本小説を読んでいる皆さんありがとうございます!
お陰様でこの小説も今回を以って10話まで書き続けることができました。
では本編どうぞ!
side サンズ
うおぉぉおおおオーイィ!?!?ちょ待てえぇぇぇ!?!?
何で来た瞬間こうなってんだよ!
ハイ!キャラ崩壊とか言おうとしてるそこの君!
こればかりは仕方ないから!死ぬって!
ヤベェもう来てる!!!
間に合えぇぇぇえええ!!!
side アレクシア
その一撃が放たれたのを見届けた私は光に包まれた。死ぬじゃ無いかと思ったけど、ギリギリ範囲外だったらしい。
だから私の目の前には…
王都だった所が大穴となって広がっていた。
ゼノンも恐らく巻き込まれたでしょうね。
…そういえば直前に誰か別の声が聞こえたけど、気のせいよね!
「…あー、危ねぇ…死ぬかと思ったぜ…範囲が狭くて良かった。」
!?…私の背後から声が聞こえ…
「シャドウは後でガチめにシメるとして…ん?」
が…骸骨!?
「お、元気そうで何よりだな。」
「貴方も良く生きてたわね?」
敵かも分からないので剣を向け、戦えるように構える。
「大丈夫だ、こっちからは何もしないぜ?」
「そう信用してもらえるとでも?」
「だろうな、一応言っただけだ…ま、長居しても意味無いからオイラはもう行くぜ?」『近道』
消えた!?何処へ…
「…一体何者?」
「アレクシア!」
「アレクシア!」
『アレクシア!』
!…姉様が私を呼んでいる……
私は…私の剣が……
脳裏に浮かぶのは私の剣…凡人の剣の極まった姿。シャドウの剣技だった。
side サンズ
いやー、シャドウ何処だ?今だーいぶキレてんだけどなぁ?
七陰に聞いて回るか。
「よう。アルファ、お疲れさん。…シャドウ見てないか?」
「あら、サンズ?シャドウは見ていないわ。…何かあったの?」
あいつ、アルファの所には来ていないか。
「いや、シャドウにマジ殴りしないと気が済まなくてな?」
「え?…フフッ、やり過ぎないようには言っとくわね?」
うーん、アイツの態度次第だわ。反省してたら考えてやらんことも……いやアイツそんな奴じゃねえ!人の心を殆ど捨てた狂人だ!
うん、殴るの確定したな。
「ま、他の七陰訪ねてみる。…またな?」
『近道』使用。
「…行ってしまったわね。シャドウは何をしたのかしら?」
次!ベータ!
「よっ、ベータ。…頑張ってんな。」
凄いスピードでペンが進んでる…これは……
「はえ!?サンズ様、何か御用でしょうか?……できれば…その…後にしたいのですが…」
あー、小説の創作活動ね。さっきので創作意欲が湧いたか?
「あ、時間は取らないぞ。シャドウ見たか?」
「いえ…残念ですが何も知りません。」
うーん、情報無し。
「おー、ありがとう。…邪魔しない内に行くよ。」
『近道』
「お気をつけて!…あの光景を見てからアイデアがどんどん湧いてくる!今の内に書き記さないと…」
尚、その光にサンズが巻き込まれかけたことは勿論知る由もない。
じゃあガンマだ。
ガンマは藍色の髪を伸ばしたエルフと言っとく。
「ガンマ、居るか?居るなら
何故『ゆっくり』来いかって?それは…
「サンズ様!何でございま…ぶへぇ!」
「あ」
やっぱりコケた。このガンマ、運動能力が最悪であるのだ。まあ、頭の良さは七陰トップクラスだけども。
まあ、運動能力が全て無いと言う訳ではなく、圧倒的な運動
絶望的までの運動能力の無さは七陰、シャドウ、そしてオイラの中で共通認識であり、ガンマには気を遣わなければならない。
「大丈夫か?」
「へ、平気です。それより要件を…」
「お、おう…シャドウ見てない?」
「主様?…申し訳ないのですが、今は動員した構成員の管理で手一杯でして……力になれそうにありません…」
ふむ、ハズレか…
「了解、他をあたってみる。…じゃあ。」
『近道』
「主様に何の用なのでしょうか?…いえ、余計な詮索は無用、サンズ様も何か考えがあるに違いないわ。私は私のやるべきことをしましょう。」
デルタ…は知らなさそうだし、イプシロンにでも聞きに行くかな?
「イプシロンは……居た。」
「あら、どうされましたか?サンズ様。」
こちらに気づいて反応したのは長い水色の髪のツインテールが目立つエルフのイプシロン。魔力操作の精度が七陰屈指であり、シャドウも一目置く程だ。
何故、魔力操作精度か優れているかと言うと…
「…今日も盛ってんな。腕を上げたか?」
イプシロンの胸元を見ながら呟く。…そう、イプシロンはスライムスーツを使って体を盛っている。それも胸、ヒップ、くびれまで盛っている。
「サンズ様にそう言って頂けるとは…光栄です!」
そしてオイラは師匠…いや、殆ど教えてないから目標のポジションに居る。ま、魔力操作は昔から磨いてきたからな。
話は遡って大体二、三年前。どうやら胸の質感の再現でスランプ気味のイプシロンがオイラに全貌を明かしてアドバイスを求めたのが始まりだ。
…あ、スライムで盛るってのが面白かったから、顔面だけ変えずに体を女性の物にしてシドに見せたの思い出した。シドが吐き気を催してたな…
話を戻そう。
「へへ、シャドウ見てないか?」
「主様ですか…こちらでは御姿を見せていないです。」
「なるほど…ありがとうな?後はこっちで探すぜ。じゃあな。」
『近道』
「主様には…流石にバレてないわよね…?」
最後に残ったのはデルタ…知ってる気がしない……
ま、物は試しか。
「デルタ、シャドウ知らんか?」
「サンズ様!がうぅぅ!!!」
ハイ、本日二回目。骨の力には抗えないのか…
飛びかかるデルタを躱し、頭に軽くチョップする。
「あたっ!…ハッ、また襲いかかってしまったのです。」
「いや、もういい。諦めた…」
何処か遠い顔をしてオイラは言う。
デルタは頭の上に『?』が今にも出そうな表情をしてる。
…うん、諦めて正解だったかもしれない。
「ま、デルタ…シャドウが何処に居るか分かるか?」
「知ってるのですよ?」
「そうかじゃあ他を当たる……って、知ってる!?」
「ボスはさっき、デルタが最初にサンズ様と会った場所の一番上に居たのです。匂いで分かったのですよ。」
最初に会った…時計台じゃん。アルファ居たじゃん。
「感謝するぜ、デルタ!」
『近道』
「さようならなのです!…狩り、楽しかったのです♪」
どうやら、すれ違ったみたいだな。
「よーう。シャドウ、いや…ポチ!さっきはよくもだな…」
「え…来るの早くない?」
「いやー、仲間に鼻が良い獣人が居て助かったなぁ?アンタの魔力、緻密過ぎて分かりにくいんだよ。
…あの時いきなり来たオイラも悪いが、お構い無しでぶっ放ってくれたじゃないか、なぁ?
それに王都を巻き込んであの技使うとはどういうことだ?」
「え、えーと…サンズなら生きれるかなー?って思ったし、途中で中断する訳には行かなかったじゃん!ダサくなるって!
それに、相手が『最強』とか言ってたから見過ごせなかったんだよ!」
「 お ま え の 私 情 は 知 ら ん 」
次の瞬間、オイラはもう右ストレートをシャドウの顔面にぶち込んでいた。
…あースッキリしたわ!帰ろう!
オイラがキャラ崩壊してたのは気の所為だぞ!
「貴方も大変だったのね…逃げ切れたのは幸いだわ。」
アルファが何とも言えない微笑を浮かべて話しかける。
本当それな!アレクシア王女の所が安全圏で助かったぜ…ってか完成してたんだなアトミック。
「まぁな……バーガーは今度奢るよ。」
そう言ってオイラはこの場を去った。
side シド
サンズには殴られた。痛い。…まあ、あの日は楽しかったからいいや。
あれから暫くして…
僕は学園でアレクシアに呼び出された。
「裏のありそうな事件だったけど、表面上は解決ということになったわ。」
「へー、そうなんだ。…じゃあ僕はこれで帰…」
「待って!…前に、その…私の剣が好きと言ってくれたじゃない?今更だけど、ありがとう。」
「いいよ、別に。」
そんな事で礼を言われても仕方がない。
「漸く、自分の剣が好きになれたわ。…貴方のお陰じゃないけど。」
「一言余計とは思わなかった?」
「ふふっ。事実だから……それと、今後の関係についてなんだけど、今まで私達付き合ってたフリをしてたじゃない?
今回の事件でゼノンが死んでくれたから……もし、貴方さえ良ければこの関係を続けてみないかな?って…」
恥ずかしそうな素振りを見せてそう言う。
え…なるほど、そう来たか…
そう思って僕は呆れた顔をし、満面の笑みを浮かべて…
「お断りだ!」
親指を下に向けた。
いや、確かに金貨には感謝してるけどもうポチには戻らないからな。まだ遊びの道具にされるのは流石に気が引ける。
…サンズにも『ポチ』呼ばわりされたし。
一方彼女はというと…
驚愕した表情を見せた後、僕と同じく満面の笑みを浮かべ…
剣で斬りかかって来た。
当然、校舎裏には大量の血痕が飛び散った。学園内では『死体の無い殺人事件』と噂され、学園七不思議の一つとなるのだった。怖いね。
王都ミツゴシ商会にて…
現在集結した七陰は今回の事件の詳細、現在と今後の動きについて会議を行っていた。
「アレクシア王女が捕らえられていた教団施設は、シャドウ様によって壊滅。ゼノン・グリフィは跡形も無く蒸発したとの事です。」
淡々と、しかし喜びも感じられる読み方で述べるベータ。
「ボスは最強なのです〜♪」
「本当に…美しい光でした。」
「王都の全てがシャドウ様の魔力に染められ、天上の楽園のような光景でした…」
「奴らも充分に思い知ったことでしょう…自分達が狩られる為の獲物でしかないことを。」
デルタ、イプシロン、ベータ、ガンマの順で話す。
確かに王都に被害が無かったとすれば、一般人から見ても素晴らしい光景であると言える。
「いずれ、敵の全てがあの光に消える…その日が──。」
アルファがそう続いて言う。
「…話を戻しましょうか。」
「はい。ゼータですが、目標を発見。接近して調査に移るとのことです。そしてイータからの研究報告はこちらに。」
「どちらも順調なようね。」
ベータは眼鏡をクイクイッと上げ、報告を続ける。
「最後に喫緊の問題である…」
「…これね。」
アルファが取り出したのは一枚の紙。それも半分程血で塗れている。其処には『シャドウガーデンが死の裁きを!』との内容があった。
また、それには七陰もよく知る顔が…骸骨がそこに描かれていた。
「なるほどな。オイラも一躍有名人…ってとこか?」
その声が急に現れ、アルファ以外…構成員も含めた全員が驚愕の表情を見せる。勿論、注目の先はこの男。サンズにあった。
ただ、サンズはシャドウガーデンには二年半程姿を見せていないこともあり、サンズの存在を知らない者は多数。…というか、現時点では七陰以外知らない。
その結果、構成員全てが臨戦状態へと切り替わった。が…
「やめなさい。…彼こそがシャドウガーデンのNo.2、サンズ様よ。」
それをガンマが手で制した。
「へへ、そういうこった。ま、構成員達には姿見せたこと無いしな。…今まではこの姿もあって、表舞台は勿論、シャドウガーデン内でもそう多くは姿を見せなかった。」
サンズは先程の紙を持ち、ひらひらと揺らしながら告げる。
「けどな?先日の事もあって存在が表舞台にも知れ渡っただろうし…こうして様子を見に来た訳さ。」
「…それにしても突然ね。もう慣れたわ。」
「へへ、慣れたか。そりゃ何よりだな。」
サンズとアルファが会話を交わしていると其処へ…
「サンズ様!」
「デルタ!」
「ひゃい!?」
いつも通りにデルタがサンズに飛びかかろうとした。
が、当然アルファもそれを読んで、威圧をデルタに浴びせた。
「…会議を乱しちゃったな。」
「構わないわ……話が脱線したわね。シャドウガーデンの名を騙る者がいるようだけど…」
アルファがそう言うと七陰が頷く。
「上手く痕跡を偽装しているようですが…」
「我々の目から逃れることなど不可能ですわ。」
イプシロンとガンマが並んで言う。
「…今日の会議はここまでにしましょうか。ガンマには引き続きこの件の調査を頼める?」
「承知しました。……サンズ様、少しお話しが…『ニュー』来なさい。」
と言ってガンマの少し後ろに立ったのは長い茶髪の人間。ガーデン内での人間は珍しいのでサンズは内心驚いていた。
「この子は『ニュー』新たな
「私からも彼女の実力に関しては問題無いと言えるわ。」
「なるほどね。…ま、オイラは単独行動が大半だから呼ぶことは少ないかもな。」
「では並びにもう一件。サンズ様がご着用になられている…」
「あぁ、パーカーか?」
「はい、主様から教えて頂いた知識で、サンズ様のパーカーと類似した衣類が完成段階にあります。もし良ければ…」
「良し、見に行こう。」
「本当ですか!では下の階へ…」
とサンズとガンマはその場から去ってしまった。
「アルファ様、あの方が…」
「えぇ、サンズよ。…貴方の考えていること、分かるわよ。サンズは
「いえいえ!そんな事は……実を言えばそう思ってしまいました。申し訳ありません。」
慌てた様子で言葉を使うニュー。
「いいのよ、私も最初はそう思ったから…でも、シャドウが凡庸な下級貴族を演じ切れるように、サンズも弱者を演じられるのよ?…私は彼に勝てないもの。」
何処か達観した様な微笑みを見せて答えるアルファ。ニューはアルファの一言からサンズの計り知れない強さを想像するのだった。
オリジナルが多くなっちゃった…駄文だ…不味いなあ。上手く書けてないかもなぁ…
サンズ生存です!範囲狭くて助かったね!(他人事)
コメント、誤字脱字報告待ってます!