此奴等が正規派閥なのは間違ってますか?   作:絶対偽悪

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エド
作者の兄とともに考えたお気に入りキャラ。4人の中で2番目に年上。とてもきれいな姉がいる。
最初は動物を組み合わせていたが、親に殴られた。
その興味は次第に人類に向かうも、人殺しはいけないので我慢していた。
神に相談し、どうにもならぬなら自分は滅ぶべきだと英雄の都に向かう途中盗賊の腹の上で内臓を引きずり出しながら踊る少年とぱちぱち拍手を送る女神に出会った。
 女神に「オラリオでは今犯罪者が多いから、それを殺して材料にしてみよう」と提案され、それでも良識により躊躇う…………なんてことはなく盲点だったと感動した。

「さあ急ごう! まだ見ぬ素材が僕達をまってる!」


5人の顔面ランキング2位。

一位はアレクとエリス


ギルド

 【エリス・ファミリア】。

 新規精鋭にして苛烈などという言葉では収まらないほど闇派閥(イヴィルス)に対して攻撃的。その過激な在り方でオラリオの住民にも嫌われている。

 

「まったく貴様らは! 街に被害を出すなと、何度言ったら解かるんだ!」

 

 そして、冒険者とオラリオの一般人に溝を作りかねないと言うか現在進行系で広げる【エリス・ファミリ】にギルド長ロイマンが叫ぶ。

 権力に溺れぶくぶく太って伸びた皮膚は、闇派閥(イヴィルス)やら【エリス・ファミリア】やらで食事が喉を通らず少し痩せ、ダルダルになった醜いエルフだ。

 

「まぁまぁ落ち着きなよロイマン」

 

 と、フィンがなだめる。この場にはフィンやリヴェリア、アリーゼや輝夜などの面々がいる。【エリス・ファミリア】が暴れ出した時の保険だ。

 

「ねえお姉ちゃん………」

 

 不意にエドが片手を上げる。

 

「街の被害は基本的にアレクかメアリーのせいだから、僕帰っていい?  路上に美術品を放置するという斬新なアートを知ったから早速オラリオ66箇所に置くための作品創りたいんだけど」

「「「良いわけ無いだろ!」」」

 

 リヴェリア、ロイマン、輝夜の声が揃った。

 

「お前、自分の作品がどれだけ人々に不快感を与えていると思っている!」

「? 僕は別に、褒めてほしくて飾るわけじゃないよ? 作りたいから作るんだ」

 

 【エリス・ファミリア】は全員自分がいかれているのを自覚している。自分が好きなことは他人には理解されないことも。

 だからエドが作品を飾るのはあくまで自分のためだけでしかなく、住民が不快な思いをしようと微塵たりとも気にしない。

 

「駄目だ駄目だ! これはギルド命令だ!」

「チェ」

 

 だから、ギルド命令と言わればこの程度には大人しく従う。それはそれとして………

 

「闘い方に関して文句は聞くつもりはねえ。殺し方を自由にするのが、俺達Lv.4が力を貸す理由だ」

「まあ、民がどうなろうと構わないと? 随分と薄情な方々ですねえ」

「うん、どうでも良いよ」

「そうね。だってどんなに可愛くても、一般人に手を出すわけには行かないもの」

「殺していいなら情も湧くけど」

「お前達…………無辜の民とは尊いものだぞ?」

 

 と、3人の態度に呆れるイゾー。4人の中では一番マトモな部類なのだ。

 

「彼等がいるから、俺達の人斬りは肯定される。それを忘れてはならない」

「まあ確かに」

 

 【エリス・ファミリア】は全員カスみたいな論理感をしているが、論理に基づく知識がないわけではない。だからこそ全員悪をなさず大人しく欲望を抑え生活していた。

 彼等の今の行いが罪とされないのは、殺す相手が罪人だから。そして、罪人とは襲われる無辜の民がいて初めて成り立つ。

 

「不安がらせても良い。それでも彼等の命も守ってやれ」

「まあ、イゾーが言うなら」

「…………あれって、心に関してはどうでも良いけど命は守れって意味よね?」

「だよね」

 

 アリーゼはコソコソとフィンに声を掛ける。フィンはなんとも言えぬ顔で肯定した。

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