東京駅構内では、最近痴漢が多発している。痴漢になると情熱に捜査するのは鉄道公安隊の私服捜査員の桜井あおいである。
「女の敵めっ、観念しな。」
「おい、俺が何をしたって言うんだよ。」
「アンタ、盗撮したでしょ。」
「俺はしていないって。」
と、若いサラリーマンは言った。
「どうした、桜井。」
「あっ、高山。」
「その人は何をしたんだ。」
「その男が盗撮したんですよ。」
「えっ。」
「すいませんが、このカメラを見せていただけないでしょうか。」
「あっ、はい。」
高山が男が持っていたカメラの中に盗撮したかと思っていたら、写真には情勢の姿はなかった。
「あれっ、これは女性の姿ではなく列車の写真ですね。」
「えっ。」
「君たち、これはどういう事なんですか。」
「えっ、てっきり痴漢かと。」
「勘違いもいい事だよ。」
「これは、すいませんでした。」
と、高山は男に誤った。
「どうやら、この人は痴漢ではなさそうだわ。」
「桜井、とんだ勘違いしたようだな。」
「すみません。」
そして、高杉は桜井に厳しく叱った。
「全く、痴漢と思い込んで誤認をするとはけしからん!。」
「はい、申し訳ありませんでした。」
と、桜井は高杉班長に誤った。
そして、50代位の男が東京駅へやって来た。
「えーと、郡山へは新幹線に乗って小出へ行くにはどうしたらいいでしょうか?。」
「ああ、そしたら東京から郡山へは東北新幹線へ乗って下さい。」
「ああ、新幹線ですか。」
「そうです。」
「いやー、どうもありがとうございました。」
と、言って男は新幹線ホームへ向かった。
男は、8時36分発の東北新幹線「やまびこ115号」仙台行に乗り込んだ。
「久しぶりの越後か妻と娘は元気にしているかな。」
と、男はカップ酒を飲んで車窓を眺めた。
10時05分、新幹線「やまびこ115号」は定刻通りに郡山に到着した。
「えーと、次の磐越西線の「ビバあいづ1号」は10時19分か。」
郡山駅で男は10時19分発の特急「ビバあいづ1号」に乗り、会津若松で只見線に乗って小出へ向かった。
「かがやく日の影―、映ゆる野山―。」
と、男は歌った。
男は会津若松から小出まで向かった。
暫くして、列車は小出駅に到着した。
「あっ、お父さん。」
「おう、博美大きくなったな。」
「うん、もう高校生だよお父さん。」
「あなた、お帰りなさい。」
「よかった、仕事はもう終わったんだね。」
「ああ、寂しい思いして済まなかったな。」
そう言って、男は小出駅を下車した。
「やはり、犯行の手口は違いますね。」
「ええ。」
「やはり、犯人の年齢は若い男か。」
「ええ、その男を追えばいいのか。」
「と言う事は、何処へ行ったのかな。」
と、岩泉は言う。
「つまり、列車に乗って何処かへ逃げたって可能性があるな。」
「とにかく、南と高山は東北新幹線に乗って警乗してくれ。」
「わかりました。」
そして、数日後。
南と高山は12時56分発の東北新幹線「やまびこ133号」に乗って郡山へ向かい、郡山へは特急「ビバあいづ3号」にに乗って会津若松へ向かった。会津若松へ到着したのは15時42分である。
「やっと、会津若松か。」
「何処へ行ったんですかね。」
「早速、その男の行方を追うか。」
早速、南と高山は駅でその男は見なかったかと聞き込みをしたが、付近は見当たらなかった。
「えっ、会津若松から小出線に乗って行った。」
「ええ、特急「ビバあいづ」に乗っていた時にその怪しい男を見かけたけど。」
「それって、20代位の若い男ですね。」
「ええ、そうだけど。」
「何時の特急に乗ったか覚えている。」
と、高山は車掌に言った。
「そうだな、10時19分発の特急「ビバあいづ1号」に乗っていたな。」
「10時発の特急に乗ってどこへ行ったか分かりますか。」
「ああ、そこの只見線だよ。」
「何処へ行ったか、わかるか。」
「確か新潟県の小出です。」
「なるほど、小出へ行った可能性があるな。」
「ええ。」
そして、南と高山は小出へ向かった。
只見線は、福島県会津地方と、新潟県中越地方の魚沼地区を結ぶ。沿線のうち奥会津から新潟県側にかけては豪雪地帯であり、並行する国道252号で福島・新潟県境にまたがる六十里越付近は冬季通行止めとなり、その間は只見線が福島県只見地区と新潟県魚沼地区間の唯一の交通手段となる。このため、建設中に赤字83線に指定されるなど経営上の難がある閑散路線でありながら、国鉄再建法による特定地方交通線としての廃止対象から除外された。なお冬季の積雪量によっては只見線も運休する。特に新潟県側は降雪が多く、除雪車が度々出動する。また一部の駅には、積雪量を示す目盛り入りの3メートル棒が線路脇などにある。会津若松駅から会津坂下駅までは会津盆地の南方をU字状に大迂回し、その先は山間部に入り、屈曲し小ダムの多い只見川沿いの谷間を、上流へと奥深く遡って行く。田子倉湖付近から長大な六十里越トンネルで県境を越え、破間川沿いに谷を下り、破間川の魚野川との合流点近くに小出駅があり、上越線と接続する。沿線の多くは只見川沿いの山村で、会津盆地・新潟県内も含め全線でローカル色の濃い車窓風景が続く。特に中央部は越後三山只見国定公園に属し、秘境ともいえる地域を縫うように走っており、いくつかの駅は秘境駅と呼ばれる。沿線人口は少ないものの車窓から眺められる沿線の光景は美しく、大きな屋根の古民家、破間川や只見川の渓谷美、特に新緑や紅葉が美しいことで知られ、行楽シーズンは混雑することもある。2008年10月11日の『日本経済新聞』土曜朝刊別刷り(NIKKEI PLUS1)何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれており、過去には、2003年11月29日に「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」の第3位に選ばれている。また最近では『旅と鉄道』2016年5月号の「好きなJRローカル線ランキング(東日本編)」で1位に選ばれている。このほか第一只見川橋梁が、日本の有名な橋梁ベスト3に常にランクインしている。こうした沿線光景がSNSで海外にも伝わり、2020年からのコロナ禍前は外国人観光客も多かった。
「ほう、なるほどね。」
「高山は乗ったことはあるのか。」
「ええ、小学生の頃に一度。」
「そうか。」
「それで、その若い男は見なかったかな。」
「ほう、若い男ね。」
「つまり、犯人は東京から郡山へは新幹線に乗り、郡山へは特急「ビバあいづ」と只見線に乗り次いで小出へ行ったんだよ。」
「なるほど。」
そして、桜井と松本と岩泉と梶山が捜査していた痴漢について高杉班長と話をしていた。
「実は、今日起きた痴漢で目撃者が事が分かったんです。」
「ほう、目撃者か、何歳位の人か覚えているか。」
と、高杉は岩泉に言った。
「ほう、確か40代ぐらいの男がその時に新幹線に乗る時に痴漢を見て、男は慌ててホームへ行ったんだろう。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、その男はいくつ位の人か覚えている。」
と、梶山が言った。
「ええ、確か40台から50代ぐらいのね。」
「ほう、なるほどね。」
「その男が乗ったのは8時36分発の東北新幹線「やまびこ115号」に乗って郡山には10時05分に到着し、10時19分の特急「ビバあいづ1号」に乗り会津若松へは11時18分に到着する、そこから只見線に乗って小出へ向かったと思われます。」
「と言う事は、その男はその目撃者を追いかけていたって事ですね。」
「ああ、その可能性があるな。」
と、高杉は言った。
「そして、小出へ向かった。」
その頃、南と高山は痴漢の容疑者の行方を追っていた。
「えっ、痴漢の目撃者を探してくれと。」
「ああ、そうだ特徴は40代か50代位の人だ。」
「班長、実はですね東北新幹線「やまびこ」と特急「ビバあいづ」で50代位の男が載っちいたと目撃がありました。」
「ほう、それは本当か。」
「やはり、その男が事件の目撃者か。」
「ええ。」
「わかりました、早速捜索してみます。」
と、早速捜索を行った。
そして、50代の男は1人の若い男に声を掛けた。
「やっと、見つけたぜ。」
「誰だお前は。」
「昨日、東京駅で会ってたな。」
「はっ、まさか。」
「そう、そうだよ俺が金曜の痴漢の男さ。」
そこへ、南と高山がやって来た。
「おい、もう逃げられねぇぞ。」
「はっ、お前は鉄道公安隊か。」
「く、くそー。」
「とりゃーっ。」
と、南は若い男を制圧した。
「君、大丈夫ですか。」
「あ、はい。」
高山は若い男に手錠をかけた。
「手塚 真琴、殺人未遂の容疑でお前を逮捕する。」
「お父さん、大丈夫。」
「あなた。」
「ああ、心配してくれてありがとう。」
「じゃあ、あなたが痴漢を目撃したんですね。」
「ああ、そうです、この男です。」
「そうですか。」
と、南は言った。
「でも、何でその歌を歌っていたんですか。」
「ああ、わしが小学生の頃によくこの歌を歌っていたんですよ。つい、懐かしくてね。」
「なるほど。」
そして、次回は5月頃に予定しています
お楽しみに!