Lv99の従者、主人に愛されてるけど愛が重い(お前も大概だろと言う話)   作:究極の闇に焼かれた男

4 / 15
今回は遂に入学式、二人のLvは以下に…

そして原作と変わらない所は当然の事ながらカットしてお送り致します。


レベル測定にて、主が完ストを果たしていたと思ったら自分もだった件

 

 

ユミエラ様に襲われて一夜明けた翌日、クロノはげっそりとしつつも入学式に参加する為に部屋を出た。

 

 

王立学園…バルシャイン王国において将来有望な若者達を養成する機関で通う生徒の殆どが貴族であり、辺境の地からもこの学園に通う生徒が居ると言われている。そしてごく稀にだが平民の中から選ばれた若者がこの学園の生徒になる事もある。

 

そして今年の王立学園にはバルシャイン王国第二王子である人物…エドウィン・バルシャインと他数名の名だたる貴族が入学すると言う事もあり、学園は大いに盛り上がってもいるのだった。

 

だが、クロノにとってそんな事はどうでも良かった…

 

何故なら彼にとって一番懸念している事はユミエラの事だけだったからだ。

 

理由はユミエラの容姿に関わっていて、バルシャイン王国では黒髪黒目の人間は差別の対象とされているからだ。

 

その最たる原因が魔王にあり、かつてバルシャイン王国ばかりを何故か狙い続けた魔王の容姿が黒髪黒目だったと言うだけで、それと同じ容姿をしているからと言うクロノにとっては実につまらない理由で差別されているからだった。

 

 

(それに、噂によればエドウィン殿下は箱入り貴族の節があると聞いた事がある。 そんな御方がユミエラ様に害を成さないとは言いきれないから油断できないな…)

 

 

これだけユミエラの事を思っているのだからそれが一体どう言う気持ちなのか早く自覚しろと言いたい。

 

 

 

 

 

そして入学式が行われる大広間へとクロノはユミエラと共に入場して行く。(因みにユミエラと離れた席に座ろうと考えていたのだが、何故かいつの間にか背後に居たユミエラにとっ捕まったとの事)

 

大広間には数多くの有名な貴族の顔がチラホラと見えた事にクロノは(何も起きなければ良いのだが…)と、思っていたがそれから数分後のある出来事が切っ掛けでその思いは砕け散るのだった。

 

 

 

 

王立学園の入学式ではレベル測定が行われる事が通例で、これにより生徒はそれぞれ自分達のレベルを知り授業に励む様になると考えられる。

だが、クロノはこの通例に対して焦っていた。

 

 

(絶対にユミエラ様のレベルってヤバい事になってる事は確実だろ!?)

 

 

幼い頃からダンジョンにほぼ毎日入り浸りの日々を共に過ごして来たからこそわかる。ユミエラのレベルは確実に今年の生徒どころか、この国でトップに君臨していると。

 

そして案の定、ユミエラの番になった時に事態は動き出してしまった。

 

 

「ドルクネス伯爵家長女、ユミエラ・ドルクネス。……レ、レベル99!?」

 

 

ユミエラのレベルを測定していた教師の言葉によって大広間はに居る者達は全員声を失うと共に、一斉にユミエラを凝視し始めた。

 

 

(嗚呼、やっぱりこうなるのか……)

 

 

何となくそんな気がしていたクロノはそのレベルに驚きつつも特に焦った様子は無く、寧ろその表情は半ば諦めに近い色をしていた。

 

そして当然の事ながら教師陣達はこの事実を有り得ない物と見なし、レベル測定を行なう道具の不調だと考えると新しい物を用意したのだが結果は変わる事は無かった。(ユミエラのレベルを聞いた直後、殆どの貴族が懐疑の視線を彼女に送っていた)

 

 

 

その後ユミエラは自己紹介を終えると席に戻りしばらくしてから、クロノの番となった。

 

しかし、クロノにはある確信があった。

 

 

(これって確実に俺も高レベルだろ?)

 

 

幼い頃からユミエラに付き添う形でダンジョンに潜り続け、かなりの強敵を倒してきた自負が有るクロノは彼女のレベルを聞いた時、確実に自分もかなりレベルが高いだろうな〜と予測していた。

 

 

(そうなったら絶対に道具の不調、もしくは細工を疑われるだろうな……ハァ)

 

 

レベル測定を行う時は特殊な水晶型の道具を用意して、それに手を乗せるとその人のレベルが幾つなのかがわかるというシステムだ。

 

仮にもしこの道具に細工をしよう物なら事前に道具の在処を探し出して魔法を行使するか、その場で気付かれずに魔法を行使するかのどちらかだ。

 

前者においては学園が管理している物を探し出すにしても、警備を行っている者達はそこそこ強い者達なので姿を見られずに細工をするのは不可能だ。

 

後者に関しても衆人環視の中でそんな細工をしよう物ならば確実にバレるので不可能と言える。

 

仮にもし細工や不正を疑う教師が居たらそれは自分達の警備体制と管理能力が低いと認める様な物、もしくはただの大馬鹿でしかない。

 

 

 

色々考えつつもクロノは目の前の学園長と教師の笑みが疑いの眼差しになると思いつつ、水晶に手を乗せた。

そして彼のレベルが判明した…

 

 

 

 

 

 

「ドルクネス伯爵家従者、クロノ・エルダート。嘘ッ!?もう一人!!……レ、レベル99」

 

 

 

 

 

教師の驚愕の言葉を聞いた直後に再び大広間は静寂に包まれるのと同時に、クロノの表情は完全に死んでいたと言う。

そしてクロノはこう思っていた。

 

(さよなら、平穏無事な学園生活……トホホ)

 

そう心の中で泣いていた。

 

 

 

 

(因みにそれを聞いていたユミエラはお揃いのレベルだった事に、内心喜んでいたと言う)




次回もよろしくお願いします!

コメントも是非お願いします。

魔王討伐後はどんな展開にして欲しいのか、以下の選択肢からお選び下さい

  • ユミエラとの結婚式
  • 病み過ぎたユミエラに監禁される
  • 小説版と同じ
  • アニメ最終回と同じ
  • まさかのパットリックルート突入
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。