この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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私が小説を書くときに意識しているのが見ている人達に対してどうすれば見やすいか?という点を意識しています。下に書くので小説書いてる人の参考にでもなってくれれば幸いです

 
・会話と心理描写
例えば二人の登場人物がいる場合は間隔を必ず一行空けて次の人に移っています。心理描写をする際は会話との区別をつける為に二行空けています。場面転換の時は三行にする時もありますが…これは私自身も試行中です

理由としては自分だけが納得出来る作品を。というのが目的でしたら上の内容を真似する必要はありません。しかし私達は人間であり、誰かに見られる作品を作ると自然と承認欲求が出てきます。それがモチベーションに成ったりする人もあると思います。他の人が作るブラック鎮守府作品を見たい為に作ってきた僕も最近そうなりつつあります

だからこそ誰もが読みやすい小説を作り、より多くの人に見て貰える作品にするんです。それが自分のモチベーションに繋がると考えています

 
こんな言い方しか出来ずにかなり上から目線で偉そうに言いましたが、少しでも助けになれる事を願っています


目を背けた。後手に回った

「…おごぇ」

 

「あー駄目だ。緊張すると吐きそうになる」

 

「えーと、やることリストにはあと何が残ってたかな…」ペラペラ

 

「雷に料理を教える。これはやったな」オムライス…美味かったな

 

「練度を上げて改造もやった。電と思い出を作る事もやった。元師にも連絡は飛ばした…」カリカリ

 

「それと鎮守府を発つ準備だけだが…これは作戦が終わった頃でやるとするか」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ」バシバシ

 

「…後はどうやってここから帰るかだなぁ」遺書って書いてたっけ?

 

 

・・・時は遡る・・・

 

 

電「司令官さん、ただいまなのです」

 

島風「たっだいまー!」ドンッ

 

霞「…ただいま」

 

「お帰り。楽しかったか?」ダキッ

 

島風「うん!以前の鎮守府とはまた風景が違ってて凄く楽しかった!お買い物したでしょ?ゲームセンターで遊んだでしょ?それとクレープも食べたりして…」

 

「ふっ。随分楽しんだな」ナデナデ

 

島風「うん!」ニパーッ

 

満潮「…」スヤスヤ

 

龍田「ほら、満潮ちゃん。鎮守府に着いたわよ」

 

満潮「…あっ、ふぇっ?」パチッ

 

「ご苦労だったな。龍田」

 

龍田「別に良いわよ~。楽しく過ごす事も出来たからね~」はいカード

 

「飯は食って来たのか?まだなら食堂行ってきな」パシッ

 

龍田「そういう事でしたら食べてきまーす」

 

「荷物とかあったらお前らの部屋に運ぶの手伝うぞ」

 

電「いやっ、司令官さんにそこまでしていただくわけには…!」

 

「良いんだよ。今日くらいは良い思い出で覚えていてほしい。俺がそうさせたいんだ」

 

電「…では、お手伝いお願いしますね」

 

「任された」

 

龍田「それじゃお願いしますね」ドサドサッ

 

島風「電ちゃん、後でねー!」ブンブン

 

霞「ほら、満潮行くわよ」ギュッ

 

満潮「うっ、うぅ~ん…」ポテポテ

 

「…これ、何が入ってるんだ?少なくとも四袋はあるんだが」

 

電「服が半分を占めているのです。残りはゲームセンターの景品や娯楽道具ですね」

 

「…どこの世界も女の買い物は凄いのか」ボソッ

 

電「?」

 

「それじゃあ運ぶか。ついでに色々話を聞かせてくれ」

 

電「じゃあ、ゲームセンターであった事なんですけど…」

 

 

如月「ただいまぁ…」

 

比叡「あ、お帰りなさい」

 

榛名「…榛名は少し部屋で休んできますね」スタスタ

 

比叡「…何かあったの?」

 

如月「えぇ。ホントに色々、ね…」

 

比叡「…大変だったんだね」

 

如月「皐月ちゃん達は?」

 

比叡「皐月ちゃんなら鈴谷さんと一緒に食堂にいますよ。向こうも疲れた顔して帰ってきてたんで大変だったみたい」

 

如月「ふ~ん…ちょっとからかってこようかしら」スタスタ

 

比叡「ほどほどにね~」

 

 

鈴谷「…はぁ」

 

皐月「…あとちょっとだったのにね」

 

鈴谷「クレーンゲームってあんなに早くお金無くなるんだね…帰るお金をあらかじめ残しておいて良かったよ」

 

皐月「あと少しって所がね~、僕の隣にいた人は簡単に取っていったのに」

 

鈴谷「…ま、何も収穫が無かったって訳じゃないじゃん?」

 

皐月「…だね」

 

鈴谷・皐月「「クレーンゲームはやらない」」

 

如月「どう考えても貴方達がのめり込んだ様にしか思えないんだけど?」

 

皐月「あ、如月。そっちはどうだった?」

 

如月「…結論から言うとね、瓜二つな別人だったわ」

 

皐月「えっ」

 

鈴谷「…鈴谷それ聞いたことあるかも、確かドッペルゲンガーってやつだよね?見たら死ぬって言う…」

 

如月「何だか混じってる気がするけどそれじゃないと思うわ。というかその理論で言ったら私達ってどうなるのよ」

 

鈴谷「あ、そっか」

 

如月「…でもね、まさか声も同じだなんて思わなかったわ」

 

皐月「…別におかしなことじゃなくない?」

 

如月「…言われてみればそうね」※艦娘基準

 

鈴谷「うーん、そうなると提督ってどこで別れたんだろ?鈴谷達がゲームセンターに行ったときは電ちゃん達だけだったしなぁ…」

 

龍田「ねぇ、隣良いかしら?」

 

皐月「あ、どうぞ」

 

龍田「ありがとうね~」ガタッ

 

鈴谷「…うぇ?」

 

龍田「うふふ、クレーンゲームは楽しかったみたいね?」

 

皐月「そうでもないよー…思うように動かないし、仮に掴んだとしてもすぐに落ちちゃうんだもん」

 

龍田「あれはバランスが大事なのよ?見た目以上に中身の重さが違ってるから、掴む部分も景品によっては変えないといけないしね~」

 

皐月「あー、だからあんなにスポスポ落ちたのかぁ…」

 

鈴谷「…さ、皐月?」チョイチョイ

 

皐月「ん?どうし…」チラッ

 

龍田「ハロー?」

 

皐月「…龍田さん!?」

 

龍田「はーい。龍田だよ?」

 

如月「電ちゃんと提督のデートってどうなったの?」

 

龍田「あら、知ってるの?」

 

如月「朝の食堂に人がいるのは珍しいもの。そんな時間に話してたら嫌でも聞こえるわ」

 

龍田「なるほどね。そうなるとデートが午前中だけっていうのは知ってるのかしら?」

 

皐月「えっ」

 

如月「…知らなかったわ」

 

龍田「提督だもの。一応私達のトップなんだから忙しいのは仕方ないんじゃないかしら?」

 

鈴谷「私達の頑張りって一体…」

 

龍田「ふふっ。それでも十分楽しんだみたいよ?貴方達の頑張りは無駄になっちゃったかも知れないけど、お土産話位なら話してあげるから」

 

如月「へぇ?それは是非聞いてみたいわね」

 

龍田「それじゃあまずは何から話そうかしらね…」

 

 

霧島「付近の海域では不自然なものは特になし。数時間前に哨戒に出た朝潮、曙、陽炎、川内、時雨、愛宕の計六名からの通信では、鎮守府近海で深海棲艦を発見したので撃滅したと報告を受けています」

 

女提督「分かったわ。後で旗艦の朝潮に敵の編成を報告書にして持ってこさせて」

 

霧島「はっ。失礼します」バタン

 

女提督「…いよいよ敵も準備してきてるって訳ね」

 

大淀「敵がこちらに来たのは偵察でしょうか?」

 

女提督「おそらくね。流石に詳しい内容は聞いてみないと分からないけど、あの編成で撃滅したということは駆逐艦と軽巡の組み合わせじゃないかしら?」

 

大淀「私もそう思います。でもそうすると敵の勢力の全貌がまだ図れませんね…」

 

女提督「戦闘は常に例外を考えておくべきよ。もしかしたら戦艦以上の敵が裏に控えてると考えても良いかも知れないからね」

 

大淀「戦艦以上?そんなのがいるんですか?」

 

女提督「深海棲艦にもとんでもないのがいてね、鬼や姫と呼ばれる敵がいるの。鬼が一人いれば私達の艦隊じゃ良くて撤退までにしか追い込めない程の力を持ってるの」

 

大淀「…とすると姫って」

 

女提督「相手にもよるけど、確実に町一つは潰れるんじゃないかしら?」

 

大淀「…恐ろしいですね」ブルッ

 

女提督「…それはともかくとして、彼にはアピールしないの?」

 

大淀「彼…っていうと提督ですか?」

 

女提督「そうそう。貴方は彼からしたら魅力ある存在なんでしょ?他の子達みたいに構ってなんて言えない立場なのは理解してるけど、時には弱さを見せても良いんじゃないかしら?そうしたら彼なんかコロッと行くと思うわよ?」

 

大淀「うーん。一度その姿を見せたんですけど、どうも上手くいっていない気がするんですよね」

 

女提督「へぇ?どんな時だったのか聞いても良い?」

 

大淀「提督が皆とお風呂に入る機会があったんですけど、その時に「待って待って?」はい?」

 

女提督「え?彼が一緒にお風呂に入ったの?しかも皆って事は貴方と一対一じゃなくて一対多って事?」

 

大淀「そうですよ。といってもあの頃の提督は幼い子供だったので特に女提督さんが考えてる事は起きていませんが」

 

女提督「は?彼が子供?いや、確かに彼は未成年だけど…いやでも幼いって言った?」

 

大淀「え、えぇ。今の提督より30cm程縮んで、顔も今より少し幼くなってまして…」

 

女提督「…その時の写真ってある?」

 

大淀「写真…いえ、流石に無いですね」

 

女提督「…そうなのね」

 

大淀「…女提督さんも提督に興味が?」

 

女提督「あ、その気は無いから安心して。どちらかっていうともう少し能力のある人間の方が私的には助かるしね」

 

大淀「あ、あはは…」

 

女提督「…でも、相手が出来づらいこの世の中なら彼でも良いかなーって思ってるのも事実よ?」

 

大淀「相手…ですか…」

 

女提督「貴方も探したら良いんじゃない?彼に興味が無いのならだけど」

 

大淀「…提督以外にそんな人はいるのでしょうか?」

 

女提督「一応いると思うわよ?まぁ男性だから奥手の人が多いと思うけどね」

 

大淀「…提督は男性なのに意外とグイグイ来るんですよね」

 

女提督「あれはねぇ…どちらかって言うと私達に近い気がするわね」

 

大淀「どんな育ち方したらああなるんでしょう?」

 

女提督「女性の様に育てられたとか?女性じゃなかったら跡目争いに苦労する家もあるらしいし」

 

大淀「えっ、提督ってそんな凄い人なんですか?」

 

女提督「それは無いんじゃないかしら?彼の行動的に」

 

大淀「あぁ…」自由奔放・放任主義・卑屈の極み…etc

 

 

不知火「…」

 

『俺の部屋で天龍達が遊んでるから離れられんってだけだよ。それに参加したらどうだって気持ちで誘ったんだが…』

 

不知火『…へ?』

 

『…一体何を考えたのかな?』ニコッ

 

不知火「ああぁぁ~~~!!!」ジタバタ

 

不知火「不知火の落ち度とは言え、あんな…か、勘違いを…//」

 

不知火「…やはり、嫌われてしまったでしょうか。不知火みたいな、えっ…っ~!」

 

陽炎「ただいま~って、何してんの?」

 

不知火「な、何でもありません!気にしないでください!」

 

陽炎「…あの男の提督?」

 

不知火「!?」ボッ

 

陽炎「その様子だと大分惑わされたみたいね?」クスクス

 

不知火「まっ、惑わされてなどいません!むしろあれは不知火のおち…!うぅ~!」

 

陽炎「あら、任務も完璧にこなそうとして、疲れた顔も一切出さない不知火が珍しい位にチカチカ変わるわね」

 

不知火「うっ、五月蠅いです!そういう陽炎こそ何で惑わされたって知ってるんですか!?」

 

陽炎「えっ…」

 

不知火「だってそうでしょう!?少なくともそんな言葉が出るのは同じ体験をした人にしか話せません!」

 

陽炎「……」

 

 

陽炎『…はぁ』

 

『すまん、起こしたか?』

 

陽炎『あら、まだ起きてたの?』

 

『ちょっとやることがな。で、どうした?』

 

陽炎『別に、ただちょっと眠れないだけよ』

 

『ふむ…ならおまじないでもしてやろうか』

 

陽炎『おまじない?』

 

『島風と霞には好評だったぞ?』

 

陽炎『ふ~ん…それじゃあお願いしてみようかしら』

 

『おし。それじゃそこで横になってくれ』

 

陽炎『これでいいの?』ポスッ

 

『あぁ。んじゃ目を瞑りな』

 

陽炎『はーい』

 

『……』トントン

 

陽炎『…何?セクハラ?』

 

『そんな気は無いから安心しろ。嫌ならやめるが?』

 

陽炎『…いえ、続けて頂戴。結構落ち着くし』

 

『はいよ』

 

陽炎『…ね、一つ聞いていい?』

 

『ん?』

 

陽炎『私、これでも結構汚いと思うんだけど?ここに来てからお風呂にも入れてないし、怪我とかもしてて大分見てられない姿なのに良く平気ね?』

 

『汚いんだったら洗えば良い。怪我したんだったら治せば良い。それだけの話だろ?』

 

陽炎『…そうだけど私の言いたい事はそうじゃないの。何でそんな奴に近づけるのって聞きたいんだけど?』

 

『変な事言うな?』

 

『お前がどんな奴かは知っている。なのにただ見た目が汚いだけで近づかない理由にはならんだろ?全く知らん奴ならともかくとして』

 

陽炎『…任務に失敗したのに?』

 

『たかが失敗で見捨てるかよ。そもそも成功しないってのも場合によっては提督の采配のせいで絶対に達成出来ないなんて事があるんだからな』指定の艦種を入れなかったりとか…

 

『それに勘違いしちゃいけないのが、失敗したらそれで終わりじゃない。次はその失敗を踏まないように気をつければ良いだけだ。そうすればいずれ成功に辿り着く』

 

陽炎『…私にはそのチャンスさえ来ないわよ』

 

『じゃあ諦めろ。そもそも動こうともせん奴にチャンスが来ると思うな』

 

陽炎『なっ…そんな言い方無くないかしら?』

 

『ただの事実だよ。断言してやる。何もしようとせん奴にチャンスは絶対に訪れない。そんな奴にチャンスが起こるとするなら仕組まれてるか、誰かの助けがあって生まれる位しかないんだよ』

 

『…そんな作られたチャンスを掴もうとすれば絶対に堕落する。次もまたこんな機会があるかも知れないって、ただ何もせずにじっと待つしかなくなるんだよ』

 

陽炎『…知ってるみたいな言い方するのね』

 

…俺がそうだからな

 

陽炎『え?』

 

『…だから絶対に待つなんてことはしない事だ。そうすれば俺みたいになる事は無い』

 

陽炎『…貴方』

 

『…さ、もう寝ろ。いい加減に眠くなってきただろ?』

 

陽炎『…最後に一つ聞いていい?』

 

『なんだ?』

 

陽炎『今のを話したのって私だけ?』

 

『…さぁな』

 

陽炎『…ふふっ。そっか』

 

『分かったら早く寝な。明日は濡れタオルしか渡せんがそれで体を綺麗にしろ』

 

陽炎『はいはーい。そういう事ならゆっくり寝させて貰いまーす』

 

『…お休み』トン…トン…

 

陽炎『お休みっ♪』

 

 

陽炎「…ふふっ。不知火とは違うけどね♪」クスッ

 

不知火「なっ!?一体何をしたんですか!?詳しく教えてください!」

 

陽炎「ひ~み~つ~♪」

 

不知火「か、陽炎~!?」

 

 

 

「…はぁ」ゴクゴク

 

「全体的に明るく振舞ってるが不安が隠しきれていない。だが反対に士気は高い。これなら敵が正面切ってぶっ潰す程の戦力じゃない限りは勝てるか」

 

「…ま、それでもまだまだか」

 

 

海 ザバッ

 

 

「…参ったな。お客の予定なんて今日は入っていないんだが…」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ」ビシッ

 

「…ついてこいってか」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ」コクコク

 

「そんじゃ確認させろ。お前以外に仲間『ガンッ』…オーケイ」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッオッ」ガシッ

 

「あ、待ってくれ。せめてこの帽子だけは置かせてくれ。大事な物なんだ」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッ」シッシッ

 

「さんきゅ」パサッ

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ?」

 

「あぁ、もう良いよ。早く連れて行ってくれ」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッ」バシャッ

 

「…ところでどうやって連れて行かれるんだ?今下半身が海面に浸かってるんだけど」

 

ヲ級(フラグシップ)「…」ウーン

 

「…その杖持っててあげるから抱きかかえてくれませんかねぇ」

 

ヲ級(フラグシップ)「オヲッ!?」ビクッ

 

「いやだってそれくらいしかないし…仮にボートなんか使えば何かあったと思われるのは明白だぞ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「ウッ…」

 

「な、頼むよ。俺だって風邪ひきたくないし、走る勢いでクラゲとぶつかったらワンチャン俺死ぬかも知れんし」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オ…ッ」スッ

 

「賢明な判断に感謝する」パシッ

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッ」グッ

 

「それじゃ安全運転で頼んだ」

 

ヲ級(フラグシップ)「…ハァ」ザァー

 

 

・・・冒頭に戻る・・・

 

 

「しっかし島に監禁とは…てっきり海の底が拠点だと思ってたんだけどな」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ?」

 

「まだ死ぬ気はない。アイツらが艦娘であるうちはな」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッオッ?」

 

「何でって顔されても…それが提督ってもんだろ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オ~」

 

「…そんなに関心することかね」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ、オッ」

 

「貴重…ねぇ?至って普通だと思うんだがなぁ」

 

イ級「グガッ」バシャ

 

リ級(エリート)「…」チラッ

 

「お、仲間か」

 

リ級(エリート)「…」ガチャ

 

ヲ級(フラグシップ)「…」バッ

 

 

無言でこちらに砲門を向けるリ級とそれを庇う様に前に出るヲ級。それを見たリ級は少したじろぐ様に下がったかと思えば砲門を下げ、少しイラついたのか地面を蹴って悔しさを紛らわしているように見えた

 

 

「…わざわざ守る必要は無かったんじゃないか?お前等からしたら俺が生きてようが死んでようがどっちでもいい筈だろ?」

 

リ級(エリート)「!」バッ

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ」バシッ

 

「いってぇ!?」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ、オッ」プンプン

 

「命を粗末にするんじゃありませんってか?」

 

ヲ級(フラグシップ)「オッ」

 

「はいはい。分かったよ」

 

リ級(エリート)「…」

 

「それはそうとヲ級、お前新入りだろ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッ」ブンブン

 

「いやいや、お前は拒否してるが新入りだってのは良く分かる。本物のヲ級ならオッだけで会話しないんだよ」

 

ヲ級(フラグシップ)「…えっ?」

 

「ちゃんと喋るぞ?俺達にはオッとしか聞こえんのかも知れんが、実際はちゃんと言葉で喋ってる」

 

ヲ級(フラグシップ)「…じ、じゃあ、さっきまで会話出来てたのはどうして?」

 

「その人の雰囲気、話の流れ、表情からある程度の会話を予測して話してたにすぎん。流石に一切表情が分からんとかなら無理だが、お前はまだ分かりやすい」

 

ヲ級(フラグシップ)「…オッ」バッ

 

「あ、今のは多分今までオッで話すのが正しいと思ってずっとそれで会話を「や~め~て~!」」

 

ヲ級(フラグシップ)「もうやめてください…お願いです…」プルプル

 

「…可愛くない?」クルッ

 

リ級(エリート)「…分かる」コクッ

 

イ級「意外な一面でした」コクッ

 

「…イ級も喋るんかい!?」というかいたのかよ!

 

イ級「…グガッ、グガッ」

 

「今更喋れませんアピールはいらんわ!」

 

イ級「ちぇ。つまんなーい」

 

「イ級だけは表情分からんからなぁ…流石に驚いた」

 

リ級(エリート)「ま、そんなことは置いといてだ。お前、何でヲ級が新入りだと知ってるんだ?まさか深海棲艦に知り合いでもいる訳じゃないだろ?」

 

「そんなまさか!敵に知り合いなんていませんよ~」

 

リ級(エリート)「お前まさか…いや、別に良い。それなら聞くことは早いな」

 

リ級(エリート)「お前寝返れ」

 

「丁重にお断りする」

 

リ級(エリート)「なんでだ?」

 

「深海棲艦も確かに可愛いんだが、ぶっちゃけ似た顔が多くてつまらん。それなら艦娘の方がまだいい」

 

リ級(エリート)「おい、コイツ酷いぞ。というかクズだぞ」

 

イ級「え~?そんなに醜い?世間では割と可愛い部類に当てはまると思うんだけどな~」

 

「ごめん。流石にシャチレベルのデカさで見た目魚は守備範囲外」

 

イ級「…深海棲艦になるの早まったかしら」

 

リ級(エリート)「あっ!コラッ!?」

 

「あ、そこら辺の事情は大体知ってるんで別に話さなくて良いです」

 

リ級(エリート)「…鳳翔さん、アンタとんでもない奴連れてきたな」

 

「いやまぁこうして連れてこられた以上俺にはどうすることもできないし、煮るなり焼くなり好きにしろ状態なんだけど…とりあえず一旦落ち着こうぜ?」

 

リ級(エリート)「…お前はもう少し慌てろよ」

 

「ピエン」

 

リ級(エリート)「よっしゃ殴らせろ」グッ

 

「ごめんて」

 

イ級「話を戻すけど、寝返って欲しいってのは本当よ?といっても一時的で良いから。それさえ終われば貴方は無事に返すって約束するわ」

 

「んー、そういわれてもなぁ。一時的に寝返ったとしても後からどんな処分が下るか…下手したら俺だけの責任問題だけじゃ済まんしさ」

 

リ級(エリート)「つまりあれか?何かしらの見返りが欲しいと?」

 

「そういうこった」

 

ヲ級(フラグシップ)「うーん…そうですねぇ…」

 

リ級(エリート)「…ならお前が死体で帰れば良いだけだ。そうすりゃ少なくともお前の艦娘共にとばっちりが行くことは無いだろうよ」

 

「ソイツは困るな。俺もまだ生きていたい」

 

リ級(エリート)「はっ。提督なんて艦娘を良い様に扱うだけの存在だろ。別にそんな奴が一人や二人いなくなったところで誰も気にしねぇよ」

 

「そうじゃない提督だってわんさか…はいないか。それでも極少数はいるよ」

 

リ級(エリート)「お前がそうだって証拠はあんのかよ?それが証明出来ないなら生きてても仕方ないよな?」

 

「証拠って言われてもなぁ…あっ、あれがあった」ゴソゴソ

 

リ級(エリート)「なっ!?お前まさか武器かなんかを」

 

「アホか。そんな都合よく持ってる訳ないだろ」ピラッ

 

ヲ級(フラグシップ)「証拠持ってる方がよっぽど都合が良いと思うんですけど…」

 

イ級「…それは?」ヨジヨジ

 

「…陸に上がって大丈夫なの?」

 

イ級(後期型)「大丈夫よ。足が生えてるから」

 

「えぇ…」

 

イ級(後期型)「あっ、確か電って艦娘よね?随分仲良さそうじゃない」

 

リ級(エリート)「…お前はやっぱり殺す」

 

「えっ、なんで?」

 

リ級(エリート)「艦娘がこんなに楽しんでるような顔して写真なんか撮るかよ!しかも何だこれ!ずっと一緒とか気持ち悪い事書いてんじゃねぇ!」

 

「ぶちのめすぞ。それを書いたのは電だ」

 

リ級(エリート)「それがホントだって信じろってか!?ふざけんな!」

 

「あぁ!?どう考えても書いてある事が事実だろうが!こんな凝ったデザインの文字なんか事前に準備してない限り出来る訳ないだろ!」

 

リ級(エリート)「う、うるせえうるせえ!そもそもこんなに都合よく出すなんてこと自体がおかしいんだよ!そんなもん信じられっか!」

 

ヲ級(フラグシップ)「あら?それはつまり私が彼に準備する暇を与えてあげたって事?」

 

リ級(エリート)「あっ!いや、違うんですよ!そんなつもりは…!」

 

ヲ級(フラグシップ)「…ま、いいわ。今は仲間だもんね」

 

「…?」

 

イ級(後期型)「ねぇねぇ、電とはどんな関係なの?」

 

「ただの部下だよ。一番信頼してる奴だ」

 

イ級(後期型)「一番ねぇ…」

 

「アイツ今頃何してんだろうなぁ…今回はブチギレて無かったら良いが…」

 

イ級(後期型)「…心配してくれてる。とかじゃなくて?」

 

「いや…自由奔放に行動してたから多分またいなくなってブチギレてる気がする。それも魚雷持って怒鳴り声上げながら探してんじゃねぇのかなぁ…」

 

 

電『提督の馬鹿は何処いったのです!?』ガシャーン!

 

大淀『遊びたくなったとの事で街に繰り出してます!』

 

 

「…ははっ。笑えんな」

 

イ級(後期型)「どう考えても貴方の過去の行動が原因だと思うけど…」

 

リ級(エリート)「へっ。クズにはお似合いだな」

 

ヲ級(フラグシップ)「コラッ。そういう事を言うんじゃありません」

 

「さて、どうでもいい話はこれくらいにして、俺を攫った目的はなんだ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「…うーん」

 

「…?どうしたんだ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「…正直、貴方を連れてくる予定は無かったのよ」

 

「…へ?」

 

ヲ級(フラグシップ)「偵察に来てるのがバレちゃったから思い切って連れてきたのは良かったんだけど、どうするか全く考えてなかったの」

 

「は、はぁぁぁ!?」

 

「馬鹿なの!?バカなの!?BAKAなの!?」

 

ヲ級(フラグシップ)「馬鹿馬鹿言わないで。自分が馬鹿になっちゃうわよ?」

 

「やかましいわ!どう考えたってバカだよ!まさかの計画的な犯行かと思えば、衝動的な犯行だったことに驚きを隠せないよ!」

 

イ級(後期型)「うーん、もういっそのこと魚雷に入れて撃っちゃう?」

 

リ級(エリート)「そんなのよりも派手に砲撃で吹っ飛ばした方が良いだろ。敵の目の前でやりゃあ少しは動揺を誘えるはずだ」

 

「流石に勘弁してください。というかやるにしても服に血を付けて近くの海に流せば良いだろ。そうすればまだ生きてるかもしれないって希望を抱いた奴らが死に物狂いでこっちに向かってくるだろうから、そこを利用して魚雷でも空爆でもやれば良いじゃないか」

 

リ級(エリート)「えぐい事考えるなお前…」

 

「戦闘は戦う前から始まってんだよ。戦争なんていつ起こるか分からない戦いなんか特にな」

 

イ級(後期型)「でも~それだとこっちに被害が出そうよね~」

 

「なら俺を連れて囮にしながら戦闘すれば良いだろ。そうすれば向こうは俺に当てるのを躊躇うし、危なくなったら目の前で俺を砲撃でも首を絞めてからの首折りとかすれば戦意喪失する奴だって出るはずだ」

 

イ級(後期型)「…なるほどね」

 

リ級(エリート)「でもよ、それでも向かってくる敵にはどうすれば良いんだ?」

 

「理性のある敵だぞ?そんなことをする奴は少数だろうし、逆に突っ込んでくるなら狙い撃ちしてやれば少しとはいえ敵の戦力を削れるはずだ」

 

イ級(後期型)「じゃあそれを止める人がいたら?」

 

「そんな時はそいつを狙えば良い。基本的に旗艦がそういった役割をする事が多いが、補佐としてしている奴もいる時がある。敵の指揮官を倒せば一時的とはいえ部隊は混乱する。その時を狙えば十分勝機は得られるはずだ」

 

ヲ級(フラグシップ)「…随分色々考えてくれるわね?」

 

「俺の利用価値を示してるだけだ。内心は何時殺されるかビクビクしてるよ」

 

ヲ級(フラグシップ)「ふ~ん…ま、私達が有利になりそうな話をしてくれるんだし、しばらくは生かしておいて良さそうね」

 

「理解してくれて助かるよ。ただそういう事なら俺の存在を他の奴等にも知らせといてくれよ?見知らぬ奴がいる!殺せ!なんてなったら困るからな」

 

ヲ級(フラグシップ)「そこらへんはしっかりしてますから安心してください。ただお利口にお願いしますね?例えば味方に連絡を取ろうとするとかは…」

 

「それなら安心しろ。さっき携帯を見たら圏外って出てたからな」

 

リ級(エリート)「…圏外ってなんだ?」

 

「あー、ようは通信出来ない状態って事だ」

 

リ級(エリート)「なるほどな…それなら安心か」

 

イ級(後期型)「それじゃあ私は仲間に知らせてきますね~」ザザッ

 

「いってらっしゃ~い」フリフリ

 

リ級(エリート)「アンタは俺が監視させてもらうぞ。変な行動を見せたら速攻で穴を開けてやる」

 

「へぇへぇ。分かりましたよ」

 

リ級(エリート)「てめぇ…」ピクピク

 

ヲ級(フラグシップ)「それじゃ私は少しお話してきますので、しばらくここでゆっくりしててくださいね」

 

「おう。いってら」フリフリ

 

ヲ級(フラグシップ)「…はぁ。気が狂っちゃう」

 

 

 

0600 決戦当日

 

 

電「司令官さんはまだ見つからないんですか!?」

 

女提督「えぇ。見つかったのは帽子くらいよ」

 

電「はぁ。あの人は全く…!」

 

加賀「…随分落ち着いてるわね。貴方達の提督が行方不明だってのに」

 

電「…あの人は自由奔放ですけど理由も無くいなくなる人では無いのは知っていますから。だからこそ今回の行方不明が不味いものだってのが良く分かるのです。逆を言えばまだ生きてる可能性があるって事ですし」

 

加賀「…なるほどね」

 

瑞鶴『こちら瑞鶴、聞こえる?』

 

女提督「聞こえるわ。何か見つけたの?」

 

瑞鶴『提督さんが着ていたと思われる血濡れの服を見つけたわ。ただちょっとおかしな点が幾つかあるの』

 

女提督「おかしな点?」

 

瑞鶴『血で濡れた場所なんだけど、刺された箇所も無ければ焼け焦げたような跡も無いの。特にそれ以外で目立つ点が何もないのよ』

 

女提督「…意図的に流された?」

 

電「…これは開戦の合図と取って良いんでしょうか?」

 

女提督「…私はまだ彼の事を完全に知ってるわけではないわ。だから一番彼と関わった電に聞きたいのだけれど、彼の意図とか分かったりしない?」

 

電「……」

 

電『瑞鶴さん、そちらの軍服の胸ポケットに何か入っていませんか?』

 

瑞鶴『胸ポケット?…うわ!ナニコレ!?腕がずっぽりと入るんだけど!?』

 

電『何でも良いですので何か見つけたら教えて欲しいのです』

 

瑞鶴『ち、ちょっと待ってね…うわぁ、なんか変な感じ…』ゴソゴソ

 

瑞鶴『…あっ、何か掴んだ』スルッ

 

瑞鶴『…電ちゃんとのツーショット写真の裏にル級×3って書かれたのがあるわ』

 

女提督「…今攻略中のあそこじゃないの」

 

電「そうすると敵の戦力は少なく見積もってル級三隻以上と…」

 

瑞鶴『これを見つけたのは鎮守府近海です。もしかしたらこれは意図的に流された物かも知れません』

 

女提督「…ちゃんと来ないとこうなるって言いたいのかしらね」

 

電「…良い度胸してるのですね」

 

女提督「瑞鶴、貴方は帰ってきなさい。貴方には後で朝会の内容を伝えておくから」

 

瑞鶴『分かりました。通信終了します』ブツッ

 

 

ドア コンコン

 

 

女提督「入りなさい」

 

大淀「失礼します。総員起こしが完了しました。現在は食堂にて集まっています」

 

女提督「分かったわ。二人も向かうわよ」

 

電・加賀「はっ!」

 

 

食堂 0605

 

 

女提督「全員傾聴!」

 

 

食堂で待機していた全員が一斉にこちらを向く。その視線は決して信頼という目ではなく、上官がやってきたからそうしたという義務感から来る視線としか感じ取れなかった

 

 

女提督「先程電達の提督の制服が血に濡れた状態で発見しました」

 

全員 ザワッ

 

女提督「落ち着いて。服に目立った傷跡が無い事から彼はまだ生きていると推測します。ですがおそらく猶予としては殆どないと予測されます」

 

女提督「よって本日予定していた1800からの夜戦想定ではなく、二次作戦として予定していた1000から作戦開始とします。編成に関しては駆逐艦と本作戦に直接参加しない者はそのまま鎮守府の防衛。作戦参加者に関しては二次作戦の時に編成したやり方でお願いします」

 

金剛「ハーイ。ちょっと良いですカ?」

 

 

そう言って声を上げたのは私の鎮守府では最高戦力を誇る金剛だった。周りもその声に驚いたのか、少し肩が震えている者も何人かいた

 

 

女提督「何かしら?」

 

金剛「作戦を変更するということはつまり、彼が考えていない作戦を利用するって認識であってますよね?」

 

女提督「えぇ。そうよ」

 

金剛「その理由は?」

 

女提督「彼の服が見せしめだとしたら、過程はどうであれ尋問されたという事でしょう。そうなれば彼はこちらの作戦をあっさり吐くかも知れない。だから作戦を変更するのよ」

 

金剛「では彼を救出する作戦もそこに含まれてるという事ですよね?」

 

女提督「…どういう風の吹き回し?」

 

金剛「ん?そんなにおかしい事デスカ?」

 

女提督「貴方が他人を心配するっていうのが信じられないのよ」

 

金剛「失礼デスネー。これでもちゃんと人並みには心だってありまーす」

 

 

それを聞いた瞬間に周りの雰囲気が一変する。その言葉をお前が言うかと、怨嗟が金剛の周りを渦巻く様に纏わりついているのが、見えないハズなのに見えた気がした

 

 

愛宕「…それを信じろって言うの?」

 

金剛「そう思ってもらうしかありませんネー。別に彼の事は嫌いじゃないですし、むしろ好きだとは思ってますよ?初めても取られちゃいましたし」

 

愛宕「…は?」

 

 

その瞬間、場が凍った。時計のコチコチという音がとても大きく聞こえてしまうほどに周りからは何も聞こえない。息を吞む音でさえ聞こえる事は無かった

 

…彼には節操無しの称号をあげましょうか。彼の艦娘達から黒いオーラが全身から滲み出てるんだけど、あれこそ目の錯覚だと思いたいわ

 

 

時雨『愛宕、顔に出てきてるよ』ピキッ

 

愛宕『時雨も人の事言えないわよ』イライラ

 

時雨『…あれ?』

 

女提督「…貴方は主力で行ってもらうんだから救出は別の人に期待しなさい。勝手な行動は許さないわよ」

 

金剛「了解ネー!まっかせてクダサーイ!」

 

電「…提督、お願いがあるのですが」

 

女提督「許可します」

 

電「…内容は聞かなくても良いのですか?」

 

女提督「迎えに行くんでしょ。別艦隊も考えてなかったわけじゃないから、そこに貴方達を入れれば良いだけだしね」

 

電「…ありがとうございます」

 

女提督「けど少し作戦を変更しないとね。鳳翔と相対するのは主戦力達で変わりないけど、彼を救出する艦隊をどうするべきかしら」

 

川内「それなら水雷戦隊ならばどうでしょうか?本格的な戦闘になるのは主戦力の人達ですし、ある程度の戦力を持った敵が相手でも水雷戦隊ならば撃退が可能かと思われます」

 

女提督「…その通りね」

 

女提督「それなら主力六名、防衛六名、救出を五名編成で行こうかしら。主力と防衛の編成を少し変更します」

 

 

主力艦隊

・加賀(旗艦)

・比叡

・電→霧島

・金剛 ※強制参加

・瑞鶴→愛宕

・川内

 

防衛

・天龍(旗艦)

・荒潮

・龍田→曙

・榛名

・霧島→鈴谷

・愛宕→瑞鶴

 

救出

・龍田(旗艦)

・電

・夕立

・雷

・時雨

 

 

女提督「以上よ。何か質問は?」

 

天龍「はい」バッ

 

女提督「何かしら?」

 

天龍「俺が旗艦なのは何でっ…でしょうか?」

 

女提督「貴方の能力を買っての事よ。戦闘になると冷静さを少し失うようだけど、駆逐艦の些細な変化に気付いたりしてたし、周りの気配りは特にしっかりしてると思うわ。防衛だから前に出て戦う事もあるでしょうけど、散々叱られた貴方なら大丈夫でしょ?」

 

天龍「…挽回のチャンスを下さりありがとうございます」ペコッ

 

女提督「他は?」

 

電「主力部隊が潜水艦の可能性を無視した編成だと思うのですが」

 

女提督「大丈夫。敵に潜水艦は出ないわ」

 

電「…了解なのです」

 

女提督「他に質問ある人は…いないようね」

 

女提督「それでは解散!各々準備に取り掛かりなさい!0945に港に集合よ!」

 

全員「はっ!」

 

 

不知火「沈めっ…!沈めっ…!」カチャカチャ

 

龍田「……」ニコニコ

 

島風「…アハッ」キュッキュッ

 

電「地獄の鬼が地上に乗り出したみたいな雰囲気を感じるのです…」

 

金剛「皆さん意外と初心で可愛いですネ~」

 

電「元はと言えば貴方のせいなのですが」ジロッ

 

金剛「まぁ初めては奪われましたが、アレに関しては私の行動の結果そうなったとしか言いようが無いですからネー。ある意味自業自得と言えばそうなんですけど」

 

電「そんなことだろうと思ってましたよ…」

 

夕立「天龍さん、離して!あの人撃てない!」ジタバタ

 

天龍「やめんか!アイツは今回の作戦の主力なんだぞ!」ガシッ

 

曙「…そんなに初めてにこだわるものなのかしら?別に最後に自分に尽くしてくれるなら良くない?」

 

文月「そうかなぁ?だって初めてを取られたって事は特別だって証明だと思うよ?」

 

満潮「そうよね?同じ事は何度も出来るけど、初めてはその時しかない訳じゃない?やっぱり大事なんじゃないかしら?」

 

金剛「ぶふっ。チェリーガールがなんか言ってるデース」プークスクス

 

文月「ムカッ!文月だって提督さんに初めて貰ったもん!」

 

全員「!?」

 

島風「…何貰ったの?」ギラッ

 

文月「ひっ…!?」

 

龍田「島風ちゃん、怖がらせちゃ駄目よ?じゃないと聞き出せなくなっちゃうからね~?」ギラッ

 

天龍「お前の方が怖いわ」ペチッ

 

龍田「やん、天龍ちゃんったら酷~い」

 

満潮「で、結局何貰ったの?」

 

文月「あ、あの…ドロップを貰ったの」

 

曙「…艦娘を貰ったの?」

 

文月「ち、違うよ!飴のドロップ!おやつが欲しいってお願いしたら貰えたの!」カラン

 

島風「…ふっふーん。それなら私の方が早いよ!提督と出会った時におやつを貰った事あるもん!」

 

文月「ふ、ふえぇぇ!?」

 

満潮「っていうかおやつって…もうちょっと特別な物は無い訳?」

 

龍田「あると言えば電ちゃんのデートくらいかしらねぇ」

 

金剛「WHAT!?聞いてナイヨ!?」

 

龍田「そりゃあ昨日の深夜に決行が決まって午前中だけだったもの。それに関しては何も文句の付けようは無いから仕方ないけどね~」

 

天龍「そういう意味で言えば艦娘とプリクラを撮ったのも電が初めてだったりしてな」

 

電「…ふふっ」ピキッ

 

全員「!?」

 

電「そういえば司令官さん、電との写真を大切にしてくれてるって言ってたのに、わざわざ連絡用に使ったんですよね?さながら使い捨てのメモ用紙の様に伝言を書いてポイッと海に流すなんて…これはちょっとお話が必要なのです」フフッ

 

龍田「…天龍ちゃん、お願いだから旗艦を変わってくれない?」プルプル

 

天龍「断る」プルプル

 

金剛「…喧嘩売らなくて正解でしたネー」ダラダラ

 

 

結論 キレた女性が怒る原因に男性がいた場合、男性が悪い時がほとんどである。それが誤解であれ

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