「まだ1人、救われなきゃいけない奴がいる──約束、忘れたとは言わせないぞ。ミツキ」
キリトに呼び止められた俺は、内心で「ダメだったか…」と呟きながら踵を返し、キリトとアスナと共にテーブルに着いた。周囲には直葉、リズ、シリカ、そしてシノンもいる。
「……で、何を話すんだ?討伐戦の事なら──お陰様で少しは整理がついたよ。心配いらない」
「……ミツキ。俺達に隠してる──いや、隠してた事があるだろ」
キリトの言葉に、俺は静かに息を呑んだ。まさか……
「……お前か、エギル?」
カウンターの向こうにいる褐色肌のマスターは、神妙な面持ちで腕を組む。
「勝手に話した事は謝る。だがなミツキ……お前もいい加減楽になっていいんじゃねぇのか。せめて、1人で抱えるのはもうここまでにするべきだ」
SAOがクリアされる少し前の事だ。俺はラフコフの残党を──リューゲを殺すべく、攻略を放り出して下層で犯罪者狩りをしていた。その最中で行き倒れた俺はアリス達に連れ戻され、後日、エギルを始め協力してくれた者達に経緯を説明したのだが……当時結婚したばかりだったキリトとアスナにはこの事を伏せていたのだ。
「何で言わなかった、とは言わない。けどエギルの言う通り、お前が1人でずっと背負い続ける必要は無いんだ。俺達に出来ることなら力になる。だから……話してくれないか、お前が抱えているものを。他にもあるんだろ」
キリトとアスナ、更に直葉やリズ達の視線が俺に集まる。言葉こそ無いが、皆一様に同じ気持ちなのだということが感じ取れたが……
「……話すことは、無い。エギルから聞かされた話が全てだ──そもそも、お前達が気にする事じゃない」
そう言って、俺は席を立つ。
「待てよミツキ!」
同じく立ち上がったキリトが、出口へ向かう俺の肩を掴んで引き止めた。
「気にするに決まってるだろ!お前は俺達の大事な仲間だぞ!」
「ミツキさん、前あたしに言ってくれたじゃないですか──伝える事が大事なんだ──って。SAO生還者じゃないあたしが言う事じゃないですけど……でも、ミツキさんが初めて会った時からずっと何かを抱えて苦しんでるっていうのは、わかります!だから……」
直葉も兄と共に俺を説得しにかかるが、俺の答えは変わらない。
「……気持ちは嬉しいよ。けど、本当に話すことは無い。俺は大丈夫だから」
「ッ……だったら、予選の日のアレは何だ!?お前がSAOで犯罪者狩りをやってた理由と関係があるんじゃないのか!?」
「これは俺の問題だ。話した所でお前達に出来る事は無い」
「だとしてもだッ!──言っただろ。例え罪を犯したとしても、救えた誰かの事を考えて、自分自身を赦す権利があるんだ!」
「……ああ、そうだな」
この言葉を聞いた安堵からか、肩を掴むキリトの手がかすかに緩む──その隙に、俺はキリトの手をやんわりと払い除けた。
「──
「な──ま、待てミツキ!」
キリトは尚も俺を引き止めようとする──次の瞬間、その横面に拳がめり込んだ。盛大な音を立てながらテーブルに背中から倒れ込むキリトの前には、腕を振り抜いた俺が立っていた。
「キリト君ッ!」
「ッ……ミツ、キ……!」
「ミツキ、あんた何やってんのよッ!」
もう我慢できないといった様子のリズが詰め寄ってくるが……勢いを失ったようにその足は止まった。
「……もう、いい。これ以上ッ……俺に、関わるな……ッ」
震える声でどうにかそれだけ言い残し、俺は逃げるように店を出る。バイクが走り出すまでの短い間、誰も店から出てくる事はなかった。
──ミツキが出て行ってからというものの、《DICEY CAFE》にはすっかり重苦しい空気が充満していた。
「大丈夫、キリト君……?」
「ああ……ッてて──アイツ、本気で殴ること無いだろ」
「ミツキの奴……何だってのよ一体。人の事殴っといて、あんな顔……」
キリトを殴った直後、リズが目にしたのは、筆舌に尽くしがたい表情のミツキだった。怒りや苦しみ、辛さ、そんなものがごちゃ混ぜになったような……そんな印象だ。
「……すまねぇ。俺が軽はずみな事をしたばっかりに」
「いや、エギルは悪くないよ。聞き出したのはこっちだし──そもそも、そこから間違いだったのかもな。ミツキが必死に隠して来たことを、聞き出そうなんて思ったから……あいつにとって、ただのお節介だったのかもしれない」
「けど……本当に何も話してくれないっていうのは、いくら何でも頑な過ぎる気も……そりゃあ、私なんかは大して付き合いが長いわけじゃないですけど、キリトさん達はSAOが始まってからずっと一緒に戦ってきたんですよね?なのに、あんな……」
シリカの言葉に、直葉も頷いて同意を示す。
「お兄ちゃんやアスナさんでも、心当たりとか無いんですか?」
「心当たり、か……確かにミツキとは長いこと一緒に戦ってきたけど、思い返せば、あまり踏み込んだ話はした事なかったんだよな──例えば、現実世界に帰ったら何がしたい?とか」
「それに、エギルさんの言うミツキ君が大変だった頃は、私もキリト君も周囲と積極的に連絡を取ってなかったの。強いて言えば……アリスくらい、かな」
アスナに続き、エギルもすまなそうに腕を組む。
「俺やクラインも、ミツキ本人から聞かされた以上の事は敢えて詮索しなかったんだ。アリスが付いてれば大丈夫だと、そう思ってたんだが……まさか、こんな事になるとはな」
「アリス、ね……」
少し考えたリズは、キリトに寄り添うアスナへ目を向ける。
「こんな状況だけど──アスナ、こないだの私との約束、覚えてる?」
「……アリスの事、でしょ?」
「うん。多分、アイツのことをどうにか出来るとしたらアリスだけだわ。だから、話してくれる?今、何が起こっているのか」
「……分かったわ。順を追って、まずは私がALOに囚われていた時の事から──」
アスナはキリトと共に、SAOクリア後のアリスに関して知り得る限りの事を話した。
SAOにログインしていたプレイヤーの中で、唯一アリスだけが行方知れずな事。
菊岡曰く、アリスは現実世界に存在しないと考えた方がしっくりくる事。
レクトが運営していたALOに、アリスと瓜二つな少女が囚われていた事。
その少女はミツキに短い言葉だけを残して消えてしまった事。
それ以降、アリスに繋がる手がかりは一切見つかっていない事。
そして……アリスはSAOの頃からリアルでの記憶が無く、現実世界に帰還して以降も自分達の事を覚えている保証がない事。
「──今現在分かってるのはこれだけだ。……分かってる、って言えるのか怪しいとこだけどな」
話を聞き終えた一同は、揃って沈痛な面持ちだった。ミツキとアリスの仲をよく知らないシリカや直葉、シノンですらそうなのだから、SAOの頃から2人を見てきたリズの心境は察するに余りある。
「……アリスは生きてる、のよね?ちゃんと生きて、この世界に帰って来てるはずなのよね……!?」
「俺やミツキ、アスナがこうして生きてる以上はその筈だ。けど確実な事は殆ど分からない。一応、ユイみたいにSAOのシステムの一部じゃないって事は確定してるんだけど」
ALOでアスナを救いだした際、茅場のデジタルゴーストから託されたミツキへの伝言──アリスは茅場が作り出したものでも、カーディナル・システムが生み出したものでもない。という事だけが、現状唯一確信を持って言えることだ。
「そんな……だってアイツ、そんな素振り全然──」
「ミツキはそういう奴だ。周りに心配かけまいとして、何でもかんでも1人で抱え込みやがる── 一度、もっと周りを頼れっつったんだけどな……」
自分の忠告が届いていなかったのだろうかと、エギルは静かにため息をつく。そうではないと心のどこかで分かっていながらも、そうせずにはいられなかった。
「きっと、その頼れる人がアリスさんだったって事、ですよね……もう丸1年経ったのに、本名すら分からないなんて……」
「そんなこと、あり得るの?お兄ちゃん」
「菊岡──クリスハイトの話では、総務省のデータベースには間違いなく《Alice》のキャラネームはあるんだけど、そこに結びつく筈のリアル情報が存在しない……らしい。ミツキの奴、今年の頭にそれを知らされてたみたいだ」
「もしかして、私と会ったあの時にはもう…──そんな状態で、アスナさんを助けようとしてたんだ……」
「ああ……一応、アスナと一緒にALOに囚われてるんじゃないかって希望はあっただろうけど……いざ蓋を開けてみればコレだ──今更ながら、ミツキもかなりキツい状態だったんだよな。なのにアイツは、弱気になりそうな俺の事を引っ張ってくれた……俺は、ずっとあいつに助けられてたんだ。アインクラッド第1層をクリアしたあの時から、ずっと」
キリトが《ビーター》として周囲から指をさされながらも戦ってこれたのは、同じ立場で肩を並べるミツキがいてくれた事も大きい。その最たるものが《二刀流》スキルを開示した時の事──あそこでミツキが熟練度上げに付き合ってくれなければ、その先で待ち受ける74層ボス戦での勝利も無かったかもしれない。ユニークスキルの事を相談出来たのも、ミツキが自分と同じ《ビーター》だったからだった。
「だから今度は俺がミツキを助ける番だ。って、意気込んだまでは良かったんだけどな……」
「……そう言えば、クリスハイトが言ってたわよね──アンタ達がGGOの大会で優勝すれば、アリスとミツキが再会できるかも──とか何とか。キリト的に、そこんトコどう思ってるのよ?」
「勿論、可能性がゼロってわけじゃないとは思う。ただ……何の根拠もない勘だけど、このまま待っていた所でアリスとミツキが再会できるとも、思えない」
「うん……私もキリト君と同意見。アリスが目を覚ましているのなら、あの子の方からもどうにかしてミツキ君と連絡を取ろうとするはずだもの。丸1年経っても何の音沙汰も無いって事は、何かそう出来ない理由があるか、或いは……」
「……考えたくないけど、本当にSAOでの記憶を全部失ってるのかもしれない。もしそうだとしたら、例え2人がまた会ったとしても……」
その先に続くであろう言葉は、容易に予想がついた。死線の中で紡がれた絆は、死線あってのものだ。事実、キリトもアスナもあの日SAOにログインしなければ知り合う事は無く、何かの偶然で出会ったとしても、今のような関係にはならなかっただろう。
「だ、大丈夫ですよきっと!アスナさんの言う通り、何か連絡出来ない理由があるんです」
「そ、そうよね!──なら、別の事を考えましょ」
シリカとリズが重苦しい空気を変えるべく、話題を変える。次に考える事といえば──
「ズバリ、ミツキの奴がどーしてあんなに意固地なのかって事!何も殴ることはないでしょ!」
それは皆が同じ事を考えていた。エギルは特に、ミツキの強すぎる程の責任感を知っている。一体何が彼をそうさせているのかは本人のみぞ知る所だが、少なくともミツキがもう少し自分達を頼ってくれるようになれば……
「まず、アイツが何かに苦しんでるのは間違いないとして、じゃあ何に苦しんでるかって話だけど……」
「多分、ラフコフ討伐戦の事が全部って訳じゃないよね。きっと他にもあるんだと思う。さっきのミツキ君の言葉がヒントになりそうだけど……」
──だから自分に赦される資格はない──直前のキリトの言葉を加味すると、自分は誰も救えなかったから赦される事はない……素直に紐解くならこういう事になる。
だがキリトもアスナもそうは思わない。ミツキはキリトと共にSAOをクリアした紛れもない英雄だ。即ち、約6000人のプレイヤーを救っている。そうでなくとも、彼に助けられたプレイヤーだって少なくないはずなのだ。
ミツキが犯罪者狩りを行っていた事に関しては、エギル曰く、幸いにも彼自身が誰かを手に掛ける事にはならなかったと言う。だとするなら……
「……あの、ちょっといい?」
そう言って小さく手を挙げたのは、ここまで沈黙を貫いていたシノンだった。
「これはあくまで、私の想像なんだけど……そもそも無理、なんじゃないかしら」
「無理って、どういうことだ……?」
「えっと、ちゃんと説明しようとするとちょっと長いんだけど、いい?」
その言葉に、キリトを始め全員が首を縦に振る。シノンもまた首肯を返すと、自分の過去をゆっくりと語り始めた──
あの郵便局の事件の後、まだ東京に越してくる前の事だ。幼いシノンは定期的にカウンセリングを受けていた。事件で負った心の傷を癒す為のものだったが、家庭環境も手伝って、同年代の子供より精神的に大人びていたシノンには然したる効果は見られなかった。
質問に答えると、カウンセラーはしきりに「分かるよ」「辛かったね」と慰めの言葉をかけてくれたが、それらはシノンにとって、とても空虚に聞こえていたのだ。
──分かる?何が?じゃああなたは本当に人を殺したことがあるの?私のこの気持ちを本当に理解出来るの?──何度もそう思った。勿論、カウンセリングという行為の性質上どうしようもない事だというのは分かっているし、カウンセラーの先生はとても親身に話を聞いてくれた。それでも、シノンは子供心に理解してしまったのだ。
ああ、この痛みはきっと、誰にも理解されないんだろうな──と。
「本当に少なかったけど──何人かは相談に乗ってくれる人もいたの。けど、その人達じゃ私の抱えてたものを解消する事は出来なくて……勿論がっかりもしたし、何よりそういう人達の申し訳なさそうな顔を見るのも、辛かった。私自身の力で乗り越えなきゃ、って思い始めたのも、丁度それくらいの頃だったかな──多分、ミツキも同じなんじゃないかなって」
シノンの推測は、先程のミツキにぴったりと嵌った。
ただ1人で抱え込んでいるのではなく、誰かを頼った所でどうにもならない事だから、胸に仕舞っている──そう考えれば、ああも頑なな姿勢にも少しは納得がいく。自己完結と言えばそうだが、では何か解決法が──例えば、アリスとミツキを再び引き合わせる具体的な方法があるのかと問われれば、そんなものは無いのも事実だった。励ましの言葉すら、気休め以上の効果は望めないだろう。
「じゃあ、私達は何も出来ないってこと?目の前で友達が苦しんでるっていうのに?」
「……アスナさん、アリスさんはどうやって……?」
「そこまでは私にも……ごめんなさい」
アリスがどのようにしてミツキの心を開いたのか、アスナ達にそれを知る術は無い。シノンの考えも合わせると、彼女の言う通り、ミツキの抱えるものを取り除く事は不可能と考えるべきだが……だからといって、このままミツキを放っておく事も出来なかった。
「……くそ、ここで考えてても埒があかないな……今日は一旦解散にしよう」
悔しいがここはキリトの言う通りだ、と、沈んだ気持ちで店を後にする。一様に重い足取りで帰路に着く中、シノンは1人、小さな決意を固めていた。
──やっぱり、俺は弱い。
家に帰ってきた俺は、自室のベッドで1人うずくまっていた。デスク上の携帯が何度か震えたような気もするが、確認する気は起きなかった。
いくつもの感情が渦巻く頭の中はぐちゃぐちゃで、まともに物事を考えられそうにない。
俺を助けようとしてくれた皆の気持ちを一方的に無碍にしてしまった挙句、キリトに手を上げてしまった事への罪悪感は勿論、助けて欲しいという気持ちは確かにある。
しかしどうやって?
ほんの少しでもいい、罪の重圧から解放されたい。でもどうやったら赦される?
必要のない命を奪い、必要な時でさえ殺すだけ殺して何も守れなかった──己の弱さ故に罪を犯した意味すら失った俺を、誰が、どうやって赦すというのだ?
アリスに会いたい。でもどうやったら会える?
菊岡ですらまともな手を打てないこの状況で、あいつらにどうにか出来るとでも?歯痒い思いをさせるくらいなら、気付かれないよう仕舞っておくのが一番じゃないか。大丈夫、まだ耐えられる。まだ……
「っ……もう、むりだ……」
SAOから帰還してきて1年とひと月が経った。長いようであっという間なこの時間は、予想を超える無情さで俺から「あるもの」を少しずつ奪っていった。
学校に通い、授業を受け、暇があればキリト達と駄弁り、放課後はALOをプレイする──そんな生活を送る内、「アリスがいない」という現状の違和感が少しずつ、着実に薄れていく。
やがては意識しなければアリスの事を思い出さなくなっていく。アインクラッドで彼女と過ごした時間が、思い出が、時と共に朧げになっていく──それを自覚した時、俺は恐怖で鳥肌が立った。
忘れる?アリスを?馬鹿を言うな、そんなのダメだ。
──もう諦めて楽になりたい。アリスが生きているのかすら分からないまま生き続けるのは辛い。
そう、耳元で囁く自分もいる。
人は精神的に限界を感じた時、無意識にでも自分自身を救おうとする。と言うが……アリスの事を諦めるのが俺にとっての救いだなんて、断じて認めるわけには行かない。
だから、これからはちゃんとアリスの事を想い、考えて生きていくと決めたまでは良かった。だがそこには大きな見落としがあったのだ。
アリスの事を考えれば考える程……キリトの事が妬ましく感じる。
俺とあいつは同じ道を歩いてきたはずだ。共にSAOをクリアし、帰還後はALOへ大事な人を助けに行った。結果、キリトは無事にアスナを取り戻し……俺はアリスを取り戻せなかった。
何故?俺はどこかで何かを間違えたのだろうか?どうすれば良かった?どうすればこんな気持ちにならずにいられた?どうすれば……幸せになって欲しいはずのあいつらに、こんな感情を抱かずに済んだ?
最初は何てことなかった。いくらあの2人を目にしようと、微笑ましささえ覚えたくらいだ。だがアリスとの記憶が薄れ始めているのを感じた時から、少しずつ心の片隅に妬み嫉みの感情が芽生え始める。
キリトはこれからもアスナとの思い出を重ねていけるのに対し、俺は残った思い出を取り零さないよう抱え込むだけ──その違いがとても惨めに感じられた。
こんな気持ちを抱えたままあいつらの近くにいたら……いつかきっと、取り返しのつかない事になる。今はまだ胸の内に留められているものが溢れ出てしまう。
それを防ぐには、ひと思いに距離を置くしかなかった。皆との関係が多少なりともギクシャクしてしまうだろうが……俺のせいで、キリト達がちゃんと日常を謳歌出来なくなる事の方が、もっと嫌だ。
そう考えれば、結果的にキリトを殴ったのは正解だったと言えるかもしれない。アレに懲りて、いっそ俺の事を意識から消し去ってくれればいい。
……きっと、それが1番いい方法なのだ。
今回はミツキの番でした(ここで救われるとは言っていない)
これにてファントム・バレット編、完結です。
どこかで触れたかもしれませんが、フェアリィダンス編の別エンドというのがこんな感じです。
新生アインクラッドに飛んでいくプレイヤー達の中にミツキはおらず、キリト達とも徐々に連絡を取らなくなり、ALOにもほぼログインしなくなる──という終わり方でした。
そこからGGO編に持って行くとキリトとの関係がギクシャクし過ぎてしまう上、その精神状態じゃ死銃とまともに戦えないだろうと、ここに繰り越すことにしました(勿論まんまではなく、多少マイルドにはなっていますが)
そしてこうなった以上、年末のエクスキャリバー獲得クエストにミツキは不参加となるので、本作ではキャリバー編を丸々カットさせて頂きます。フェアリィダンス編当時は書くつもりでいたんですが、無理でした。申し訳ないです。
以降は幕間を1~2個挟んでから次のエピソードに行こうと思っています。