魔法使いですが、物理で殴りたいと思います   作:咲鋼

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2年も失踪してごめんなさい。
やっと生活スタイルが安定したので、これから2か月に1回は出します。


第二階層攻略

「【刻み突き】!」

 

素早い手刀が二回、イノシシのようなモンスターに当たる。怯んだ隙に【ウィンドカッター】を発動させる。イノシシは悲鳴を上げながら消えた。

 

「ごめんね、リアン。敵全部倒してくれて」

 

「いえ、自分は前衛なので気にしなくていいですよ」

 

魔法使いはこういう入り組んだ場所では戦いにくい。しかも火力の調整も難しく、コーヒーとフラペチーノの甘さの違いぐらいムラがある。どっちかというと、ボス向きなのだ。

 

「それにしても、MPとかって大丈夫?マナポーションいる?」

 

そういいながら、ポーションを取り出そうとしてくれる。

 

(確かに、ここまでずっとMP確認していなかったな)

 

「えーとですね……」

 

ステータスを見てみると、3/4ほど使ってしまっていた。

 

「あ~、けっこう使っちゃってますね。すいません、1本もらってもいいですか?」

 

「うん、いいよ!はい、どうぞ」

 

青い液体が入った小瓶を渡され、それを半分ほど飲む。飲まなくても効果はあるけど、まあ雰囲気が出るからね。すると、飲んだ瞬間にMPはフルになっていた。………。

 

「すいません、今渡してくれたのって……」

 

「上級マナポーションだよ!」

 

まさかの上級マナポーション(88万ゴールド)。思わず持っていた瓶を落とし、30万ほどこぼしてしまった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「そろそろボスの部屋かな、リアン?」

 

広い空間が見えたからリアン君に聞いてみたが、

 

「88万…あの小瓶が88万ゴールド…」

 

思いここにあらずという感じで天井を見つめていた。

……やっぱり、かわいいな。

丸い顔ともちもちとした頬、大きい黒目、それぞれがしっかりお互いをひきたててて……

って!何考えてるの、私!?

とりあえず、伝えなきゃ。

私は自分に言い聞かせるようにリアン君に声をかけた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「リアン!ボス部屋だよ!」

 

その声で僕は現実に引き戻された。

 

「あ、えっと、はい!」

 

駆け足でミィさんに追いつけるように進み、広い空間へと出る。

天井の高い広い部屋で奥行きがあり、一番奥には大樹がそびえ立っている。

 

「………見た感じいませんね」

 

「ポップしてくるのかな?」

 

そんなことを話していると目の前の大樹が動いた。

メキメキと音を立てながら、巨大な鹿へと変形していった。目には琥珀だろうか?何かの鉱石がはめ込まれていた。

枝は角となり、青々とした葉が茂り、赤く輝くリンゴが実っていた。

「来ます!」

 

「はい!」

鹿は二人をにらみつけ、咆哮を上げる。

戦闘開始だ。




次回、ボス戦

誰がいいとか...ある?

  • メイプルとサリーだけでいい
  • 楓の木全制覇(野郎はいらねぇ)
  • ほかのギルドも...
  • Yes、ロリータ!No タッチ!
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