後に英雄 剣神と呼ばれる男の物語   作:にーと希望者

4 / 4
オラリオに行くので展開早いよ許してね☆


第4話 氷露の冒険者

師匠の存在が自分の中で大切な物に変わっていったのはいつからだろう。

 

赤の他人である俺を毎日鍛え上げてくれ、3食の食事をくれ、育ててくれた。

 

俺はずっと師匠といるつもりだった。

 

だからこそ俺は心の底から声に出した。

 

 

「負け……たく、、ない」

 

 

だが現実はそんなに甘くなかった。

 

頭部を覆い、やがって左半身も覆い尽くした氷は俺の体全てを飲み尽くした。

 

 

「こんな終わり方でいいのかよッ、、」

 

嫌だ。こんな終わり方は嫌だ。師匠がくれた力を。師匠が鍛えてくれた力を使って1番になりたい。師匠を1番上の世界を見せて上げたい。

師匠に、、なにも恩返しできていない、、。

 

俺は何も出来ずに死んでいきたくなんかないんだよ。。

 

そう言った瞬間俺の体の芯が熱くなり始めた気がした。

 

師匠の体はおかしいくらいに冷たかった。心の温もりさえなかった。

 

それなのに師匠は俺に人としての温もりを与えてくれた。

 

師匠は俺を助けてくれた。

 

なら次は、、俺が師匠を助ける番だ!

 

俺が師匠に温もりを与える。

 

俺はその瞬間心に思い浮かんだことばを思い切り叫んだ。

 

 

燃やし尽くせ(カグツチ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間身体がとてつもなく熱くなり始め、氷を溶かしていった。

 

そして身動きが取れるようになった俺は剣を握り引き抜いた。

 

 

「これが……師匠、、。」

 

重すぎず軽すぎず、剣の重心も完璧。それでいて刀身が輝いている。

 

正しく神剣の名に相応しい。

 

俺は誓った。この人生を持って師匠の温もりになろうと。

 

 

 

 

 

俺はこれからどうしたらいいのだろうか。

 

俺は自分の家に着いた。

 

「ただい……ま」

 

俺は目の前の光景に驚きを隠せない。

 

それなぜなら母と妹が泣きながら目の前に立っていたからである。

 

「なんで泣いてるんだよ!?」

 

「ダインがなかなか帰ってこないからでしょ!」

 

それもそうか。そういや俺1年近く帰ってないんだった。

 

そりゃ、心配するわ。ただでさえ心配性なのに。

 

俺はそんなことを言い合いながら俺の決意を母に伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラリオに行くよ」

 

 

その言葉を聞いた母は怒っているような、悲しんでいるような、呆れているような

最早何も考えてもないような表情を向けた。

 

「分かったわ。ただし、私達を連れていくのが条件よ」

 

やっぱりなと心の中で思いながら、俺は小さく頷いた。

 

母と妹は大喜びだった。

 

俺はこの光景は好きだ。

 

だから知らずのうちに呟いていた

 

「守らなければ」…と

 

 

 

 

街を出て20と5日経った日。俺たちはオラリオにたどり着いた。

 

俺はふと街を歩いていると神の眷属(ファミリア)に入れば冒険者となり

 

(バベル)の地下の迷宮(ダンジョン)に入れるという。

そして神の眷属(ファミリア)に入れば凄まじい力を手に入れることができると聞いた。

 

俺はその瞬間に入ろうと決意した。

 

ただ問題はどこのファミリアにはいるのかだ。

 

俺は手当り次第にファミリアへ行くが全て門前払い。

 

この目の前のロキファミリアという都市最大派閥の入団試験は実力問わず

必ず受けられると聞いて来たのだが……

 

 

 

 

「帰れ!」

 

 

……は?

俺は見るからに弱そうな門番2人に止められた。

さすがにこれは腹が立つ。

嘘をついた罰として一撃お見舞いしてやろうとしたその時だった。

 

 

「初めましてだね入団試験かい?」

 

門の奥から子供にしか見えない金髪の少年?と

翡翠色の髪の毛を腰まで伸ばした耳が尖った女性が歩いてきた。

 

「はい。入団試験を受けに来ました。」

 

俺はさっきの門番のことを忘れ返事をした、

 

「名はなんという」

 

次に翡翠色の髪をした女性が名を聞いてきた。

 

「ダイン・スレイヴです」

 

俺はこの2人を見て感じたのは。

強い。見た目に似合わぬ強さを持っている。

特に金髪の少年?の方は見た目に反しすぎている。

 

 

そうして俺はこの2人に案内され迷うほどの大きな舘を歩き、

庭?のような場所に案内された。

 

「ここで入団試験を行う」

 

この館でかすぎないか?俺が家族と住んでいた家の10倍以上だろこれ。

で、入団試験とは何をするのだろう。

 

「ダインと言ったかな?入団試験の内容は僕と1体1をしてもらう。

魔法の使用は禁止純粋の力比べをしよう。武器はお互いに好きな武器を使うこと。」

 

この人と勝負か。何気に師匠以外の強者と勝負するのは人生初めてだ。

 

「ではお互い武器持て!ダインとやらは武器は持っておるのか?」

 

俺は師匠のことで知ったことがある。師匠は非戦闘時は形を持たないことにでき、

戦闘時は大気中の水分を凍らせてそこから剣として形を持つことが可能ということ。

 

「はい。持っています。」

 

そう言った俺は先程の説明通り剣を出した。

すると目に見える2人は驚いた顔をしていた。

 

「ダイン・スレイヴそれはどうゆうからくりだい?」

 

「僕が負けたらその質問の回答をさせていただきます」

 

「なら僕も全力で行かせてもらおう」

 

そう言うと目の前の金髪の少年は槍を取り出した

槍を持つと一段と圧が増した。

そして俺も剣を構えた。

どこからか視線を感じるがそれは置いておこう。

 

「それでは殺さない程度に。 試合開始!」

 

俺は開始の合図が鳴ったが、構えたまま立ち止まっていた

 

「そっちから来ないならこっちから行かせてもらおう」

そう言い放った金髪の少年はとてつもないスピードで飛び出し

気づいたら目の前に現れ突きを放ってきた。

これは普通ならこの時点で死んでいるのだろう。

だが俺は違う。それはなぜなら、、、、

 

 

「師匠より遅い」

 

「なッ!!」

 

俺は体を右にずらし、左手で槍を掴んだ。

そしてすかさず袈裟斬りを放ったが、見た目には合わない怪力とスピードで

交わされてしまい、槍も持ってかれてしまった。

 

「君は神の恩恵を受けているのかい?」

 

神の恩恵?なんだそれ。そんなものは知らない。

 

「なんですかそれ」

 

「これまたデタラメな……。僕も舐めている場合じゃないね」

 

そう言うと相手の槍の構え方が変わった。一段と圧が増した。

だがこれも師匠と比べれば劣る。

 

「今度は俺から行かして貰います」

 

俺は0から100に一気にスピードを上げ、突進した

 

「ッ!!」

 

相手は目を見開いて驚いているがこれはあくまで模擬戦だが、殺し合いに近い。

手加減などしない。

俺は全力で蹴りをお見舞いした。

 

「ハッ!」

 

「クッッ!」

 

相手は吹き飛んで壁に激突していた。

だが蹴りの間に腕を挟んでいたので直撃では無いのだろう。

この相手は強い。だが師匠より弱い。だから僕の攻撃が通用する。

そんなことを考えていると相手は起き上がった。

 

「君は一体何者だい?」

 

何者って言われたらなんて返せばいいのだろう。

俺は氷の神剣をもってこれから冒険者になる。だから、、、、

 

「氷露の冒険者と言っておきましょう」

 

「氷露?君は魔法でも使えるのかい?」

 

俺はその問いに対し頷いた。

 

 

「なら使用許可を出そう。その代わり僕も今出せる本気を全て出そう。」

 

今迄は本気では無かったのだろうか。少し楽しみだ。

相手は槍を2本持ち交差して構えた。そして、吠えた。

 

「魔槍よ、血を捧げし我が額を穿て! ヘル・フィネガス!!」

 

相手はそう叫ぶと目が赤くなり雰囲気が変わり、まるで理性を喪った獣のような

状態に陥っていた。

 

そしてもう一度こちらに向かって突進してきたのでさっきと同じように対処しようとしたのだが……

 

「それは悪手だよ」

 

目の前でそう呟かれ俺が驚いていると、

俺の肩には1本の槍が刺さっていた。

なぜだ。さっきと比べて力が格段に上がりスピードも比になっていない。

これは恐らく攻撃魔法ではなく自身を強化する魔法なのだろう。

 

俺は無理やり槍を引き抜いて凍らせた。

そして地面に落とした槍は粉々に砕けていた。

そして俺も魔法?を放つ。

剣先を相手に向けて力を込める。

 

氷露咆哮(アイスバレット)

 

そう言い放つと剣先から氷の閃光が放たれた。

それは5秒間続き、相手の立っていた場所からは大量の白煙が巻き上げられた。

そしてその白煙が引く頃には……

 

 

 

 

「フィン!!」

 

 

 

氷漬けにされた相手が立っていた。

これでも被害を抑えるために加減はしたつもりだ。

本気で打つと自分にもダメージが来るし周りへの被害も考えないといけない。

 

「おいお前!これはやりすぎだ!フィンはこのファミリアの団長だぞ!!」

 

この人はフィンというのかそして団長!?

俺そんな人倒しちゃったのか。てか新米冒険者に最大ファミリアの団長とやらせるなよ!まあでもやりすぎだ。これはもうひとつの魔法で溶かすしか無いか。

 

俺はフィンの元まで行くとこ氷像に手を当て

 

燃やし尽くせ(カグツチ)

 

カグツチを発動した。

するとだんだん氷は溶けていき、フィンの体は元に戻った。

 

「これは参ったね、、。」

 

「魔法をいくつ使えるというのだ、、」

 

俺はこの問に対し戸惑ってしまっていたのでとりあえず謝ることにした。

 

「すみませんでした!!」

 

「ダイン・スレイヴ」

 

「は、はい」

 

俺は名前を呼ばれた時点で覚悟していた。

俺の冒険者たちとしての人生は無理だと思っていた。のだが、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入団おめでとう」

 

「え、?」

 

予想の反対の答えが帰ってきました。

 

「え、なんで、?」

 

 

 

「なんでもなにも僕は負けてしまったのだからこの上ない良い人材な訳だ。

それを逃すわけないだろう? ね、リヴェリア?」

 

 

 

「フィンの言う通りだがダイン。お前は少しやりすぎだ!加減を考えろ!」

 

 

怒られてしまった。このゲンコツはかなり痛かった。

何はともあれ俺は都市最大派閥「ロキファミリア」に入団することとなった。

 

 

 

 




ちょっっとダイン強すぎますね。
キャラの話し方がおかしいのは許してください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。