「──エンハンス・アーマメント」
刹那、辺り一帯を純白の氷が銀色に染め上げ、その上に立っていた者を次々と氷漬けにしていく──鼻腔をくすぐる薔薇の香りに、創世の女神が顔を上げると……その先で、黒衣の少年がゆっくりと、しかし確実に、立ち上がろうとしていた。
小さく震える足で地面を踏み締め、歩き出す。
失われた右腕が、光と共に蘇る。
女神とその仲間達が色めき立つ中、量産された氷塊の内2つに亀裂が走り、封じられていた悪鬼らが自由を取り戻す。
巨大な肉包丁を振りかざす扇動の悪魔も、不揃いな肉体の贄とした兵士の剣を弄ぶ妄執の悪魔も──各々が待ち焦がれた相手の気配に、嬉々とした笑みを浮かべる。
「待ってたぜェ……キィリィトォ……ッ!」
「よーやくお目覚めかい……ミィ〜ツキィ……!」
各々、一目散に駆け出す。その目標はメインディッシュではない。周囲で膝をついたままの
盾や鎧で防がれたのではない。何か……「ナニか」が尋常ではない速度で、PoH達の得物を立て続けに横から打ち払ったのだ。《
視線を周囲に走らせれば、攻撃を妨害したと思しき「ナニか」が、超低空を飛翔していくのが見えた──流線型の刃を持つ
やがて、自らの血に塗れた少年も立ち上がる。ゆっくり、ゆっくりと……しかしやはりと言うべきか、PoH達に甚振られた傷が響いているのだろう、またも崩れ落ちそうになったその肩を、誰かが支えた。
「っ……
後方で白い剣の鞘をお守りのように抱きしめていたティーゼの目には、立ち上がる友を支える、大好きな憧れの師の姿がはっきりと見えた。
コバルトブルーの騎士服に身を包んだ亜麻色の髪の少年は、満身創痍の少年に肩を貸して立ち上がる。そこへ、五体満足となった黒衣の少年も合流。顔を見合わせた両者は、黒衣の少年の手にある折れた白氷の剣を掲げ──
「「──リリース・リコレクション!」」
異口同音の詠唱を以て、《青薔薇の剣》の記憶を解き放った。
青薔薇の剣の記憶解放術は、氷に閉じ込めた対象の天命を吸い上げ、開花した薔薇から空間神聖力として放出する。この剣の本来の持ち主は、かつてこの術で人界最強の剣士すら倒しかけた。当時は様々な要因から中断してしまったこの術が、半年の時を経て完遂される。
この術は、最終的には相手の天命を吸い付くして死に至らしめる事が可能なものだが、本質はそこではない。下位術式である武装完全支配術からして、氷で対象を拘束し無力化するという内容から見て分かるように、これらの術は相手を苦しませない事に重点を置いている。
永い時を経ても解ける事のない永久氷塊に包まれたものは、痛みも、苦しみも感じない。読んで字の如く全てが凍てつき、停止する。天命の吸収という、通常なら苦痛や恐怖の伴う行為すらも、氷の中では緩やかな微睡みへと変わるのだ。
1人、また1人……氷漬けになった赤い兵士達が、天命を全て吸い尽くされて霧散していく。咲き誇った薔薇から湧き出る彼らを形作っていたものは、以前、整合騎士アリスが《東の大門》の峡谷で感じたように、その全てが美しかった。
しかしPoHは獰猛な笑みと共に、そのリソースを全て《友切包丁》に喰らわせんと得物を掲げる。プレイヤー達の命そのものである神聖力を喰らって大きく、強靭に成長する肉包丁だが……それを握るPoHは、剣への力の流入を感じない。宙を揺蕩う命の光が、ただの1つとしてPoHの元へよって来ないではないか。
「
光を刈り取るように刃を振るおうと、更なる力は手に入らない。まるで光の方から避けていくかのようだ。
果たしてその光の行き先は、黒衣の少年のもう片方の手に握られた、一振りの黒い剣だった。
かつて人界の北端に聳えていた、ソルスとテラリアの恵みを一身に独占する《悪魔の樹》──その分け身である《夜空の剣》の記憶解放は、周辺の空間リソースを強制的に吸い上げる。300年に渡って神の恩恵を独占してきた悪魔の樹は、「貴様などに渡す力は無い」と言わんばかりに、外なる世界の悪魔に自らの力を見せつけるかの如く、命の光を余す所なく吸い尽くした。
「システムコール、トランスファー・デュラビリティ、ライト・トゥ・レフト」
キリトのシステムコマンドにより、吸収した命の光が譲渡される。その光の行き先は──
「──さぁ行こうぜ相棒。ここからは……俺達の番だ」
満身創痍だった少年の傷が、見る見る癒えていく……見るに堪えなかった生傷も、無惨に折られた左腕も、青痣も、全て綺麗に消え失せていく。
いつの間にか、亜麻色の髪の少年から代わっていた黒衣の少年の肩にかかる重みが、ふと軽くなった。
傷だらけだったもう紺髪の少年の体から、役目を終えた包帯達が朽ち、解けていく──
「──そうだな。今度は……俺達の番だ」
その言葉に小さく笑った黒衣の少年は、左手の折れた剣を祈りを込めるように握る。すると、柄にあしらわれた青薔薇から氷が湧き上がり、消失した刀身を再形成した。
黒と白、ニ振りの剣を携えた黒衣の少年に続くように……紺髪の少年の元へ、背後から飛来した1本の旗槍が地に突き立つ。そして周囲を回遊していた剣は、少年の不可視の腕によって手繰り寄せられた自らの鞘と一体化し、身の丈に迫る槍へと姿を変えた。
各々両の手に得物を携えた事で、装いにも変化が現れる──二刀の剣士は、古びた黒いロングコート。双槍の槍使いは、裏地の緑が目を引く灰色のロングジャケットへ──《黒の剣士》キリトと《裂槍》ミツキ……ここに、かつて1つの世界を終焉に導いた2人の英雄が再び並び立った。
「いいねぇ……やっぱりお前は最高だぜキリトォォォ──!」
歓喜の雄叫びを上げながらキリトに飛びかかるPoH。一方で、リューゲはようやく本調子に戻ったミツキをネットリとした目で見つめていた。
「アァ……会いたかったぜェミツキ……!」
「……そうだな。俺もだよ、リューゲ──どうせなら、SAOで死んでてくれりゃ良かったんだが」
「ハハッ、つれねェ事言うなよォ。俺とお前は相思相愛、お前っつーマイディスティニーを置いて死ぬわきャねーだろうが」
「ふざけろ──俺の運命の相手はアリスだけだ。どんなに範囲を広げようとお前の席は無いし……お前の悪趣味な目的に付き合ってやる気も無い。俺はお前の思い通りにはならないぞ」
ピシャリと言い返したミツキ。リューゲは不快そうに顔を顰める。
「まーたあのクソ女かよ……ここにいねぇってのにとことんまで俺の邪魔しやがる──でもま、それももう時間の問題だけどなァ?ボスがアリスをゲットすりゃ万事オーケーだ」
「そうだな。だからとっとと失せろ。お前如きに構ってる暇は無い」
「そう焦んなって、ゆっくり楽しもうぜェ──!」
リューゲは武器を失った代わりに肉体を獣のように変化させ、鋭い爪を振り翳して突っ込んでくる。
先程言った通り、ミツキは時間が惜しい。アリスが皇帝の手に落ちる前に追いつき、皇帝を撃退するには、1分1秒でも早く動かなければならない。その焦りが槍を鈍らせ、リューゲのペースに持ち込む隙となる──そんな考えを抱いていたリューゲが己の思い違いを自覚するのは、ほんの一瞬後のことだった。
両手足は瞬く間に斬り落とされ、達磨になった体を叩き落とされる──1秒にも満たない、流れるような動きだった。
「がッ──は……ッ!?」
「あの時は逃げるお前を仕留められずにいたが──人質も何も無い正面戦闘ならお前なんてこの程度だ」
SAO時代、ミツキがリューゲを取り逃し続けたのは、瀕死に追い込んだ他のプレイヤーを餌にして逃げ果せる狡猾な手口が理由として大きい。初めて会ったあの時からずっと、真っ向から全力で戦えば絶対にミツキが勝つ──そのパワーバランスは変わっていなかったのだ。
ミツキはつま先でリューゲを仰向けにひっくり返すと、術式の詠唱が出来ないよう舌ごと下顎を斬り落とそうとする。逆手に握った槍の穂先が皮の擦り剥けた顎に迫った瞬間──何かを噛み潰すような小さい音が耳に入った。紙一重でピタリと静止する槍。矛先にいたリューゲは、したり顔のような笑みを浮かべたまま、絶命していた──このリューゲはアスナ達同様に、ラース側が用意していた暗黒術師アカウントでログインしていた。それが無くなってもまだまだ別のアカウントがあるだろうし、PoHがやったようにSAO時代のアカウントで再ログインしてくる可能性も高い。
それを防ぐ為に、ミツキは顎を斬り落とした瞬間、即座に止血だけして無力化状態で放置しておくつもりだったのだが……その程度の事はあちらとしても想定内だったらしい。リューゲは自分から舌を噛み切って残り少ない天命を全損。自殺という形でログアウトしていった。
今度こそ確実に仕留めるつもりだっただけに、またもギリギリの所で取り逃してしまったことに歯噛みするミツキだったが、反省は後だ。
「──行ってミツキ君ッ!」
キリトの加勢に向かおうとしたミツキだったが、後ろから飛んできた声が足を引き止めた──アスナだ。
「キリト君は大丈夫、いざとなったら私が加勢するから!だから──きみはアリスの所にッ!」
「アスナ……」
彼女だけではない、傍にいるミトも、リズも、シリカも、クラインもエギルも──ALOから救援に来てくれた皆や、人界軍の皆までもが──気持ちを同じくしているようだった。
「ここは任せて先に行け。自分達を信じろ」……そんな声が聞こえてくるかのようだ。
PoHは強敵だ。絶大な心意の力で自らを強化している。キリト1人より、自分も一緒の方が確実に勝利できるのは間違いない。全力でキリトと共にPoHを撃退し、2人でアリスを助けにいく──アンダーワールド人に犠牲が増える危険性も考慮し、これまでのミツキならばそうしたはずだ。
だが……今のミツキは少し違う。
「……わかった。ここは任せる」
大事な幼馴染であり、友達である2人の言葉を思い出す──誰かを信じる自分を信じる事、誰かが信じてくれる自分を信じる事──ミツキならばきっとアリスを助け出せると、皆は信じてくれているのだ。ならばそれに応えなくては。
踏み出そうとした足を、再び止める。仲間達の方を振り向いて、遠慮がちに口を開き──
「っ………」
迷惑かけて、ごめん。──そう言おうとして、止めた。
「……皆、助けに来てくれて、ありがとう。すげー嬉しかった」
代わりにぎこちなく零された言葉を聞いたアスナ達は、小さく笑みを浮かべる。
「──…ッたりめーよぉ!大事なダチのピンチに駆けつけんのが、ダチってモンだからな!行けよミツキ!アリスのこと、バッチリ助けてきやがれ!」
少し涙ぐんだクラインの激を背に受け、ミツキは今度こそ駆け出し、飛翔する《流星の剣》に掴まって遥か南へと飛んでいった。
正しく流星の如き速度で空をかっ飛ぶこと暫く──ミツキは眼下の岩場に、激しい戦いの痕跡を見た。深々と刻まれた斬撃痕、何かが叩きつけられたようなヒビ割れ……凄まじい戦いを想起させる痕跡の中に、小さな人影を発見したミツキは、その正体に思い至ると同時に降下していった。
「──シノンッ!」
意識を失いぐったりとしていたシノンの元へ駆け寄る。全身に見られる擦り傷に加え、両脚は太ももの辺りで吹き飛ばされ、血が流れ続けている……何はともかく止血をと治癒術式を発動させようとした時だ──
「──みつ、き……?」
自分の名前を呼ぶ掠れた声。その主であるシノンは、薄らと開けた目でミツキをぼんやりと見上げていた。
「……ああ、俺だ」
返答を聞いたシノンは、震える手を持ち上げて恐る恐るミツキの頬に触れる。
「みつき……ミツキ……っ……」
溢れ出したように瞳に涙を浮かべ、何度も名前を呼ぶ彼女の手を、ミツキは優しく握る。
「生き、てる……っ──ばか……ッ遅いのよ……!」
「……ごめん。俺がだらしなかったせいで、君にこんな……」
「ほんとよっ……あんな……あんな、ボロボロになって──今度こそ……本当に、死んじゃうかと思ったんだから……ッ」
「……大丈夫。俺は死なないよ」
「説得力ないのよこの馬鹿……ッ!」
「……ごめん。頑張ってくれて、ありがとう。──相手は、皇帝ベクタか?」
「っ……ええ。ごめんなさい、倒せなかった……出来るだけ時間は稼いだけど、アリスさんを追いかけて行ったわ」
「時間稼ぎしてくれただけでも十分だ。あとは任せろ」
「……なら、とっとと行って。私のことはいいから」
「いや、でも……」
「この程度、大したことない。そりゃ、痛いけど……耐えられる範疇だわ──あなたにはもっと大事な人がいるでしょ。あの子を……アリスさんを助ける為に頑張ってきたんでしょ。なら……こんな所で油売ってる暇なんて無いはずよ」
「……わかった。ありがとうシノン──全部終わったら、銀座で好きなだけケーキ奢るよ」
「……随分、安く見られたものね──約束、破ったら風穴開けてやるから」
「じゃあ、絶対守らなきゃな──約束だ」
そっとシノンの手を離したミツキは、双槍を掴んで立ち上がると、一思いに踵を返して飛び去っていく。彼の瞳と同じ翡翠色の軌跡を残して空を翔る光はまるで流れ星のようだと、シノンは霞む意識の中、そう思った。
ダークテリトリー南方──飛竜《
「(アレが、果ての祭壇……《ワールドエンド・オールター》……)」
距離は目測で数百メル程。このまま飛び続ければものの数分で辿り着ける距離だが……
背後を見れば、こちらも百メル程の距離を置いてアリスを追走してくる黒い影。シノンの言っていた通り、皇帝ベクタの肉体に宿っていたリアルワールド人の魂が、別の肉体に乗り換えて再びこの世界に舞い戻ったのだろう。
そして奴が今ここにいるという事は、即ち、シノンは奴を倒し切る事ができなかったという事──彼女を責めるつもりも、結果に落胆するつもりも無い。寧ろ、如何に神話の神の肉体を借りていたとはいえ、最強の剣士たるベルクーリを以てしても相討ちに持ち込むしかなかったあの男を足止めしてくれただけでも、十分過ぎるほどに役目を果たしたと言える。
雨縁ももう限界が近い──否、とうに限界は超えているはずだ。人界の直径の数倍にも及ぶ距離を半日で駆け抜けるなど、整合騎士の任務でも起こり得ない強行軍。疲労で減速こそすれ、止まることなく最低限の速度を維持して飛び続けられているのは奇跡に近い。
非があるとするなら、シノンの言を受けて尚、ベルクーリの犠牲の意味も考えずにただ泣き崩れるばかりだったアリスだろう。もっと冷静に、もっと迅速に行動できていれば、もう幾許か距離が開いていたかもしれない。
彼我の距離は少しずつ、しかし着実に詰まりつつある。このままではアリスが祭壇に到達するよりも先に追いつかれてしまうだろう。さりとてこれ以上速度は出せないし、雨縁の体力を考えれば空中戦で撃退するのも不可能だ。
アリスは少し考えた後、雨縁の首を撫でて降下指示を出した。指示に従い着陸した雨縁の背から降りたアリスは、長らく連れ添った愛竜の顎を掻いてやる。
「……ありがとう雨縁。ここでお別れよ──あなたはこのまま西帝国の竜の巣に帰って、旦那さんを見つけなさい。家族をたくさん作って、強い子に育てるのよ。……今のあなたのように、整合騎士を乗せて飛べるくらい、強い子供を」
クル…、と小さく鳴いた雨縁に、アリスは笑いかける。
アリスとて何も諦めたわけではない。だがこのままでは確実に追いつかれ、疲労困憊の雨縁を危険に晒しかねない。飛竜は貴重な存在だ。それも雨縁のような強く優秀な血筋は未来へ繋いでいかなくては。
「さぁ、いきなさい」
寂しそうにアリスを見る雨縁は、大きな目に涙を浮かべると、意を決したように両翼を羽ばたかせ──
「雨縁……?──そんな、ダメッ!!」
雨縁は追跡者である皇帝ベクタだった男へ、一直線に突っ込んでいく。整合騎士の武装完全支配術にも匹敵する威力を誇る飛竜の熱線を、至近距離で放った。
しかし対するべクタが悠々と片腕を掲げると漆黒の虚無が出現し、熱線を虚空に飲み込んでいく──負けじと熱線の出力を上げる雨縁だが、疲労で天命が大幅に減少した今の状態では、いくら飛竜といえどその熱に耐えられない。身体の随所が灼け、黒く炭化していくのも構わず、雨縁は熱線を放ち続けた。
煩わしい羽虫を払うかのように、ベクタの虚無の盾から黒い稲妻が放たれる。無数の閃光が一瞬にして飛竜の身体を貫き、熱線がたち消える。
「もういい雨縁ッ!逃げてッ!」
アリスの制止の言葉も聞かず、雨縁は喰らい付いてでもベクタを止めるとばかりに咆哮し、翼を羽ばたかせる。ベクタもその気配を察知し、再びあの黒雷が放たれる──!
「ダメェえええええええええええええええ──ッ!!!」
「──リリース・リコレクションッ!!」
放たれる黒雷、走る閃光──咄嗟に目を瞑ったアリスは、轟音の余韻の中に、飛竜の羽ばたく音を捉えた。
「──よく頑張ったな、雨縁。ありがとう……もう大丈夫だ、あとは任せろ」
不意に聞こえた声。恐る恐る目を開けると、そこにはボロボロながらも健在の雨縁と、その前で回転する、謎の光があった。
よくよく注視してみると、その光はいくつかの菱形の光が組み合わさることで盾を形成し、雨縁をあの稲妻から守ってくれたようだ。
役目を終えた盾はその形を解き、まるで槍の穂先を思わせる7つの鋭利な光の矛となって、主の周囲を飛び回る。
「ぁ……あぁ……っ……!」
身の丈程の長槍を両手に2本携える、尋常ならざる出で立ち。
年季の入った、灰を被ったかのような革製の外套。
そんなみずぼらしい外見なのに……見るだけで、アリスの心に希望と安堵を齎してくれる──幾度となく目にして、追いかけ、支えたいと願った背中。
「……ごめん。遅くなった」
「っ……おかえり、なさい……ミツキ……ッ」
「ああ──ただいま、アリス」
双槍を携えし英雄は、世界の命運を背負いし少女を守るように、7つの刃から成る片翼を広げ、虚無の悪魔と対峙するのだった。
ラストシーンを書いてる時、作者の脳内ではガンダムSEEDの「Meteor」が流れていたそうな…
因みにこのシーン、ガブリエルと戦わざるを得ない状況に追い込まれたアリスをミツキがお姫様抱っこで助けに入るBパターンも考えてました。