潮「あ、えっと、私は…」

 

天龍「どうするかはお前が決めろ。参加するもしないも個人の自由だぜ?俺は参加するつもりだけどな」

 

龍田「天龍ちゃんったら、意外とノリ気なのね~」

 

天龍「コイツが変な事をしないか見張ってるつもりだ。別に一緒に寝たいからって訳じゃねぇよ」

 

雷「…そういう事なら私も参加しようかしら」

 

島風「早く決めようよー!」

 

川内「あ、えっと…私達はどうしようか?」

 

曙「好きにしたらいいんじゃない?」

 

榛名「はい!榛名は大丈夫です!」

 

全員「いつからそこに!?」

 

比叡「私もいます!」

 

「……」

 

比叡「そう警戒しないでください。私達も一緒に寝ようと思って来ただけですから」

 

「…比叡、榛名、二人共両手を上げろ」

 

榛名「…」バッ

 

比叡「…」バッ

 

ムンズッ

 

比叡・榛名「!?」

 

艦娘達「!?」

 

「…本物か」ワキワキ

 

曙「この…!変態提督!」バシン!

 

「あぶっ!」

 

比叡「…初めて、触られちゃった。あんな、乱暴に…」

 

榛名「…」防御

 

「いてぇ…」

 

川内「当たり前でしょ!?何やってんの!?」

 

「いや、急に現れたからてっきり幽霊かと思ってた。触れるとは思ってなかったし」

 

榛名「そんなわけないです!ちゃんと使用中って掛札を見てから入りました!」

 

「それはそれでどうなんだ君ら…」

 

「で、それを見て入ってきたってことはなんか用があって入ってきたんでしょ?何の用なの?」

 

比叡「言葉通りです。提督さんに用があってきました」

 

「…で?その用ってのは?」

 

比叡「はい!夜這いです!」

 

「堂々と言うな!このアバズレ共!霞に教えられたから意味知ってんだよ!」

 

比叡「でも私、提督に胸を触られました!つまりはそういう事をこれからここにいる艦娘達と共に…!」

 

「するかぁ!!」

 

比叡「まさか提督さん、全員に向けて発射しても尚再装填可能なモノをお持ちなんですか!?」

 

「出来んわ!出来て三連発までだわ!というかこの人数だと途中で死ぬわ!」

 

島風「愛宕さん、さっきから皆何話してるの?」

 

愛宕「島風ちゃんにはまだ早いからね~」フサギッ

 

龍田「…三連発は出来るのね」

 

「あっ、ごめん。今の無し。流石に連射は出来ません」

 

比叡「あ、でも初めてなので…その、優しくお願いしてもよろしいでしょうか…?」

 

「だからやらねぇつってんだろ!いい加減諦めろ!」

 

時雨「とりあえず何しに来たの?夜這いに来たのが本当の目的じゃないんでしょ?」

 

榛名「ち、違います!ホントに夜這いが目的で…!」

 

潮「う、嘘ですよね?榛名さん、提督に触られた時に胸を防御してましたし…」

 

榛名「あっ、あれはその…驚いたっていうか…」ブルッ

 

天龍「榛名さんよ、肩震えてるぜ」

 

榛名「き、気のせいです!」

 

「…金剛の差し金か?」

 

比叡「いいえ!お姉さまは関係ありません!」

 

「じゃあお前か?」

 

比叡「はい!正確には提督さんに体の関係を持ってお願いを聞いてもらおうと思いました!」

 

「…そうか」

 

比叡「だからお願いです!私のお願いを聞いて「失せろ」…え?」

 

「俺はな、お前みたいに自分の身を汚さず、仲間を利用して利益を得ようとする奴は生理的に無理なんだ。だからサッサと回れ右して帰れ」

 

比叡「そ、そんな!私だって自分の身を使って「じゃあ何で榛名を連れてきた」」

 

榛名「あっ…」

 

「…気分が悪い。これ以上俺の機嫌を損ねる前に失せろ」

 

比叡「榛名は勝手についてきただけです!比叡は悪くありません!」

 

榛名「あっ、えっ」

 

「…はぁ」スクッ

 

「榛名、立て」

 

榛名「はっ、はい」

 

「おいしょっと」

 

榛名「…!?」

 

愛宕「…何する気なんですか?」

 

「ちょっと金剛の所に運んでくる。お前等はここで寝ててくれ。また後で戻ってくるから」

 

愛宕「…分かりました」

 

時雨「比叡、君も戻った方が良いよ。君のたくらみは全部無駄だろうからね」

 

比叡「えっ、あっ、何で、榛名がお姫様抱っこされて…?え?」

 

天龍「突っ込んだら負けだと思ってる」

 

龍田「えぇ」

 

川内「…まともなのは私だけなのかな。あれを異常だとしか思えないんだけど」

 

曙「気持ち分かるわ。何だか頭がおかしくなりそうだけど…比叡さんみたいに混乱しないあたり、私達もだいぶ毒されてると思うわ」

 

川内「…あっ、本当だ」

 

「榛名、首に手を回してくれ。少し揺れるからな」

 

榛名「はっ、はい…?」スルッ

 

比叡「あっ、ま、待って!」

 

 

 

金剛の部屋

 

 

足で扉を数回蹴り、手のひらでノックする様に何度も叩く。五月蠅いネーと扉の向こう側から声がしたと思えば勢いよく扉が開いた。驚いた拍子によろめいてしまい、危うく榛名と一緒にこけそうになるが、咄嗟に比叡に抱えられ転ぶことは無かったが、背中に柔らかさを感じてラッキーだと感じたのは内緒だ

 

 

「すまん、両手が塞がっててな。蹴ってノックなんてして悪かったよ」

 

金剛「…何で榛名が提督さんに抱かれているのです?」

 

「妹がな、夜這いに来たんだと」

 

金剛「…ほう?」

 

「だからこうやって届けに来た。返すよ」ストッ

 

榛名「え、えっと…」

 

金剛「…主犯は誰ですか?榛名はこんなことする性格じゃないと思うのですガ」

 

「そこにいる比叡だよ」

 

比叡「こ、金剛お姉さま?これはそうじゃなくて…えっと…」

 

金剛「…この度は不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした」

 

比叡「お、お姉さま!?」

 

榛名「お姉さま…」

 

「お前が仕向けたんじゃないのか?」

 

金剛「いえ。大切な姉妹にそんなことをするはずありません。これは比叡の独断です」

 

「…もし仮にお前の姉妹以外が同じような事をすれば、俺はどうすればいい?」

 

金剛「その時は提督さんの裁量に任せます。ですが、やりすぎない程度にしてください」

 

「分かった。ならこの話は終いだ。こんな夜遅くにすまなかったな」

 

金剛「はい。今後二度と無いようにしっかりと言い聞かせておきます」

 

「あぁ。それで頼む。お前等もしっかりと反省しろよ」スタスタ

 

比叡「あ、あの…」

 

榛名「……」

 

金剛「…お説教は部屋に入ってからです。今夜はゆっくりと話し合いましょうね?」ガチャ

 

 

…ここに来て金剛の行動原理が分からん。てっきり金剛が裏で何かしてるのかと思えば本当に比叡の独断だし、それでビックリしてたらすぐさま謝罪してくるとか、本当にコイツ何なんだ。マジで何がしたいんだ?

 

…めんどくせぇ!寝よう!考えても訳わからんし頭痛い!寝る!そうと決めれば寝る!分からん時にはこれに限る!

 

 

「ただいま~」小声

 

艦娘達「…」

 

「…声もしないし皆寝てるな。誰も欠けては…いないよな?」

 

 

月明りが差しているとはいえ、部屋内が暗闇となっているので周囲を見渡しても大雑把な形でしか把握出来ず、注意深く見渡すと布団に空きが二つあるのを見つけた。咄嗟に声を出しそうになったが、すぐさま口を押えて声を押し殺す。ここで騒ぎを出すのは得策とは言えないし、仲間が消えたとなれば確実にパニックを起こすだろう。それだけは何としてでも避けなければならない

 

 

「…落ち着け。落ち着くんだ。まずは誰がいなくなったかを確認しないと」

 

 

布団の大きさから推測するとおそらく駆逐隊一人と軽巡一人のはず。布団に踏み後があり、少し乱れているのを見るとどこかに移動したのか?そうなると一体どこに…

 

 

「…」キョロキョロ

 

布団 コンモリ

 

「……」

 

 

蹴る(手加減)

わざと躓いてセクハラする

上に寝転がる←

スルーして寝る

 

 

「…よいしょっと」ドサッ

 

布団「ふぎゅっ!」「おっもーい!」「ぐえっ!?」

 

「……何やってんの君ら」

 

夕立「え、えっと…」

 

島風「提督ー!早くどいてー!」

 

天龍「…変な事するわけじゃなかったんだな」

 

「…ふぅん!」グワシッ

 

天龍「えっ!はっ!?」

 

「天龍よ~?こういうことをしないように努めるのがお前の役目なんじゃあねぇのかぁ?なぁ?」ググググッ

 

天龍「い、いだだだだ!も、もげる!もげるって!」

 

「もごうとしてんだよ!ちったぁ反省せいやぁ!!!」

 

龍田「提督?天龍ちゃんにお説教するのは良いけどセクハラするのは『ガシッ』…へ?」

 

「龍田さんよぉ、お前は天龍が暴走しないようにストッパーとなるのがお前の役目だろ?なのになんで止めなかったんだよぉ?」ググググッ

 

龍田「あっ、や、やぁっ…」

 

「…チッ。心配させるんじゃねぇよ」パッ

 

天龍「いってぇ…お前、本気で握りやがったな?」

 

龍田「…//」

 

「全員起きてんだろ?心臓に悪い事してんじゃねえ」

 

時雨「…ホントに心配してくれてるんだね」バサッ

 

雷「ごめんなさい…どうしても気になってたの」パチッ

 

愛宕「提督?私にもしてくれて良いんですよ?」ズリッ

 

電「…そのセリフ、司令官さんだけには言われたくないのです」

 

「…ごもっとも」

 

電「罰として司令官さんは電の抱き枕になるのです。それで許してあげるのです」

 

「それが狙いか…別にいいけど」

 

島風「ずーるーい!私も抱き枕にしたいー!」

 

大淀「わ、私もしてみたいなー、なんて…」

 

響「駄目だよ。司令官は私の物なんだから」

 

暁「司令官は誰の物でもないわよ。そんなに司令官と一緒に寝たいなら分けちゃえばいいじゃない」

 

「…あれ?今サラッと死刑宣告みたいなのされた?」

 

潮「あ、あの…皆さん落ち着いて…!」

 

川内「じゃあさ、提督とじゃんけんして勝った人が一緒に寝たら?二人までの早い物勝ちで」

 

「それ、俺が全員に勝ったらどうするんだ?」

 

川内「その時は一人で寝るなり、誰かを指名して一緒に寝たら良いんじゃない?」

 

「…ふーん」

 

「良し。全員注目」

 

艦娘達「!」

 

「全員手を出せ。これに勝った奴から選ぶけど、負けたら全員から適当に選ぶ。一発勝負だから気合入れろよ」

 

艦娘達「…」ゴクッ

 

「最初はグー」パー

 

艦娘達「えっ」グー

 

「はい俺の勝ち」

 

艦娘達「…ズルい!」クワッ

 

「眠いんだよ。とりあえずさっき胸揉んだ天龍型と夕立。一緒に寝るぞ」

 

天龍「…また胸を触る気じゃねぇだろうな?」

 

「寝ぼけて触るかもな。それが許せるなら寝ようぜ」

 

龍田「…私は、提督が良いなら」

 

天龍「…変なことしたら承知しねえからな」

 

夕立「夕立は気にしないっぽい!だから早く一緒に寝てほしいっぽい!」

 

「おし。なら全員就寝。明日は0800から活動だからちゃんと起きろよ」

 

艦娘達「はーい…」

 

「それじゃ皆、お休み」

 

艦娘達「おやすみなさい」

 

 

 

龍田「まぁ、そのまま寝る訳無いわよね~」パチッ

 

天龍「…コイツ、あんだけウダウダ言ってた割には爆睡してんじゃねぇか。五分と経たずに眠るとかすげえな」

 

「…」スー

 

龍田「…ホントに起きないのかしら?」プニプニ

 

天龍「…とりあえずお前等、提督が起きちまうから早く離れろ」

 

駆逐艦達「えー…」

 

天龍「えーじゃねえ。愛宕さんもズボン脱がそうとしないでください」

 

愛宕「…凄い。手のひらにギリギリ収まらないわ」

 

天龍「何してるんすか!?」

 

大淀「…」ゴクリ

 

龍田「…前任のはもう少し小さかったのに」

 

響「いただき「させないよ」…冗談だよ」

 

電「司令官さんは女性の怖さを知らないのですかね?女性は皆狼なのに…」

 

大淀「提督は榛名さん達の胸をためらいなく触ってましたし、龍田さん達も罰のような形とはいえ触ってた事から、意外と私達以上に獣の可能性があると思います。三連発出来る?らしいですし」

 

天龍「しっかしこうしてみるとだっらしねえ顔してんな。涎出てるぜ?」

 

夕立 ソワソワ

 

天龍「…舐めるなよ?」

 

夕立「わ、分かってるっぽい!」

 

雷「…ちょっと失礼するわね」正座

 

暁「何する気なの?」

 

雷「膝枕よ。ちょっとやってみたくなってね」

 

暁「…膝、疲れちゃわない?」

 

雷「これくらいなら大丈夫よ」ブルッ

 

響「…雷、無理してやるものじゃないよ。震えてるじゃないか」

 

潮「雷ちゃん、無理しないでください。まだ提督という存在が怖いというのは皆分かってますから」

 

雷「うっ、そうね…」

 

電「…雷ちゃん、今日は一緒に手を繋いで寝るのです。雷ちゃんはよく頑張りましたよ」

 

雷「…うん」

 

島風「…あれ?」

 

潮「…泣いてる?」

 

艦娘達「え?」

 

「…」スーッ

 

時雨「悪い夢でも見てるのかな?」

 

川内「でも、そんな夢を見てる人がこんな顔して寝るかなぁ?」

 

曙「霧島さんみたいにウンウン唸ってる訳じゃないんだし、ほっといても良いんじゃない?」

 

電「…司令官さんにだって、きっと辛い事とかあるのでしょう。寝てる時にこそ人の本質が見えたりするものですから」ナデナデ

 

時雨「命をかけてまで色んなことする人間が?」

 

電「命をかけるのは軍人として当然なのです。司令官さんが足を踏み入れたのはそういう世界なのですから、きっと良く理解していると思うのです」

 

時雨「私を挑発した時も命を賭けるべき場面だったって事?」

 

電「そればっかりは司令官さんに聞いてみないと分かりませんが…司令官さんにとってはきっとそうだったのではないですか?」

 

時雨「…理解出来ないね」

 

暁「もう、しょうがないわね」ギューッ

 

響「…暁って、ホントにレディだよね。尊敬するよ」

 

暁「レディたるもの、泣いている人には優しくすべきよ。例えどういった理由で涙を流していようとね」

 

「…じゃあ、精一杯嘘をついてるレディを労うのも俺の役目だな」ギュッ

 

暁「あら、起きてたの?」

 

「流石に万力で絞められたらな。しばらく視界が真っ白になったぞ」

 

雷「それより暁が嘘をついてるっていうのはどういう事?」

 

「お前らが全員心配だから自分がしっかりしなきゃって頑張ってるんだよ。自分だって頼れる相手が欲しいのに、自分に嘘をついてまで誰かの為に何かをしてやろうとする奴だからな」

 

暁「…あんまり察しの良い男性は嫌われるわよ?」

 

「お前みたいなガキに言われたくねえ。子供は何があっても周りを頼っとけ。心配する必要なんざないからさ」

 

暁「…じゃ、もうちょっとだけ強く抱きしめてくれない?」

 

「お安い御用で」ギュッ

 

島風「なら私もやってあげるー!」ギュッ

 

響「おっと、そういうのは妹である私の役目なんじゃないのかい?」ギュッ

 

暁「…もう。変に頑張ってた私が馬鹿みたいじゃない」

 

「皆お前が心配なんだよ。もう少しは自分を労わっとけ」

 

暁「…うん」

 

「それじゃお前等、今度こそ寝ろよ。もう1時だしな」

 

艦娘達「はーい」

 

暁「ありがと司令官。もう良いわ」

 

「おう。また胸位貸してやる」

 

島風「じゃあじゃあ次は私ー!」

 

夕立「あ、島風ちゃんズルい!」

 

愛宕「じゃあ私は提督を抱きしめてあげますね♪」

 

「…すまん。マジで今は勘弁してくれ」

 

龍田「…提督、いい加減愛宕さんにもちゃんと構ってあげてください。いつまでも避けてちゃ可哀想ですよ」

 

大淀「…あっ」

 

川内「大淀さん、どうしたの?」

 

大淀「…提督の下半身が」ボソッ

 

川内「…えっ」チラッ

 

 

ネオアームストロング砲『服の下からコンニチハ!』

 

 

川内「…これは、どうするべきだと思う?」

 

大淀「…助け船を出してあげましょう。流石に提督さんが可哀想です」

 

愛宕「ほら、ぎゅーっ♪」バッ

 

「あぶねっ!」サッ

 

愛宕「もー!逃げないでくださいよー!」

 

「今は駄目なんだって!また今度絶対してやるから!」

 

愛宕「そうやって逃げる気ですよね!もう逃がしませんから!」

 

「無理!ホントに無理!お願いだから!後生だから!」

 

時雨「…あぁ。そういうことか」

 

「し、時雨?違うんだ。これはそうじゃなくてな?」ダラダラ

 

時雨「…」ニコッ

 

「…味方はいないのか?」

 

時雨「もう、流石にそこまではしないよ。ちょっと可哀想だしね」ガシッ

 

愛宕「時雨、提督をこっちに渡して!」

 

時雨「うん。いいよ」ドンッ

 

川内「へ?」

 

「え?」

 

布団『二名様、ご案内!』バサッ

 

「…すまん」

 

川内「きっ、きゃあぁぁぁ!!」ズンッ

 

「ぷっ!?!?」

 

 

その瞬間、股間に雷が直撃したかのような激しい衝撃が走り、俺の金の玉は股間にぶら下がっているネオアームストロング砲がクッションのような形で守られたが、それでも衝撃は来るもので、周りの艦娘達の叫び声にも似た子守歌を聞きながら、意識を手放したのだった

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