プリキュアオールスターズ&仮面ライダー&スーパー戦隊vsクレヨンしんちゃん&ドラえもん  ギガントヒーローヒロイン大戦    作:マスターKU

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 仮面ライダーアクセル、仮面ライダーメテオ VS ウェディングサルビア、仮面ライダーG3-X、キュアフォーチュン


第11話 スーパーヒーローヒロイン激突!!(後編)⑤

 エンジンブレードと聖ピュアソードがぶつかり、鋭い金属音が響いた。アクセルは重い刀身を押し込み、サルビアの構えを崩そうとする。

 サルビアは力任せに支えようとはせず、刃を傾けて受け流した。エンジンブレードの剣先が外へ流れる。その隙に踏み込んだサルビアがアクセルの脇腹へ斬撃を放つ。アクセルは柄元を引き戻し、寸前で聖ピュアソードを受け止めた。

 

アクセル「やるな」

 

サルビア「あなたこそ」

 

 短い言葉を交わした直後、二人は同時に地面を蹴り、間合いを離した。その間を、G3-Xの銃弾が走る。

 GM-01〈スコーピオン〉を構えたG3-Xが、アクセルの退路を塞いでいた。アクセルが身を翻した瞬間、横から青い影が駆け込む。

 

メテオ「ホワチャアッ!」

 

 メテオの飛び蹴りが、G3-Xの銃を支える腕を打った。銃口が上へ跳ね、発射された弾丸が空へ消える。着地したメテオは、そのまま懐へ踏み込んだ。左の掌でG3-Xの腕を押し流し、右拳を胸部へ突き込む。

 

G3-X「ぐっ……!」

 

 G3-Xは後退しながらスコーピオンを収納し、ホルダーからGK-06〈ユニコーン〉を抜いた。展開した刃が、続けて迫るメテオの拳を迎え撃つ。メテオは拳を引き、上体を反らして斬撃をかわした。

 

メテオ「接近戦にも対応するか」

 

 踏み込み直そうとした、そのときだった。

 

フォーチュン「こちらも忘れないで!」

 

 側面からキュアフォーチュンが跳び込んだ。メテオは振り向きざまに前腕を上げ、フォーチュンの蹴りを受け止める。重い衝撃が腕を貫いた。

 

メテオ「くっ!」

 

 靴底を地面に滑らせながら、メテオが後退する。フォーチュンは追いすぎず、G3-Xの斜め前へ着地した。サルビアも剣を構え直し、三人が互いの隙を補う位置に並ぶ。

 メテオはアクセルの隣へ戻った。

 

メテオ「一人を攻めれば、残る二人が動く。厄介な連携だ」

 

アクセル「射線を重ねさせるな。剣の相手は俺が引き受ける」

 

メテオ「わかった。こっちの二人は任せろ」

 

 アクセルはエンジンブレードの薬室を開き、エンジンメモリを装填した。薬室を閉じると、電子音声が響く。

 

エンジンブレード『エンジン!』

 

 アクセルが地面を蹴った。加速を乗せた踏み込みから、エンジンブレードを振り下ろす。サルビアは聖ピュアソードを両手で握り、斜めに掲げて受けた。激突の衝撃で、膝が沈む。

 それでも踏みとどまり、重なる刀身を押し上げた。刃の圧力が緩んだ一瞬に身体をひねり、アクセルの肩へ斬り込む。赤い装甲から火花が散った。

 

アクセル「ぐっ……!」

 

 アクセルはよろめきながらも剣を引き戻し、追撃を受け止めた。一方、メテオはG3-Xとフォーチュンの間を動き続けていた。G3-Xのナイフを外側へ払い、胸部へ肘を打ち込む。

 フォーチュンの拳が迫ると、その腕を受け流し、身体を入れ替える。だが、フォーチュンも即座に足を踏み替えた。低い蹴りがメテオの踏み込みを止め、続く掌底が胸を打つ。

 

メテオ「ぐうっ!」

 

フォーチュン「今よ!」

 

 G3-Xはメテオが後退する間に距離を取り、傍らに置いていたアタッシュケース型のGX-05〈ケルベロス〉へ手を伸ばした。

 

 解除キーを入力する。

 

 一、三、二。

 

 ロックが外れ、ケースが重火器へ展開する。G3-Xはグリップを握り、銃身を持ち上げた。

 

G3-X「射線を空けてください!」

 

 フォーチュンが横へ跳ぶ。サルビアもアクセルの剣を弾き、射線から離れた。直後、ケルベロスの連射がアクセルとメテオへ襲いかかった。轟音とともに、足元の地面が次々と弾ける。二人は左右へ分かれて走った。

 アクセルはコンクリートの破片を飛び越え、メテオは身を低くして弾幕の先を抜ける。G3-Xがメテオへ銃口を追わせた瞬間、アクセルが向き直った。エンジンブレードから放たれた電撃が、G3-Xの足元を打つ。

 

G3-X「くっ!」

 

 照準が乱れ、連射が途切れた。その隙にメテオが踏み込む。だが、フォーチュンがG3-Xの前へ回り込んだ。

 

フォーチュン「行かせない!」

 

 突き出された拳を、メテオが掌で受ける。続く蹴りを躱し、脇へ回り込もうとするが、フォーチュンは軸足を返して追随した。拳と前腕がぶつかり、二人の足元から砂埃が舞い上がる。

 

メテオ「いい動きだ。だが――!」

 

 メテオは一度だけ力を抜いた。押し返そうとしたフォーチュンの腕を流し、その外側へ踏み込む。肩口へ掌底を打ち込み、間合いを切った。

 

フォーチュン「っ……!」

 

 フォーチュンが踏みとどまる。その背後で、G3-Xはケルベロスへスコーピオンを連結していた。専用スコープとGX弾を装着する。

 GXランチャー。一撃の威力を高めた砲口が、再びメテオへ向けられた。フォーチュンも呼吸を整え、フォーチュンタンバリンを手に取る。

 タンバリンの音色とともに、紫の光が彼女の周囲へ集まり始めた。メテオは二人を見据えたまま、メテオドライバーへ手を伸ばした。

 

メテオ「アクセル。向こうも決めるつもりだ」

 

アクセル「ああ。ここで決着をつける」

 

 アクセルはエンジンブレードを地面へ突き立て、アクセルドライバーを操作した。

 

アクセルドライバー「アクセル!マキシマムドライブ!」

 

 赤い装甲の周囲に、熱を帯びた輝きが生まれる。メテオも必殺技を起動した。

 

メテオドライバー「メテオ!リミットブレイク!」

 

 青白いエネルギーが、メテオの脚へ集まっていく。サルビアは二人の動きを見ながら、聖ピュアソードを両手で握り直した。

 

サルビア「私がアクセルを止めるわ」

 

フォーチュン「メテオは私たちで!」

 

G3-X「タイミングを合わせます!」

 

 サルビアが刀身を高く掲げた。聖ピュアソードが光をまとい、周囲を白く照らす。

 

サルビア「情熱の……!」

 

 アクセルが跳躍する。空中で身体を回転させ、加速を乗せた蹴りへ移った。

 

アクセル「はあああっ!」

 

 アクセルグランツァー。赤い光を引きながら、回転する踵がサルビアへ迫る。

 

サルビア「ケーキカット!」

 

 光る剣が振り下ろされた。その隣では、メテオも地面を蹴っていた。高く跳び上がり、身体をひねる。青白く輝く脚を突き出し、G3-Xへ一直線に降下した。

 

メテオ「お前の運命は、俺が決める!」

 

 メテオストライク。流星のような蹴りが、空気を震わせる。

 

G3-X「発射します!」

 

 GXランチャーが轟音を響かせた。放たれたGX弾が降下するメテオへ迫る。同時にフォーチュンがタンバリンへ集めた光を解き放った。

 

フォーチュン「プリキュア!スターライトアセンション!」

 

 無数の星の光が渦を巻き、GX弾とは別の角度からメテオを包み込む。メテオは空中で姿勢を絞り、足先へ力を集中させた。

 

メテオ「ホワチャアアアッ!」

 

 青白い蹴りがGX弾と衝突した。閃光が膨れ上がり、その外側から紫の光が押し寄せる。

 ほぼ同時に、アクセルの踵とサルビアの剣も激突した。凄まじい衝撃が地面へ伝わり、サルビアの足元に亀裂が走る。サルビアの身体が押し下げられる。それでも彼女は剣を離さなかった。聖ピュアソードの光が赤いエネルギーを切り裂き、アクセルの装甲を打つ。

 

アクセル「ぐうっ……!」

 

サルビア「ああっ……!」

 

 拮抗が崩れた。アクセルは空中へ跳ね返され、サルビアは後方へ弾き飛ばされる。その直後、隣でGX弾が炸裂した。メテオの蹴りを中心に爆炎が広がり、スターライトアセンションの光とぶつかり合う。メテオは脚を引かなかった。爆風に装甲を打たれながらも、前へ突き進もうとする。フォーチュンもタンバリンを構えたまま、光を送り続けた。

 

フォーチュン「押し切る……!」

 

メテオ「まだだああっ!」

 

 青白い輝きが、一瞬だけ紫の光を突き破った。だが、その先にはGX弾の爆発が生み出した衝撃が残っていた。三つの力が狭い一点へ集中する。次の瞬間、膨れ上がった光が弾けた。

 衝撃波がメテオをのみ込み、そのまま地上のG3-Xとフォーチュンへ押し寄せる。

 

G3-X「ぐあああっ!」

 

フォーチュン「きゃあああっ!」

 

メテオ「うわあああっ!」

 

 三人の身体が、それぞれ別の方向へ吹き飛ばされた。G3-Xの手から離れたGXランチャーが地面を打ち、回転しながら滑っていく。フォーチュンタンバリンが跳ね、瓦礫の間へ落ちた。

 メテオは肩から地面へ叩きつけられ、何度も転がった末に止まった。少し離れた場所で、アクセルが片膝をつく。地面へ突き立てたままのエンジンブレードに手を伸ばすが、指先は柄まで届かなかった。

 

アクセル「まだ……終わっていない……!」

 

 サルビアも聖ピュアソードを支えにして、起き上がろうとしていた。

 

サルビア「ええ……まだ、私は……!」

 

 その背後で、G3-Xの装甲から火花が噴き出す。地面についた腕が震え、身体を持ち上げられない。

 

G3-X「動いて……ください……!」

 

 フォーチュンは片手を地面につき、もう片方の手をタンバリンへ伸ばした。だが、指先が瓦礫を掠めただけで、腕から力が抜ける。

 

フォーチュン「ここで……倒れるわけには……!」

 

 メテオも肘を立て、上体を起こそうとした。

 

メテオ「俺は……まだ……!」

 

 五人は、煙の向こうに残る相手の姿を確かめた。まだ相手が立とうとするのなら、自分も立たなければならない。しかし、その意志に身体が追いつかなかった。アクセルの赤い装甲を、激しい閃光が走る。

 サルビアの剣に残っていた光が乱れ、その全身を覆った。G3-Xの胸部から、一際大きな火花が噴き上がる。フォーチュンの周囲では、散り残った星の光が渦を巻いていた。メテオの装甲にも青白い亀裂のような光が走り、脚に残るエネルギーが制御を失って膨れ上がる。

 互いの必殺技を受けた身体に抑えきれない力が残っていた。アクセルが最後の力で顔を上げる。メテオが震える拳を握り締める。サルビアは剣を支えに、なおも立とうとした。G3-Xは地面へ指を食い込ませた。フォーチュンも歯を食いしばり、腕へ力を込めた。直後、五つの爆発が重なった。

 赤い装甲も、青白い流星の輝きも、白い剣も、青い機械装甲も、紫の星の光も、押し広がる爆炎の向こうへ消える。轟音が辺りを揺るがした。砕けた地面が巻き上げられ、熱風が瓦礫を押し流す。やがて衝撃が去り、煙がゆっくりと流れた。五人が戦っていた場所には、幾重にもひび割れた地面と、立ち上る土煙だけが残されていた。 エンジンブレードと聖ピュアソードがぶつかり、鋭い金属音が響いた。アクセルは重い刀身を押し込み、サルビアの構えを崩そうとする。

 サルビアは力任せに支えようとはせず、刃を傾けて受け流した。エンジンブレードの剣先が外へ流れる。その隙に踏み込んだサルビアがアクセルの脇腹へ斬撃を放つ。アクセルは柄元を引き戻し、寸前で聖ピュアソードを受け止めた。

 

アクセル「やるな」

 

サルビア「あなたこそ」

 

 短い言葉を交わした直後、二人は同時に地面を蹴り、間合いを離した。その間を、G3-Xの銃弾が走る。

 GM-01〈スコーピオン〉を構えたG3-Xが、アクセルの退路を塞いでいた。アクセルが身を翻した瞬間、横から青い影が駆け込む。

 

メテオ「ホワチャアッ!」

 

 メテオの飛び蹴りが、G3-Xの銃を支える腕を打った。銃口が上へ跳ね、発射された弾丸が空へ消える。着地したメテオは、そのまま懐へ踏み込んだ。左の掌でG3-Xの腕を押し流し、右拳を胸部へ突き込む。

 

G3-X「ぐっ……!」

 

 G3-Xは後退しながらスコーピオンを収納し、ホルダーからGK-06〈ユニコーン〉を抜いた。展開した刃が、続けて迫るメテオの拳を迎え撃つ。メテオは拳を引き、上体を反らして斬撃をかわした。

 

メテオ「接近戦にも対応するか」

 

 踏み込み直そうとした、そのときだった。

 

フォーチュン「こちらも忘れないで!」

 

 側面からキュアフォーチュンが跳び込んだ。メテオは振り向きざまに前腕を上げ、フォーチュンの蹴りを受け止める。重い衝撃が腕を貫いた。

 

メテオ「くっ!」

 

 靴底を地面に滑らせながら、メテオが後退する。フォーチュンは追いすぎず、G3-Xの斜め前へ着地した。サルビアも剣を構え直し、三人が互いの隙を補う位置に並ぶ。

 メテオはアクセルの隣へ戻った。

 

メテオ「一人を攻めれば、残る二人が動く。厄介な連携だ」

 

アクセル「射線を重ねさせるな。剣の相手は俺が引き受ける」

 

メテオ「わかった。こっちの二人は任せろ」

 

 アクセルはエンジンブレードの薬室を開き、エンジンメモリを装填した。薬室を閉じると、電子音声が響く。

 

エンジンブレード『エンジン!』

 

 アクセルが地面を蹴った。加速を乗せた踏み込みから、エンジンブレードを振り下ろす。サルビアは聖ピュアソードを両手で握り、斜めに掲げて受けた。激突の衝撃で、膝が沈む。

 それでも踏みとどまり、重なる刀身を押し上げた。刃の圧力が緩んだ一瞬に身体をひねり、アクセルの肩へ斬り込む。赤い装甲から火花が散った。

 

アクセル「ぐっ……!」

 

 アクセルはよろめきながらも剣を引き戻し、追撃を受け止めた。一方、メテオはG3-Xとフォーチュンの間を動き続けていた。G3-Xのナイフを外側へ払い、胸部へ肘を打ち込む。

 フォーチュンの拳が迫ると、その腕を受け流し、身体を入れ替える。だが、フォーチュンも即座に足を踏み替えた。低い蹴りがメテオの踏み込みを止め、続く掌底が胸を打つ。

 

メテオ「ぐうっ!」

 

フォーチュン「今よ!」

 

 G3-Xはメテオが後退する間に距離を取り、傍らに置いていたアタッシュケース型のGX-05〈ケルベロス〉へ手を伸ばした。

 

 解除キーを入力する。

 

 一、三、二。

 

 ロックが外れ、ケースが重火器へ展開する。G3-Xはグリップを握り、銃身を持ち上げた。

 

G3-X「射線を空けてください!」

 

 フォーチュンが横へ跳ぶ。サルビアもアクセルの剣を弾き、射線から離れた。直後、ケルベロスの連射がアクセルとメテオへ襲いかかった。轟音とともに、足元の地面が次々と弾ける。二人は左右へ分かれて走った。

 アクセルはコンクリートの破片を飛び越え、メテオは身を低くして弾幕の先を抜ける。G3-Xがメテオへ銃口を追わせた瞬間、アクセルが向き直った。エンジンブレードから放たれた電撃が、G3-Xの足元を打つ。

 

G3-X「くっ!」

 

 照準が乱れ、連射が途切れた。その隙にメテオが踏み込む。だが、フォーチュンがG3-Xの前へ回り込んだ。

 

フォーチュン「行かせない!」

 

 突き出された拳を、メテオが掌で受ける。続く蹴りを躱し、脇へ回り込もうとするが、フォーチュンは軸足を返して追随した。拳と前腕がぶつかり、二人の足元から砂埃が舞い上がる。

 

メテオ「いい動きだ。だが――!」

 

 メテオは一度だけ力を抜いた。押し返そうとしたフォーチュンの腕を流し、その外側へ踏み込む。肩口へ掌底を打ち込み、間合いを切った。

 

フォーチュン「っ……!」

 

 フォーチュンが踏みとどまる。その背後で、G3-Xはケルベロスへスコーピオンを連結していた。専用スコープとGX弾を装着する。

 GXランチャー。一撃の威力を高めた砲口が、再びメテオへ向けられた。フォーチュンも呼吸を整え、フォーチュンタンバリンを手に取る。

 タンバリンの音色とともに、紫の光が彼女の周囲へ集まり始めた。メテオは二人を見据えたまま、メテオドライバーへ手を伸ばした。

 

メテオ「アクセル。向こうも決めるつもりだ」

 

アクセル「ああ。ここで決着をつける」

 

 アクセルはエンジンブレードを地面へ突き立て、アクセルドライバーを操作した。

 

アクセルドライバー「アクセル!マキシマムドライブ!」

 

 赤い装甲の周囲に、熱を帯びた輝きが生まれる。メテオも必殺技を起動した。

 

メテオドライバー「メテオ!リミットブレイク!」

 

 青白いエネルギーが、メテオの脚へ集まっていく。サルビアは二人の動きを見ながら、聖ピュアソードを両手で握り直した。

 

サルビア「私がアクセルを止めるわ」

 

フォーチュン「メテオは私たちで!」

 

G3-X「タイミングを合わせます!」

 

 サルビアが刀身を高く掲げた。聖ピュアソードが光をまとい、周囲を白く照らす。

 

サルビア「情熱の……!」

 

 アクセルが跳躍する。空中で身体を回転させ、加速を乗せた蹴りへ移った。

 

アクセル「はあああっ!」

 

 アクセルグランツァー。赤い光を引きながら、回転する踵がサルビアへ迫る。

 

サルビア「ケーキカット!」

 

 光る剣が振り下ろされた。その隣では、メテオも地面を蹴っていた。高く跳び上がり、身体をひねる。青白く輝く脚を突き出し、G3-Xへ一直線に降下した。

 

メテオ「お前の運命は、俺が決める!」

 

 メテオストライク。流星のような蹴りが、空気を震わせる。

 

G3-X「発射します!」

 

 GXランチャーが轟音を響かせた。放たれたGX弾が降下するメテオへ迫る。同時にフォーチュンがタンバリンへ集めた光を解き放った。

 

フォーチュン「プリキュア!スターライトアセンション!」

 

 無数の星の光が渦を巻き、GX弾とは別の角度からメテオを包み込む。メテオは空中で姿勢を絞り、足先へ力を集中させた。

 

メテオ「ホワチャアアアッ!」

 

 青白い蹴りがGX弾と衝突した。閃光が膨れ上がり、その外側から紫の光が押し寄せる。

 ほぼ同時に、アクセルの踵とサルビアの剣も激突した。凄まじい衝撃が地面へ伝わり、サルビアの足元に亀裂が走る。サルビアの身体が押し下げられる。それでも彼女は剣を離さなかった。聖ピュアソードの光が赤いエネルギーを切り裂き、アクセルの装甲を打つ。

 

アクセル「ぐうっ……!」

 

サルビア「ああっ……!」

 

 拮抗が崩れた。アクセルは空中へ跳ね返され、サルビアは後方へ弾き飛ばされる。その直後、隣でGX弾が炸裂した。メテオの蹴りを中心に爆炎が広がり、スターライトアセンションの光とぶつかり合う。メテオは脚を引かなかった。爆風に装甲を打たれながらも、前へ突き進もうとする。フォーチュンもタンバリンを構えたまま、光を送り続けた。

 

フォーチュン「押し切る……!」

 

メテオ「まだだああっ!」

 

 青白い輝きが、一瞬だけ紫の光を突き破った。だが、その先にはGX弾の爆発が生み出した衝撃が残っていた。三つの力が狭い一点へ集中する。次の瞬間、膨れ上がった光が弾けた。

 衝撃波がメテオをのみ込み、そのまま地上のG3-Xとフォーチュンへ押し寄せる。

 

G3-X「ぐあああっ!」

 

フォーチュン「きゃあああっ!」

 

メテオ「うわあああっ!」

 

 三人の身体が、それぞれ別の方向へ吹き飛ばされた。G3-Xの手から離れたGXランチャーが地面を打ち、回転しながら滑っていく。フォーチュンタンバリンが跳ね、瓦礫の間へ落ちた。

 メテオは肩から地面へ叩きつけられ、何度も転がった末に止まった。少し離れた場所で、アクセルが片膝をつく。地面へ突き立てたままのエンジンブレードに手を伸ばすが、指先は柄まで届かなかった。

 

アクセル「まだ……終わっていない……!」

 

 サルビアも聖ピュアソードを支えにして、起き上がろうとしていた。

 

サルビア「ええ……まだ、私は……!」

 

 その背後で、G3-Xの装甲から火花が噴き出す。地面についた腕が震え、身体を持ち上げられない。

 

G3-X「動いて……ください……!」

 

 フォーチュンは片手を地面につき、もう片方の手をタンバリンへ伸ばした。だが、指先が瓦礫を掠めただけで、腕から力が抜ける。

 

フォーチュン「ここで……倒れるわけには……!」

 

 メテオも肘を立て、上体を起こそうとした。

 

メテオ「俺は……まだ……!」

 

 五人は、煙の向こうに残る相手の姿を確かめた。まだ相手が立とうとするのなら、自分も立たなければならない。しかし、その意志に身体が追いつかなかった。アクセルの赤い装甲を、激しい閃光が走る。

 サルビアの剣に残っていた光が乱れ、その全身を覆った。G3-Xの胸部から、一際大きな火花が噴き上がる。フォーチュンの周囲では、散り残った星の光が渦を巻いていた。メテオの装甲にも青白い亀裂のような光が走り、脚に残るエネルギーが制御を失って膨れ上がる。

 互いの必殺技を受けた身体に抑えきれない力が残っていた。アクセルが最後の力で顔を上げる。メテオが震える拳を握り締める。サルビアは剣を支えに、なおも立とうとした。G3-Xは地面へ指を食い込ませた。フォーチュンも歯を食いしばり、腕へ力を込めた。直後、五つの爆発が重なった。

 赤い装甲も、青白い流星の輝きも、白い剣も、青い機械装甲も、紫の星の光も、押し広がる爆炎の向こうへ消える。轟音が辺りを揺るがした。砕けた地面が巻き上げられ、熱風が瓦礫を押し流す。やがて衝撃が去り、煙がゆっくりと流れた。五人が戦っていた場所には、幾重にもひび割れた地面と、立ち上る土煙だけが残されていた。

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