この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ 作:七福えると
筑摩「とりあえず殴らさせてください」E.チャイナドレス
「写真撮っただけ《バキッ!》」
三日月蹴りがハイキックの高さで飛んできた。その蹴りの勢いは弱くなることを知らず、綺麗な御御足から想像もつかないようなパワーで蹴り飛ばされた
キックボクシングでもしたら世界は取れそうだ。そんな可能性を彼女に見いだしながら、壁を1枚破壊して隣の部屋へと飛び込んだ
「蹴り…かい…」応急修理要員発動!
筑摩「…結構強めに蹴ったつもりだったんですが」
「もう慣れてる…そんな事よりも意見を聞かせて…」1/3
筑摩「…スタイルとか聞かれても答えませんからね」
「まだフラフラする…とりあえず興味無い。聞きたいのはここの事だ」
「ひとまず聞きたい事は大きく分けて聞きたいのは3つ。ここにいる艦娘達の事。妖精について。そして提督について」
筑摩「…具体的にはどういった事でしょう?」
「艦娘達についてだが、お前の目線からで良い。明らかにおかしいと思える点があれば教えてくれ。何でもいい」
「妖精達については会話による意思疎通は出来るか?という点」
「最後に提督について。俺だけに限らず、以前ここに訪れた提督も含めてどう思ったか?こんな所だな」
筑摩「…意図が全く分からないのですが、どういった目的なんですか?」
「それは知らなくていいコト。ただの質問、日常会話だと思ってくれ」
筑摩「……同じ艦娘である皆さんについてですが、優秀と思われます。なんというか、成長が目に見えて行われていくと言えば良いんでしょうか?」
「…え?マジ?そんなレベル?」
筑摩「大マジです。と言っても他の艦娘達
「…分かった。続けてくれ」
筑摩「妖精さんについてですが、会話によるコミュニケーションはとれません。と言うよりも言葉を妖精さんが話すのでしょうか?」
「とするとどうやってコミュニケーションを?」
筑摩「手旗や手話、紙などによるコミュニケーションを取る事が多いです」
筑摩「戦場ではモールス信号による方法が多いです。艦載機に乗る妖精さんも同様ですね」
「…ちなみになんだが、艦載機で迎撃された妖精さんってどうなる?」
筑摩「その時は緊急離脱と言う事で艦載機から即脱出していただいてます。今のところ、私と一緒にいる妖精さんは迎撃されても戦闘が終わり次第回収してますね」
「良し。それを聞けて安心した」
筑摩「ですが妖精さんも毎度それが上手くいくとは思っていません。妖精さんから聞きましたが、中にはそのまま殉職した妖精さんもいるそうです」
「…そうか」
筑摩「大丈夫です。私達の所にいる妖精さんはまだ誰も殉職されていません」
…過去の鎮守府ではどうだったのだろう。妖精さんが艦娘達を生かすべく、特攻した事もあったのだろうか?
それは……とても悲しい。そう思うしか自分には出来ない。それ以上は自分本位の感情になってしまう
「大体分かった。それじゃあ最後だが」
筑摩「変態無能のクソ提督と聞き及んでおります」
「……」
筑摩「ちなみに変態は天龍さんから。無能は川内さん、愛宕さん、雷ちゃんの3名から。クソ提督は曙ちゃんから聞いてます」
「シンプルに挫けそう」
筑摩「ご自分でした事です。責任はちゃんと持ってください」
「…ま、バランス良くそれぞれには伝わってるみたいだから良いか」
筑摩「他人に行動してもらうより、自分から改善される努力をしてください」
「出来るよう頑張るよ。ありがとうな」
筑摩「…変な人ですね」
叱ってくれる存在はありがたい。そう実感するのは何時の頃からだったろうか
本当に見放されてはいない。もしそうなら叱ることすら無くなる。それが周りを思って見放されていないだけだとは思うが、それにすがるしか無いのも事実だ
「筑摩」
筑摩「はい?」
「俺の事を見てくれたみたいに、ここにいる深海棲艦達とも向き合ってやってくれ。頼む」
頭を深々と下げ、筑摩にお願いをする
この行動で筑摩にどう思われるか。そんな事は微塵も気にしていない。考えてもいない
この行為で見返りを僅かに期待し、同時に深海棲艦達の事も同じく人間として見てくれれば良いと思う。我欲な考え
たったそれだけの事。それでも今いるあの2人を思う気持ちには素直にお願いしたつもりだ
筑摩「……」
裏があると考えられているのか。ただ信じられていないだけなのか
それは顔を上げた時に、視界に映る景色が答えとして返ってきた気がした
「…筑摩?」スッ
部屋 ガラーン
「……そりゃないよ」
筑摩「…はぁ」
思わず目の前の出来事が信じられなくて逃げてしまった
敵を味方として受け入れており、かつ受け入れた深海棲艦達もコチラ側の味方として働いてくれている。かといって相手は敵であり、そんな相手に向けてわざわざ頭を下げられる精神性が信じられない
だが…自分は逃げ出した。当然生まれる反論の一つや二つ当たり前にあったというのに、何も言わずに逃げてしまった
彼女達に不満があるわけでは無い。受け入れがたいとは思うが、彼女達の働きを見るとそうも言っていられない
筑摩「あぁ…悩みのタネを次々と植えてくる提督ですね」
提督が深海棲艦側に既に寝返っている場合、この場合は深海棲艦2人が動き出さないというのは納得する
しかしその逆。裏切りではなく籠絡したとしたらどうだろうか?
苦労して敵をコチラ側へと引き込み、深海棲艦への秘密兵器として手元に置いているのだとしたら?
そうなれば自分の考えはあまりよろしく無い。わざわざ味方としてなった相手を再び送り返すのは愚策でしかない
それに深海棲艦達がここに残っているというのも気になる。それだけ提督のカリスマがあったというのか、或いはまた別の何かなのか
…自分はまだ提督のことも深海棲艦の事も、何も分かってはいない。全ての結論を出すのはもう少し後回しにしても良い。そんな考えでいよう
…それでも、セクハラをあたかも検証の様な感じでやるのは辞めてほしいと思う
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数日後
利根「筑摩〜!ついに練度が10になったぞ!」
筑摩「おめでとうございます。姉さん」
利根「いやはや、あの出撃地獄を乗り越えた時点で既に7ではあったが、それでもやり続けた甲斐があった」
筑摩「これで私達もようやく次の海域へ行けそうですね」
利根「…まぁ、他のものと比べたら雲泥の差ではあるがのぅ」
利根:Lv10
筑摩:Lv10
駆逐艦代表
電:Lv50
軽巡代表
龍田:Lv42
重巡代表
愛宕:Lv43
戦艦代表
ル級:Lv??
空母代表
ヲ級:Lv??
利根「……例外も二人いるが」
筑摩「深海棲艦達は練度という概念はあるんでしょうか?」
妖精『ありますよ』
利根「ほぉ。あるんじゃな」
妖精『といっても最近分かった事です。提督さんが深海棲艦を招かねば分かりませんでした』
利根「…貢献はしとるようじゃの」
筑摩「そうなると伏せられてるのはどうしてでしょう?同じ艦娘の皆さんは公開していますが…」
妖精『敵の戦力が分かってたまるか。との事です』
利根「はぁ…味方として見ろという割には敵扱いか。何とも言えんのぉ」
筑摩「…と言うより、深海棲艦として見ろ。と言うことではないでしょうか?」
利根「ほう」
筑摩「私達が普段戦う相手は深海棲艦ではありますがあの2人ではありません。深海棲艦である以上、味方として受け入れてはいるが敵として出会う相手をイメージする様に。といった考えではないでしょうか?」
利根「それも憶測じゃがの…あの提督は自分の事を話さん。そこが気に食わぬ」
筑摩「姉さん、もしかして怒ってます?」
利根「…いや。どうじゃろうな。最近は分からんくなってきた」
筑摩「あの人はそう優れた人ではありません。姉さんが気にする事ではないと思います」
利根「本当にそう思うか?」
筑摩「……」
利根「人に才能は確かにある。だがそれは先天性のものや後天的に作られるものの二つに分かれておる」
利根「あやつは才がない。先天性のものはあったのであろうが、それが怠惰か恐怖心かは知らぬが、いずれかの理由でその才を潰したのであろう」
利根「たまに見せる人の心を上手く掌握する所はあの提督にとって先天性の才能だったのだろう。それがまだ僅かに潰れずにおり、それを使って我らを扱いおる」
利根「良くも悪くも提督は自分を知っておる。自分がどう行動すれば人に見られ、また人に嫌われるのか。色々試行錯誤したのじゃろうな」
利根「故にたちが悪い…というのは個人の意見。提督の様な多くの者達を束ねる人物としては無くてはならない才能だろう?」
妖精『提督の事は良く見てくださってるんですね』
利根「当然じゃろう。我らの上に立つ人なのじゃからな」
筑摩「妖精さん。あの提督はどうして提督に?」
妖精『私達がクジで選びました』フンス
筑摩「…一気に信頼性が消えました」
妖精『全人類の中からっていうのを付け忘れてました』
利根「とすると運か」
妖精『はい。それでもいくつかのラインを決めた上での決定です』
利根「ふむ…妖精さんがそう言うのであれば問題なかろう」
筑摩「…妖精さんにとって、あの人は当たりクジでしたか?」
利根「筑摩!」
妖精『…当たりでも外れでもないです』
妖精『まだクジの当たりさえも決まってないクジを引いたって言えば分かりますか?』
筑摩「…そういうことであれば期待が持てますね」ニコッ
妖精『気を使わないでいただいて構いません。顔が引きつってますよ』
筑摩「…そういうことでしたら」ハァ…
妖精『…道は険しそうですね』
利根「何事も根気。というわけか」
妖精『お二人はこの後ご予定はありますか?』
筑摩「いえ。特には」
利根「右に同じく」
妖精『でしたら提督の部屋でパソコンでもどうですか?提督さんの事を知れるチャンスですよ』
筑摩「また、悩みのタネが……増えた……」
利根「提督による許可は得とるのか?」
妖精『はい。というのもここに所属する皆さんは提督さんの知らぬ間に触ってる事が殆どですよ』
利根「プライバシーもあったものではないな」
筑摩「もう…ホントにここは…」
利根「なんじゃ。妙に悩んでおるな」
筑摩「姉さんは気にならないんですか!?自分のプライバシーすら守れない人がいつ機密事項を漏らすか分かった物じゃないですよ!?」
利根「では聞くが、お前は提督について何を知っとる?」
筑摩「それは勿論…!」
利根「ではあやつの名前は?誕生日は?まさかこんな簡単な事も知らぬ訳ではあるまい?」
筑摩「当たり前です!それくらい………」
利根「……知らんじゃろう」
筑摩「……」
利根「吾輩も知らん。そう思って訓練の合間に他の艦娘に聞き回ったわ」
利根「するとどうじゃ?他の艦娘も知らんと申しておった。おかげで今朝から提督の元に艦娘が殺到しておる」
筑摩「えぇ…」
利根「慕われとる証拠じゃ。少々複雑ではあるがの」
利根「でじゃ。こんな簡単な事も知らんかった訳じゃが、本当に機密事項も漏らす様な者だと思うか?」
筑摩「……反論の余地もありません」
利根「…ま、我らにも自分の芯を見せぬ所は少々臆病すぎると思うがの」
妖精『では、話もまとまったようですし行きましょうか』
提督の自室
妖精『ふーむ。ちょっと増えましたかね』カチカチ
PC デスクトップ
・夢日記.xlsx
・夢日記(性).xlsx
・ゲーム(DL)
・Unity
・Blender
・MMD
・色々
筑摩「UnityとBlender…聞き馴染みのない物ですね」
妖精『とても簡単に言うとクリエイター職の人が使うものとでも言えばいいでしょうか』
利根「なるほど。という事は提督の趣味か」
妖精『本人の夢らしいです。ゲームクリエイターになりたかったらしいのですが、才能が欠片も無かったのだとか』
利根「夢か…すると悪い事を言ったのう」
筑摩「…ところで、この夢日記というのは?」
妖精『提督さんの趣味です。寝る時に見る夢をコントロールする為に付けてる日記帳ですね』
筑摩「なんでそんな事を…」
利根「というか妖精さんは何でそんな細々とした事を知っておるんじゃ」
妖精『趣味で司令官さんの諜報やってます』情報一つにつきハーゲ◯ダッツ一つと交換です
利根「最早どちらが悪か分からん…」
筑摩「まずはどれからみます?」
利根「やはり性の方じゃろう。提督の
PC『パスワードを入力してください』
妖精『夢日記はパスワード掛かってるので見れませんよ』
利根「うむぅ…」
筑摩「妖精さん、お願い出来ますか?」
妖精『では、初回サービスと言うことで』
パスワード 0721
妖精(こんなパスワード打ち込むのは毎度嫌なんですけどねぇ…)
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夢日記(性).xlsx
目次
日記『時間が足りない。もっと多くの時間が必要だ。しかし時間は増やせない』
日記『だからより効率的に使うしかない。そうなると何もしない時間といえば寝る時間だけだ』
日記『という訳で夢の中で行動を起こせるようになろう。しかし昔みたいに夢を操れる訳ではないので、再び努力が必要だ』
日記『ただの努力じゃつまらない。エロを付け足してトレーニング用に楽しみを付けよう。その日記をこれに。成果の確認としてもう一つ日記をつけておこう』
シート1
今回見た夢は特に面白みがなかった。巨大な女であったが顔が酷かったので艦娘を見て記憶を上書きしたい。それだけだ
シート2
忘れたい。2度目の夢に男が出てきた。阿◯さんだった。フリーゲームが舞台だったので無敵になって逃げた。ノートにはやらないかと記入されてた痕跡があった。
シート3
ぼんやりとしか覚えていない夢だった。確かに何かはあったという感覚はハッキリと記憶しているのだが、それが何だったか覚えてない。しかも自分のモノに反応はあったが駄目だった。やはり夢で復活は無理そうだ
シート4
利根「もう良いか」
利根「…なんというか、提督はちゃんと分かっておるのか?」
筑摩「どうなんでしょう。なんというか、趣旨は理解してるけど方向性が違った方向に向いてると言いますか…」
妖精『人はそれを見当違いと言う』
利根「馬鹿ではないと思うがアホという事じゃな」
妖精『じゃあもう一つの方も見ます?』
利根「そうじゃな。そっちも確認しておくか」
PC『パスワードを入力してください』
利根「むぅ。またか」
筑摩「妖精さん。こちらもお願いできませんか?」
妖精『一度につきハーゲ◯ダッツ1個と交換です』
利根「そんな固い事を言わずに。このとーり!」パンッ
妖精『…しょうがないですね。見れなくても困りますし』
筑摩「…?あの、それってどういう…?」
パスワード 1126
妖精(いい風呂って語呂合わせですけど…こんなファイル名にそんなパスワード付けないでください)
夢日記.xlsx
目次
日記『こっちは真面目な訓練用。性とは別』
日記『と言っても書くのはその日見た夢だけ。性との違いはエロがあるかないかのみとする』
日記『夢の操作とは、当時見ていた夢を記憶する所から始まる。夢の内容に理解を示し、どういった考えをしてその夢を見れたかが重要だ』
日記『注意点として、夢を見るというのは眠りが浅いという証拠でもある。連日見ると業務に支障が出るかも知れないので程々にすること』
シート1
昔3回見た夢をまた見た。今回で四回目だ。内容はナイフを持ったチンピラ3人に脅されてる夢なのだが、自分の手にもナイフが握られていた
1人目は首を狙って切り、それに驚いた2人のチンピラが固まっている隙に、2人目の心臓へとナイフを突き刺さしたのだが、その隙を狙って3人目に心臓を突き刺された
また失敗だ。今回は最後の詰めが甘かった。今後の課題として見ていこう
シート2
今回はゴキブリが出る夢だった。この夢を見る時に共通している事といえば必ず何か問題が発生するという予知だ
ゴキブリの数はおよそ8匹。その内3匹は消す事ができたので、少なくとも3回は問題の解決が出来るということ。逆を言えば解決出来ない問題が5つあるという事でもある
今まで見てきたリアルな正夢とは違い、これから起こる苦難を予知する夢だ。警戒を怠ってはならない。万が一の場合は閉じこもる事も視野に入れるべきであるべきだ
シート3
懐かしい夢を見た。小学2年生の頃に見たあの夢だ
頭にフードを被った青色パーカーとジャージのズボンを着た25−40歳位の男に腹と胸の間を包丁で刺される夢だ
体から何かが抜け落ちていき、血が滴り落ちながら今にも崩れ落ちそうな足で自分の教室に向かっていた
ドアを開けた瞬間に視界がブラックアウトし、そこで目が覚めた
情けない事だが起きた時には汗がびっしょりだった。シャツも寝ていたシーツも水をかけたみたいにびっしょりだった
あの頃から何も成長していない自分に嫌気が指す。もう自分に成長の余地は無いのかも知れない
シート4
昔の夢を見た。前と同じく子供の頃の話だ
自分よりも年下の子供に馬鹿にされ、それでもめげることなく続けていた習い事の話だ
あの様に見下されるのは何故だったのだろうか。正直、今でも思い出せない。いや、忘れようとして忘れてしまっただけなのではなかろ
利根「…?コレで終わりか?」
筑摩「変な所で途切れてますね…」
利根「え〜い!何とかして続きが見れんのか!?」カチャカチャ
PC『他のユーザーによって保存された変更で更新しています』
利根「お、なんじゃ?」
筑摩「他のユーザーによって保存とありますから、おそらく誰かによって保存されたんじゃないんですか?」
利根「いや、それは見たら分かるんじゃが…」
利根「…これってつまり、誰かによって操作されとる訳じゃろ?ということは…」
筑摩「……姉さん。私は今すぐ閉じるべきだと思います」
利根「…吾輩もじゃ。だがここで閉じなければ続きが見れるかも知れん」
筑摩「明らかに危険です。そこまでのリスクを負う必要はないはずです」
利根「じゃが提督じゃぞ?そこまで大したモノでは無いのではないか?」
筑摩「……」
利根(こうでも言わんと筑摩も納得し辛いハズじゃ。それに正直、今は提督への好奇心が大きい。見るとしたら今以外にいつあるんじゃ?)
利根「というわけじゃ。続きを見るぞ」
筑摩「ね、姉さん!ちょっとまっ『カチッ』」
PC『見たな?』
利根「ひゅっ…」
筑摩「……」
利根「…な、なんじゃ。ただ赤文字で大きく書いた文字ではないか」
利根「典型的な子供騙しじゃ。こんなものでビビる吾輩ではないぞ。我ながらほれぼれする自信じゃ」(混乱中)
利根「のう。筑摩もそう思うじゃろ?」クルッ
部屋 シーン…
利根「ち、筑摩?一体何処にいっ…」ハッ
利根(ま、待て。何故妖精もおらん?つい数秒前まではそこにおったというのに…)
利根(まさかアレか?お前は知りすぎたとか言って消されるやつなのか?)
利根(…この部屋におるのは不味い気がしてきた!早く部屋から出なければ!)
利根「良し。そうと決まれば早速…」グラッ
利根(…アレ?どうして床が歪んで見えるんじゃ?)
利根(それに先程は見えなかった筑摩も床で寝とる。さっき見えなかったのは居なくなったのではなく、床に寝ておったのか?)
利根「ひぃくうまぁ…はいひょうふはぁ?」
筑摩「ねぇ…さん…ろ、ろれつが、、まわってひぃませんょ」
利根「そぉれふぁ、ひくまもだろう?」
ドア ガチャ
利根「お、おぉ。だ、れかぁ、いるの、かぁ?」
筑摩「あ、の、ねぇ、さ、ん。この、タイミン、グで、来る、人、って…」
提督「…覗き見とは、いい趣味してるな」E.サングラス
利根「なぁん、だ。ていっとくぅ、かぁ…」
提督「そうだよ。ほら、このペンを良く見るんだ」
利根「なんじゃ、とぉ…?」
筑摩「ペン、って…、その手に、もぉって、る?」
ペン カッ!
「…コレで良し。と」
妖精「コレで良かったんですか?」
「うん。充分だよ」
妖精「それじゃ、他の皆さんと同じく部屋に寝かせてきますね」
「そうしてくれ。万が一覚えてる様だったら報告を頼む」
妖精「…でも、名前や誕生日くらい良かったのでは?」
「皆の人生に俺の記憶は要らん。ただの提督としてこいつらには覚えてもらうよ」
妖精「ビビリの意気地無し」
「なんとでも言え。俺の人生なんてそこらにいる虫程度の記憶で良いんだからさ」