IS ~宇宙に憧れた男~   作:narakumogara

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目下の課題であるエネルギー

ひとまずシステム確認もできて、夢を語ったところで次のフェーズにいこう。

 

「よし、一旦起動できたから、レオはアクセスシステムを使って世界中のインターネットから情報収集と、いろんな人の意見を知ってみてきてくれ。」

 

「多くの人の考え方を知ることで、君はもっと進化できるから。」

 

「承知しました。情報収集を行います。」

 

個人的にはレオはAIという枠組みを飛び出して、新たな生命体に進化してほしいところだけど……

 

 

 

「ま、まずはエネルギー問題を解決するのが先な気がするけどね。」

 

今、レオは電力で稼働している。

 

ただ、電力稼働は大分効率が悪い、というかお金がかかりすぎるんだよな。

 

まだISのシールドエネルギーを解明できてないから、どうしても電力に頼らざるを得ない。

 

「将来的には宇宙空間での稼働を想定しているから、大気圏外でも安定してエネルギーを生成できる必要がある。」

 

どうしたものか……

 

「あ、対消滅によるエネルギーを使えればいけるか……?」

 

問題は反物質をどうやって入手するかだけど……

 

「粒子加速器はチートで何とかなりそうだけど、発生したエネルギーをどうやって変換するか…」

 

最初は無難にタービン回して発電するか?

 

「ていうか一気にエネルギー流すとタービンのが逝くか…」

 

となるとエネルギーを一時的に貯蔵するかタービンの許容範囲内に収まるようにエネルギーを送るようにするかだな。

 

「うーん難題! ぼちぼち頑張っていきますかね!」

 

 

 

ひとまず仮発電所制作まで、ダイジェストで!

 

「粒子加速器作ったらクッソでかくなって草。置き場ねえじゃん。」

 

「とりま量子変換してしまっておこ…」

 

「あんまり外に出してると衛星とかから見られちゃう可能性あるしなぁ…。せや!地下に作ったろ!」

 

「うおおお土を量子変換して取り出して!このためだけに作った土木圧縮機~~!」

 

「一応、圧縮木材で鉱山みたく崩落防止の骨組みつくっとこ。」

 

「よーしこれで地下空間完成!なんか大分広くなったけど、まあバレんやろ!」

 

「さーて粒子加速器おいて~♪反物質保管装置をセットして~」

 

「しばらくは通常電力稼働になるけど、動かしとこ!」

 

「……これどうやっても許容範囲に収まらんのだが!」

 

「しゃーない。タービン部分を使い捨てる形で発電しようか……」

 

「一回動かすだけで笑えないくらいの電力発電できるし。コスパいいやろ!多分。」

 

 

 

そんなこんなで、仮設発電所が完成しました。

 

おかげさまで私はもう15歳。高校に進学しちゃったよ。

 

特に何かあるわけでもないんだけどね!

 

進路をIS技術者系の方向を計画してるから、工業高校にしたくらいだし。

 

「さーてひとまず電力問題は解決したから……次はなんだ?」

 

「あ、そうだレオ。今の世界でISに意識を向けてる企業とかってある?」

 

レオもいつまでもプレハブの中に設置してると、誰かに見つかっちゃう可能性があったから、地下に移設しました。

 

ついでにパーソナル端末っぽい感じで、バングル状の小型端末を作ってコアネットワークに繋ぎました。

 

これで、いつでもどこでもレオと会話できるようになったのだ!

 

 

「いえ、現状ではIS関連の話題が出てきている様子はありません。」

 

「しかし、現在収集可能な情報源が、ネットワーク上に存在するデータのみであるため、アナログでの情報を確認できていません。」

 

「より精度の高い情報収集を行うためには、更なる手段が必要であると思われます。」

 

ここ数年、ネットワークの発展に伴い、レオの思考パターンも大分高度になってきている。

 

開発当初には改善案の提案なんて考えられなかったからなぁ……

 

「ok、ありがとうレオ。アナログ部分の情報収集もできるようにするべきだな……」

 

今パッと思いつく限りでは、人間の脳にナノマシンを埋め込んで、視覚情報を傍聴するような感じをするとか?

 

それか、小型の飛行ドローンを世界中に飛ばして、監視するかだな。

 

「というわけでレオ、この2案だとどっちがいいと思う?」

 

「はい。人間を経由する場合、不要な情報によるデータ容量の圧迫が懸念されます。」

 

「そのため、各地の主要施設へのドローンによる監視がよいと考えます。」

 

いやマジでレオ人間っぽくなったなぁ……

 

「なるほどね。リソースが圧迫される可能性があるか……じゃあドローンを使った方がいいな。」

 

「どうせやるならできるだけ小さいほうがいいよな。」

 

中途半端に大きいと見つかったときに分解されてしまう可能性があるしな。

 

「よっしゃ、次作るのは小型偵察機だな!」

 

こうして着実に地盤を固めていく二人であった。

 

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