この学生、元放置提督 世界が変わっても、やることが変わっても、いつも通りにする。ただそれだけ   作:七福えると

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何気ない日常の一コマにも進展はある

潮「んー…よし。これでいいですか?」

 

提督「あぁ。ありがとう。迷惑かけたね」

 

 

提督に褒められ、整理していた書類を机に置く

 

先程持っていた書類はぱっと見ただけでも枚数は400枚以上。コピー用紙として購入する真っ白い紙ほどの厚さがある

 

当然手に持っていれば中身なんかは見えてしまうわけで、特段目に付いた名前があった

 

タイトル『地域住民との交流イベントについて』

 

潮「では、私はこれで」

 

提督「ありがとう。じゃあこれお駄賃って事で」っ間宮券

 

潮「良いんですか?ありがとうございます」

 

提督「…潮、男は大丈夫か?」

 

 

少し声のトーンが落とされて話してくる提督。その顔はいつもより真剣だった

 

先程見てしまったアレについてだろうと想像の付いた。ならば私が答えるのは…

 

 

潮「はい。まだ少し怖いですが、やり取りを行うのは問題ありません」

 

提督「……そうか」

 

 

…?提督の顔が、ほんの一瞬だけ渋くなった?

 

苦虫を噛み潰したような。とまでは言わないが、確かに一瞬だけ、何処か居心地が悪そうな、それでいて申し訳なさが出ている

 

…それに、何だかこの顔。前にも見たことある気がする。アレは一体いつの頃だったろうか?

 

 

潮「あの、提督?もしかして潮が何か…」

 

提督「あぁいや、なんでもないんだ。ごめん」

 

潮「…提督。隠してるにしては顔が酷くなってましたよ」

 

提督「あー…それは、だな…」

 

潮「大丈夫です。仮に罵倒されても慣れてますから」

 

提督「そんな事あったら俺が蹴り出す」

 

潮「では何が?」

 

提督「………」

 

 

深く悩んでいる顔だ。伝えるのを悩んでいるのだろうか

 

でも聞きたい。いつも見せるその顔に、何が隠されているのか

 

 

提督「…心配なんだ」

 

潮「心配…ですか?」

 

提督「あぁ。潮は綺麗だし、スタイルも駆逐艦にしては良い方だろ。だから『バチンッ!』ぶべらっ!?」

 

潮「セクハラです。提督」

 

提督「す、すみませんでした…」フラフラ

 

 

…綺麗って言われた。あの提督の事だからホントなんだろうけど、本人の価値観がかなりズレてるから気分としては複雑だ

 

…まぁ、悪い気は全然してないんだけど

 

 

提督「と、とにかくだ。更に多くの男と触れ合う事は今後必然だ。だから今のうちにどの程度大丈夫なのか詳しく知っておきたいんだ。それで潮の仕事をどうするか決めようと思ってな」

 

潮「提督は心配しすぎです。私だって何もしてない訳では無いですから」

 

提督「え?そうなの?」

 

潮「はい。ここで警備をされてる男性の人に自分の状況を伝えて治すお手伝いをしてもらってるんです」

 

提督「へ、へぇ〜…その人に…」

 

潮「対面でお話したり、一緒に並んで歩いていただいたりしたんです。休みの日何かも、たまに外にお出かけしたりするんですよ」

 

提督「そ、そうなんだ。ところで、変な事されてない?アイツと直接面談したから分かるんだけど、好みがさぁ」

 

潮「うーん…たまに視線が下を向こうとして反対向かれたりされるくらいで、特に変な事は無いですよ。提督みたいに露骨じゃありませんし」

 

提督「……そんな分かりやすい?」チラッ

 

潮「提督の目は正直ですよ」見ましたよね?

 

提督「……間宮券5枚あげるんで許してください」

 

潮「しょうがないですね」

 

 

私に限らず、皆が視線に気付いているというのは内緒にしておこう

 

提督のあだ名がゆきずりになっていることは…内緒にしておいた方が良いかな

 

失礼しましたとだけ返事をした後、ドアを開けてそのまま食堂に向かう。今日は間宮さんが来ている日なので、使うには丁度良い日だった

 

提督の落ち込んだ様子は川内さん経由で鎮守府中に広まるのだろう。暇を持て余した皆には良い娯楽だ。なんて、流石に意地悪だろうか

 

 

潮「…それにしても」

 

 

どうして私達がここまで暇になってしまったのだろうか?提督の書類は何時もより減っているとはいえ、秘書艦に大淀さんもつけずに仕事していた。まるで何かを隠したいみたいに

 

…前任が脳内を()ぎった。資材を私的に売り払っていた過去を持っていると、大淀さんが以前話してくれた

 

けど、提督はそんな事をする人じゃない。それは確実……とは言えないのかも知れない

 

人は変わる。提督が提督としてある為に普段から少し角張った態度を取る時の様に、それが悪い方向に変わらないだなんて保証は無い

 

……?なんだろう。この考えにデジャヴを感じる。まるで過去に同じ事を考えていたような…いや、思い出せないし、気の所為なのかも知れない

 

最近どうにも悪い方向に考えがちだからだろうか。私達が暇なのは平和だと言うことなのだから、良いことなんだと思うことにした

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

夕立「暇っぽい」

 

川内「暇だね〜」

 

夕立「川内さん、何か面白いことない?」

 

川内「あったら暇だなんて言ってないよ」

 

夕立「むぅ〜…」

 

川内「何だか前にもこうして一緒に暇だ〜って言わなかったっけ?」

 

夕立「ん〜…忘れた」

 

川内「はは。だよね」

 

夕立「うーん…何か暇を潰せるものないっぽい?」

 

川内「PCは買い替えられたから、最近のゲームでも出来る様にはなったけど…」40万以上したって言ってたね

 

夕立「一人用っぽい」

 

川内「wiiやプレステなんかは…」

 

夕立「プレステは山風が今してる。wiiも島風ちゃんがしてるよ。娯楽室のテレビは完全に占有されてるっぽい」

 

川内「ル級とティータイムは昨日したしなぁ」

 

夕立「えっ。なにそれズルい!」

 

川内「うーん…あっ。そういや確かアレが娯楽室にあったっけ」スクッ

 

夕立「アレ?」

 

 

娯楽室

 

 

キャラクター作成中…

 

 

夕立「出来たっぽい!」

 

川内「私も」

 

曙「同じく」

 

天龍「俺も完成したぜ」

 

龍田「私も完成よ」

 

妖精(GM)『それじゃあ、あいうえお順で紹介をお願いします』好きな技能レベル2と経験点は2000点です

 

曙「名前はアケノ・ボノ。人間で14歳。女。技能はプリースト2。マギテック1、シューター1よ」

 

妖精(GM)『ふむ。身を守るだけのプリーストではないと』

 

曙「えぇ。仲間を癒すのは勿論。敵が遠距離にいるのなら、近づかれる前に少しでも削れるようにと思ってね」

 

天龍「アナグラムにしても単純すぎねぇ?」

 

曙「ほっといてよ」

 

妖精(GM)「じゃあ次は経歴表ですが…」

 

 

経歴表(アケノ・ボノ)

・未だ叶わない夢がある

・大きな挫折をしたことがある

・のめり込む趣味がある

冒険に出た理由:友達に勧められて

 

 

龍田「未だ叶わない夢があって、過去に挑戦したけど挫折。それが原因でのめり込む趣味が出来たってとこかしら?」

 

夕立「多分のめり込んだのはマギテックっぽい。そして試験の為にシューター技能も取ったのかな?」

 

曙「そうね。趣味にのめり込んだボノが見てられず、友達が一緒に冒険をしようと誘って来て、今日まで共に冒険をしている。こんな感じかしら?」

 

川内「話だけ聞いてたら夕張を彷彿とさせるね…」

 

妖精(GM)『非常に他の人と組みやすい。GMとしても助かりますし、初めからいい滑り出しを見せてくれますね』

 

川内「次は私だね」

 

川内「名前はセンヤ・ハナ。人間の16歳で女だよ。技能はフェンサー2とグラップラー2」

 

妖精(GM)『お、おう…これまた何というか、読めないのが来ましたね。冒険者なら自分の武器を無くしたりするのは死を意味するものですが…』

 

川内「無くすときは無くすからね。ウッカリで忘れたりって事もあり得るし、万が一そうならない為にもグラップラーを学んだって所かな」

 

妖精(GM)『なるほど。ウッカリ屋になるかは、経歴表次第といった所ですね』

 

川内「じゃあ経歴表いくよー」

 

 

経歴表(センヤ・ハナ)

・故郷の場所を知らない

・毒を飲んだ(食べた)ことがある

・近所では一番の物知りだった

冒険に出た理由:名声を得るために

 

 

川内「……」

 

曙「うわ…コレホラ吹きの可能性もあるわよね?近所では一番の物知りだったけど、故郷の場所を知らないって、矛盾してないかしら?」

 

天龍「あ、或いはアレだろ。各地を転々としてて、故郷と呼べる場所が無かった。だから故郷を知らないんだよ」

 

龍田「でも一番の物知りなのに毒は飲んだりしたのねぇ。それにさっき、ウッカリで武器を無くすかもって言ってたのは、自分を理解しての事なのかも?」

 

天龍「龍田ぁ!?」

 

川内 ズーン…

 

夕立「でも意外と研究熱心だったのかもよ?冒険に出た理由が名声を得るためってあるし、毒を飲んだのも自分の体で研究して、名声を得れば更に色々知れるかもって思ったのかも」

 

妖精(GM)『複数の解釈が出来そうですね。ここは川内さんの今後に期待としましょうか』

 

龍田「じゃあ、皆お待ちかねの私ね」

 

天龍「随分自信過剰だな…」

 

龍田「名前はテン・リタ。人間の15歳で女性。技能はソーサラー2、スカウト1、セージ1よ」

 

妖精(GM)「ここで補助役が来ましたか」

 

龍田「えぇ。何処かの誰かが無茶ばーっかりするから、代わりに私が支えようと思ってね?」チラッ

 

天龍「ぐ…コッチ見てんじゃねぇよ…」

 

妖精(GM)「なるほどなるほど。納得です」

 

龍田「経歴表行くわね〜」

 

 

経歴表(テン・リタ)

・伴侶がいる(いた)

・大きな嘘をついている(いた)

・役に立たない得意技がある

冒険に出た理由:失われた場所を取り戻す

 

 

川内「へぇ〜…」

 

夕立「15歳で伴侶って、いくら何でも早すぎっぽい」

 

曙「大きな嘘って明らかにコレよね。誰でも分かるわ」

 

天龍「役に立たない得意技って…」

 

曙「多分嘘をつくことでしょ。嘘は精巧なんだけど、その内容が大きすぎて全然嘘として成り立ってないとかじゃない?」

 

龍田「うーん…でもねぇ、そこで冒険に出た理由が大きく関わって来るのは可能そうよね。嘘で取り繕えない位の大きな何かに居場所を奪われたとも言えるわよ?」

 

妖精(GM)『そこはGMの腕の見せ所ですね。頑張って設定を立てていきますよ』

 

天龍「うし。次は俺だな」

 

天龍「名前はテン・リュウ。人間で16歳の女だ。技能はファイター2とフェアリーテイマー1。スカウト1だ」

 

妖精(GM)『ファイター技能でスカウト持ちですか?何というか、一人向け?』

 

天龍「おう。昔から一人で何でもやれる様にって事で、最低限の技能は確保しておこうと思ったんだな。すぐじゃないが、いずれレンジャー技能とセージ技能を取るつもりだ」

 

曙「ていうか名前まんまじゃない。この名前で男じゃないのは違うでしょ」

 

天龍「うるせ。ほっとけ」

 

夕立「でも龍田とは同じ名前だし、姉妹なのかな?」

 

龍田「えぇ。私が一緒にいないと天龍ちゃんはすぐに無茶しちゃうからねぇ〜」

 

妖精(GM)『…では、経歴表いきますか』

 

 

経歴表(テン・リュウ)

・血縁者と死別したことがある

・大きな失敗をしたことがある

・高レベルの魔法をかけられたことがある

冒険に出た理由:目指すべき場所がある

 

 

天龍「お、重い…」

 

龍田「血縁者と死別って、もしかして私だったりするのかしら?」

 

天龍「え、縁起でもねぇ事言うなよ!」

 

夕立「大きな失敗…それが高レベル魔法をかけられた事と、何か関係があるっぽい?」

 

妖精(GM)『可能性としては逆もあり得ますね。このゲームには死んでも蘇る事の出来る魔法はありますから』当然対価はつきますけど

 

曙「ふーん…」

 

夕立「最後は私だよ!」

 

夕立「名前はタユウ・メア。ナイトメアで14歳の女の子!技能はフェンサー2。レンジャー2だよ」

 

妖精(GM)『ほぉ。ナイトメアですか』

 

夕立「うん。でも具体的にどんな娘にするかってのは、経歴表見てから決めようと思って」

 

妖精(GM)『なるほど。そういう事でしたら早速振りましょうか』

 

夕立「はーい!経歴表いっきまーす!」

 

 

経歴表(タユウ・メア)

・故郷の場所を知らない

・予知夢を見たことがある

・家族に魔法使いがいる(いた)

冒険に出た理由:無理やり巻き込まれて

 

 

川内「あ、私と同じだ」

 

夕立「うーん…これ、私が産まれた事によって故郷から赤ん坊時代に家族と一緒に追い出されたって所?家族に魔法使いがいたから、追い出されても生活には困らなかったって感じで」

 

天龍「なぁ、ナイトメアってなんだ?」

 

妖精(GM)『一部の種族から極稀に産まれる種族の事ですね。生まれながらに穢れというのを持ちますが、冒険者業界としては実力主義であるため、あまり気にされないとの事です』

 

龍田「産まれながら角が生えてるから、出産の時とかに母親が死んでしまうって話は良くあるみたいだけど…」

 

夕立「そこは魔法使いだからなんとかなったぽい。お母さんは優秀な魔法使いだったって事で」

 

曙「ねぇ、この無理矢理巻き込まれてってのを、私と一緒に冒険者になったって事じゃ駄目かしら?共通の友達がいて、二人じゃ不安だから一緒になろうって感じで」

 

川内「じゃあその友達は私って事にする?名声を得る為に人が欲しくって、その過程で曙と夕立…あぁいや、ボノとメアに声をかけたってことで」

 

夕立「それいい!年齢も皆近いし、川内が一番年上だしね」

 

妖精(GM)『良い感じに基盤が固まってきましたね。それじゃあ早速冒険に行きますか?』

 

曙「…それは良いんだけど、その前にどうしてここでゲームする事になってるのよ。とりあえず流されるままに作りはしたけど」

 

川内「私と」

 

夕立「私が」

 

川内・夕立「誘ったからだけど」

 

曙「いやそれは知ってるけど。知ってるけどもよ」

 

川内「だって暇なんだし、しょうがないでしょ。主要のゲームはテレビ取られてて出来ないし、PCは一人用だしね」

 

夕立「皆で遊んだ方が楽しいよ…?」

 

天龍「なんだよ。曙は一人遊びが趣味なのか?」

 

龍田「あら、そうなの?」

 

曙「違うわよ!ただ急に誘われた理由が分からないってだけだから!」

 

川内「さっきも言ったけど、暇だからだよ。だから皆で遊ぼうと思ってさ」

 

妖精(GM)『皆と遊ぶとストレス解消にも丁度良いんです。普段提督さんにストレス溜められてるから、合う度にクソ提督っておっしゃってるんでしょう?』

 

曙「う…」

 

妖精(GM)(否定されないんですね…)

 

曙「わ、分かったわよ。やればいいんでしょ。やれば」

 

天龍「そうこなくっちゃな!」

 

龍田「じゃあ早速やる?」

 

川内「だね。じゃ、皆さんご一緒に」

 

全員「「「いざ、冒険の舞台へ!!!」」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

画面『いざ、冒険の舞台へ!!!』

 

大淀「提督、本当によろしいのですか?盗撮なんかして」

 

提督「人聞きが悪いこと言うな。撮影だよ。ただ艦娘達には極秘で進めてるだけだ。妖精さんは知ってる」

 

大淀「人はそれを盗撮と言うんです」

 

提督「へいへい。ま、通達なんかしたら固まっちまうだろ?」カリカリ

 

書類『市民への艦娘理解について』元帥の判付き

 

大淀「まぁ、確かにそうかも知れませんが…」簡単な名前にされて…

 

提督「ウチは日常で市民への理解を促すらしいからな。出撃何かはもっと階級が上の人間がやるんだと」

 

大淀「…それで第六駆逐隊の皆さんが、昨日街に繰り出したのを許したんですね」

 

提督「流石に撮影はしてないけどな。でも第六駆逐隊が揃って街に出てたんだ。少しは目立ったろうし、市民へのアピールにもなった筈だ」

 

大淀「まぁ皆さんはたまに出かけてますし、知ってる人も多いですけどね。私も外に出たら鎮守府の人ですか?って声かけられた位ですし」

 

提督「うん。良い傾向だな」

 

大淀「良くないです。私達の自由が許されてるのは良いんですが、そうなるとここら一帯の警備が…」

 

提督「大丈夫だぞ。ここらへんの深海棲艦には協力を取り付けてるし、近辺の鎮守府も最近は暇になってるって話を時折聞く」

 

大淀「…それ、初耳なんですが」

 

提督「妖精さんのネットワークで自分も知った位だ。山風とかは最近深海棲艦と訓練してたんだし、知ってるんじゃないか?」

 

大淀「…そういう事は提督以外にも連携してもらうようお願いしなくてはなりませんね。提督なら忘れます」

 

提督「だな。最近物忘れが酷くなってるのか、デジャヴレベルで何だっけコレってなる事が多い」

 

大淀「その歳で痴呆ですか?」

 

提督「やめてくれ。この歳で認知症とか笑えん」俺まだ18だぞ

 

大淀「若い人でも認知症とかあるらしいですよ?」

 

提督「…今度病院行った時に検査して貰おうかな」

 

大淀「…今度?」

 

提督「あ、いや。それはだな…」

 

大淀「提督。教えていただけるならスリットに手を入れて頂いても構いませんよ?」

 

提督「えっ?」

 

大淀「…ホントにするわけないじゃないですか」

 

提督「だ、だよなぁ?ビックリしたぞ」

 

大淀「そ、それよりもです。本当に何処か悪くされてる訳ではないんですよね?」

 

提督「あ、あぁ。定期的な検診だよ。2週間に一回ってかなりのペースだけど」

 

大淀「…それでもかなり多いですけど」

 

提督「本当に検診だから。安心してくれ」

 

大淀「…分かりました。確かに提督も根っからの軍人ではないんですし、それくらいの健診が普通なのかも知れませんね」

 

提督「すまんな。今度行くときは教えるよ」

 

大淀「…提督とお話していると、私も忘れたか不安になります。お願いですから、もっと覚える努力をしてください。無理ならメモするなりしてくださいね」

 

提督「分かった分かった。それよりもだ。早いとこ書類片付けて、俺達も彼処に混じりに行くか?」

 

大淀「お気楽な事を言わないでください。まだまだ見ていただく書類や覚えていただくものは沢山あるんですからね」

 

提督「……代わって?」

 

大淀「駄目です」キッパリ

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