ワイバーンワイ、世知辛すぎて火を吹いてしまうwww   作:Ωが来た!

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 みんなも火を通そう!……効かない?

 て事で寄生虫編最後ですね。いや〜いくら何でも正直コイツで四話も引っ張るとは思わなんだ。


野生動物には寄生虫が多いと言うが……

 

 

 いつぶりだろう…ここまでの、この感情は…。

 

 

「見てて…私だけを…。」

 

 

 心ここに在らず…、最早黒竜と呼ぶ事さえ烏滸がましく、異形に堕ちたナニカなど眼中から外れてしまった。

 

 戦意も、怒りも、正気も、悲しみも………不安も、貴方を視界に入れただけで、全部ぐちゃぐちゃになってそしてあっという間に消えてしまう。

 

 すぐそこに居る…手を伸ばせばそこに……。

 

 

「………え?」

 

 

G"o"o"O"o"O"………ッ!?!!

 

 

 だから、だから…何故苦しんでいるの?どうして?わからない分からないわからない。

 

 

「突然何してやがる!?ここに来て腹下しやがったか!?。」

 

 

「いえこれは…きっ寄生!?いくら何でも早すぎるっ!……これは…少ない機会をモノにするために?だとしても……いえいえ考えてる暇は有りません。」

 

 

「奴()気も逸れてる、先手を取るぞ!」

 

 

 後ろの人間がナニか言ってる、聴こえない、聴き取れない。

 

 

 

G"o"o"O"o"O"……ッ!Oooo…ッ!?!!

 

 

 

 気に食わない(羨ましい) 、気に食わない(羨ましい)

 

 こんな穢らわしい存在に 貴方(獲物)汚されてしまった(横取りされてしまった)事が、

 

 

 許せない(許せない)許せない(許せない)

 

 その苦しみが、その声が、その震えが、

 

 

 ……他の誰でもない私以外によって引き起こされているその事実が。

 

 

 だってそうでしょう?全部私のモノになんだから。

 

 

 

G"O"O"…

 

 

 

「ッ!そう!そうそう!私を!私を見ていて!」

 

 

 ふと、彼は私を見た!苦悶を振り払い!真っ先に私を視界に入れたっ!入れてくれたっ!嬉しい!嬉しい!やっぱり私をっ!

 

 

 ………え?

 

 

Uuuu…

 

 

 何故?…何でそんなことするの?何で?私を見てて、お願い!見てよ!辞めて…………やめてよ!私を見て!あっちを見ないでよ!そんな事ない!私よりッ!私よりアイツがッ!……アイツ?。

 

 

 ……?あぁあ……なんだ。

 

 

「………そうか、そうかそうかそうかそうかそうか……なら私だけを見てもらえるようにすればいいんだ。」

 

 

 私より優先する事があるのなら、そんなの消して消して消して消して消して消して消して消して消して消して消して消して消して……私を一番にしちゃえばいいんだ。

 

 頭が冴える。こんなに気分がいいのはいつ振り?

 

 

「なら簡単、あ〜スッキリした!じゃあ死ね

 

 

 

………

……

 

 

 

「すみません!ちょっと舐めてました!何かアドバイスとかありません!?」

 

 

「なら要らんことを考えない事だな!コイツにいつも通りなんぞない!」

 

 

「わかりましたぁ!」

 

 

 一見ふざけているものの当人達は真剣だ。

 

 最早擬態など関係ないと、関節を完全に無視した行動によりその攻撃パターンは予測は困難を極める。

 更にその黒炎を巧みに操り多彩な攻撃を繰り出すと来た。

 

 

「拘束は出来んのか!」

 

 

「無理です!私の魔法は個体を定めて効果を発揮する物が殆どです!!こんなの全て定めたら頭爆発します!対象の鈍化と軽い行動阻害が限界です!」

 

 

 これが広範囲な攻撃魔法ならば話は別だが、生憎彼女は学者だ、むしろ学者の身でここまで動ける時点で合格点だろう。

 

 

D"O"B"oooooo!?

 

 

「………ッ!おい!加勢が遅いっ!」

 

 

「別に?私だけで十分。」

 

 

 突如サナガネシに叩き込まれた赤い炎に怯みよろめき、されど崩れる事なく四肢をグリングリンと動かしながら距離を取る。

 

 

「……アイツは見てるだけか?何しに来たんだか…。」

 

 

「何か因縁でも?」

 

 

 ただ此方の戦闘を見続ける赤い竜を尻目に、サナガネシを見れば何やら全身から飛び出た白いソレを震わしともすれば黒炎を纏い出した。

 

 

「面倒ね!上から叩き潰す!………………ッ!」

 

 

「辞めとけ……言わんこちゃない。」

 

 

 大出力の火炎放射は瞬く間に燃やされた(・・・・・)。まるで導火線の様に赤が黒へと染まって行き、やがて発動者に到達するその瞬間、悔しながらも炎を消した。

 

 

「厄介なことをしよる…撃った側から、斬った側から補充が来る。ダメな部位はすぐさま切り捨てて被害を抑える。」

 

 

「ダメージコントロールの達人ですね。お陰で魔法の効きも悪い事この上………ん?」

 

 

 ドーム型に全体を覆う黒炎は、大量の球となりそして……

 

 

「弾けやがったッ!面倒な全体攻撃……クソ…更に面倒な事を!」

 

 

「何ですかこのふざけた弾幕!?こんなのその道のプロでも難しいですよ!?」

 

 

 まるで花火の様な飛び散りを見せたかと思えば、大量の火花が各々対象目掛けて飛んでいく!

 

 

「ッ!不味い!このままじゃ!」

 

 

 自分たちは大丈夫、ただ彼が!避けようとして入るのものの、このままでは全く避けられない!

 

 

「「避けて!!!」」

 

 

GUuuu…!?

 

 

「「………は?」」

 

 

「……やっぱりな。」

 

 

 赤い竜はその黒炎を諸共せずにただ煩わしそうな唸りを上げながらもそこにただ佇んでいた。

 

 

「もっ燃えてない!?まさか魔法を使ってない(・・・・・・・・)!?そんな!あり得ない……。」

 

 

 

 その一つ一つが命を燃やすには過剰な火種。だと言うのにも関わらず、赤い竜にはびくともしないとは何事か?

 

 そうあり得ない。竜が飛ぶのも、その息吹も、その身体能力も、全て魔法の補助ありきで成り立っているはずのもの。竜だけで無い、全ての生物がその筈……だと言うのに、これは……

 

 

「考察は後にしろ。厄介な事になった。」

 

 

D"O"B"oooooooo……

 

 

 酷く醜く、まるで粘液に無理やり空気を押し込んだかの様な不快な音と共に全身の破口から大量の粘液と共に黒炎を噴き出すサナガネシ。

 

 

「ここから本番って訳だ。気張れ小娘共!」

 

 

「ちょっと!?」

 

 

「纏めないで!」

 

 

 

………

……

 

 

 

「…………何でよ…。」

 

 

 地上、空中、唐突に黒い火種が現れては黒い奔流が此方に向かって吐き出される。それだけでは無い、本体から無数に生えたサナガネシが独立して火炎を放ち、更に本体自身も的確に此方を潰す立ち回りをしてくる。

 

 

 あぁ、目障りだ。

 

 

 視界が、思考が陰る。

 

 

「何でよ!鬱陶しい!死ね!目障りな事この上無い害虫が!」

 

 

 人間に手を借りてやっとと言う事実に。

 

 害虫呼ばわりしながらも、害虫に遅れをとる実力に。

 

 夜なら勝てたと負け惜しみじみた事を考える自分にも。

 

 

「黙れ!!!」

 

 

 ありうる未来の孤独と、今まさに、それに突き進む現実に対する焦燥、苛立ち、不甲斐なさ、恐怖……不安。

 

 そう不安、突然消えたのは何故?…私が足り得ないからだ。

 

 突然現れたのは何故?

 

 陰り、曇る視界、思考。残酷にもその感情は、どんな理由であれ、持っては行けない。持てば最後、骨の髄まで利用される。

 

 

あっ……

 

 

 ほんの僅か、避け損ね、左腕に貰った掠り火。

 

 

「あつ…い?…。」

 

 

熱い!熱い!?熱い熱い熱い!熱い熱い熱い熱い!?熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い見えない!熱い熱い!?熱い熱い熱い熱いッ!?熱い熱い熱いよ!何で?いやいや熱いのはイヤ!見えない!暗い!熱い!熱いッ!熱い熱いアツイ!アツイ!アツイ!アツイ!………

 

 

 見捨てられるのでは?失望されてしまうのでは?………このまま有象無象で終わってしまうのでは?

 

「……イヤ…。」

 

 

 お願い、許してください。見捨てないで、忘れないで、暗いよ、暗いよ……。

 

 

「……助けて…。」

 

 

 無理やりにでも目を開ける………暗く揺らめく酷い視界…見えない、見えないよ!お願い……あの時みたいに私を…

 

 

 あぁ……あったかい…色が……。

 

 

 

………

……

 

 

 

d"G"z"mmonz"yoooッ!?!

 

 

 

「何ちゅう器用な事しよるんだアイツは!?」

 

 

「X字の股抜きブレス!?魔法抜きでこれ程までの!?!?」

 

 

 その器用さは努力によって得た必然ではあるのだが……それ以外も必然だとは……言い切れなかった。

 

 

「いやいや!違う!!……ッ酷い……。」

 

 

「近づくな!それはそいつだからで済んでる!お前なんぞすぐ炭になってオダブツだ!」

 

 

 それは、そんな事はわかりきっている。今日会ったばかりで名前も知らない、第一に味方として扱うべきかも怪しい魔族だ。

 

 

(「…嘘が嫌いなだけよ。付くのも付かれるのも……もう散々。」)

 

 

 だけど、あの表情は……。

 

 

「小娘!何しとるんだ!消し炭になりたいのか!」

 

 

 サナガネシは待ってはくれない、寧ろこの状態を好機と捉え、一掃の準備を始めていた。

 

 

「ダメです!約束しました!裏切らないって!!!!」

 

 

「何だと!?………クッソ!」

 

 

 最早攻撃範囲からの脱出は不可能、防ぎ切るしか道はない……出来るのか?アレは万全の状態で漸く…今は?戦闘で既に消耗している。

 

 

「でもやらなきゃ……後ろに隠れてください!」

 

 

「やれるんだな!」

 

 

「はい!」

 

 

 気合いは十分!……嘘だ、でも、やるしか無い。

 

 

『岩盤隆起……』

 

 

 魔法を行使する……上手く行くのか?

 

 

「強化…あっ…。」

 

 

 無理だ。諦めたい訳じゃ無い。だけど、これは分かる。分かってしまう、無理だ。

 

 

ごっごめ…

 

 

 

GOOOOOOOOOAaaaaaaa A!!!!!

 

 

「なっ……なんで……。なんでそこまで……」

 

 

 黒炎に飲まれていたのは私達じゃ無くて……

 

 

「なにをボサッとしている!お前は何をすべきだ!?」

 

 

 ハッとする。そう私は、

 

 

「約束を守るっ!」

 

 

 すぐに魔法を構築する。黒炎と言えどその本質は炎、消火自体は難しく無い。だけどソレを魔法で成そうとすれば正に火に油を注ぐだけ……なら…ならば……。

 

 

『集水』『球化』『集水』『球化』

 

 

 彼女の真上に大量の水を集めて、留める。

 

 

『解除っ!』

 

 

 梯子を下された水は重力に従い落下する。

 

 

「………ッ!ハァッ!クッ……あ"ぁぁぁ…。」

 

 

「はぃいあぁぁぁ…」

 

 

「成功した様だな…みろ、アイツも、成し遂げたみたいだ。」

 

 

「はは…もう驚きませんよ…。」

 

 

 黒炎に焼かれ、全身を爛れさせても尚、その瞳は輝きを失う事なく、衝突した漆黒と紅蓮の奔流との出力勝負は今、紅蓮に軍配が上がったところだった。

 

 

「………。」

 

 

「かっ、流石の回復力です……。どうされました?…ぬわ!」

 

 

「早速か、さて、相当頭に来たらしいこって、礼も言わずに殴り込みとは、血の気が多い事よ。」

 

 

「………はぁ。」

 

 

 黒竜の皮袋は既に燃え尽き、醜悪な中身が露見する。

 

 生臭い体液が絶えず噴出するソレらは、未だ竜の形を崩さずに、まるで皮だけを剥いだ肉の竜を体現する。生臭く、不快な音を響かせるソレらは触る事すら躊躇われる……嫌悪感を持つものの筈なのだが……。

 

 

「………。」

 

 

d"B"b"z"mmonJkOOOOOO!?!

 

 

 ただひたすらに冷たい表情、にも関わらずその殺意はとどまるところを知らない。       

 

 

「さて……ならば、俺も何か成さねばならまいて…。」

 

 

 狙うは頭部であった場所、目の裏に位置する場所からは依然として眼光であった物が光っている。

 

 

「おあつらえ向きに頭を吹っ飛ばしてくだすって……じゃあな。」

 

 

 

JAaaaaaa!?!

 

 

 

 制御を失ったが為に指示系統が混乱、めちゃくちゃな動きを見せた後パタリと止まりそして、グズグスに溶けていくその様は、何処までも死者を冒涜するかの様。

 

 

「……どうか皆が、安らかに眠れる事を……。」

 

 

 だが、彼ら彼女らもただひたすらに生きていただけな事を、忘れてはならない。

 

 

「だが、終わり方も汚ねぇ、これじゃあ黒竜も浮かばれねえな。」

 

 

「貴方もそう言う事を思うんですね?」

 

 

「どうだか、お前か、ソレかアイツに感化されたのかもしれんな。」

 

 

「……………。」

 

 

 赤き竜は今や白と黒の混じるその残骸とも呼べない何かをじっと……竜の表情は変わらない、表情筋と呼べるモノは大方ないからだ。だが、だがこれはただ見つめていると形容するには余りにも……。

 

 

…………

 

 

 赤き竜…残火は、此方を一人ずつ見ると僅かに、頭部を下げそして、いつも通り、素早く何処かへと逃げていった。

 

 

 

………

……

 

 

 

 帰り道、あの後、吸血鬼は…日の入りと共に彼女は姿を消した。本当にいつの間にかで全部幻かとも思ったほどだ。

 ……名前とか、礼の一つくらい欲しかったが、形が同じ様になっただけで根本的に人とは違う存在だ、仕方が無いと割り切った。それに、これが最後というわけでもないだろうから…。

 

 

「私、思うに……。」

 

 

「……。」

 

 

「…彼は、残火は、…黒竜を楽にさせてあげたかったんだと思います。どんな間柄だったかは分かりません。あの黒竜も特別だったのか残火の中だけで特別だったのか……。彼は私達が後を追っているのも知っています。だから……。」

 

 

「誘導した、か。ミイラ取りがミイラになるのを避けたのか……今回もまんまとしてやられた訳だ。…………ならわからないことがある。」

 

 

 彼女の考察には概ね同意だが、やはり引っかかることがある。

 

 

「「あの急接近はなんだ(ですか)??」」

 

 

 奇しくも…いや、必然とも二人の疑問は重なった。

 

 

「……これも憶測ですが、確かめたかったんじゃ無いんでしょうか…、自身が寄生される可能性があると分かっていても……それでもやっぱり…。」

 

 

「どうだか、存外、何も考えておらんのかもな。」

 

 

「それは!……否定はできないのがもどかしい……、ともあれ考え出したらきりがありません。今回はこの勝利を喜びましょう!」

 

 

「喜ぶだ?利用されただけで、何も得ちゃいない。」

 

 

「いえいえ、今回のサナガネシの交戦記録は凄まじく貴重な情報ですよ!戦利品も頂きましたし!」

 

 

「戦利品だと?」

 

 

 そう言う彼女は得意そうに小瓶を取り出した。

 

 

「はい!彼の吐瀉物から入手したサナガネシの幼生体です!冷凍しているのでしっかり休眠させていますから解凍すればまた元気に動き出す筈です!それに吐瀉物自体もしっかり確保しました!」

 

 

「……ゲロを漁ったのか?正気か?」

 

 

 信じられないものを見る様な目をする老狩人。確かに、自身も痕跡として確認する事はあるが……。

 

 

「正気?何を言っているんですか?これは普通(・・)の事ですよ?」

 

 

「………。」

 

 

「彼を知るには必要な事です。それに…これで彼の食生活や、健康状態も調べることができます。そうすれば更に彼に対して理解できる、今以上に近づける…。」

 

 

「……そうかい。」

 

 

 そう、学者なのだから行為自体は普通なのだろう。だが……。

 

 今目の前を小瓶を満足げに見つめるその表情は何処かうっとりと……。と、何か思い出したのか小瓶をしまい老狩人に向き直る。

 

 

「私は一旦学会へ戻ります。…一緒に来てくれますか?居てくれれば信頼性は正に限界突破間違いなし!不自由はさせません!」

 

 

「………考えとく、タハァ…いつも通りに逃げられた訳だが、今日ほど歳を考えた日はない、疲れた。寝る。」

 

 

「え?ここで寝るんですか!?……何で歩きながら寝れるんですこの人?」

 

 

 ともあれ、女学者と老狩人の目的は変わらずして残火を追う事は変わらないが、何処かちょっぴり彼の事を知れた様な知らない様な…そんな気がした。

 

 

 

………

……

 

 

 

「……え?」

 

 

 目覚めたら、彼が焼かれていた。

 

 

 苦しい(嬉しい)苦しい(嬉しい)苦しい(嬉しい)よ……

 

 

 私のせいで(私のために)傷つく貴方を見たくない(見ていたい)

 

 

 なのに…なのになのに… 苦悶の声を上げ、ひどく焦げた(とても芳ばしい)匂いを漂わせ、だとしても耐え、耐えて耐えて耐えて、そんな姿を見ていたい(見たくない)……

 

 

 彼は絶望を焼き払った。

 

 

 やっぱり彼は見捨てない、私を見ていてくれる、だからこれからもそうなる様にする為に。

 

 

死んで?

 

 

……

………

 

 

「だが、終わり方も汚ねぇ、これじゃあ黒竜も浮かばれねえな。」

 

 

「貴方もそう言う事を思うんですね?」

 

 

 何も聴こえない(何か言ってる)、文字通り釘付け。

 

 

 なんて愛おしい(なんて美味しそう)………他に何も要らないの。

 

 貴方の瞳が欲しいの、私だけを写して欲しい(くり抜いて口の中で転がしたい)から。

 

 貴方の体が欲しいの、熱を、愛を間近で感じたい(臓物と共に一緒になりたい)から。

 

 貴方の血が欲しいの、真紅で無垢、美しい赤を(この世に二つと無い味わいを)独り占めにしたいから。

 

 

 貴方が欲しい貴方が欲しい貴方が欲しい貴方が欲しい貴方が欲しい……だけど、

 

 また貴方は私から、イジワルな事に離れていく。

 

 大丈夫、分かってる、全部分かってる。

 

 私もそうよ、ただ雛鳥の様に口を開けて待つ、あの時の私はもう居ない。貴方も見たでしょう?私、こんなに動ける様になったのよ?

 

 ふふ、そうだ!私が迎えに行きましょう!

 

 だから大丈夫。だってそうでしょう?

 

 

「だって私が、私こそが一番なんだから。」

 

 

 大空を舞う竜の背を、薄らと笑い、真紅の瞳は妖しく、さも儚げに、立ち振る舞う。

 

 夜が来た。

 

 

 

 

「あれ?何処行きました?あの……、名前も聞いてませんでしたね……。」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワイバーンニキ

 自信が、気持ち、成長した。(気がする)

 

 

じい

 全部自己完結出来るから、一人だった。

 

 責任も取捨選択も嫌いだったから。

 

 

束縛女

 好きな対象の私生活が知れて嬉しそう。

 

 その為なら何だって苦じゃない、何だって愛おしい。

 

 

チョロ吸

 いきなり消えて不安だった。貴方は憧れ。

 

 でも大丈夫、今度は私から。お前が欲しい。

 

 待っていてね?逃がさないから。

 

 

 





 赤竜も火竜も飛竜も指す相手は同じです。ただ

 赤竜…赤いやつ全般

 火竜…火を吹くやつ全般

 飛竜…飛ぶやつ全般

 と、かなりアバウトです。呼び手が対象に対して何を重視しているかで変わります。

 今回黒竜統一だったのは、それ程までに筆頭格だったからなんですねぇ〜。
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