IS それはある日突然世界に発表された。
正式名称は「インフィニット・ストラトス」。
宇宙空間での活動を想定されたマルチフォームスーツ。
開発当初は全くもって注目されることのなかった装備だが、ある事件をきっかけに世界に広く浸透していった。
白騎士事件。
日本に大量のミサイルが発射されたこの事件でのIS<白騎士>の活躍により、世界中に認知されることとなった。
しかし…それは軍事兵器としての知名度であった。
この物語は、宇宙に憧れたある一人の男による、宇宙開発を目指す物語である。
今、一人の男が事故により亡くなった。
信号無視をしたトラックにより轢かれたことが死因のようだ。
信号無視・トラック・事故死。
これがそろった小説のスタートは、そう。
テンプレ神様転生である。
「というわけで神様転生です。」
「おk把握。どこに行くの?」
その青年はヲタクであった。
それも二次創作小説もよく読むタイプの。
神様らしき存在の一言で、自分の現状をあっさりと把握してしまった。
「そうじゃの~~。どこ行きたい?? ていうかオリ主系がいい?」
この神様、フランクである。
「ん~~~どこかはパッと浮かばないけど、とりあえずテンプレオリ主はいやかな~」
「なんというか、ハーレム!チート!最強!とかはいいかな。」
「うーむ、お主の生前の趣味嗜好的にそうかな~とは思っていたけど、やっぱり?」
「まあ、わしらもそういう系割と見飽きてるしちょうどいいけど。」
この青年、散々テンプレ系を読んできたせいか、チーレムに憧れがあまりないようだ。
「どっちかっていうと、開拓とかスローライフのが合ってる気がする。」
「前世とか【生きる為に働く】んじゃなくて、【働くために生きてる】みたいな生活だったし。」
「次はそんなの気にしない感じで生きたいな~って思いはあるかな。」
「なるほどの~。じゃあ特典はこんな感じかの?」
転生特典
・生産チート
・黄金律(生活に不便しない程度)
・スローライフができる環境
・自己防衛できる程度の戦闘力
神様はどこからか取り出した用紙に特典を書き連ねる。
「結構なチート感あるけど大丈夫なん??」
「いーのいーの。ひどい奴だと【ドラゴンボールの○○のキャラの戦闘力】とか言われるし。」
ドラゴンボールの世界は結構な頻度で地球さんが大ダメージを負うので、その世界の戦闘力を他世界に持ち込んだら、確実に一回は地球が爆発四散するのだそう。
「ほえ~~確かに。んじゃそれでお願いします。」
「承った。世界はどうする?」
「ん~~、開拓の余地がある世界がいい感じはあるな。」
「スローライフ環境があるし、【インフィニット・ストラトス】の世界なら宇宙に出ても邪魔されることはあんまりなさそう?」
「まあ自己防衛に限った話じゃけど、ISにもステゴロで勝てるようにはなるし好き勝手できるんじゃないかの?」
IS相手にステゴロできるとかそれなんてサーヴァント案件である。
「まじか。じゃあIS世界でお願いします。」
「おけまる水産~。んじゃ転生するの。よい来世を~」
「急に陽キャ語使うじゃん。ありがとうございました。」
というわけで、物語がゆる~く始まる。