駄文注意です!本当につまらないかもしれないです。
書くのが難しかった…
お気に入り700越えありがとうございます!
では本編。
*古都に 行ってみよう!
side サンズ
シドがポチになったり、恋人になったり、容疑者になったり、最後にはアトミックになったり…色々あったが、事件は無事良い方向へと収束した。ま、本当に結果論なんだが。
七陰、構成員も一旦散って別行動。
古都アレクサンドリアに帰る者。王都に残る者。表世界で活動する者。狩りをする者?…など様々だ。
因みにオイラは古都アレクサンドリアに行く。今からな。
『近道』
…よし、無事到着だな。
流石に王都からじゃ一回で行けない。数回に分けて『近道』を使ったんだ。…使うの慣れてきたし今度改良してみるか?座標移動の範囲を前方だけに絞って…ってまあいいや。
今オイラが居るのは昔に拠点として利用していた廃村。
どことなく懐かしい気分になったから全体を眺める。…ふむ、元々の拠点としての形は見る影もない。上手く痕跡を消しているようだ。
暫く感慨に浸っていると後ろから足音が聞こえた。
「…よう、この間ぶりだなアルファ。案内頼むぜ。」
「予定通りね、じゃあ行きましょうか。」
どうやら行くまでの手順が色々と面倒らしく、今回はアルファが同行するとのこと。
「目的地は何処だ?」
「あの山を一つ越えて、獣人達の領域の更に奥よ。貴方なら苦ではないはず。」
それはそうだが遠いことには変わりない。…アレ使うか。
「アルファ、少し付いて来てくれないか?」
首を傾げるアルファを開けた場所へと誘導し、少し待つように言う。
「案内してもらうから『近道』は使えないだろ?で、前に別の移動手段を考えてな?…ちょっと驚くかもしれないがやるぞ。」
右手に普段より多めの魔力を貯め、地面に押し付ける。
すると…巨大な骨が地面から生え、オイラとアルファを上空へ押し上げた。
「飛んでる!?…ここまで巨大な骨──サンズ。これでどうするの?」
上昇しながらアルファが言う。
「そりゃ…こうするのさ。『重力操作』!」
その瞬間、オイラの左目が黄色と水色に点滅し、オイラとアルファの重力を前方へと改変する。…ま、正確には重力を変えている訳じゃないんだけど。
上空だから地形に沿って移動する必要も無いし、重力操作を強めに調整してるから、充分過ぎる速さでの移動が可能だ。
「上空から移動できるなんて…アイリス王女に使っていた技の応用かしら。」
「ご名答、流石鋭いぜ。…そういや何処まで行くんだ?」
「このペースだと後5分程で着くはず。規格外の速さよ。」
と言う訳で、5分ぐらい雑談をしながら上空を物凄いスピードで移動した。そして…
「あの霧の前で降りれる?」
「了解」
どうやら着いたらしい。…へぇ、毒の霧か。
人が近づかない魔獣の生息域の中にある此処、更に近付きにくくなる要素として毒の霧という守り。良い所じゃないか。
重力操作を一旦停止、地面との距離が間近になったら再度発動し、緩やかに着地する。
「じゃあこっからは案内頼む。」
「えぇ、任せて頂戴。」
『深淵の森』とか言う
「…そういや、霧の龍と戦ったんだって?」
「そうね。昔の話になるけど、私達だけじゃ歯が立たない相手だったわ。
霧の中へ進みながら会話をする。アルファが進めば毒は無くなり、ただの霧と化す。何とも不思議な光景だな。
「霧の龍ねぇ…なあ、オイラと戦えばどっちが勝つと思う?」
「ふふっ…さあ、どっちが勝つのかしらね?……そろそろ到着よ。」
どちらが勝つかという質問に対し、微笑みながらそう返す。この対応もアルファらしいな。
そして霧が晴れ、陽の光が目に入ってくる。眩しい。
そしてもう一つ、目の当たりにしたのは広大な土地、豊かな自然、壮大な拠点と建築物、そして……
正直言って像の完成度は高い。今直ぐにアイツをここまで連行して見せてやりたい気分だ。しないけど。
「…本当、良い所を見つけたな。」
そう言葉を溢す。居心地も良く、普通に住みたいとも思ってしまうこの拠点。賞賛せずにはいられない。
ジャキン!ズガガガガガガガ!
聞こえてくるのは剣同士が激しく打ち合う音。下の方からだ。
「…何やら、盛っているらしいぜ。」
「きっと訓練中ね。…サンズ、私はここまでよ。何人かには話を通しているから対応してくれるはず。此処で自由にして貰って構わないわ。」
「おー、お疲れさん。色々助かったよ。」
アルファを見送り、黒いパーカーのポッケに手を突っ込んで下へと歩き出す。…さて、訓練の様子でも観ようかな。
シャドウガーデンの七陰には
そして、サンズが来る前から、シャドウガーデン内にはとある
それは……
シャドウガーデンには特別席が存在している。
という話だ。因みに出所は詳しく伝わっていない。
アルファがシャドウではない『彼』の話をしたという話もあれば、デルタがとある骨について喋った*1という一説もある。
噂の続きとして、特別席は
ただ、事実としてサンズは特別席ではない。
…いや、
特別席
実はこの噂はシャドウの耳にも入っており*2比較的最近、サンズと相談して決めたのだ。
結果、ただの噂は歴とした事実になった。
新たな形となった噂は嵐のように広がっていったのだった。
「ねぇ、知ってる?今日は噂の特別席が来るらしいよ!」
「確かその噂って嘘じゃ無かった?噂だけで終わってた気がするけど…」
訓練を終えた構成員の女性二人。何げない会話の最中にそんな話題が現れた。
一方の噂で終わっているか、という質問に対し首を横に振って会話を続ける。
「シャドウ様が新しく特別席を設けたって聞いてないの!?」
「うん、今初めて聞いた。どんな人が入ったの?」
「ううん、全く。昔から居る人ってのは聞いてるけど…外見は知らないなぁ。ナンバーズなら知ってるかも…」
「おい、そこ!休みすぎだぞ!」
「「ひゃい!
どうやら話に夢中になりすぎてしまったようだ。
声の出所を見ればそこには褐色で白髪、右目を閉じ、被っている帽子が目立つエルフがそこに。
ナンバーズ最強格で新人教育係の肩書きを持つ彼女はラムダ。
「貴様等は精進する気持ちが足らんのだ!直ぐに訓練に戻れ!さもなくば…」
「「ヒィッ!!」」
また、彼女は鬼教官としても有名である。彼女の直接のしごきは想像を絶する激しさである。
そして次の瞬間。
「ま、雑談はオイラも好きだぜ?」
「「「「!?」」」」
突然ラムダの後ろに現れた気配と声。
それによって、ラムダだけではなく周りに居た多くの構成員からも訓練を中断して注目が集まる。
「あ、貴方は…」
「誰かな?ラムダ教官と知り合いっぽい?」「骸骨だ…」「小さい…子供?」
ラムダは事前に話を聞いていたため、何者か即時に理解し動揺している。
対して何も知らない人は多数であり、純粋な疑問を口々に述べる。
「貴様等ッ、言葉を慎め!このお方はシャドウガーデンNo.2の
ラムダは跪き、そう叫ぶ。
周りの構成員達も、冷静になる者や慌てる者、理解が追いつかない者など様々な反応を見せるが、その反応の直後にサンズに対して跪く。
「あー、大丈夫だ。そういうのはシャドウに対してやってくれ。オイラは別に求めてない。」
「しかし…何もしないという訳には……」
「へへ…じゃあこれで十分だ、って言えばいいか?」
「そう、おっしゃるのであれば…」
何処か腑に落ちない所があるのかゆっくりと体を起こすラムダ。それを見て周りの者も立ち上がる。
「貴様等、訓練に戻れ!」
教官として命令をし、再び剣が衝突する訓練の音が聞こえ始める。そしてラムダはサンズへ向き直った。
「サンズ様、古都へ来ると話は聞いておりました。ですが、今回は何故私の元へ?」
「いや、ただ単に訓練を見に来ただけだ。少し此処にいて良いか?」
「勿論です。断る理由もありません。」
ありがとうよ、サンズはとラムダに告げ、訓練の様子を眺める。すると、ふとサンズから言葉が漏れた。
「…こうやって見ているとシャドウとの特訓を思い出すな。」
「シャドウ様と?…一体何を?」
「いやー、オイラは剣の才があんま無くてな?…シャドウに教えてくれと頼んだら酷い目に遭った。剣の腕は確かに上がったがな。」
ラムダはその発言に感嘆した。シャドウ直々の特訓など想像できないほどの苛烈さなのだろう。
そして…ラムダは何か決心したように次の言葉をサンズに言った。
「サンズ様、僭越ながら…もし機会があれば、手合わせを申し込みたいのですが。」
「……いいぜ、
場所は変わり、演習場…
コロッセオの様な形状となっているそこに、ラムダとサンズが少し離れて向き合っていた。
また、周りには観戦者の構成員達が見られる。
side ラムダ
シャドウ様に次ぐ実力者と謳われているサンズ様。
ただ、一目見た時にシャドウ様のような
サンズ様の強さを疑っている今の私は愚かなのだろう。しかし、それ以上に戦ってみたい気持ちが大きいのだ。
スライムを自分の愛用している鞭の形状にする。
「準備はできたのか?」
「はい、こちらはいつでも…サンズ様、武器は…?」
「こっちの心配は無用だ。」
双方の準備が十分であることを確認した私は鞭を構え、サンズ様に向き合う。
「では…行かせていただきます!」
最初に仕掛けたのは私。地面を蹴って自分の一番得意である間合いに持ち込む。が……
「ヘッ…」
「!?」
思わず勢いよく下がる。
…今、とんでもない
「い、今の何?何かゾワッて…」「だよね…」
観客席からもそんな声が聞こえる。
「どうした?かかってこいよ。」
あぁ、私は本当に愚かだ…サンズ様は完全に……
次回どこまで書けるかな
オリジナルだったにも関わらずここまで読んでくれた皆さまに感謝。
更新遅れたのは申し訳ない…
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