航空機情報
固定武装:30mm機関砲 装弾数150発
搭載兵装:PL-12中射程空対空ミサイル 4発
PL-8B短射程空対空ミサイル 2発
型式詳細:歼-20
搭乗員情報
操縦要員:英貴姫/英贵姬
所属国家:華扇人民共和国/华扇人民共和国
所属部隊:第78戦闘攻撃飛行隊
オペレーション
作戦内容
任務概要:攻撃機を護衛し、領域に侵入した敵戦闘機と艦船を撃滅せよ
作戦地点:北東部沿岸空域
作戦呼称:敵艦隊駆逐作戦
作戦目標
対空目標:F-15J制空戦闘機 4機
F-15DJ制空戦闘機 2機
対艦目標:アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 1隻
作戦参加機
航空戦力:殲撃-20ステルス戦闘機 2機
殲撃-15艦上戦闘機 4機
殲撃-10多目的戦闘機 4機(主人公の幼馴染の乗機/全機Kh-31対艦ミサイル装備)
Su-34戦闘爆撃機 2機(他国より支援/Kh-31対艦ミサイル装備)
沿岸の航空基地、ブリーフィングルームに十数名のパイロットが集まっていた。英に啄が話しかける、彼は彼女の幼馴染の空軍パイロットである。
「なぁ英、今度は俺に前を飛ばせてくれないか?」
「啄…後にしてくれ眠いの…」
うとうとし、睡魔に負けようとしていたその時、ブリーフィングルームのドアが勢いよく開けられて劉作戦指揮官がやってきた。その音で目を覚ました英は、突然キリッとした表情でモニターに顔を向ける。
「遅い時間に呼び出して申し訳ない、諸君達には辛いだろうが早急に対応して欲しいことがある。これを見てくれ」
画面に映し出されたのは黒い地に青白い線で描かれた地図と、数枚の画像だった。そこにはF-15、そして1隻の艦船が写っていた。ぼんやり見える国籍識別指標と機種から見るに、敵国の制空戦闘機と駆逐艦だ。
「君たちには敵の制空戦闘機、そして駆逐艦を撃滅してほしい。今後の輸送や兵站の支障になってしまうからな」
「編成は次の通りだ、確認したら順次出撃しろ!」
*
辺りに暗闇が広がる飛行場、格納庫に光が灯る。大出力のLEDライトは格納庫で眠る銀色の怪鳥を照らし、怪鳥はその姿を暗闇から露わにする。この戦闘機は殲撃-20型、この国最新鋭のステルス戦闘機だ。整備員が機械を操作し、エンジンをスタートする。低い唸り声はいつの間にか悲鳴の様な甲高い声を上げる。
「準備はできています、計器も確認済みです。あとはHUDの確認だけです」
「夜遅くにすまないな、あとはゆっくり休んでくれ」
英はラダーを駆け上がり、座席に腰を下ろして電子機器の電源を入れる。「幸運を」整備員はラダーを撤去しミサイルと機関砲の安全装置を手早に取り外し、轢かれない位置まで退避する。全ての整備員が退避位置まで向かうと、彼女はスロットルを開きタキシングを開始した。
闇夜の滑走路を闊歩し始める鉄の龍、コックピットからは機内ライトの青い線状のライトがくっきり見える。滑走路へ向かうため、誘導路を走行する。途中で同部隊のJ-20と合流し、地上で編隊を組んでタキシングを続ける。
「こちら管制塔、3番滑走路の安全確認されたし。其方より離陸せよ」
離陸直前、動翼と計器の最終確認を行う。何気ない任務ではあるが殲撃-20にとってこれは最初の実戦参加である。
「機に異常なし、オーバー」
「確認した、離陸を許可する」
滑走路待機の際に最大まで絞ったスロットルを再び前回にする。心臓は鼓動を速め、強い吐息が吹き出される。炎を吹き出し、龍は飛び上がるため加速する。機体は浮き上がり、地面を離れる。操縦桿を引き、龍は急上昇する。眠れる龍は遂に、目を覚ましたのである…
*
闇に包まれた天空に数多くの淡い光が灯る。航空基地から離陸したのは12機、内6機は対艦攻撃を行う攻撃機部隊だ。更に内2機は同盟国から派遣されたSu-34戦闘爆撃機、現行の最新鋭機にも劣らない戦闘能力を持っている。戦闘機並みに機動力、そして爆撃機並みの爆撃能力を保有している。
「こちら管制機、敵機は6機、機種はF-15JとDJだ」
「了解した。編成した通り、殲撃15と殲撃20は敵機と交戦して制空権を確保しろ。制空を撮った後俺達攻撃隊が攻撃を仕掛ける」
制空隊、英一行は作戦目標周辺を飛行するF-15を撃墜するために速度を上げる。敵機であるF-15J/DJは、F-15Cを制空防空に特化させたタイプ。高いレベルの空戦性能を持っている。それはSu-27や殲撃-11とほぼ同等である。
「レーダーに敵機を確認、距離およそ200km」
「間も無く中射程ミサイルの射程圏内」
距離は徐々に近づき、もうすぐ中射程ミサイルの射程圏内に入ろうとしていた。その時であった。
「こちら管制機、超低空から接近する敵機を確認した!機種はF-22で4機!!」
「なんだって?!」
「もう射程圏内に入られてる!撃たれるぞ!!」
その予想は的中し、接近してきたF-22はミサイルを発射した。制空隊は大混乱に陥り、バラバラに回避軌道を取り始める。英の機も例外ではなく、ミサイルアラートがけたたましく鳴る。真下から突き上げてくるミサイルに対して、彼女はチャフをばら撒いて応じた。チャフとは、レーダー電波で誘導されるミサイルを回避するために撒く金属製の短冊状の、所謂“おとり“である。
強烈なGに耐えながらハイG旋回、ミサイルを全力で回避しようとしていると、スレスレの位置をミサイルが掠っていった。幸い追従してきたミサイルは1発だけだったそうで、英はミサイルを発射したF-22を追跡するため急降下を始める。
「見つけた!喰らえぇ!」
「英気をつけるんだ!後方に敵機ぃ!!」
トリガーに手をかけ、ロックオンした敵機にミサイルを発射した瞬間後ろから無数の光の球が襲いかかってくる。数発が命中し、機体が大きく揺れる。ミサイルは回避され、完全に敵機に包囲された。絶望的な状況下、傷付いた機体を無理矢理回避機動を取らせていると、救いの手は突然差し伸べられた。
コックピットまで、爆発音が響いた。後ろに張り付いていたF-22が被弾し爆散したようだ。更に後方から1つのエンジン音が聞こえてくる。垂直尾翼に、木を突く啄木鳥が描かれたダークグレーの殲撃-10、啄の機だ。
「無事か英!」
「助かった…他の部隊は?」
「置いてきたさ、お前を見殺しにはできないよ」
機を横付けしながら彼は話す。
「話は後だ、今は目の前の敵に集中するぞ!」
啄木鳥は速度を上げ、味方の攻撃隊に近づくラプターに襲いかかる。
*
敵側では動揺が走っていた。
「間違い無いのか…?」
「はい、確かにレーダー上から味方のラプターが消えました…」
「嘘だろう…今まで被撃墜0の戦闘機だぞ!?」
今まで全戦全勝の戦闘機であったF-22が、なんと前世代であったはずのJ-10に撃墜されたことで防空隊に恐怖を与えた。
「あのJ-10は危険だ、全機奴の相手をしろ!」
華扇軍の制空隊を攻撃していたF-22はターゲットをチェンジ、一斉に例のJ-10に襲いかかった。
(現在編集中・仮投稿します)
今回取り扱った航空機について
殲撃20型は、近年中華人民共和国で開発、配備された謎の多いステルス航空機である。アジアで最初に開発された実用ステルス戦闘機でもある。今までのステルス戦闘機に比べて少々大型でありステルス性を下げる可能性のあるカナードを装備していることからステルス性の低さが疑われたが、第5世代ジェット戦闘機に相応しい高性能を備えていた。
機体形状や搭載兵装の位置などから、ステルス性を活かした縦深攻撃を主に行うステルス戦闘攻撃機という運用方法が予想されている。更に、他のステルス戦闘機にない特徴として機体の脇腹の部分にある短射程AAMの兵装庫のドアは、ミサイルが機外に露出した直後にミサイルだけ残して閉じるという独特な動作をし、これが兵装庫内部でのレーダー電波の反射を抑えてより見つかりにくくすることができる。これは現行のF-22やSu-57、F-35には無い独創的な工夫である。
現実世界で検索すると常にこの戦闘機を貶める内容の動画しか出てこないが、その脅威は日本や韓国などの周辺国にとって大きく、レベル更新が行われた場合F-22やSu−57と肩を並べるステルス戦闘機となりうるであろう。今後の展開は楽しみでもあり、周辺国の軍事構想にも大きな影響を与えるであろう。