「──そこまで。……もう、そこまでだよ」
ここは、傷ついた少年の心の中とでも言うべき場所。
そこで、手足を戒められた少年を罵りながら殴る黒い影。
少年に振るわれようとしていた何度目かの拳を、別の少年が掴んで引き留めた。
快晴の青空を思わせるコバルトブルーの服、特徴的な亜麻色の髪──それは、絶対に忘れるはずの無い、
黒い影は、腕を掴むユージオの顔を信じられないという面持ちで数秒間凝視する。
「お前……ッ」
「……もう十分だろ?これ以上は──」
ユージオの言葉が終わるのを待たず、影は彼の腕を振り払うと、両手で少年の襟首に掴み掛かる。
「おまえ……お前……ッ!──ふざけんなよッ!! そこまでッ……遂にそこまで落ちぶれたかよ!! えぇッ!?」
響き渡る怒声は、これまでで1番のものだった。全身が暗闇に覆われた影は表情こそ窺えないが、今にも少年の首に手を伸ばしそうな程の怒りに満ちているという事ははっきりわかった。
「そうまでして助かりてェかッ!? そうまでして生き延びてェかッ!? よりにもッ……よりにもよって──!」
「やめるんだッ!」
「うるさい黙れッ!お前は偽物だッ!
「僕を見ろ
無理矢理に手を引き剥がされ、肩を掴んで向き直らされる。真剣な、少しだけ怒ったように眉を寄せた
「ッ……」
「……遅くなってごめん。もっと早く来れれば……いや、
「やめろ……っ」
「ミツキ、もういいんだ。君が僕達のことに責任を感じる必要は──」
「やめろっ!黙れ!何も言うなッ!……頼むからっ……頼むから、償わせてくれッ……償いきれるなんて思ってない、それでもッ……俺にはもう、こうする以外に無いんだ……ッ」
ユージオの手を振り解き、押し退ける。その隙に少年の元へ駆け寄り、トドメを刺そうと手を持ち上げた──その手は何も持っていなかったが、きっと、振り下ろされればそこに刃がある。弱音を吐き、浅ましくも未来を望む軟弱な
「やめろミツキッ!僕達は君に償いを求めてるんじゃない!君を恨んでなんか──」
「──そんな訳ないだろッ!!」
涙の滲んだ叫びが響く。掲げられたままの手は、小さく震えていた。
「俺がもっとちゃんとやれてればッ……俺がもっと強ければ、お前は死なずに済んだッ!俺がッ……俺がちゃんと覚悟を決められていれば……アリスに、あんな残酷な決断をさせずに済んだッ……
「ミツキ……」
「恨んでない訳ないだろッ!恨んで当然だ恨まなきゃダメだろうがッ!」
あの時……カセドラル最上階でユージオが今際の際に見せた記憶で、ミツキは知った──この世界で生まれ、この世界で育った……自分ではない、それでも確かに自分だった子供の記憶。
大事な友達だった。ほとんど生まれた時からずっと一緒にいた、ずっと一緒に育ってきた。ずっと一緒だと思っていた。一緒に大人になって、一緒に幸せになれると信じて疑わなかった……大事な、大事な友達だったのだ。だから、この幸せだけは絶対に守りたいと、そう思っていたのに……
その幸せは、不幸な事故で崩れ去った。それでも、それでもまだ、何とかなったかもしれなかった。崩れ去った破片を、残った塵を拾い集めておけば、いつかはきっと──そんな希望すらも絶たれた。……絶ったのは、他ならぬミツキ自身だった。
2人のアリスの真実を知らされた時点で、整合騎士アリスの意思を尊重し協力していれば、むざむざシンセサイズなどされずに済んだはずだ。その上で尚、最終的に整合騎士アリスは同じ選択をしたかもしれないが、それでも……少なくとも、アリス・ツーベルクの未来を奪うも同然という重責と決断をこの身で肩代わり出来たはずだ。
何より、ミツキにもっと力があれば、ミツキがもっと強ければ、ユージオに肉体の武器化などという危険な橋を渡らせずに済んだはずだ……ソードゴーレムを破壊しただけで疲労困憊などという無様を晒していなければ、あそこでユージオがアリス・ツーベルク共々自らを犠牲にする事も無かった。
心も、肉体も、あまりに脆弱、あまりに貧弱。そのせいで喪った。ミツキの弱さが、大事な2人の幼馴染の未来を──アリスと同じくらい大事なものとして絶対に手放すまいとしてきた「友達」の未来を、ミツキが奪ったのだ。
「だから……頼むよっ……俺を恨んでくれ、俺を赦さないでくれ……ずっと、一緒にいてくれよ……っ……お願い、だから……っ」
どんなに大事な記憶だって、いずれは時間の波に攫われていってしまうということを、今のミツキは知っている。だから……だから、絶対に無くさないように、何があっても手放したりしないように、深く、深く、傷を刻みつけて欲しい──跪いてそう懇願するミツキを、ユージオは憐憫の目で見つめていた。
「ミツキ……君はそんなにも、自分自身が信じられないんだね。自分を信じる自分も、誰かを信じる自分も……」
「当然だろ……っ!手が届く場所にいたはずの人を、俺は助けられなかった……!守れたはずの人を……俺を信じてくれていた後輩をッ……守れなかった……心にも身体にも、一生消えない傷を残したっ!……大事な人の記憶すら、時と共に忘れかけるような奴の何を信じろって……!? 」
レイラだってそうだ。彼女はあんな酷い目に遭って尚、ミツキを先輩と呼び続けてくれた。それはただ単に、彼女の温情なのだと思っていた。きっと本心では「どうして助けてくれなかったんだ」と感情のままに糾弾したくて堪らなかっただろうに……彼女の優しさに、ミツキはあろう事か救いを感じてしまっていた。
「どうせ……どうせ、このままじゃお前達の事だって──」
「いい加減にしなさーーーーーーーーーーいッ!!!」
突如耳を叩いた怒声。俯けていた顔を上げたミツキの前に、1人の幼い少女が進み出てきた。
「全くもう、さっきから黙って聞いてればウジウジと!やっぱりユージオじゃダメねこういうのは!」
「アリ、ス……」
空色のエプロンドレスを揺らした金髪の少女──アリス・ツーベルクは、呆然とするミツキを見下ろして嘆息すると、ビシッと指を突きつける。
「いーいミツキ!? あなたが何て言おうと、今ここにいる私達はあなたの妄想なんかじゃないし、あなたを恨んでなんかないの!目の前で実際に起きてるんだから信じなさいよ!」
「し、信じられる訳ないだろ……!お前達が本物なら、俺にそんな優しくするわけ──!」
「──するに決まってるでしょ大事な幼馴染なんだからッ!周りを見れば、今のあなたがどんな道を歩いてきたか何となく分かるわよ!この耳障りな周りの声も、傍から見れば正しいものなのかもしれない!それでもあなたの事が大好きだから、幸せになって欲しいからこう言ってるんじゃないッ!」
「俺はッ……俺は……っ……君の、幼馴染じゃ──」
そう言おうとしたミツキを、アリスは両手でバチンッ!と頬を掴んで黙らせた。
「──それ言ったら本当に怒るわよ。……確かに、私達と同じ時間を過ごしたミツキは、厳密にいえばあなたとは別人ってことになるのかもしれない。でもね、私には分かる。例え辿ってきた道が違ったって、心が……魂がゼロから別物に変わるわけじゃないもの。あなたは間違いなく、私達の知ってるミツキ──怠け者で、食いしん坊で、気遣い屋で、手先だけは器用で、ほんのちょっぴり大人びてて、でもやっぱり子供で、優しくて、頼りになって、困った時は助けてくれて、私達といっぱい笑った──いつまでも大好きなあなただわ」
そう言いきって笑うアリスの隣に、ユージオもまた膝をつき、ミツキに目線を合わせる。
「ミツキ、君はちょっと自分に厳しくし過ぎだよ。君の優しさは、もっと君自身にも向けてあげるべきだ。……君は、もっと君の為に生きていいんだよ」
「……ダメだ」
「どうして?」
「お前達が俺を許したら……赦されたら、きっと俺は、その優しさに甘えてしまう。きっとまた、繰り返す。そうなったら、お前達の気持ちまで不意にすることになる」
「ううん。そうはならない」
「何でそう言いきれる……!」
「信じてるから」
「だからっ……何で俺なんかを信じられるんだよッ!? 聞いてなかったのか!? 俺は──!」
「──そっちこそ聞いてなかったの?言ったでしょ、幼馴染なんだから当然じゃない。あなたがどういう人間かなんて、あなた以上によ〜く知ってるわよ。だから信じられるの。他に理由がいる?」
「僕らが君を赦しても、君は今背負っているものを絶対に忘れない……その程度で何もかも荷を下ろして忘れてしまえるなら、きっと君はこんなに苦しんでないだろう?」
「そうそう。変なとこで不器用なあなたにそんな真似できる訳ないもの。……っていうか、よくよく考えたら《赦す》って言い方もちょっと変なのよね。そもそも私達、ミツキの事恨んでない訳だし。だからこれは──あなたが勝手に背負ってるものの中から、私達の分を引き取りに来た、ってトコかしら」
「引き取り……いやだ、これまで無くなったら……っ」
「大丈夫。こんなもの無くたって、僕達が一緒に過ごした時間も、幼馴染だった事実も、消えて無くなったりしない。だって──思い出は、いつだって
ユージオとアリスは、各々の胸にそっと手を当てる。優しく、暖かな目で倣うよう促され、ミツキも自分の胸に手を当て、過去に思いを馳せた。
ザッカリアへ向かう街道でユージオと出合い、キリトと3人で衛兵隊として過ごした1年。
修剣学院で切磋琢磨し合い、時には共に誰かを助けながら過ごした1年とちょっと。
それだけじゃない、あの時ユージオに見せられた以外にも、幼い頃に4人で過ごしたルーリッドでの思い出が次々と蘇ってくる。
もちろん、楽しい事ばかりではなかった。辛く、あまり思い出したくない出来事も沢山あった。それでも……その全てが、眩しくて、暖かな光を放っていた。
「ッ……」
「もう、そんな顔しないの。ほんと寂しがり屋なんだから。それなら──ねぇミツキ。引き取って行くものの代わりに、願い事を置いて行っていい?」
「願い事……?」
ユージオと目を見合わせたアリスはがミツキの手を取り、そこにユージオの手が重ねられる。2人は祈るようにそっと目を閉じた……
「ミツキ。あまり自分に厳しくしすぎないようにね。そんな君を見たら悲しむ人達が必ずいる。見えなくても、感じる人達が──それくらい君を大事に想っている人が、たくさんいる筈だから」
「……ああ」
「もっと我儘を言えるようになりなさい。誰かの為だけじゃなくて、自分の為に行動していいのよ。まぁ、流石に限度はあるけど……今のあなたには、それぐらいが丁度いいわ」
「……ああ、やってみるよ」
ユージオとアリスの願いを聞き届けたミツキに、2人は最後に1つだけ願いを口にする……
「「──
その願いを聞いたミツキは、衝動的にユージオとアリスを抱き締めていた。
「……ありがとう……っ……俺…おれ、頑張るよ……っ」
「おバカねぇ。別に、頑張って幸せになって欲しいんじゃないのよ、私達は」
「そうだよ──君がこれから歩いていく道が、沢山の幸せに満ちていますように──これは、そういう願い事だ」
「ッ……うん……」
小さく頷いたミツキに、2人は優しく抱擁を返した。
──なに、言ってんだよ……?
不意に背後から聞こえてきた声。ユージオらが目を開けた先では、全身ボロボロになったあの少年がゆらりと立ち上がり、ミツキを睨んでいた。
ミツキは抱擁を解き立ち上がると、意を決して振り返る。
──お前まさか、ここにきて全部投げ出すのか?今更?
──遅いんだよもう。何で……今までだって何度もチャンスはあっただろ。なのにお前が言うから、どんなに苦しくて辛くても耐えてきたんだぞ……ッ!それを全否定するっていうのか……!?
──これまで、どれだけの時間をドブに捨てたと思う……!? もっと早くに諦めてれば、キリトやアスナ、皆と沢山の思い出が作れたのに……!それでもダメだってッ……ふざけんな!ここで投げ出すなんて許さない!
──お前が言ったんだぞ!お前はこのまま地獄へ行くんだ!幸せになんかなっていい訳ないッ!自分で決めた事くらい、最後まで貫けよッ!
少年の姿が見る見る黒い影に覆われていき、先程までと立場が逆転した。
影はミツキに掴み掛かる。止めようとしたユージオとアリスを手で制したミツキは、間近で睨んでくる影に真っ向から向き合った。
──さぁ言えよ!「自分には幸せになる資格なんか無い。この世界の為に魂を全部すり潰してでも戦う」って!「全てを使って償う」と言え!
「ッ……ああ、その通りだ。俺はこれからも、償い続けていかなきゃならない。同じ過ちを繰り返さないように」
そう口にしたミツキの背中を、ユージオとアリスは固唾を飲んで見守っている。
──そうだよな。諦めるにしたって、その理由にあの2人を使うなんて最低な真似、していいわけがない。
「そうだ。だからこれは──俺が俺の為に決めた、自分勝手な我儘だ」
ミツキは肩を掴む影の腕を掴む。
「俺は……今まで俺が積み重ねてきたものを投げ出すつもりも、忘れるつもりもない。けどッ……」
──やめろ……言うな!
「償いを生きる目的にするのは──その為だけに生きるのは……もう、終わりにする……ッ!」
決意の言葉と共に、世界は塗り替えられた。血濡れたアスファルトから、整然と敷き詰められた石畳──空は変わらず灰色の雲が広がっているが、所々ある切れ目の向こうには、漆黒の夜空が覗いていた。
ここは本当にミツキの心の中なのか……?そんな印象すら抱く程だ。
ミツキを引き摺り込もうとしていた影も、跡形もなく霧散していった──最後の表情が、どこか安堵したような笑みに見えたのは気のせいだろうか──今ミツキ達の周囲にあるのは、どこまでも静かな空間のみだ。
「……行くんだね?」
「……ああ。いつまでも寝てるわけにはいかない。助けに行かないと」
「そっか、なら……コレ」
ユージオの声に振り向けば、その手には、灰色の鞘に収められた一振りの片手剣が。
「……あの時、伝えそびれちゃったよね。ミツキの剣の名前──《
「流れ星……?」
「うん。一緒にソードゴーレムと戦ってて思ったんだ。ミツキの槍はまるで流れ星みたいだなって。それと……えっと……」
「……?」
「別に今更恥ずかしがる事ないでしょ。とっとと言っちゃいなさいよ」
言い淀むユージオの脇腹を、アリスが指先でつつく。
「うぅ……わかったよ。コホン──カーディナルさんの図書館で読んだ本に書かれてたんだけどね。空に輝く星っていうのは、ソルスとルナリアみたいに昼と夜とで交互に昇ったり沈んだりしてるんじゃなくて、どんな時も空に浮かんでるんだ。たまたま、暗い夜空の方が光がよく見えるだけなんだって」
「……それが、何か関係あるのか?」
「あ、っとその……つまり、星っていうのは時間や季節に関係なく、いつでもこの世界を見守ってくれてる存在なわけで……なんだかそれが、ミツキみたいだなって思ってさ」
「俺が……星?」
「その顔じゃ自覚無いんだろうけど──衛兵隊にいた時も、学院に入学してからも、ミツキは困った事があったら、いつだって力になろうとしてくれただろ?メディナの件とか、君がレイラを傍付きに指名した時だって……きっと、
「──くれぐれも!女の子の恋心を変に勘繰ったりしないよーに!っていうかその前に、絶ッッッ対浮気なんかしないよーに!」
ジトっとした目で釘を刺してくるアリスに、ミツキは小さく仰け反りながら彼女を宥める。
「ど、どうどう……浮気なんかしないって。レイラからの告白はちゃんと断ったし、心配ないよ」
それを聞いたアリスはこれ見よがしに「ハァ〜〜〜〜っ」と盛大なため息をついてから、「これだから男の子は……」と零しながら引き下がる。
レイラ然り、女性関係に関しては出来る限り真摯に対応してきたつもりだが、何かよくない所があったのだろうか……などと思いつつ、ユージオから《灰色のやつ》改め《
「《流星の剣》か……いい名前だ」
「気に入ってくれて良かったよ──《夜空》と《流れ星》って組み合わせを閃いた時、正直僕自身、ちょっと得意げになったっていうか……君とキリトの関係にピッタリだなって」
「確かに。何も無い夜空はただ真っ暗なだけで味気ないけど、お星様がそれを彩ってくれるんだものね。それに、お星様が1番綺麗に輝けるのは夜空だし……なんだか御伽噺のお姫様と王子様みたいで素敵じゃない!」
「……ただの物の例えだよな?それ以上の意味は無いよな?」
果たしてどっちがお姫様で王子様なのかは怖くて聞く気になれないミツキだった。
「あはは──…ミツキ。アイツの事、よろしくね」
「……もう、これでお別れか──いや、分かってるよ。思い出はずっと残り続ける。けどさ……」
「もう……またそんな顔して。いつかまた会えるわ。いつになるかは分からないけど……あなたが会いたいって思ってくれれば、必ず。またこの場所でね」
「……2人を待たせるには、ちょいと殺風景過ぎるな、ここは」
「そうねぇ……なら、また会うまでの間に、私達でここを沢山のお花で飾っておくわ。こんなだだっ広いだけの開墾地みたいな場所で待ちぼうけしてたら、体にキノコが生えちゃうもの──実は、ちょっとこういうの興味あったのよねぇ。どんな風にしようかしら……!」
指で作った額縁越しに完成図を思い描くアリスの目はキラキラと輝いており、そこに一切の憂いは無い。ただ気休めで言ったわけではないようだ。
「……分かった。いつかまたここで会おう。どんな場所になってるか、楽しみにしてる」
「うん。その時はキリトや、他の皆も一緒に連れてきてよ。君達が経験した色んな冒険の話とか、聞きたいな」
「ああ……大勢で、山程手土産持ってってやるから、覚悟しとけ」
「……結構長く引き止めちゃったね……さぁ行って」
希望に満ちた笑みを残したユージオは、道を譲るようにある方向を指し示す。
「君はもう自由だ──君の望む相手に、望むやり方で、心のまま、存分に──君の力を見せてやってよ、親友!」
「……ああ。任せとけ──俺の
──剣を掴む。
──息を入れる。
──ズタボロの体に力を込めて立ち上がる……のは少々時間が要るか。
──それならそれでいい。
「「「───エンハンス・アーマメント」」」
3つの声音が重なり、同じ言葉を紡いだ。
これがユージオとアリスの「やり残し」。
そして、本作がユージオ生存ルートにならなかった理由の1つです。
ミツキの「死んだ人間の代弁者を気取るつもりはない」というSAOの頃からずっと一貫してるこのスタンスを踏み越えて彼に赦しを与えられるのは彼らしかいなかった。
そして、ユージオがつけたミツキの剣の名前は《
「りゅうせい」じゃなく「ながれぼし」にしたのが個人的にポイント。
ユージオ命名なら、かっこいいよりも優しい響きの方が似合うかなと。
そしてそして、勘付く人いるかなコレ、レベルの話をしましょう。
ミツキがユージオとアリスと最後に話していたあの石畳の「なぞのばしょ」です。
アレは《アインソフィア》の原型ということになってます。
…いや、アインソフィアって何やねん。という反応が多かろうと思います。
「あぁ、アレ!」と思ったあなたはすごい!
《アインソフィア》
アニメ10周年記念リアルイベント「SAOフルダイブ」の朗読劇で登場した謎の概念。
曰く「全てのフラクトライトが最後に行き着く場所」とのこと。朗読劇中では、キリトとアスナがぞれぞれユージオとユウキと、夢を通じてアインソフィアでの短い再会を果たしました。
…はい、それ以外は全くと言っていい程なんもわかってません。
※以下、ポンコツ作者のポンコツ解釈※
要はアンダーワールドに於ける天国地獄とか死後の世界のようなものと解釈しまして、ミツキの精神世界と思われてたあそこは前話時点でアインソフィアに片足突っ込んでおり、つまりミツキはマジでヤバい状態だったと。それを幼馴染ーずが止めてくれたわけですね。
三途の川で「こっち来んな、けぇれ!」してくれた、みたいな。
で、ユージオと幼アリスはあの殺風景な場所をお花でいっぱいにしておくから、そこでいつかまた会いましょう。という約束を交わしました(実際、朗読劇でもアインソフィアは花が咲き乱れる庭園のような場所、みたいな感じで描写されてます)。
これから朗読劇で描かれたような場所になっていくんだよ〜、ということで。
穴ボコだらけの素人解釈でお目汚し、失礼いたしました。