葬送のフリーレンside story 不死身の剣士編 作:カメロンパン丼
フェルン「バハト様が不老不死?」
シュタルク「死なないって事か?」
フリーレン「そうだよ。」
フリーレンはバハトが不老不死であり1000年前に魔王と渡り合った剣士である事を二人に伝えた。
シュタルク「それってフリーレンと似たようなものなのか?」
フリーレン「いや、それは違うね。」
シュタルクはバハトと同様にかなりの長寿でエルフであるフリーレンが似ていると思ってその事を尋ねてみるがフリーレンはそれを完全に否定する。
フリーレン「バハトは明らかに私達とは異質な存在だ、エルフの寿命は確かに長いけど永遠じゃない。いつか必ず終わりが来る。それはドワーフや魔族ですら同じだよ、どんな生き物でも死ぬ時は死ぬ。」
「でも」と付け加えてフリーレンが話しを続ける。
フリーレン「でもバハトは違う。あいつには死の概念は存在しない。老いる事も自分が傷つく事もない。この世界の理に反する存在なんだよ。」
フェルン「その不老不死の力こそがバハト様が魔王と一人で渡り合う事ができた理由なのですね。」
フリーレン「それもあるんだけど、それだけじゃないんだよね。」
フェルン「?」
フリーレン「バハトが持っていた剣があったでしょ?」
フェルン「ええ、確かに持っておられましたね。」
フリーレンはバハトが手にしていた剣のことを指摘する。
フリーレン「あの剣はね、全ての魔法を無効化する剣だよ。でも、あれはかなり特殊なんだよね。」
フェルン「そうなのですか?」
フリーレン「「魔法の無効化」これ自体はあまり珍しくない。実際似たような特徴を持つものはこの世界に存在するからね。でもバハトが持っている剣はそれとはまったく違う物質で出来ていたんだよ。」
フリーレンはバハトが持っていた剣が特別である事を二人に伝えた。
フリーレン「だから前にバハトに聞いてみたんだ。」
回想
フリーレン「バハトの持ってる剣はなんで魔法を無効化できるの?」
バハト「さぁな、恐らく聖剣の能力だ。」
フリーレン「聖剣の能力?」
バハト「俺の世界には聖剣と呼ばれる特別な力を持つ剣が存在する。聖剣は全部で11本存在しそれぞれが炎、水、雷などの特性を持っている。だが、俺の剣「無銘剣虚無」は禁忌の剣と呼ばれていて聖剣特有の能力が無い代わりに全ての聖剣の能力を無効化する力を有している。魔法も無効化できると知ったのはこの世界に来てからの事だ。」
フリーレン「なるほどね。無銘剣、名前の無い剣か。」
回想終わり。
フリーレン「バハトいわく魔法が無効化できるのはその聖剣って奴の能力らしい。」
フェルン「なるほど。不老不死の肉体に全ての魔法を無効化する剣、確かにそれならバハト様が魔王と渡り合えたのも納得出来ますね。」
フリーレン「あの剣がある限り現代の魔法使いじゃバハトには勝てないと思うよ。」
シュタルク「すげぇな、不死身なだけでも強いのにその上魔法が効かないって最強じゃねぇか。しかもあのおっさん剣士としても相当な実力者だろ。」
シュタルクはバハトを一目見た時からバハトの強さに気づいていた。
フリーレン「まぁ1000年以上も人と殺し合いをして来たんだろうから当然と言えば当然だよ。」
少しの沈黙の後でフリーレンが話しを再開する。
フリーレン「...でも、一番恐ろしいのはバハトの
シュタルク「もう一つの姿?」
フェルン「どういう事ですか?」
バハトのもう一つの姿とは何かとフェルンとシュタルクの二人はフリーレンに尋ねる。
フリーレン「バハトのもう一つの姿、それはね・・・」
バハト「喋りすぎだ。」
フリーレンはバハトのもう一つの姿について話そうとしたが戻って来たバハトに止められた。
フリーレン「明日には出発することにするよ。泊めてくれてありがとう。」
バハト「そうか。」
フェルンとシュタルクが寝静まった後にフリーレンとバハトは話しをしていた。
バハト「魔王は殺せたのか?」
バハトはそうやって藪から棒にフリーレンに聞いた。
フリーレン「あぁ、殺したよ。」
不器用な奴だと思いながらもフリーレンはバハトの質問に答える。
フリーレン「私からも聞きたい事があるんだけど、聞いていい?」
バハト「なんだ?」
フリーレン「なんであの時に私達に魔王から全知全能の書を取り返すように要求したの?」
バハト「.....」
フリーレン「バハトの実力なら自力で取り返す事も出来た筈だ。なのに見ず知らずの私達に頼んだ。私達が魔王に勝てなかったり、かりに取り返す事が出来たとしても私達が全知全能の書を悪用したりするとは思わなかったの?」
バハト「見届けてみたくなったからだ。」
フリーレン「?」
バハト「前に炎の剣士の話しをしたろ、そいつとあの男(勇者ヒンメル)が重なって見えた。炎の剣士は前に俺にこう言った。俺の知らない未来を造るとな。心を入れ替えた訳じゃ無い、争いを終わらせるには世界を滅ぼすしか無いと今でも思ってる。だが、見届けてみたくなっただけだお前達が作り出す結末(未来)って奴をな。」
フリーレンは驚いていた。まさかバハトがこんな事を言うとは思っていなかったからだ。その言葉を聞いたフリーレンの口元は笑っていた。
フリーレン「バハトも結構人間臭くなったんじゃない。」
バハト「それはお前も同じだろ。」
フリーレン「じゃあ私達はもう行くよ。」
フェルン「泊めてくださりありがとうございました。」
フェルンの風邪も完全に完治したのでフリーレン達は再びオイサーストに出発しようとしていた。
フリーレン「また機会があれば会いに来くるよ。」
バハト「その事だが、俺もしばらく旅に出る事にする。」
フリーレン「なんでまた急に?」
バハト「一部の人間と魔族が俺を探している。」
フリーレン達『....!』
バハトは自分が人間と魔族に探されている事を打ち明ける。
バハト「どこで気づかれたか分からんが、最近何者かの気配を感じる事がある。」
フリーレン「狙いは恐らく、」
バハト「あぁ、全知全能の書か無銘剣虚無だろうな。」
フェルン「バハト様はこれからどうするおつもりなのですか?」
バハト「今更殺し合いをするのも面倒だ、ほとぼりが冷めるまでは旅を続けるつもりだ。」
フリーレン「行く宛はあるの?」
バハト「無いな。」
フリーレン「なら私達と来る?」
フリーレンは行く宛が無いのならば自分達と一緒に来ないかとバハトを誘う。だが、
バハト「やめておく。」
バハトはその誘いを断る。
バハト「身を隠すならば一人の方が都合がいい。それにお前達はオイサーストに行くつもりなんだろ、俺としては大陸魔法協会の連中に顔を見られるのも避けたいからな。」
バハトは大陸魔法協会のことは知っていた。そして、自分を探している奴がその中にいる可能性を考えて、大きな組織に顔を知られる事をさけていた。
フリーレン「それもそうだね。」
フリーレンもそれに納得した。
フリーレン「じゃあ、またね。」
バハト「あぁ」
そしてフリーレン達とバハトはそれぞれの道を歩き出した。
無銘剣虚無が魔法を無効化できるって設定を書きたくてこの話作ったんですけど、フリーレンの原作にもう封魔鉱とか言う奴があるんですね。アニメ勢なんで知りませんでした。あとアニメ勢なんでこの先の展開考えて無いんですよね。変身するとこまでは書くつもりなんですけど、誰と戦わせるか悩んでます。なのでしばらく投稿出来ないと思います。ごめんなさい。時間とお金があれば原作買って読んで続きを書くつもりです。それから、このキャラとの絡みが見たいとかリクエストがあれば感想のところに書いて送ってください。