この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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いつぞや話したテンションに任せて作りました。書いてて自分の知ってるゲームネタを一部入れましたが、多分全部書こうとしたら文字数二倍はいきそうなので大分厳選に苦戦した作品です…

ホントいつもの事だけどキャプションのネタが尽きた。もう書かなくても良いんじゃないかな


追記 24/2/20
予約投稿忘れて遅くなりました。すいません


ゲームは一日一時間。娯楽を学び、学習すべし

雷「こっちはもう良いわよー!」

 

不知火「こっちも準備完了です」

 

文月「準備オッケー!」

 

曙「後は提督の許可だけよ!総員、執務室に出撃準備!」

 

駆逐隊「オーッ!」

 

鈴谷「…何してるの?」ヒソヒソ

 

瑞鶴「夜更かしですって。提督さんのゲームをクリアするまで一日それで遊ぶんだとか」

 

鈴谷「え、えぇ…?色々と大丈夫なの?確か提督さんのゲームって…」

 

瑞鶴「それに関しては大丈夫よ。加賀さんがチェック入れたらしいから」

 

鈴谷「…加賀さんってゲーム出来るの?」

 

瑞鶴「いえ。全く出来なくて訓練に行っちゃったわ」

 

鈴谷「だよねー。寧ろ出来るイメージが湧かないもん」

 

瑞鶴「問題はそこからよ。それを見た皐月ちゃんがやろうとしたけど駄目だったから駆逐艦を呼んで一緒にやろうって事になってね。それが連鎖して殆どの駆逐艦が参加しようって事になったのよ」

 

鈴谷「えぇ…?滅茶苦茶大変な事になってない?」

 

瑞鶴「だからよ。ホントにもう…昨日の事が嘘みたいな騒がしさで嫌になっちゃうわ」スタスタ

 

鈴谷「…にしても加賀さんがゲームねぇ。一体なんだってそんなのをしたんだろう?」

 

 

女提督「駄目です」キッパリ

 

雷「そんなぁ…」

 

大淀「というか何で急にそんなことを?何か理由でもあるの?」

 

皐月「えっとね、加賀さんが『くっ、私には…出来ないッ!』って言ってたから面白そうだと思ったの。それを皆に話したら、じゃあ一緒にやってみようって話になってさ」

 

女提督「ゲームならセーブしながらやったらいいじゃない」

 

雷「セーブ?」

 

女提督「あぁ…そこからなのね」

 

 

女提督 いろいろいろは

 

駆逐艦 まるまるうまうま

 

 

雷「なるほどね」

 

女提督「一気にするものじゃないのよ。少しずつやっていくのが良いんだから」

 

潮「うーん…やっぱり今日はやめとく?」

 

雷「で、でも…」

 

女提督「…ちなみにどんなゲームなの?」

 

雷「え?えーっとね…ぷ〇ぷ〇でしょ?桃〇郎〇鉄でしょ?ド〇〇〇キ〇グ〇ムに、マ〇オってゲームと…」

 

女提督「わ、分かった。もう良いわよ…」

 

大淀「色々あるんですね」

 

女提督「とりあえず遊ぶのは許可するけど、やり過ぎない事と喧嘩しない事。一つの任務を終了した人達が一時間だけ遊ぶのを許可します。今回は皆初めてゲームで遊ぶって人もいるでしょうし、今日だけ私のお昼休憩の時間までなら良いわよ」

 

曙「…よしっ」グッ

 

女提督「大淀、お昼休憩って何時までだっけ?」

 

大淀「1400までです」

 

女提督「よしっ。なら私も混ぜてくれない?」

 

文月「提督もやるの!?」

 

女提督「あら、いけない?これでも皆よりかは出来ると思うわよ?」

 

雷「寧ろ心強いわ!あんなにたくさんからどれからするか迷ってたの!」

 

女提督「…待って?一体どれだけのゲームをするつもり?」

 

雷「とりあえずあるだけやろうと思うの。その方がまた遊びたいゲームが見つかるかも知れないじゃない?」

 

女提督「言ってることは分からないでもないけど…どれくらいあるの?」

 

曙「箱の奴なら100個近く無かった?」

 

女提督「ひゃっ…!?いや、ちょっと待って。もしかしてそれって彼の私物だったりしない?」

 

雷「え?そうよ?」キョトン

 

女提督「…大淀、私物を勝手に触られたら彼って怒ると思う?」ヒソヒソ

 

大淀「…分かりかねます。ある程度の事なら許容はしてくれますが、流石に私物まで踏み込むのは…」ヒソヒソ

 

女提督「うーん…あ、じゃあ彼から教えてもらったゲームとかは無いの?」

 

霞「えぇっと…それならぷ〇ぷ〇かしら?短い時間で遊べるゲームだったから丁度いいと思うの」

 

女提督「じゃあそれで遊びましょうか。ルールは知ってるの?」

 

霞「それなら私が知ってるわ。色々と教えてもらったからやりながら教えるわね」

 

夕立「頭使うのはちょっと苦手っぽい…」

 

曙「これも訓練だと思えばいいのよ。頑張りましょ?」

 

夕立「うぅ…」

 

女提督「…それじゃあ、私に勝てたら一日お休みにしてあげようかしら?」

 

駆逐艦「ホント!?」

 

女提督「勝てたらね。”鬼の16連鎖”の異名を持つ私に勝てると思うならの話だけど」フフンッ

 

霞「…私だって7が限界なのに」

 

駆逐艦(鬼畜提督…)

 

 

 

――ぷ〇ぷ〇は魔〇物語というのが元である――

 

 

 

霞「あっ、あっ!待って!止まってぇ!?」

 

女提督「待ちませーん♪」パッヨエーン!

 

霞「イヤァァァ!?」ム、ムネンジャア…

 

鈴谷「か、霞が半分までようやく積んでいったと思ったら既に提督の攻撃は終わっていた…超スピードなんてものじゃない。恐ろしい程のやりこみをしている…!」

 

女提督「ふふっ。次は誰がやる?」

 

曙「次は私よ!」グッググ~♪

 

女提督「ふふん、その行動は無謀だって事を教えてあげるわ」イッキマース!

 

潮「曙ちゃん頑張って~!」

 

島風「うぅん…何でああやって積んでいくの?パッと消した方が良いと思うんだけど」

 

霞「ああやって積んでいった方がより効率よく相手を邪魔する事が出来るのよ。だから二人共ああやって積み重ねてるって訳」

 

夕立「これでどうっ!」タンジェント!

 

文月「あっ、それじゃないよぉ!?」ズドーン!

 

如月・皐月「「テトリス!」」TETRIS!

 

龍田「うふふ、結構楽しいわねぇ」ヤッフゥ!

 

雷「あ!スター盗られた!」

 

響「ハラショー」ケケケッ

 

暁「このリモコン動かすのは結構大変ね…軽いけど腕が疲れちゃうわ」ググッ

 

電「暁ちゃん、体が曲がっちゃってるのです」

 

暁「し、しょうがないでしょ!そうしないと曲がらないんだもの!」

 

電「ふふっ」クスクス

 

不知火「不知火を怒らせたわね…」ドーンッ!

 

陽炎「アハハッ!不知火弱すぎ!」

 

朝潮「隙ありっ!」フ○ルコンッパンチ!

 

陽炎「しまったっ!」ドーンッ!

 

川内「うわ、えっぐ…」

 

荒潮「にぎやかねぇ」

 

満潮「サラッと別のゲームも持ち出されてるけど、特にお咎め無いのね」

 

電「使って良いとの許可を頂きましたから。まだ無事らしくて安心しました」

 

満潮「無事って…いやまぁ分かるけど」

 

荒潮「流石にあの人には死んでもらいたくないものねぇ。怪我もしてほしくないけど」

 

天龍「それにしても哨戒しなくて良いのかよ。一応警戒網くらいは貼っておいた方が良いんじゃねえの?」

 

女提督「それなら大丈夫よ。妖精さんが監視してくれてるから」報酬は砂糖20kg

 

天龍「妖精が?でもそうなるとボーキとかの消費がヤバいんじゃ?」艦載機飛ばしてんだろ?

 

女提督「電気だから大丈夫よ。しかも人力だから資材の消費はほとんど無いわ」

 

荒潮「…人力?」

 

満潮「…ここにいない人達で言うと加賀さんと瑞鶴さん?」大淀さんと愛宕さんは執務中よね

 

女提督「自転車を漕いで発電しながら艦載機を飛ばさせてるわ」

 

満潮「どこの罰ゲーム!?というか飛んでる艦載機にどうやって電気送ってるのよ!というか電気で飛ぶの!?」

 

女提督「あまり深く考えると、お腹が空きますよ?」

 

満潮「考えないでどうするの!」クワッ

 

女提督「加賀は食料のギンバイしようとしたからね。瑞鶴はその監視役よ」

 

電「…何故ギンバイを?」

 

女提督「何でも牛丼が食べたかったらしいわ。榛名に話したのが失敗だったとか訳の分からない言い訳をしてたけどね」

 

天龍「牛丼って…確かご飯の上に牛肉が乗った食べ物だよな?」

 

女提督「そうそう。あれを何度か再現しようとしたんだけど駄目でね…ヤバ、言ってたら食べたくなってきた」

 

電「…電もお腹空いてきたのです。そういえばお昼はまだ食べていませんでした」グゥ~

 

女提督「…良し。ならアレが良いかしら」スタスタ

 

電「アレ?」

 

女提督「カ〇ーメシ!お湯を入れてしばらく待ったら混ぜるだけのカレーよ!」デデドンッ!

 

荒潮「…大丈夫なの?」

 

女提督「比叡のよりマシよ。多分味覚が覚醒したんじゃないかと錯覚するほどに美味しいから」

 

電「電も保証しますよ。ちょっと辛いのが苦手な人は難しいかも知れませんが…」

 

天龍「電は食べたことがあるのか?」

 

電「はい。街の復興をする時に頂いたのです」

 

満潮「美味しいカレー…良いわね」ジュルッ

 

鈴谷「カレーと聞いて!」バッ

 

雷「お腹空いてる人~!いたらカレー食べるわよ~!」

 

艦娘達「私は続けておく。二人共先に食べてていいよ」「ちゃんと食べなさいよ?」「次は私—!」「ふふっ。相手をしてあげます」「如月ちゃん一緒に食べない?」「私は食べちゃったし別に良いかな」

 

潮「私、辛いのはちょっと…」

 

川内「私もパース。次私の番ね」

 

陽炎「はい、どうぞ。私も食べてくるわ」

 

不知火「…私はもう少し続けます」

 

陽炎「川内、不知火へたっぴだから手加減してあげてね」コソコソ

 

川内「さて、私は初めてやるから何とも言えないなぁ?」

 

天龍「俺はコイツら見とくわ。龍田は食ってきて良いぞ」

 

龍田「え~?一緒に食べてくれないの?」

 

天龍「駆逐共を見とかなきゃいざという時困るだろ。それに辛いのはちょっとな」

 

龍田「ふふっ。それじゃあ皆の事よろしくね」

 

天龍「おう」

 

女提督(…余るかしら?出来たら夜食用に一つくらいは残したいわね)

 

 

 

さぁさぁ提督の粋な計らいで始まったゲーム大会!実況という程のモノではないがとりあえず何かを喋る事にしたゲーム妖精です!どうぞよろしくぅ!

 

さて、現在は二チームに分かれてゲーム中!チームメンバーは以下の通り!

 

 

桃〇郎〇鉄

・天龍  社長

・龍田  社長

・大淀  社長

・女提督 社長

 

 

ド〇〇〇キ〇グ〇ム

・川内 シーフ

・鈴谷 ウォリアー

・暁  マジシャン

・雷  マジシャン

 

 

どちらも互いに譲らない!譲れない!負けない勝負がここにある!この友情破壊ゲームを制するのは誰だ!

 

次回、リアル大〇闘ス〇ッ〇ュブ〇ザーズ!絶対に観てくれよな!

 

 

天龍「あっ!?そっちじゃねえ!」

 

龍田「天龍ちゃん、函館までご案内~」

 

大淀「ふふっ。運に見放されましたね」

 

女提督「くっ…!後一マスなのに入らない…!」ボンビー♪

 

龍田「…まぁ、提督さんよりかはマシかもねぇ」

 

女提督「あぁっ!私のリニアが!」バリーン

 

大淀「お先に失礼します」ピローン

 

天龍「おぅふ…」

 

文月「はいはーい。誰が勝つかの予想変更の最終チャンスだよ~。賭けに勝った人はポッキーを贈呈~」

 

電「電は変わらず大淀さんに賭けておくのです」

 

曙「提督!頑張って!」

 

皐月「天龍さん!負けちゃいやだよ!」

 

愛宕「龍田さんは三位だけどカードが強い。残り年数は一年だけど十分一位は狙えるし…」

 

如月「天龍さんはボンビーが付いちゃったし、ちょっと不味いんじゃない?」

 

皐月「…確かに」

 

天龍「うぉい!せめてもうちょっとは応援してくれ!」

 

皐月「ワー、ガンバッテー」

 

天龍「ちくしょぉぉぉ!!」

 

 

システム『おや・・・?』

 

 

女提督「あっ」

 

天龍「えっ?」

 

 

システム『ま、まさか・・・』

 

 

龍田「あらぁ♪」

 

大淀「さて、どうやって利用しましょうか」

 

天龍「…不幸だ」

 

 

潮「白熱してますね…」

 

響「こっちはド〇〇〇キ〇グ〇ムだよ。最下位には罰としてウォッカを飲んでもらうよ」

 

川内「いっただき♪」

 

鈴谷「あー!また取られたぁ!?」

 

暁「はい。妨害」

 

雷「残念!外れよ!」

 

満潮「うわぁ…川内さんは完全に鈴谷さんの妨害に力を入れてるわね」

 

島風「DEXも高いから戦闘になっても基本回避してくるよね。その分貧弱だけど」

 

夕立「鈴谷さんは戦闘になれば強いんだけどね…当たれば一撃だけど相性が悪いっぽい」

 

不知火「対して暁と雷は互いを潰しあっていますね」

 

霞「二人共同じマジシャンだものね。互いが同じ能力な分、メリットとデメリットが分かってるからこそ潰しあってるんでしょ」

 

朝潮「鈴谷さん!強盗は駄目です!」

 

鈴谷「し、しょうがないじゃん!こうしないと勝てそうにないんだも…あっ!」負け

 

夕立「あ、犯罪者になっちゃった」

 

朝潮「自業自得です!」

 

 

解説:ド〇〇ンキン〇ダムには強盗というシステムがあり、じゃんけんで成功か失敗かを判定するぞ!ちなみにあいこは失敗だからリスクはかなり高い!作者は良くアイテム屋でふっ〇つ〇くを盗ってたぞ!

 

 

荒潮「じゃんけんに勝って良いアイテムを手に入れるか。それとも負けて犯罪者になるか。メリットとデメリット比べれば少しデメリットの方が大きいのかしら」

 

霞「ついでに犯罪者になると全部のお店が使えないのよね。お城にだって入れないし、勝負に負けたら勝った人に賞金だって入るもの」

 

川内「お、チャーンス!」 VSスズヤ

 

鈴谷「おっと。ステータスに差があるのに正面切って挑んでくるのは悪手なんじゃない?」

 

川内「そんなの必殺で決めちゃえば良いじゃん!」 必殺

 

鈴谷「知ってる?必殺ってカウンター出来るんだよ?」 カウンター

 

川内「あっ!?」 LOSE

 

満潮「…馬鹿ね」

 

島風「所持金全額盗られてるし…」

 

朝潮「アイテムは所詮取られるから所持金を…という所でしょうか?」

 

暁「…今ね」

 

雷「協力するわよ」

 

暁「じゃあまず私から」

 

鈴谷「せ、成功率100%!?」

 

暁「ウォリアーは魔法に弱いのよ。ま、流石に体力全部を削ることは出来なかったみたいだけど」

 

雷「でも、これでおーわりっ!」

 

鈴谷「あぁーー!!!」DEAD

 

雷「ふふっ。やったわ!」200000Gゲット!

 

暁「…次は雷ね」

 

雷「かかってきなさい!私は逃げさせてもらうけどね!」

 

暁「あー!マップ移動はズルよ!」

 

雷「ラスト七ターン!このまま逃げ切るわ!」

 

 

ゲームは順調に進み、策略と運が交差するこのゲーム!栄光の勝利を掴んだのはコイツだぁ!

 

 

天龍「いよっしゃあ!俺の勝ちだぁ!」一位

 

女提督「なん…だと…」四位

 

大淀「変化したエン〇ェルカードを持ってるカード分同じにするのはズルいですよ!」二位

 

龍田「やーん、負けちゃったぁ…」三位

 

電「あんな借金地獄からカード数枚で良くあそこまで挽回出来ましたね…」

 

曙「提督が貧乏神をなすりつけられたかと思えば、そいつが王様になって一瞬でカードを全部吹き飛ばされ、更に悪魔が沢山入ってきてそのまま借金地獄に…」

 

大淀「清々しいくらいの速度で赤文字になっていましたもんね」

 

女提督「どうせ運は無いわよ…」

 

曙「うわっ。天龍さんのグラフがとんでもない事になってるわ」

 

皐月「やったー!天龍さんの事信じてよかったよ!」

 

天龍「嘘つけ!」

 

愛宕「何が起こるか分からないのがゲームの世界…これは燃えるわね」

 

 

暁「どう考えても、暁が一番ってことよね!」一位

 

雷「くっ…!コガ〇ムシで欲張りさえしなければ!」四位

 

川内「う…鈴谷を妨害させるのに集中しすぎたなぁ…」三位

 

鈴谷「それでも暁ちゃんには負けたけどね。村をあと一つでも取ってたら私の勝ちだったのに…」二位

 

響「まずはコングラチュレーション、天龍と暁。素晴らしい勝負に熱い展開で流石の私も手に汗握ったよ」パチパチ

 

響「さて、罰ゲームの時間だ。勝負に負けた女提督さんと暁には二つの選択肢をあげよう」

 

女提督「えっ!?そっちの罰ゲームも入ってるの!?」

 

響「何か勘違いしていないかい?私は一言もド〇〇ンキン〇ダム側だけで罰ゲームを行うとは言ってないよ?」

 

女提督「あっ!?」

 

響「さて、ここに既に出来上がった雷と女提督さんを準備します」

 

雷「にゃってやるわよぉっ!」フラフラ

 

全員「もう酔ってる!?」

 

響「どうやら雷も勘違いして先に始めてしまったらしい。ま、そんなことは気にせずに進めるんだけどね」

 

響「用意してたのは雷に飲まれちゃったから代理としてポッキーと言われるお菓子を用意したよ。今回はこれを使って罰ゲームを行う事にする」

 

電「…成程、ポッキーゲームと言う訳ですか」

 

夕立「電ちゃん、ポッキーゲームって?」

 

電「ポッキーゲームとはですね、あの棒スティックを二人が端から食べあい、どちらが先に口を離すかというゲームになっているのです。所謂度胸試しですね」

 

島風「ま、待って!?そ、それじゃあ…もし二人共食べ続けたら…」

 

電「キスしてしまうのです。だからこそ度胸試しなのですよ」

 

響「…成程。そんなゲームがあるんだね。知らなかったよ」

 

電「えっ?」

 

如月「あらあら♪」

 

愛宕「うふふ♪」

 

電「はにゃあー!?電はそっち側では無いのですー!?」

 

響「意外にもムッツリな姉妹は置いといて「ムッツリじゃないのです!」このチョコをコーティングしてある部分にこちらのソースを垂らしたものを食べてもらうよ。それが罰ゲームさ」っデ〇ソース

 

雷「それってぇ…だひぃひょうぶなのぉ…?」ヒクッ

 

響「ご自由にお使いください(お仕置き用)って書かれた籠の中にあったからそこから拝借したよ」

 

女提督「自由に使わせていい代物じゃないけどね…」

 

響「という訳ですでに漬けたのがコチラになります」E.デ〇ソース漬けポッキー

 

女提督「…今漬けたって「ハラショー」!?」ガリッ

 

女提督「かっ…!あっ!あぁっ!辛っ…!?」

 

雷「…ねぇ、ほんとにだいじょぉぶなのぉ?」

 

響「舐めても良いよ。ペロペロと辛い部分が無くなるまでね」

 

雷「うぅ…響の鬼ぃ…」ペロペロ

 

朝潮「…普通に舐めてますね」

 

暁「もしかして舌が焼けちゃったんじゃない?」

 

響「うーん、ウォッカを飲ませるより先にこっちをさせるべきだったか…」

 

 

 

女提督「はーい。皆、そろそろお昼休憩は終わりよー」パンパン

 

艦娘達「えー」「また任務を終わらせてからやれば良いじゃない」「…うぇっぷ」「マグナム温存させとくんだったなぁ…」「しばらくはナイフだけで頑張ったら?」

 

女提督「休憩の時なり休暇を使って遊んでも良いから。でも一応人の物って事を理解しなさいよ」

 

夕立「それじゃあ哨戒に行ってくるっぽい!」

 

龍田「雷ちゃんはこっちで暫くお休みね~」

 

雷「やぁぁぁ!私も行くのー!」

 

電「駄目なのです」キュッ

 

雷「…きゅう」ドサッ

 

皐月「まるで流れるように自然な首絞め。僕でなきゃ見逃しちゃうね」

 

如月「…あとちょっとだったのに」

 

文月「如月ちゃん、どうかしたの?」

 

如月「何でもないわ。大丈夫よ」ニコッ

 

不知火「演習に行ってきます。如月、絶対に一人で進めないでくださいね」

 

川内「A〇EXで鍛えたエイムを見せてあげる!」

 

霞「…どうしよう。今までやってきた出撃の中で一番不安だわ」

 

満潮「あれよりかはマシだと思うわよ」クイッ

 

朝潮「か〇はめ波!」

 

荒潮「ギャ〇ック砲!」

 

朝潮「うーん、やっぱり出ません…」

 

荒潮「もっと力を入れないと駄目なのかしらね?」

 

霞「…」キュッ

 

 

川内「そういえば、結局提督には勝てたの?」MISS!

 

霞「全員駄目だったわ。大淀さんが惜しい所までいってたけどね」

 

不知火「流石私達の司令官という事です。やはり作戦指揮を執っているだけあります」

 

朝潮「…司令官なら出す方法も知っているのでしょうか」MISS!

 

荒潮「彼に聞いてみるのはどう?あんなにたくさんゲームを持っているんだし、いくつか知っててもおかしく無いわ」

 

霞「…馬鹿ばっかり」ハァ…

 

五十鈴改「さっきから話してる所悪いけど、今が演習中だって事忘れてない!?というか何で川内はこっちを見ても無いのに避けれるのよ!?」

 

川内「高低差が無い場所からの砲撃なんて場所さえ分かってれば避けるのは簡単だよ!」ドンッ!

 

五十鈴改「納得いかないわ!」Critical! 中破

 

ヴェールヌイ「…練度では私達の方が上なはずなんだけどな」

 

陸奥改「流石に私の攻撃も避けられるのは…ちょっと自信無くなっちゃいそうよ?」

 

霞「…ま、納得はしたくないけど、結構良い経験になったわよね」ドンッ

 

ヴェールヌイ「うぉっ」MISS!

 

荒潮「はいそこ」ドンッ

 

ヴェールヌイ「ぐっ…!」Critical! 中破

 

朝潮「追撃します!」ドンッ

 

陸奥改「おっと」MISS!

 

朝潮「…ふふっ」

 

不知火「後ろから失礼します」シャッ

 

陸奥改「きゃっ!?」Critical!

 

五十鈴改「か、完全に読まれてるわね。練度が高いって慢心しすぎたわ…」

 

川内「うーん、ここまで決まると気持ちいいね」

 

 

アナウンス『雷撃戦準備』

 

 

川内「皆!いくよー!」シャッ

 

ヴェールヌイ「これは…」MISS!

 

陸奥改「…流石に無理ね」Critical! 中破

 

五十鈴改「くぅ~!悔しいっ!」MISS!

 

 

アナウンス『夜戦無しと判定されました。演習終了です』

 

 

川内  無傷 LV28      五十鈴改   中破 LV48

霞   無傷 LV19      ヴェールヌイ 中破 LV73

不知火 無傷 LV20      陸奥     中破 LV28

朝潮  無傷 LV19

荒潮  無傷 LV22

 

勝利A!

 

 

不知火「つまらないわね。もっと骨のある敵はいないの?」MVP

 

霞「どう考えても格上だったと思うんだけど」

 

荒潮「人数差もあったもの。それでも致命打を何度も与えれたのが良かったわね」

 

川内「うーん…流石にスライディングからのジャンプで加速は付かないか…」

 

朝潮「川内さんは何を言ってるんですか?」

 

霞「気にしたら負けよ」

 

朝潮「はぁ…変な川内さんですね」

 

荒潮「ねぇ~♪」

 

霞(貴方達に言われたくないわよ!)

 

五十鈴改「ねぇ、ちょっと良いかしら?」

 

川内「あ、どうしたの?」

 

五十鈴改「その…どうやってそこまでの技術を身に着けたの?的確に致命打となる所を射抜いてくるし、回避の方法だって普通じゃ考えられない回避方法をしたでしょ?どうやってそれを学んだのか教えて欲しいのよ」

 

不知火「それは…」

 

朝潮「どうって…」

 

艦娘達「ゲームをして遊んだだけ(よ)(です)(だよ)」

 

五十鈴改「…はぁ?」

 

川内「実際ゲームの内容で使えそうなのがいくつかあったからね。それを真似したりしただけだよ?」

 

ヴェールヌイ「…提督にゲームを導入してもらえないか聞いてみようかな」

 

陸奥「あの人の事だから…無理じゃないかしら」

 

ヴェールヌイ「ま、それもそうだね」

 

五十鈴改「…負けたものは仕方ないか。ただし、次は負けないわよ!」

 

川内「うん。楽しみにしてるよ」

 

不知火「不知火は報告に行ってきます。皆さんは演習場に向かっててください」

 

霞「了解よ」

 

朝潮「次の演習相手は誰でしたっけ?」

 

川内「次は…同じ私達とのミラー戦だ。ちょっとドキドキするね」

 

霞「…そういえば私、何気に同じ自分に出会うのは初めてかも」

 

朝潮「私もです。ちょっとドキドキしますね」

 

荒潮「ふふっ。今から楽しみね」

 

川内「ま、戦い方から装備まで一緒って訳じゃないだろうから自分の利点を考えながらやっていこう。多少の能力差はあると思うけどね」

 

女提督『皆、聞こえてる?』

 

朝潮『はっ。聞こえています』

 

女提督『貴方達の演習相手なんだけど同型艦でしょ?もし貴方達が嫌なら変えようと思うんだけど…』

 

川内『え?何で?』

 

朝潮『私は別に問題無いですが…』

 

不知火『私も大丈夫です』

 

霞『荒潮は?』

 

荒潮『大丈夫だけど…どうしてそうお考えなんですか?』

 

女提督『別鎮守府で同型艦と出会う事によって心理的なストレスがかかる可能性があるって報告が来てるのよ。もしかしたらって思ったから一応確認してみたんだけど、その反応を見るに大丈夫みたいね』

 

川内『ふーん…ま、私としては夜戦させてくれるなら問題ないよ』

 

女提督『…貴方も一応同類だったわね。そんなに言うなら次から夜戦想定の編成でも組んで出撃してみる?』

 

川内『えっ!ホント!?』

 

女提督『一応候補としてね。今回の演習結果によっては真面目に考えてあげるから頑張りなさい』

 

川内『よしっ!なら絶対にMVPを取ってみせるから準備しておいてね!』

 

女提督『はいはい。そろそろ向こうがそっちに着く頃だろうから準備してね』

 

川内『了解!』

 

女提督『それじゃ通信を終了するわ』ブツッ

 

荒潮「…さて、作戦はどうしましょうか」

 

朝潮「私達で決めて良いのでしょうか?」

 

川内「単縦陣で固定なのは変わらないからね~。各々が判断したらそれで良いんじゃない?」

 

不知火『私もそれに賛成です』

 

霞「それじゃそれで。互いのカバーは忘れない様にしておきましょ」

 

川内(別鎮守府)「ねぇ、貴方達が演習相手?」

 

川内「…うん。そうだよ」

 

川内(別鎮守府)「そっか。私達は先に準備しておくから貴方達も来てね。皆、行くよ」クルッ

 

別鎮守府の艦娘達「…」ザッ

 

霞「…何あれ。挨拶もしないなんて気分が悪いわ」

 

朝潮「しかし一糸乱れぬ動きでわずかな肩の揺れさえありません。行動の一つ一つにかなりの精密性が無ければ不可能な動きだと思います」

 

荒潮「…川内さん。いざという時の保険をかけておかない?」

 

川内「保険?」

 

荒潮「相手の顔見たでしょ?あの顔に見覚えが私にはあるんだけど…その時の保険をね」

 

川内「…オッケー。ならその時は…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー/

 

 

 

アナウンス『演習、開始してください』

 

 

アナウンスが開始を宣言した。私達の陣形は単縦陣。相手も同じ陣形であり、同航戦となって開戦の火蓋が落とされる

 

 

川内「皆、行くよ!」

 

 

その声と同時に私達は動きだし、相手も陣形を少しのズレもなく私達に向かってくる。その予想を待ってましたと言わんばかりに荒潮の保険を適用させる声が聞こえた

 

 

荒潮「川内さん!予想的中!」

 

川内「了解!皆、作戦通りにね!」

 

全員「了解!」

 

川内(別鎮守府) ピクッ

 

 

相手の私が一瞬だけ眉をひそめた様に見えた。まぁ当然の反応だと言えるだろう

 

私達が取った作戦というのは相手と正面を向いて一列になり、先頭に立つ私同士で向き合う形になる事だった(反航戦)

 

これによって得れるメリットでありデメリットは互いの砲撃が非常に当たりづらくなるという点だ。これにより相手が突っ込んでこちらを蹴散らすという出鼻を挫く事が出来た

 

 

川内「総員!この姿勢を崩さないように!」

 

川内(別鎮守府)「荒潮、いつもみたいにお願い」

 

荒潮(別鎮守府)「…」ザァッ

 

 

しかし今度は荒潮が突っ込んできた。その顔は完全に無表情であり、まるでそうするべきだとでも言わんばかりにこちらに向かって飛んできた

 

しかしこれも予想通りのパターンだった。ならば次の行動は決まっている

 

 

川内「霞!」

 

霞「分かってるわよ!」ザッ

 

 

霞が隊列から外れ、間を埋める様に皆が列を縮める。これにより霞と荒潮の一騎打ちの状況が完成したわけだ。その様子を見た荒潮の表情からは少しの乱れも見れず、何も感じ取れることは無かったのが不気味さを感じ取らせる

 

 

霞「貴方の相手はこっちよ!」ドンッ

 

荒潮(別鎮守府)「…」MISS!

 

霞「…あくまで目的は乱しにきただけって事ね」

 

荒潮(別鎮守府) シャッ

 

川内「あの距離で魚雷!?」

 

霞「このっ…!自爆特攻なんて作戦を立てるアンタのとこの提督は中々のクズね!」MISS!

 

川内「くっ…!」MISS!

 

荒潮「全員被害無し!このまま交戦しましょう!」

 

川内「皆、砲撃準備!」

 

荒潮「…にしても、同じ私のする事かしら?気に入らないわね」ドンッ

 

 

荒潮と敵部隊に向けて砲撃が行われる。状況は未だ反航戦となっており、弾を当てるのは非常に難しくなっていた

 

砲撃された砲弾は弧を描きながら敵に向かって飛んでいくが、結果としては突っ込んできた荒潮のみが大破となっており、他は全て無傷となっていた

 

 

アナウンス『別鎮守府、荒潮、大破』

 

 

そのアナウンスが流れると同時に相手が全員こちらに向かって突貫してきた。一人一人の顔には何を考えているのか全く読めなかったが、ただならぬ危機感をじわじわと感じ取れた

 

だがここまでは予想通り。後は向こうがこちらに攻撃してくるのを回避に専念すれば何とか乗り越えられるはずだが、それでも何発かはくらうだろう。多少のダメージは仕方ないが、ここが勝負のターニングポイントであるのは間違いない

 

 

川内(別鎮守府)「チェッ、使えないなぁ」ドンッ

 

川内「舐めるなぁっ!」MISS!

 

川内(別鎮守府)「…総員、やるよ」

 

川内「皆ッ!無…!?」ボンッ

 

 

仲間の安否を確かめる為にすぐに後ろを振り向こうとしたが、胸に軽い痛みを感じた。そこに手を当てると内出血でもしているのか、少しの痛みと焼け跡がそこにあった

 

 

霞(別鎮守府)「…ふっ」ドンッ

 

川内「くっ…!」

 

朝潮(別鎮守府)「…」ドンッ

 

霞「ぐぅっ!?」大破

 

 

アナウンス『トラック拍地、霞、大破』

 

 

不知火(別鎮守府)「…沈め」ドドッ

 

不知火「ふぐっ!?」小破

 

 

アナウンス『トラック拍地、不知火、小破』

 

 

不知火「あ、貴方達…!」

 

川内(別鎮守府)「ん?どうしたの?」

 

川内「…副砲に実弾を入れてるね?」

 

川内(別鎮守府)「うん、大正解。凄いねー」

 

朝潮『審判!こんなことが許されるんですか!?』

 

アナウンス『……』

 

不知火「…ふぅ。朝潮、怒っていても仕方ありません。向こうの味方をするというのならそれまでです」

 

霞『貴方達大丈夫なの!?私さっき副砲で攻撃されたんだけど!しかも実弾で!』

 

荒潮『川内さんと不知火が攻撃されたくらいかしら?どうやらバレないようにこっそりやってるみたいね』

 

朝潮「今すぐやめるべきです!轟沈までになる事は無いと思いますが、それでも危険です!」

 

川内(別鎮守府)「ん?降参するの?」

 

川内(別鎮守府)「なら頭を海面に付けて土下座してみてよ。それならウチの提督だって納得してくれるからさ」

 

川内「…はぁ?」ビキッ

 

朝潮「川内さん!相手の挑発に乗らないでください!」

 

川内(別鎮守府)「まぁ無理もないか。貴方みたいに中途半端な奴に勝つ事だなんて不可能だもんね。周りの連中ばっかり気にしちゃう腑抜けの貴方には」

 

川内「…上等」

 

不知火「…しょうがないですね」

 

荒潮「朝潮、悪いけど降参する気は微塵も無いみたいよ?勿論、私もだけど」

 

朝潮「え、えぇぇぇ!?」

 

川内「皆、陣形は単縦陣のままで。超近距離戦になるよ」ゴキッ

 

荒潮「はぁ~い♪」パキッ

 

不知火「サポートします」ガチャン

 

朝潮「あぁ、もう!終わったらお説教ですからね!」ガチャン

 

 

 

トラック泊地(女提督)         別鎮守府

川内   小破未満           川内   無傷

霞    大破             霞    無傷

荒潮   無傷             荒潮   大破

朝潮   無傷             朝潮   無傷

不知火  小破             不知火  無傷

 

 

 

川内「私はアイツ(川内)を相手にするよ。皆は周りをお願い」MISS!

 

荒潮「勝てるの?」

 

川内「練度と装備はどっちも同じなはず。だけどあっちには迷いが無い。精神面ではこっちが負けてるね」

 

朝潮「…他の皆さんも確かに迷いがありませんでした。しかも連携は完璧と思われます」MISS!

 

川内「…連携が完璧ねぇ?」

 

不知火「…私達はどうすれば良いでしょう?」

 

川内「…それなんだけどさ、任せてみても良いかな?」

 

荒潮「…本気?」

 

川内「本気本気。正直あそこまで躊躇いが無いと勝てる手を思い浮かばなくてさ」

 

不知火「はっ。了解しました」MISS!

 

荒潮「せめてアドバイスはくれない?これなら大丈夫と思える気持ちの持ちようとかでも良いから」MISS!

 

川内「それならズバリ、互いを信じる事かな」

 

朝潮「…互いを」

 

荒潮「今から一人で相手の旗艦とやろうとしてる人のセリフじゃないわね」フフッ

 

川内(別鎮守府)「だぁぁぁ!さっきから何で避けれてんのさ!」

 

川内「場所さえ分かれば避けるのは容易い!」

 

川内(別鎮守府)「納得出来るか!!!」ドンッ

 

川内「それじゃ皆、頼んだよ」MISS!

 

 

荒潮「さて、やりましょうか」

 

不知火「相手の副砲はどうします?」

 

荒潮「…予想でしかないけど、多分大々的に使うことは無いと思うわ。そうなったら流石の審判も庇いきれないはずだからね」

 

朝潮「そうなると主な攻撃は…」

 

三人「「「魚雷」」」

 

不知火「ですね」

 

荒潮「あとは川内さんのアドバイス通りに動いてみましょうか」

 

朝潮「はい!二人共信頼してますからね!」

 

不知火「…さて、向こうも装填が終わったようです」スッ

 

荒潮「それじゃ、やりましょうか。後悔させてあげるからね」ボキボキ

 

朝潮「朝潮、行きます!」ドンッ

 

 

朝潮の声を皮切りに駆逐六隻が正面からぶつかるような形で戦闘となった。状況は反航戦となっており、互いの攻撃はどちらも当たりづらい状況となっている

 

別鎮守府に所属している不知火を先頭に、霞、朝潮の順番で一列に僅かな乱れも無く並んでいる。この状況ならば副砲は撃てないだろうと高を括っていた

 

 

霞 バッ

 

荒潮「っ!散開!」

 

不知火(別鎮守府)「…チッ」ドドッ

 

朝潮「っ!」ピシッ

 

 

頬から血が少しだけ垂れる。軽く拭うとチリチリとした痛みが走るが、気にする程度のモノではない

 

むしろ逆に闘志が湧いてくる様にも感じる。真面目な性格である彼女だからこそ、今の様にルール違反に審判の判定といった様々な不利な状況が許せないのだろう

 

 

朝潮「…いい加減にしてくださいよ」ドンッ

 

朝潮「これ以上ルール違反を犯さないで下さい。この警告は貴方達に対する最後の慈悲として言わせて頂きます」

 

不知火(別鎮守府)「…ヌルい事言ってますね。戦闘で卑怯は即使えと教わらなかったのですか?」MISS!

 

朝潮「これは演習です!命を賭ける必要もなく、互いの成長の為に行われるのが演習です!」

 

不知火(別鎮守府)「演習だからこそやるのです。実用性があると証明するために様々な手段を試すのは当然と言えるのでは?」ドンッ

 

朝潮「だからってやって良い事と悪い事があるでしょう!?」MISS!

 

 

一切の悪びれる様子もなく、ただひたすらに目的を達成する為ならば手段を厭わない。そこにルールさえあろうと勝てるのならば何でも使い、違反だろうと簡単に起こす。今対峙しているのはそういう相手なのだと理解させられた

 

 

不知火(別鎮守府)「…そんなこと言ってるから弱いんですよ。貴方達のレベルが低いのも納得ですね」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、少しずつ周りの音が遠ざかっていくのが耳に入ったのを最後に怒りが沸々と湧いてくるのを感じる。それに蓋をしようとするも、目の前の人物を見るだけで先程の言葉が頭の中をループしてしまい、湧き上がる怒りは留まる事を知らなかった

 

 

不知火(別鎮守府)「何でしょう?不知火に落ち度でも?」

 

朝潮「…えぇ。それはもう十分すぎる程に」シャッ

 

不知火(別鎮守府)「ふっ。そんな見え見えの魚雷に当たるわけ『ボォンッ!』ぐあっ!?」

 

 

別の方向からやってきた魚雷が爆発し、不知火に直撃する。その瞬間を見逃さずに砲撃で追撃を行った結果、見事にペイント塗まみれの不知火がそこにいた。それを理解した彼女の顔は呆気に取られており、正直スカッとしたのは内緒だ

 

 

アナウンス『別鎮守府、不知火、大破』

 

朝潮「…ぷふっ」

 

不知火(別鎮守府)「…!!!」ギリッ

 

朝潮「あぁ。不意打ち等はしない様にお願いしますね?大々的に卑怯な手を使うとは思えませんが、一応警告しておきますよ」

 

不知火(別鎮守府)「…クソッ!」バチャッ!

 

朝潮『最高のタイミングでした。ありがとうございます』

 

荒潮『別に良いわよ。それより通信してきたって事は勝ったんでしょう?』

 

朝潮『はい。そちらは?』

 

荒潮『こっちも終わったわ。魚雷ありがとうね』

 

不知火『お二人共、可能でしたらこちらの援護を頼めますか?』

 

荒潮『オッケー。ちなみに状況は?』

 

不知火『私が中破、相手の霞が小破です』

 

朝潮『了解です。今すぐそちらに『プオーン!』』

 

 

アナウンス『別鎮守府、トラック泊地、川内、両者大破』

 

アナウンス『現時点を持って演習終了。両者、速やかに戦闘を終了してください』

 

 

朝潮『あっ』

 

不知火『…川内さんも大破ですか』

 

川内『あー、もう!あとちょっとだったのに…!』

 

アナウンス『トラック泊地が戦術的勝利と判定します。お疲れさまでした』

 

女提督『皆お疲れ。ちょっと聞きたい話がいくつかあるからペイントを落としたら執務室に来てくれない?』

 

艦娘達『了解』

 

女提督『それが終われば今日は休みなさい。これは命令だからね。その時に別鎮守府の人間と艦娘にはしばらく接触しないように頼むわ』

 

朝潮『…それはどうしてでしょうか?』

 

女提督『ただの懸念よ。負けた恨みに攻撃してくるって事があるかもって予想をね』

 

朝潮『はっ。了解しました』

 

女提督『…今回の事はしっかりと清算してもらうから。だから安心してね』

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