Lv99の従者、主人に愛されてるけど愛が重い(お前も大概だろと言う話) 作:究極の闇に焼かれた男
何故彼女が病んでしまったのか、その秘密の一端が明かされます!
追記:一部セリフを追加したのと一部修正を加えました。
私、ユミエラ・ドルクネスは転生者である。
それに気付いたのは五歳の頃で、ある日突然思い出したのだ。
私が転生したユミエラ・ドルクネスは前世でやり込んだ乙女ゲーム…「光の魔法と勇者様」、略して「ひかまほ」に出てくる悪役令嬢で、主人公のアリシアに嫌がらせを行い続けて来た人物にしてラスボスである魔王を倒した後に現れる裏ボスである。
そんな私だが自身の破滅を回避する為に主要キャラと関わらない事を決めて尚且つゲーマーとしての血が騒いだ為事によりダンジョンに潜ったりしてレベリングを行う日々を過ごしていた。
そんな私の傍には常にたった一人だけの傍付きである従者の少年が居た。
彼の名前はクロノ・エルダートと言うらしく、前世でプレイしたひかまほには登場していないキャラクターの存在に私は凄く驚いたのは記憶に新しい。
そんな彼、クロノは私に貴族としての嗜みを教えるだけではなく魔法の使い方や色々な事を教えてくれた。
ゲームでプレイするのと実際に自分がそのキャラになるのとでは勝手が違う為、凄く助かる事だった。
そしてダンジョンに潜る際の注意点や魔物の特徴についても詳しく、私はこの世界の知識を沢山知る事が出来た。
教えて貰った事で分かったのはやはりゲームと現実は違うと言う当たり前の事を再確認出来た事だった。
そんな彼だがはっきり言うと、メインキャラクター達よりも万能で優秀過ぎる事だ。
家事全般が得意で武道に於いても常識外れの物を所持していた。
(これだけ出来るのにゲームでの出番が無いっておかしくないだろうか?)
そう思ってしまった私は間違って無い筈だろう。
そんな彼が私に仕える様になって数年経ったある日の事だ。私は一人ダンジョンでレベリングを行っていた際に少しドジを踏んでしまい絶対絶命の状況に陥った。
ゲームと同じ仕様だと勘違いしてたが故の自業自得だったとは言え終盤以降に出てくるボスキャラが突然現れた事によって、私は危うく死にそうになった。
理由として私は闇属性の魔法以外使えない事でその時現れたボスキャラが光属性の魔法を使用するせいだった。
闇属性は光属性と相性が圧倒的に悪く当時の私はそこそこ強い程度で、遭遇したボスはゲーム内では80Lvだったのだ。
その時の私は死を感じて最初に思い浮かべたのは「ここで私は何も出来ずに死ぬのかな」と、それだけだった。
死にたくは無かったがどうしようもないと思っていた時の事だ。
「伏せてください!」
その叫びが聞こえた私は直ぐ様その場でしゃがんだ瞬間、何処からとも無く現れたクロノは持っていた刀を手にそのボスを一太刀で斬り伏せたのだった。
彼が来た事に驚いていた私に彼は優しい表情をしながら近付くとこう言った。
「怪我は御座いませんか、ユミエラ様」
その時の私は死なずに済んだ事と初めて死の恐怖を実感した事も有り、そのまま彼に抱き着くと見っとも無く泣き喚いた事は今でも恥ずかしく思う時がある。
それからだろう、私は何処に行く時も彼を連れて行く様になったのは。
彼と共にダンジョンに潜る様になってから気付いた事だが、私は彼と一緒に居る日々を愛おしく思う様になっていた。
前世を含めて初めての感覚だった事も有り、私は少しぎこちない様子で彼に接しているにも関わらず彼は嫌がる事も無く常に優しく接してくれた。
その事に私は深く感謝すると同時に自分が彼に向ける想いを自覚した。
私は彼に…クロノに対して恋心を抱いている事を。
自覚してからの私は彼の傍から離れさせない様にしていた。
彼は最初は戸惑っていたが、次第に慣れてきた様子で従う様になっていた。
その事に私は歓喜したのは今でも憶えている。
そうして私は彼との順風満帆の日々を過ごしていたある日の事だった。
偶然にも私は彼がメイドと話しているのを目撃した。
その時、私の胸に微かにある想いが芽生えた。
(彼に手を出すな……彼は私だけの従者だ!)
その想いを自覚した私はハッとなり、心を落ち着かせ様としたが落ち着く所か益々そのドス黒い感情が大きくなっていくのを感じた。
そして気付いた時、私はその感情の赴くままに行動していた。
その日の夜、私は彼の寝室の前に立つと扉をノックした。
少ししてから彼は扉を開けてこちらを驚いた表情で見ていた。
「ユミエラ様!?こんな夜更けにどうかされましたか?」
「…」
「ユミエラ様?」
彼が心配の眼差しを向けるのに対して私は俯いたまま、何も言わない事に彼は疑問を感じながらもこう言った。
「何があったかは知りませんが、このまま立ち話もあれですので部屋の中で聞きますね」
その言葉に私は甘える形で彼の部屋に入った。
そして部屋に入ったと同時に私は闇魔法で彼の動きを即座に封じると同時に扉の鍵を掛け、室内に防音効果を持つ魔法を使用した。
「ゆ、ユミエラ様っ!?何を!!」
彼は驚きと焦りの表情を見せていたが私はそれを見て罪悪感を抱く事も無く、そのまま彼をベッドに押し倒していた。
「ユミエラ様、いきなり何を!?」
「ジッとしててクロノ…」
「ユミエラ様?」
「大丈夫……直ぐに済むから」
そう言いながら私はクロノの服に手を掛けると彼は慌てた様子で諌めようとしてきた。
「ユミエラ様、おやめ下さい!それ以上はいけません!!」
彼の言っている事は正しく、普段の私なら素直に聞き分けていただろう。
でも、私はそれでも自身の感情を抑えられず彼に告げていた。
「クロノ、私はあなたの事を愛してる。だから……あなたの全てを私に頂戴、代わりに私の全てをあなたにあげるから」
自分の想いを伝えた私はそのまま彼と一夜を過ごした。
一応言っておくと、最初は私が攻めていたのだが最終的には彼に攻められたと言っておこう。
それ以来、私は事ある毎に彼を襲う様になっていた。
罪悪感は少しあったけどそれ以上に彼を感じれる事に幸せを感じていた。
そんな日々を過ごして来た私達はもう直ぐ王立学園の生徒になる。
学園に入ったら最初にする事は決めている。
原作の主要キャラと関わらない事とクロノに対して誰も手を出せない様に彼の傍に居続ける事だ。
もしも彼に手を出したり、私から彼を奪おうとする雌共が現れたその時は…
ワタシノテデカクジツニイキノネヲトメル
次回、遂に原作に突入するかも知れませんのでお楽しみに!
それとコメントもよろしくお願い致します!
魔王討伐後はどんな展開にして欲しいのか、以下の選択肢からお選び下さい
-
ユミエラとの結婚式
-
病み過ぎたユミエラに監禁される
-
小説版と同じ
-
アニメ最終回と同じ
-
まさかのパットリックルート突入