この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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普段は15000程ですがちょっと半分くらいにしてみました。ダラダラ続けないようにと見やすいかの検証も兼ねているので、しばらくはこれで進める予定です
日々続ける事によって少しは成長していると思いたい…

絶賛スランプ中ですので、しばらく他の人と自分の小説を見ながら自家発電してきます。発電中にブラ鎮流行ってくれないかなぁ…


進歩をすれば問題にぶつかる

女提督「…」ギィッ

 

 

霞『提督は悪く無いわよ。悪いのは相手なんだから…ね?』

 

朝潮『その通りです。寧ろあの程度の事に対処できなかった私達に責任があります』

 

荒潮『…問題ありの鎮守府って知ってたんじゃないの?何でそれを私達に教えなかったの?』

 

朝潮『荒潮!それは『黙って』』

 

荒潮『例えどんな事でも懸念点があるなら連絡するべきじゃないの?それともそんなに私達の事を信用してなかった?』

 

女提督『…違うわ。私は貴方達ならあんなのに負けないって思って言わなかったの。貴方達ならさっき勝利した相手に後れを取らずに勝利したんだから大丈夫だと思って…』

 

荒潮『それは信用とは言わないわよ。他人任せな大丈夫なんて言葉を貴方が使うのは問題あるんじゃないかしら?』

 

荒潮『…そうやって第二、第三の榛名さんを作るつもりなの?』

 

女提督『…!』

 

不知火『荒潮、言いすぎです』

 

荒潮『言い過ぎ位が丁度良いわ。将来的に私達に降りかかるかも知れないんだから』

 

不知火『…』

 

女提督『…ごめんなさい』

 

荒潮『…提督の事は信用することは出来ませんが、信頼するのはやめないつもりです。それさえ出来無くなる様にしないでください』ガチャ

 

霞『…私は入渠してくるわ。不知火、行くわよ』

 

朝潮『あの、提督…』

 

女提督『…ごめんね。悪いんだけど少し一人にさせてくれない?』

 

朝潮『…分かりました』

 

 

女提督「…はぁ」

 

曙「入るわよ」ガチャ

 

女提督「ん、どうしたの?」

 

曙「さっきの出来事を気にしてるんじゃないかと思ってね。不安だから見に来ただけよ」

 

女提督「…私、そんなに駄目だったかしら」

 

曙「駄目ね」

 

女提督「…はっきり言ってくれるわね」

 

曙「じゃあ聞くけど、何で相手の事を伝えなかったの?危ない奴等だから気を付けてって、一言でも警告してくれたら良いだけじゃない」

 

女提督「…言ったら聞いてくれた?」

 

曙「はぁ?」

 

女提督「…ごめん。こんな事いうべきじゃないってのは分かってるけど、やっぱり怖いの。ホントに私の言うことを信じてくれるのか。貴方達の期待を裏切る事が…」

 

曙「…はぁ~。めんどくさいわね」スタスタ

 

曙「少しは泣きつきなさい。今まで頑張ってきたんだから、ねぎらってくれる相手くらいは欲しいでしょ?」ナデナデ

 

女提督「…ふぐっ。あけぼの~」ウルッ

 

曙「ふふっ。大きな子供みたいね」ギュッ

 

女提督「…私、もっと自信持って良いのかなぁ?」

 

曙「むしろ持ってくれなきゃ困るわ。私達を指揮する人なのよ?命運を握っている人を信じられなかったら誰を頼ればいいのかしら?」

 

女提督「でもぉ…」

 

曙「何よ?」

 

女提督「こんな情けない姿見せて…ホントに信じてくれる?」

 

曙「完璧な人間なんていないわよ。情けなくてもね、私達が信じたいと思う人には変わらないのよ?」

 

曙「自信を持ちなさい。貴方は私達の提督でしょ?」ナデナデ

 

女提督「…うん」

 

曙「…ま、少しは警戒する気持ちくらいは持ってほしいけどね」スッ

 

女提督「えっ?」クルッ

 

鈴谷「…」ジッ

 

加賀「…」ジッ

 

瑞鶴「…」ジッ

 

女提督「うわっ!?」ガタッ

 

曙「キャッ!?」グイッ

 

鈴谷「先を越された…」

 

加賀「提督、そういった事は夜にでもしててください」

 

瑞鶴「いや、あれは明らかに違うでしょ」

 

女提督「~っ!出てって!!!」

 

三人組「失礼しました」バタンッ

 

曙「…その、提督。そろそろ離してもらえないかしら?」ギュッ

 

女提督「ごっ、ごめんなさい!」バッ

 

曙「…やっぱり、司令官もれっきとした女性なのね」ムニムニ

 

女提督「…触るのはやめなさい」

 

曙「愛宕さんはあんなに大きいのに…」

 

女提督「あれは生まれ持っての胸部装甲だから…私もあそこまで成長したいとは思えないわ」

 

曙「ふーん…でもねぇ、あんな風になるまで私が生きてるかしら?」

 

女提督「…それはズルくないかしら?」

 

曙「あら、言わせたくないの?」

 

女提督「当たり前よ。今だって夢に見る位なんだから」

 

曙「それじゃあ頑張るしかないわ。勿論、いつもの方法(一人で頑張る)じゃなくてね」

 

女提督「…はぁ。全くもう」

 

曙「提督、貴方は絶対に死なせないし、私達も死ぬ気は無いわ。貴方が私達の事を信じてくれるならそれに応えるし、有用な作戦があるのならそれに従いもする。それだけ貴方の事を信頼してるからやるのよ」

 

曙「だからお願い。私達を信用して頂戴。そうすれば信頼出来る仲間として貴方を守る盾となり、時には矛としての役割を担ってあげるわ」

 

曙「…仮に貴方が折れそうな時はまたこうやって慰めてあげるから。ね?」

 

女提督「…ふふっ。ありがとうね。元気出たわ」

 

曙「そっ。なら私は戻るから、また仕事頑張んなさいよ」

 

女提督「えぇ。これからもよろしくね」

 

 

 

大淀「…」カタカタ

 

島風「…」ジーッ

 

潮「…」ジーッ

 

瑞鶴「…」ジーッ

 

加賀「くっ…!」スッ

 

 

ジェンガ ガシャーン

 

 

瑞鶴「しゃっ!」グッ

 

加賀「し、しまった…」ガーン

 

潮「では、晩御飯はお願いしますね」

 

島風「加賀さん下手くそー!」

 

大淀「…何でここで晩御飯決めをしてるんですか?」ここ執務室なんですけど…

 

瑞鶴「大淀さんが暇じゃないかと思って」

 

大淀「暇じゃないですよ。執務が仕事なんですから」パラッ

 

瑞鶴「あ、言い方を変えるね。提督と曙のイチャイチャを見せつけられて結構溜まってるんじゃないかと思ってね」

 

大淀「余計なお世話です!」クワッ!

 

大淀「えぇ、えぇ。溜まってますとも。まるで私がいた事を忘れたかのようにずっと目の前でイチャコラさせられてたらそりゃあイライラもしますよ!こっちは仕事で大変なのに目の前であんなことさせられてたらそりゃあねぇ!」

 

大淀「しかもその雰囲気のまま食堂に行ってるんですよねぇ!?まだ仕事がひと段落もしてないってのに!!」

 

瑞鶴「ご、ごめん。聞いた私が悪かった」ドウドウ

 

島風「ならさ、大淀も誰かに甘えたら良いんじゃない?」

 

大淀「…えっ?」

 

島風「大淀が私達の為に執務をいつも頑張ってくれてるのは知ってるし、提督だって大淀には頭が上がらない位お世話になってるんじゃないの?」執務いつもほっぽり出してるし

 

大淀「と言われましても、甘えるってどうすれば…」

 

島風「んー…私が提督にやってるみたいにするとか?」

 

大淀「えっ!?あれをするんですか!?」

 

瑞鶴「…一体どんな事やってるの?」

 

島風「えっとね、ぎゅって抱きしめてもらうんだよ!それをしてもらうと暖かくなってポカポカするの!」

 

加賀(…ポカポカ?)

 

 

島風『提督ー!ギュってしてー!』ポカポカ

 

提督『あ、ちょっ、痛い!痛いから!』イテテ

 

 

加賀「それは…ちょっと可哀想じゃないかしら?」

 

島風「?」

 

潮「加賀さん、多分そういう事じゃないと思います…」

 

瑞鶴「第一、よく提督が許してくれ…って、そっか。あの提督だからそんな事は無いわよね」

 

大淀「さ、流石に提督にそういうことをしてもらうのは…」

 

島風「でも今は提督がいないでしょ?だから私がしてあげる!」ギュッ

 

大淀「え、えぇっ!?」

 

加賀「…貴方も大変ね」

 

潮「わ、私もした方がいいのでしょうか…?」ギュッ

 

大淀「うっ…ん?」

 

潮「す、すいません!やっぱり苦しかったですよね…!」パッ

 

大淀「あ、いや、そうだけどそうじゃなくてね?」

 

大淀「…潮ちゃん。もしかして少し太った?」

 

潮「…えっ?」

 

加賀「…そうかしら?そうは見えないけど?」

 

瑞鶴「潮は寧ろあんまり食べないほうでしょ?それに遠征や演習とかもしてるんだからそんなことは無いと思うけど…」

 

島風「第一、私達って太ったりするの?」

 

大淀「…潮ちゃん。ちょっと横向いてくれない?」

 

潮「は、はぁ…」クルッ

 

大淀「…ねぇ、一応皆に聞きたいんだけど、私達艦娘って体系が変わったりしない筈ですよね?」ジッ

 

加賀「えぇ。鍛錬によって筋肉がついたりすることはあっても、太ったりすることは無いわよ」

 

瑞鶴「一体どうしたの?」

 

大淀「…潮ちゃん、もしかして胸が成長してない?」

 

潮「…はい!?」

 

島風「ちょっとごめんね」モニュ

 

潮「あ、だっ…!」

 

島風「これは…!以前お風呂場で触った時より指が沈む!」モニュモニュ

 

潮「も、もう良いよね!?」バッ

 

大淀「…もしかして」モニュ

 

瑞鶴「…くっ!」ガクッ

 

加賀「…ふっ」クスッ

 

瑞鶴「…!」ギラッ

 

加賀 フイッ

 

大淀「やはり、私も成長している…?」フム

 

島風「ねぇねぇ、それってそんなに凄い事なの?」

 

大淀「スゴイなんてものじゃないですよ!これが世間に発表されれば私達の扱いが変わるかも知れないモノです!」

 

瑞鶴「…そこまで言う?」

 

大淀「…私達艦娘が世間での評価が如何なるものか、皆さんは知ってますか?」

 

瑞鶴「そりゃ、まぁ…」

 

加賀「醜女、兵器…主に目立つのはこの二点でしょうか?」

 

大淀「そうです!醜女はどうしようもないですが、兵器と言われるのはどうにかなるかも知れないんです!」

 

大淀「まず、私達が世間で兵器と言われてしまっている主な理由は以下の三つです」

 

 

・食事を取らずとも生きられる

・人間より力が強く、艤装という超常的な力を持っている

・人間の様に体が成長しない

 

 

大淀「この様な内容ですが、この中で人間の様に成長しないという点が解消出来るかも知れないんですよ」

 

加賀「…それはあり得ないんじゃないかしら?」あ、確かに全員がそうなら解消出来るわよ

 

大淀「え?」

 

加賀「私はそんな変化無いわ。多分、貴方達よりかは長く艦娘として生きてる者から言わせてもらうとね」

 

大淀「まさか…!」

 

瑞鶴「残念ながら本当よ。ずっと前に鳳翔さんに串カツ二十人前程作って貰った事があったけど、全く体型が変わらなかったもの」

 

潮「さ、流石に食べ過ぎでは…」

 

加賀「あ、あの時は…お腹が空き過ぎてしまって…」

 

島風「そうなると…私たちが特別ってこと?」私も若干成長してたし

 

大淀「…そうかもしれませんね」

 

潮「…グ、ウエッ」ゲボッ

 

島風「う、潮ちゃん!?」

 

瑞鶴「ち、ちょっと!大丈夫!?」

 

潮「…あ、あの、大淀さん。その話を聞いて一つ疑問に思ったのがあるんですが…」ガクガク

 

大淀「む、無理して話さないで良いから!」

 

潮「い、いえ…大事な事なんです…」ウグッ

 

大淀「…分かったわ。でも簡潔に内容だけね」

 

潮「私達って…子供が出来てしまうのでしょうか…?」ビクビク

 

大淀「…!!」ビクッ

 

 

そうだ。その事をすっかり忘れていた

 

私達が兵器と呼ばれる理由の一つに、子孫を作れない。これがあるということを

 

 

潮「い、嫌だ…!あんな奴の子供を産むなんて…!」ウゲッ

 

島風「潮ちゃん!気をしっかり持って!」ギュッ

 

加賀「…そういえば、貴方達の鎮守府って過去は酷かったのよね?」

 

大淀「…えぇ。私も、忘れられないトラウマを植え付けられる程には…」ブルッ

 

加賀「……」

 

瑞鶴「う、潮ちゃん…」

 

島風「だ、大丈夫だよ!絶対にそんなことはないから!」

 

潮「どうしてそんな勝手な事が言えるの!?島風ちゃんはされた事無いから分かんないだけだよ!」

 

島風「あ、う…」

 

加賀「…いえ、もしかしたら本当に無いと思うわ」

 

潮「そ、そういえる根拠は…!?」

 

加賀「時期よ」

 

潮「じ、時期…?」

 

加賀「貴方達の前提督がいなくなってから何ヶ月も経ってる訳でしょ?そんなに長い間、体調の変化や体型の変化さえ無かったのだから、その可能性はないハズよ」

 

潮「……」ジィッ

 

大淀「…良し。こうなったら直接確かめてみましょう」

 

瑞鶴「え?た、確かめるたって…」

 

大淀「最近は医療も進んでますからね。そういうのが分かる道具だってあるんですよ」ガチャッ

 

加賀「潮、貴方の心配は杞憂に終わるはずよ。だから安心なさい」

 

潮「ほ、ホントですか…?」

 

島風「…赤ちゃんってどうやって出来るの?」

 

瑞鶴・加賀「「えっ」」

 

潮「し、島風ちゃん、知らないの?」

 

島風「うん。ねぇ、どうやって出来るの?」

 

加賀「…」チラッ

 

瑞鶴「…」チラッ

 

加賀「…」マルッ

 

瑞鶴「…」ズイッ

 

加賀・瑞鶴 アッー!

 

潮「何してるんですかっ!?」

 

島風「???」

 

瑞鶴「…良し。今から加賀さんと合同演習で見せてあげるから、それを見ながら勉強に「駄目ですッ!」」

 

加賀「…//」

 

潮「加賀さんも何で満更じゃないみたいな顔してるんですか!?一航戦のほこりはどうしたんですか!?」

 

加賀「いえ…普段は瑞鶴が受けてくれるからそっちも良いと思って…//」モジモジ

 

潮「聞きたくなかった一航戦のそんな性活!!!」ダァン!

 

島風「ねぇ潮ちゃん。性活って…」

 

潮「島風ちゃんはお願いだから聞かないでっ!」クワッ!

 

島風「オゥッ…」

 

潮「島風ちゃんにそんなふしだらな物を見て知識を与える訳にはいきません!お二人に頼む位なら響ちゃんに頼ります!!」

 

響「呼んだかい?」ニュッ

 

潮「うわっ!?」

 

響「響だよ。空気の読める不死鳥は何処だろうと出てくるよ」

 

響「ちなみに知識に関してだけど、私もヤったら出来るという事しか知らないよ。話し方的に潮は詳しい事を知ってるみたいだね」

 

潮「えっ…」

 

島風「確かに。的確にツッコミしてたみたいだし、詳しいんじゃないの?」

 

潮「え、いや、私は、そのぉ…」

 

ドア コンコン

 

大淀「皆さん、お待たせしました」

 

女提督「なにやら面白い話をしてると聞いてね」

 

曙「それで?潮が成長してるってのは本当なの?」ムギュッ

 

潮「あ、曙ちゃん!?」バッ

 

曙「…私も成長してないかしら」ムニ

 

女提督「それなら安心して。私の方で着任時のデータがあるから」

 

曙「うぇっ?」

 

女提督「…ついでだし全艦娘達を呼んで健康診断でもしましょうか」カチッ

 

スピーカー『鎮守府にいる者達に伝令。今から10分後に健康診断を行う。場所は執務室で行うので各々準備すべし』

 

響「なんだか大事になってきたね…」

 

女提督「それだけ貴方達の成長って珍しいのよ。この際だから報告書にまとめてやろうと思ってね」

 

響「…大事って言うか、下手したら機密レベルの内容な気がしてきたよ」

 

 

 

霞「…噓でしょ?私も?」

 

大淀「霞ちゃんは少し身長が伸びてましたね」

 

陽炎「良いなぁ…私なんて何も変わらなかったよ」

 

女提督「不知火は伸びてるわね…少しだけど体重も増えてるわ。多分筋肉かしらね」

 

不知火「…よしっ」グッ

 

川内「おっ、私は成長してるね」

 

曙「…私もだわ」

 

榛名「提督、戦艦と空母と重巡が測定し終えました。瑞鶴以外で変化は特に見られなかったです」

 

女提督「…なるほど」

 

電「私達の方も全員終了しました。全員建造した頃のデータが無かったので元師の方で記録されているのを参考にしていましたが、全員やや痩せ気味な傾向が見られました」私は成長していました

 

女提督「……」

 

電「…これ、とんでもないことなのです」

 

女提督「…公表すべきだと思う?」

 

電「まず間違いなく口封じされるかと」

 

女提督「そうよね…」

 

電「とりあえず元師には報告しておくのです。もしかしたら何か似た事例があるかも知れないですし」

 

女提督「…良し。全員傾聴!」

 

艦娘達 ザッ

 

女提督「今回の健康診断に関しての結果ですが、機密事項として扱います。皆も絶対に誰かに教えては駄目よ」

 

比叡「機密として扱われる理由は何ですか?」

 

女提督「…これは異常だからよ」

 

比叡「異常…なんですか?」

 

女提督「…えぇ。本来貴方達は成長なんてするハズ無いのよ。そんな記録さえないし、報告も聞いた事無いわ」

 

女提督「艦娘を酷使している提督がいるのは知ってるわよね?そんな彼らが何故そんなことを出来るのかっていう理由付けに、艦娘は成長しないから人ではなく兵器として扱う様に。っていう考えがあるのよ」

 

女提督「もしこんな事が知られてみなさい。そんな考えを持った人達の根本から否定する事になる。それが弱みと思われたら私達なんて簡単に潰されるわよ」

 

比叡「…なるほど。話にしか聞いた事がありませんが、尊重派と兵器派という派閥があると聞いた事があります。その兵器派の派閥から見たら私達の存在はかなり邪魔でしょうね」

 

鈴谷「何というか、墓場まで持って行かなきゃいけない爆弾を持たされた気分…」

 

女提督「あながち間違いじゃないわね。でも疑問なのがいくつか残るのよ」

 

朝潮「何故違いが出るのか?という点ですね」

 

女提督「えぇ。ホントにそこだけ謎なのよね…」

 

龍田「…提督の違いじゃないかしら?」

 

天龍「えっ?」

 

龍田「私達は女提督の艦娘ではないわ。私達が提督と呼べた人物は前任と今の提督だけよ」

 

女提督「…」

 

龍田「もし私達が今になって変化した。或いは過去に変化した可能性があるならおそらくそのきっかけは…」

 

天龍「…なるほどな」

 

潮「じ、じゃあ、やっぱり私達…」

 

大淀「それに関してなんですが、皆さんあの検査キットは使いましたか?」

 

愛宕「え、えぇ…流石に使った事が無かったからちょっと戸惑ったけど…」

 

大淀「それに赤い線等は出ましたか?それが無ければ皆さんは問題ないと思います」

 

潮「…いえ。私はそんなの無かったです」

 

天龍「俺らもだ」

 

愛宕「私もよ」

 

電「駆逐艦を代表して答えますと、皆さん無かったのです」

 

大淀「やっぱり!そうですよね!」

 

潮「その、あれは何だったんですか?」

 

大淀「あれは妊娠したかを検査する道具です。あれに赤い線があれば妊娠したという証明になるんです」

 

潮「そ、それって…!」

 

大淀「はい。つまり誰もそういった可能性は無いという事です」

 

潮「よ、良かったぁ…!」

 

 

何人もの艦娘が泣き崩れる様に膝を崩し、互いに慰め合う様に抱き合っていた。それを見て少し私もホッとしたのか、一筋の涙が頬を伝っていった

 

 

女提督「そうなると私の艦娘達で数名が成長したのは何で?どうにも説明がつかないと思うんだけど」

 

大淀「うーん…そこなんですよねぇ…」

 

電「…おそらくなのですが、皆さんが私達の提督を提督だと感じた瞬間があったからではないのでしょうか?それならば変化した人達に違いが出るのも納得なのです」

 

朝潮「そうなんですか?」クルッ

 

霞「…えっ。私?」

 

朝潮「私の目前には霞しかいませんが」

 

霞「……言わなきゃ駄目?」

 

朝潮「…提督、感じた瞬間ではないかも知れないです」

 

女提督「そのようね」クスクス

 

霞「ち、違うからっ!そんなんじゃないから!!」ブンブン!

 

女提督「とりあえず、変化があった人達をまとめてみましょうか」

 

 

変化あり

・提督の艦娘達

・瑞鶴

・川内

・曙

・如月

・皐月

・文月

・不知火

・霞

・満潮

・荒潮

 

 

女提督「…いやに駆逐艦が多いわね」

 

愛宕「私と瑞鶴が変化しているので重巡と空母以上の方達が変化しない訳では無いと思うんですが…」

 

女提督「…貴方達、彼に口説かれたりした?」

 

満潮「はぁ!?」

 

電「流石に口説かれると言った事は無いですね…」

 

響「口説こうとしたことは何度かあったけどね」

 

暁「響の場合は体を持ち掛けただけでしょ…」

 

女提督「うーん…?やっぱりさっき龍田が言った通りなのかしら?」

 

電「その理論で行くと他の提督さんも何らかの力を持っていないとおかしいのです」

 

女提督「でもね…貴方達の前任の件があるでしょ?流石に彼が着任してから変化した訳では無いでしょうし…」

 

電「どこかで変化したきっかけの様なモノがあれば良いのですが…」

 

島風「…ん?あると思うけど?」

 

電・女提督「「えっ?」」

 

夕立「…もしかして、初めて提督が来た時?」

 

島風「うん。あの時に初めて提督が私達の鎮守府に着任したんだから、あるとしたらその時じゃない?」

 

女提督「……」

 

雷「…いや、あるわ!明確なのが!」

 

大淀「えっ?」

 

雷「あの時の不思議な感覚よ!司令官に妙に惹かれるあの感覚がそうじゃない!?」

 

夕立「…確かに。あれは不思議な感じがしたっぽい」

 

女提督「えぇ…何言ってるの…?」ヒキッ

 

比叡「くっ、ふっ…」プルプル

 

時雨「いやまぁ…うん。そうなるよね…」

 

愛宕「こればっかりは口で説明出来ないわよねぇ…」

 

女提督「う、うーん…皆は何か感じたことある?」

 

霞「…いや、流石にそんなのは感じた事無いわよ」

 

皐月「うん、そうだよねぇ」

 

文月「もっと別の何かじゃない?」

 

雷「…これだと思ったんだけどなぁ」

 

女提督「…ま、流石にそんな簡単に分かるとは思ってないわ。とりあえずこの件はこれでおしまいにして、皆はこの件を話すの禁止よ。分かった?」

 

艦娘達「ハッ!」ビシッ

 

女提督「…これが彼を見出した理由なのかしら?だとしたら、とんだじゃじゃ馬になりそうね」

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