緋雨side
「オープンキャンパスですか?」
「えぇ、色々パンフレット貰ったのだけど……」
確かに中学三年生からしたら重要な時期ですからね……そういうのを貰うのは不思議ではないですが……
「マルガレーテさんは……何処か行きたい高校でもあるのですか?」
「別に……と言うより忘れたのかしら?私がラブライブで優勝する目的を……」
「忘れてませんよ」
ご実家の件……ラブライブ優勝……そうすれば認められてウィーンの学校に推薦入試を受けられる……
「それで日本に残る気がないのにどうしてオープンキャンパスの話を?」
「興味深いものをもらったのよ」
「興味深いもの?」
マルガレーテさんが見せたチラシ……結ヶ丘のオープンキャンパス……なるほどマルガレーテさんからしたら確かに興味深いものですね
「きっと澁谷かのんたちならライブをするでしょ?」
「確かにLiellaはそれだけ注目度が高いですが……」
問題があるとしたら、マルガレーテさんが問題を起こす……もというっかり発言をしてしまいそうですね。それに……
「マルガレーテさんが行くと目立ちますね」
「目立たないわよ」
「マルガレーテさん、分かってますか?貴方自身がどれだけ注目されやすいか?」
「はぁ?」
「まず日本人に比べてマルガレーテさんのスタイルは中学生の割にはかなりえっ…………良い方です。それだけ注目されます」
「今、何か言いかけなかった?」
「それに顔も良い方です。と言うよりマルガレーテさんは全てに置いて注目の的です!下手すれば偵察に来たとか言われます」
「じゃあ何?行かない方がいいの?」
「いえ、そうではなく…………」
数日後、結ヶ丘のオープンキャンパス……
「来ましたね。オープンキャンパス」
「…………あの緋雨?」
「何ですか?私はただマルガレーテさんがうっかり発言をしないように見守りに来ただけです」
「分かってる……分かってるけど……この格好は?」
マルガレーテさんは眼鏡をかけ、髪もお下げにし、地味な感じにした
「正体がばれないようにです」
「…………分かった。それは分かったわ。でも貴方が何で私と同じ制服を着て、私と似たような姿になってるのかしら?」
「マルガレーテさんの見張りです。決してこういう変装などして潜入するのが楽しいからではないです」
「楽しそうだからなのね……」
呆れるマルガレーテさん。でもこういうのは本当に良いではないですか……
学校を回っていくうちに気がついたことがあった。所々罠が設置してある……
「中々いい学校……楽しんでる?緋雨」
「えぇ楽しみたいですが……」
「どうかしたのよ?」
罠に関しては、起動してない。ふむ……不思議でしょうがない……
「オープンキャンパスだからですかね?」
「いや、何がよ?」
そもそも罠を設置している人間がこの学校にいるのもおかしい……いや、おかしくないか。やりそうな人物に心当たりがある
「警戒かもしくは趣味か……」
「本当に何の話を?」
あの人に関しては読めないですね……
そんなこんなでオープンキャンパスが終わったのだが……
「Liellaのライブありませんでしたね」
「そうね……もしかしたら学校からしたらLiellaに頼りきるのが嫌だったんじゃないの?」
「そうかもしれませんね。何せそのLiellaが……」
たこ焼き屋を開いてましたからね。しかも何か変なものを作っていましたし……
「…………ねぇ緋雨」
「何ですか?」
「…………やっぱりいいわ。いつか聞く……」
マルガレーテさんにしては珍しく俯いていた。何かあったのでしょうか?
本当に久々でした
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