ワイバーンワイ、世知辛すぎて火を吹いてしまうwww   作:Ωが来た!

18 / 18
 ここまで来れた事に圧倒的感謝を、本当にありがとうございました(掲示板形式とは言えど8000字超え)


それは生命の神秘(大嘘)

 

173:ワイバーン

そういう訳で、着地地点を安価いたしま〜す

 

次は〜終点〜、終点>>180〜、>>180〜〜。

 

174:名無しの嘆き

無責任の極みここに有り

 

175:名無しの嘆き

こんなの真面目に働いてる鉄道関係者に対する侮辱だろ……

 

176:名無しの嘆き

害獣が!!

 

177:名無しの嘆き

人外風情が人間のフリなんざ不遜なんだよなぁ

 

178:名無しの嘆き

一周回って戻ってみれば?

 

179:名無しの嘆き

まずそもそも現在地わかってるんかこれ?

 

180:名無しの嘆き

何食わぬ顔で森に投下

 

181:名無しの嘆き

責任を持って新天地行き

 

182:名無しの嘆き

でしょうね

 

183:名無しの嘆き

(元)人間のクズがこのやろ…

 

184:名無しの嘆き

あ〜あ、ワイバーンニキには失望しました

 

185:名無しの嘆き

こんな性犯罪者⚪︎んで仕舞えばいいんだ!

 

186:名無しの嘆き

自分から上げた好感度を全力で下げる男

 

187:ワイバーン

ちょっと待って、おまえいらワイの事刺しすぎじゃね?

だれかお医者様はいませんか〜?(出血多量)

 

188:名無しの嘆き

お前が苦しんでる姿が見たいんだよ

 

189:名無しの嘆き

う〜ん、出血速度を落としてみては?

 

190:名無しの嘆き

 

191:名無しの嘆き

>>189

ヤブ医者定期

 

192:名無しの嘆き

>>191

医者ですらないだろこんなの

 

193:ワイバーン

てかめっちゃ疲れて来たし……おっ、あそこええやん

 

194:名無しの嘆き

疲れるん?

 

195:名無しの嘆き

なんでだろう、なんかずっと疲れとは無縁だと思ってた

 

196:名無しの嘆き

適切なタイミングでの素早い離脱が求められるが……

 

197:名無しの嘆き

ミスったら4

 

198:ワイバーン

まずは勇者尻尾から解放して、背中の連中も降ろして、そしてまおうちゃんも…ぐぉえっ!?舌の根に抱きつかないでクレメンス!(切実)

 

199:名無しの嘆き

どちゃ!

 

200:名無しの嘆き

エチチチチチチチチチチッ!

 

201:名無しの嘆き

緑の大魔王かな?

 

202:名無しの嘆き

何故掴んだしwww

 

203:名無しの嘆き

高かったんじゃないんですかね?

 

204:名無しの嘆き

なんか物欲しそうな顔してんな?

………なんかすごい毒々しくなってない?

 

205:名無しの嘆き

寒そう

 

206:ワイバーン

これもうそろそろか?www

 

うおっ…急にこっち見て話すなや…神経質になってるんやで堪忍な

 

207:名無しの嘆き

これはもうそろそろですね、違いない

 

208:名無しの嘆き

学者ちゃん魔王ちゃんにめっちゃ圧かけるやんw

 

209:名無しの嘆き

どんな話してるんだろか?

 

210:名無しの嘆き

ニキの言語能力が終わってるばかりに…

 

211:ワイバーン

>>210

ならワイを人間にしてくれ(切願)

まおまおドン引きしてて草

ほらほらほらほらほら何話してるかわからんけどなんか迷ってるみたいだし、あと押しとくか

 

212:名無しの嘆き

承諾したっぽい?

 

213:名無しの嘆き

何をかはわからんけどなw

 

214:名無しの嘆き

もしこれが実験台的なやつだったら相当戦犯で草

 

215:名無しの嘆き

>>214

まっ、まぁ、もしそうなら断固拒絶してるだろうし大丈夫でしょ

 

216:ワイバーン

ガッハッハっハッ!!!!

ばかめ!!!笑いが止まらんなぁ?wwwwwwwwww

せいぜい頑張るんだなwwwwwwww

チョロ吸ついてこないでくださいまし!

 

217:名無しの嘆き

 

218:名無しの嘆き

飛べない事に感謝やね

 

219:名無しの嘆き

てか

どうして飛べないんですかね?

 

220:名無しの嘆き

なんでやろうなぁ?

 

221:ワイバーン

………

旅暮らしも限界見えて来たし

……

ワイも努力してみるわ

 

222:名無しの嘆き

お?

 

223:名無しの嘆き

急に?

 

224:名無しの嘆き

いいことではあるな

 

225:名無しの嘆き

確かにな、腰は据えられたほうがストレスないしな

 

226:名無しの嘆き

ちょうどライバルも激減してるしな

感謝したほうがいいなwww

 

227:名無しの嘆き

>>226

できるかい!!

 

228:ワイバーン

おまいらも頑張れよ!

一旦離れる事になるけど顔出した時はまたよろしくしてくれなw

んじゃ乙した!

 

229:名無しの嘆き

生きてるうちに顔出せよなぁ〜

 

230:名無しの嘆き

死にそうになったらまた顔出してくれや

 

231:名無しの嘆き

>>230

ほな毎日か

 

232:名無しの嘆き

>>231

潜り抜けた死線多すぎて布織れそう

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

「………はぁっ!?………。」

 

 

 そうか、己は……あの竜の自傷により振り撒かれた血と、あの吸血鬼の狂気に当てられ気絶をしていたのか。

 

 

「……夢じゃ……無い…のか…。」

 

 

 握る手はあまりにも脆弱で幼い。

 

 

………なんて…情け無い……

 

 

 前を見れば奴等がいる。竜の背中に乗り、或いは捕まり、先程までの殺伐とした雰囲気は既になく、人間たちの作る物語にありがちな“大団円”を全力で体現している。

 

 

「………。」

 

 

 孤立。孤高では無い。ただの弱者がハブられて、惨めに孤立している。

 

 …なまじ状況の整理がついてしまったがために、その結論が受け入れられない。

 

 

…ぅッ!…なっ…なくなっ……

 

 

 また心がぐちゃぐちゃになりそうだ。止められない、止めたいのに止められないよ!

 

 

「ひっ……はっはっ…うぐぅ……

 

 

BAKN

 

 

「「「「え?」」」」

 

「……は?」

 

 

GMOooooOOO!!!

 

 

 突然の行動について行けるものは誰一人としておらず、また竜自身、ついて来させる気もない様で、魔王(幼女)を頭からすっぽりと咥え、はみ出した手足と髪はぶらぶらと…。

 

 

「たっ、食べてはいませんよね?」

 

 

 自身も尻尾に括られているという大概な状態ではあるものの、だとしてもそれすら吹き飛ぶ珍事。

 

 …とは言えそれを気にする筈もなく、なんとも間抜けな状態はそのままに、竜は駆けり、館の壁をぶち抜き、勢いそのままに飛び立った!

 

 

 

………

……

 

 

 

「…………。」

 

 

 今、己は竜の顎の中にいる。今、何かの拍子にこの竜がこの顎に力を入れたその瞬間、手足は別れ、ただの肉塊となるだろうことは容易に想像できた。

 

 

「………。」

 

 

 喰われた。泣きじゃくる己が鬱陶しかったのか、はたまた全てはこうする為に仕組まれていたのか…。余りにも呆気なくて……恐ろしい最後に……。

 

 己は抵抗する事すらできなかった。暴れる事もできなかった。

 

 しかし、なぜか未だに生きている。全くもって解せない。

 

 助けた理由も、咥えた竜も。この竜は果たして何を考えているのか、何が目的なのか、察する事すら叶わない。

 

 取るに足らない存在に成り下がった己に、なぜ情けを掛け続けるのか?

 しかし何よりも、この期に及んで……なぜ……己はなぜ…ここまで落ち着いていられるのか?

 

 認めたくはないが…今、己の現実を直視しても、確かめても、その心は妙に凪いでいる事を見るに、不服ながらもこの状況を受け入れつつある己を、否定する言葉できない。

 

 

「………。」

 

 

 なぜ落ち着いていられるのか……それは…、ここが、安心する…から?

 

 

「………。」

 

 

 馬鹿馬鹿しい、ここは腹に至る前段階。咀嚼の後に腹へと下る、そんな場所が?

 

 よりにもよってこんなに生暖かく、捕食者の鼓動を感じ、暗く、粘着き、しっとりと…言いようも言えない感触に包まれ……全てを握られるこの環境が……。

 

 

GOAA…AAA!?

 

 

あっ………いや…。

 

 

 吐き出される、とっとと抜け出せば良いのに何故体はそれを拒み、竜の舌にしがみつこうとしているのか?

 

 ……おおよそしがみ続けられる筋力も、抵抗も無い為落ちるしか無いのだが…

 

 

  どちゃり

 

 

 ……体が震えている。

 

 吐き出されてしまった。地面は硬くて、冷たく、濡れた体は寒くて、恐ろしい外に晒されいる。

 

 まるで産まれたて……

 

 もう…もう全てが脅威に感じて仕方がない。なにも視界に入れたくない、安心したい、怖いのは、恐ろしいのはもうたくさんだ。

 

 あぁ……そう思えばあそこは存外に悪いところでも……

 

 

「……は?」

 

 

 いやいやいやいや、正気になるんだ!なにを考えていた?まともでは無い!……でも、あそこ以外に安全なところは………

 

 

「じゃあ、家にきます?」

 

 

「……え?」

 

 

 ……更に突拍子のない話が聞こえて来た。なに?家に来る?お前の?己が?

 

 

「あっ、流石に話を聞ける状態ではなかったですよね、ではもう一度、私の家にきます?歓迎しますよ!……とまぁ、殆ど研究室みたいなところですけど、使ってない部屋ならありますから!身元も保証しましょうか?竜人としてならギリ通れそうですし…尻尾とか色々たりてないですけどね。」

 

 

「……なっ!?我が!?」

 

 

 突拍子も無くそう言われても理解はできない。しかし話は続けられる。

 

 

「ちなみに他の人はと言うと……。」

 

 

「俺は無理だ。そもそもの話、ここに定住はしていない。」

 

 

「僕も無理です、まだまだ、勇者を必要とする場所は多いですから。」

 

 

「……私も…、世界を…もっと知りたいから…。」

 

 

「……あっ私?私の居場所は彼の隣以外にあり得ませんから、面倒を見るつもりもないわ。」

 

 

……GO?!

 

 

「(ムス)……お父さん…びっくりしてる。」

 

 

「は?そんな事ないわ!もう離さないしこれからは一緒に過ごすのよ〜。」

 

 

「…………。(ムスムスムスッ)」

 

 

「……まっ、まあ!そう言う事なので、あとはあなたさえ良ければ!ぜ!ひ!と!も!」

 

 

「……ッ!?(ゾクゾクッ)」

 

 

 なっなんだ!?今のは!??!命を狙われる感覚とはまた違う!これはもっと対外的に……体?……わっ!?

 

 

……GO!

 

 

 背中を押したのはやはりと言うべきか竜。………確かに、この人間は仮にも魔王である己を討伐しに来た存在……その口ぶりからして人間としての地位の高さは確保されている証拠……。

 

 

「………。」

 

 

 そして何より、弱体化の要とも言える『良い子ポインヨ制度』なるものの実態を確認するにはやはり、人に紛れるのが一番であろう。

 

 

「……わかった。……我をその家に上げっえぇええ!?!なにをする!?」

 

 

「決まりです!いいましたね!言質とりました!では!ここからは少し歩きますが最寄りの街から王都への便を探して!まずはその鱗から!「おい」ぐへっ!?……わかりまひた。」

 

 

 承諾を口にした途端に、とんでもない速さで目の前の幼女の両脇に手を差し込み掲げ上げたかと思えば、顔を急接近させ、早口で捲し立てる彼女を見かねた老狩人。いつの日か見た技にて再びその口を黙らせる。

 

 

GuッGuッGuッ……GOAAA!

 

 

「……?笑って?…ああ!置いていかないで!」

 

 

 何か堪える様に喉を鳴らしたかと思えば、居ても立っても居られないと、全身で“活力”の二文字を表し大空へと羽ばたく竜。

 

 

GAAAAAA!

 

 

「絶対!絶対!追いついて見せますから!!!」

 

 

 今まではあくまでも来てくれる前提であったために、飛行手段を持たない彼女。しかしその言葉は、変わるべき自信への喝であり、今はまだ届かない空への誓いでもあるのだ。

 

 そんな彼女と、徐々に姿が小さくなっていく残火を眺めながら、一行は余韻とも言うべき時間に浸る。

 

 

「フラーネさん、あったかい瞳をしてます。前まではあんなに冷たかったのに、残火なんて名ばかりに、実際のところは“種火”って呼んだ方がいい気がします。」

 

 

「…僕もそう思います。なんと言うか…闇を照らす道標と言いますか…そんな、関わる人を奮い立たせる様な……不思議ですね。」

 

 

「………これから………皆んなは……。」

 

 

「あっ!そうですよ!…もう捕まえようなんて思いませんし、まぁ、追いはしますけども?」

 

 

「………オレは、アイツに随分と入れ込んじまった。狩猟も、捕獲も、する気すら起きやしない。……オレの負けと言う訳だが、なかなかどうして、最後の狩りにするには悪くはねぇ。……故郷に帰って隠居でもしてみるか?生涯現役のつもりだったんだがな。」

 

 

「やろうと思えば出来ることに僕は驚きですけどね。」

 

 

「……なら、一緒に来ません?その知識を貴方だけで終わらせるのはとんでもない損失だ!って脳内で警報が鳴ってるんですよ。てかやらせて下さい、纏めます。私が責任を持って、編纂します。」

 

 

「……え”!?コイツも家に上げるのか!!?」

 

 

 抗議以前の驚愕の声を上げる魔王。しかしながら、それが届くことはなかった。

 

 

「……それも…ありか。」

 

 

「やった!」

 

「そんな!!!」

 

 

 方や歓喜に跳ね、方や絶望の表情とそれを表したと思われる色を発色する。

 

 

「なに、5年もすれば勝手にくたばってる、それまで宜しくな、お嬢ちゃん。」

 

 

「え?笑ってる。」

 

「本当だ…。」

 

 

 滅多にどころの話ではない、これまで皆無と言い切っていい程に笑うことのなかったあの老狩人が、不器用ながらも確かに笑っている。

 

 

「……。」

 

「白くなりやがった。……つくづくわかりやすくて便利な機能だ。」

 

 

 心外だと言いたげながらも、魔王に追加された謎機能に感心する。

 

 少なくとも彼女の目にはこれ以上に無いほど、それはそれは恐ろしく写っていたことは、その反応を見るに確かであるようだ。

 

 

「さて!帰ったらやる事が盛り沢山ですよ!取り敢えず魔王……とはもう呼べませんね。……う〜ん。」

 

 

 その言葉はさりげなく、しかし本人に聞かせるには残酷であった。

 

 

「…そういえば心害の魔王なんて呼ばれてはいましたけど、本名って実際の所なんだったのでしょうかね?」

 

 

「………確かに。」

 

 

 一同「そう言えば」と言う様な反応を浮かべる。とは言え本人は気絶中であるし、そもそもそのまま使用すれば、本名を知る者からのゴタゴタを受けることは必然。

 

 

「……マオちゃん……うん、これでいいですよね。」

 

 

「なんと言う安直…。」

 

 

「…下手に捻って迷走するよりはマシか?」

 

 

「……………名付けって…、難しい。」

 

 

「よしよし!名前も決まりましたし!帰りましょうか!ハイントちゃんも!エキナさんも!取り敢えずよって来ませんか!あとはフラーネさんも誘って……。」

 

 

「ちょっとハイントちゃん呼びはやめてほしいかなぁ〜っ!」

 

 

「…いい経験……ぜひ。」

 

 

「…所で、お前さん、ここが何処だかわかるのか?」

 

 

「え?知らないですよ?…まさか知らないんですか!?」

 

 

「えええ!?!?うっそでしょそれ!!」

 

 

「………まったく……お父さんったら。」

 

 

「アイツやりやがったな!!隠居はやめだ!引退もやめ!アイツめ…!絶対吊し上げてやる………。」

 

 

 

 正しくしてやられた一行。ここに来て野盗やモンスターに手こずる訳もない。…にしてもメンバーの凸凹っぷりはなかなかのもので…。

 

 

 

「ア"ァァァア!こっ!これは!!!グラガグレガ(盲目の角)の掘削跡ですよ!!しかも新しめ!!滅多に地上に出ない為に全体像の7割が想像図とされている幻の地竜ですよ!」

 

 

「竜と聞いて腹わたが煮えくり帰ってきた………ッ!次こそはど玉にぶちこんで憎たらしいその笑い声を封じてくれる…!」

 

 

「脱線しすぎですよ!あと殺意抑えてくださいマオちゃんが怯えてます!」

 

 

「マオちゃん!?!?どういうことだ!!よくもそんなふざけた名前を思いつけたものだ!!」

 

 

「………こんな奴らについて行く意味あるかしら?これ?」

 

 

「…………飛行…したいんでしょ。」

 

 

 

 ………愉快な道のりである事には違いない。

 

 

 

………

……

 

 

 

「『赤竜物語』?…なんじゃアイツ!?竜の癖して小説じゃ飽き足らず、映画化決定なんぞしおって!!!おかしい!!絶対おかしい!」

 

 

「何処もおかしなことなんてないわ?とにかく原作勢からすれば必修科目も同然、エキナも行くし、もちろん貴方も行くわよね?」

 

 

「お前らよく考えてみろ!これにはお前らだってでてるんだぞ!?自身を演じる人を鑑賞するなど正気の沙汰じゃないんだぞ!?」

 

 

「………関係ない……むしろ評価する目線こそ……。」

 

 

「なに人間みたいなこと言ってるのよ?」

 

 

「くっ、狂ってる…異常者め!」

 

 

「心外ねぇ…ま、お、ちゃ、ん。他者をそんな狂人を見るような目でみるのは行けないことなのよ?」

 

 

「や!め!ろ!その名前で呼ぶな!!!何年続けるつもりじゃ!この下り!」

 

 

「………2000とちょっと………。」

 

 

「先言われちゃった。でもそう、そのくらいね。」

 

 

「………。」

 

 

「なぜ?って顔と色してるわね?」

 

 

「………居なくなってから………毎年やってる。」

 

 

「……正気か?」

 

 

「正気も何も普通のことじゃないの?」

 

 

「ここまでとは……流石、食欲と性欲を混同した化け物感情を抱き続けただけある。」

 

 

あ”?

 

 

「ひえっ。」

 

 

「……抑えて…、ドー……ドー。」

 

 

「ん”っ、言ってくれるじゃない、これだからお子ちゃまは…恋……そして愛、愛ですよこれは。原始的な欲求に基づいた至高の感情。……それに比べて、なに?その異常性癖は?」

 

 

「なに?!何のことを言っているのだ!?異常性癖はお前ではないか!!そうであろう!エキナ!」

 

 

「……………。」

 

 

「な、なんじゃ?エキナ、なぜ黙っている?」

 

 

「あ〜〜〜あ!!わたし、見ちゃった、マオちゃんが『丸呑み体験!?竜の中へとご案内!』に通って、本来はそのまま眠るはずなのに、一人でゴソゴソとナニをしているの!」

 

 

「ぎゃァァァア!!!!!!???!?なぜ?え?うそ!いや!ちがっ!え?ぎゃァァァア!!!!?」

 

 

「…おぉ、……ゲーミングカラー…。」

 

 

「……効果は抜群ね♪……さ、気晴らしに一緒に映画に行きましょ?」

 

 

「……行くわけないもん。」

 

 

「…『行く。』……言質は取った。」

 

 

「決まりね!」

 

 

「横暴だ!!!」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

横暴だ!!

 

 

 

「……あの人らがくるといつもうるさいんだよな。もうテレビ始まっちゃうのに……。」

 

 

「まあいいじゃん!この家無駄にでかいから家族だけだと寂しいもん。」

 

 

「確かにな、それに無駄に古いし、引越ししたいなぁ……。」

 

 

「古いのは確かだけど、お兄ちゃんは暴れすぎなんだよ、何回お仕置き部屋行きになれば気が済むの?」

 

 

「それは……確かにあの部屋不気味だし物騒だし暗いけど……よく見るとなかなかすごそうなのがあるんだよ。」

 

 

「例えば?」

 

 

「メタクソに埃を被ったガラスケースなかにあるなぞのカタナ、その近くには見るからに鈍らで、やけに豪勢なキラキラした剣、それにかなりの量の本、それのどれもがなんかしらの魔法がかかってるんだぞ?」

 

 

「普通に危なくない?」

 

 

「確かに、あそこに居たら埃で肺が腐っちまうよ。」

 

 

「そういうことじゃ無くて……なあ!!始まってた!!!」

 

 

「ガチか!!……オープニング終わった辺りならセーフ。」

 

 

「静かに!」

 

 

『【竜】、太古から脈々と受け継がれたその系譜は、多種多様な命の形を生み出して行きました。』

 

 

『古くは二度の大絶滅を乗り換えたその体系は一種の完成された種族と言って良いでしょう。』

 

 

『現在にて、皆さんが思い描く竜とは【走竜】と呼ばれる竜であり、代表的な者では、最大個体は二階建ての家に匹敵する、北方大陸原産、ウードラーナー(走り屋)でしょう。』

 

『しかしながら……ほんの2000年ほど前には、ウードラーナーですら平均的と言わざるおえないほどの大型の竜種が、空に、海に、大地に、そして地中に、実に幅広い繁栄を遂げていました。』

 

『今回の特集に置いては、数少ない歴史的な資料と、当時を知る者たちへの直接取材により得た貴重な情報を元に、最新のCG技術を用いて今は無き竜種達の、その生活ぶりに迫ります。』

 

 

『史上最強の陸上生物の称号を冠した黒い体色が特徴的なオルドクヌス(塗り潰した黒)…。』

 

『その光は昇天の光、天界への門番の異名を持つハスベルド(天光)。』

 

『そして竜種の中でも群を抜いた適応能力により、世界中にその生息域を拡大させた赤い竜レドデッカー(侵略者)……。』

 

 

『竜を語る上ではやはり、その競合相手も欠かせません。』

 

『竜種最大にして文字通りの宿敵として、常に立ちはだかり続けたサナガネシ。』

 

『竜どころか他の生物の追随を許さず、今日に至るまでその制空権を手放さなかったエアルメラン。』

 

 

『彼らの生態と進化の系譜、そして同じ時代を生きた手強いライバル達にも焦点を当てながら、その道筋を辿って行きます。』

 

 

 

………

……

 

 

 暦の中では3891年。魔法による停滞期を脱した人類は目覚ましい速度で発展を遂げた。

 

 その成長スピードは他に類を見ず、ありとあらゆるものが、否応なしに作り替えられていった。

 

 幾度のなく、多大なる犠牲を払った。幾度となく困難が立ち塞がった。

 

 数え切れないほどの間違いを、数え切れないほどの反省を……。

 

 

 世界の中心は変わってしまった。仇なすこととは絶滅であり、故に多くの枝が途絶えて行った。

 

 しかし、消える事はない。それは思う程に強くもないが……決して、弱くもないのだから。

 

 




 自身の文才ではこれが限界ではありますが、ここで一つの区切りとさせていただきたく思います。

 もしかしたら投稿するかもしれませんが……。

 誰かの楽しみになれていれば幸いです。
 それでは、ありがとうございました!!!!!!!!!
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