lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~   作:暇なグリッチ

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ついに地下脱出です


ハウリアの娘
act10 旅立ちと渓谷、そして残念ウサギ


俺は今宝物庫を使って持ち物の整理をしている。ついさっきこれが宝物庫か....と色々試していると最初から何か入っているのに気づき引っ張り出してみるとなんとエナジーアイテムホルダーが出てきた。手紙が添えられており「それあげる!感謝してね⭐︎ 神より」とあったので速攻破り捨てた。

 

政宗「よし.....これで十分だな.....」

プロトターボ「お、整理終わった?」

政宗「あぁ、そろそろここともおさらばだ」

 

ちなみに今プロトターボは眼鏡をつけていない。「邪魔じゃぁい!!!」と言いながらその辺に投げ捨てた。何してるんだお前.....

 

そして俺のステータスはというと....

 

 

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南雲政宗 17歳 男 レベル「」

 

筋力:960000

体力:960000

耐性:960000

敏捷:960000

魔力:960000

魔耐:960000

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+豪脚][+瞬光] ・全属性適正・全属性耐性・E.G.O召喚・幻想体召喚・魔物肉耐性・全バクスターウイルス耐性・縮地・剛力・高速魔力回復・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐慌耐性・先読・金剛・豪腕・威圧・念話・追跡・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・言語理解

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強くなりすぎだろ....と言いたくなるほど凄まじかった。レベルはおそらくクロノスになったことでレベルという概念すらなくなったのだろう。

魔物から取れた技能は全てわざわざ取ってきた。いつか使えるかもしれないと思ったからだ。割と苦労したぞ....即食えばよかった。ちなみに魔力駆動四輪の代わりにゼクト指令車(ボリュームアップ)を作った。中は十五人までなら余裕で入る。さらに俺が一度魔力を込めれば上が荷台になる。そこから荷台に障壁を張ることも可能だ。荷台は俺が再び魔力を込めると引っ込む。我ながらかなり頑張った....そして神結晶はまず使わなかったため神水は全てタンクに入れて宝物庫に入れた。

そして魔眼石に変わるもの、デモンズフィルターを作った。いわば魔眼石の力を持ったコンタクトレンズだ。しかも何度でも使えるしつけてて違和感もない。そして洗う必要もないという圧倒的優れものだ。こちらは片目だけ使っている。もう一つ作ろうと思ったが一個作るだけでかなり疲れたので流石にやめた。眼帯などはないがEGOと頭髪などのせいで圧倒的に厨二病すぎて自分でも少し引いた。まぁそこまで気にしていないが。で、神結晶はもちろん加工しユエに渡した。プロポーズ.....なわけないだろたわけ。

 

政宗「それで魔力枯渇はなんとかできるはずだ。持ってて損はない」

ユエ「....やっぱりプロポーズ」

政宗「違う。」

ユエ「.....政宗、照れ屋」

政宗「....違う。」

ユエ「.....ベッドの上でも照れ屋」

政宗「ユエェ!!」

 

やめろ!!洒落にならん!!....どこかの誰かよ、俺は貞操を守れなかった。挙げ句の果てにはマナまで乱入してきて3Pすら味わうことになってしまった.....

 

ユエ「.....政宗」

政宗「なんだ?」

ユエ「....大好き」

政宗「....」

 

実を言うと、俺はユエが好きなのか今まで曖昧だった。そう言う目で見ていいのかという考えが俺を阻んでいたんだろう。だがヒュドラのときで確信した。俺は....

 

政宗「....お前の強さ、仕草、外見、内面も....俺は気付けば惚れていた。だから俺もこれからは自信を持って言おう。....俺も好きだ」

ユエ「!....」

 

まさかそんな返し方をされるとは思ってなかったのか思わず顔を赤くするユエ。.....やめろ、俺も恥ずかしくなってくる.....

 

プロトターボ「あのー....俺を置いてけぼりにせんといて?」

政宗「っと....すまん。忘れていた」

ユエ「ん.....ごめん」

プロトターボ「えぇ.......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして10日後、ついに俺たちは外に出る。3階の魔法陣を起動させながら俺はユエに語りかける

 

政宗「ユエ、よく聞けよ?俺たちの力は地上では実に異端だ。あのふざけた教会....聖教教会や各国も黙っていないだろう」

ユエ「ん....」

政宗「それこそ戦争に強制参加や兵器類のアーティファクトを要求されたり....最悪の場合アブノーマリティにも目をつけられることもあり得る」

ユエ「ん....」

政宗「単刀直入に言うぞ?これはほぼ確実に世界を敵に回す旅に...とても危険な旅になる。お前はそれでもついてくるか?お前に....覚悟はあるか?」

ユエ「....今更」

政宗「はっ....お前ってやつは.....まぁ、俺もお前を失うつもりは微塵もない。アブノーマリティもEGOも....このクロノスの力も.....全て使って守り抜いてやる。俺たちは最強だ。この力で....世界すらも越えよう」

 

ユエはまるで抱きしめるように、両手を胸の前でギュッと握り締めた。そして、無表情を崩し花が咲くような笑みを浮かべた。返事はいつもの通り、

 

ユエ「んっ!」

 

そして、魔法陣の光に満たされた視界、何も見えなくとも空気が変わったことは実感した。奈落の底の澱よどんだ空気とは明らかに異なる、どこか新鮮さを感じる空気が俺を包む。やがて光が収まり目を開けた俺達の視界に写ったものは……洞窟だった。

 

政宗「....だろうな」

ユエ「秘密の通路.....隠すのが当たり前....」

プロトターボ「なんとなく分かってたけどやっぱだるぅ.....」

 

やめろプロトターボ、お前今それ作った張本人の姿なんだぞ..... 途中、幾つか封印が施された扉やトラップがあったが、オルクスの指輪が反応して尽く勝手に解除されていった。二人は、一応警戒していたのだが、拍子抜けするほど何事もなく洞窟内を進み、遂に光を見つけた。外の光だ。俺はこの...何日なんだろうか、俺かなり早く攻略してしまったからな....ユエに至っては三百年間、プロトターボに限っては初めて見る、求めてやまなかった光。俺とユエとプロトターボは、それを見つけた瞬間、思わず立ち止まりお互いに顔を見合わせた。それから互いにニッと笑みを浮かべ、同時に求めた光に向かって駆け出した。近づくにつれ徐々に大きくなる光。外から風も吹き込んでくる。奈落のような澱んだ空気ではない。ずっと清涼で新鮮な風だ。そして、俺たちは同時に光に飛び込み……待望の地上へ出た。

地上の人間にとって、そこは地獄にして処刑場だ。断崖の下はほとんど魔法が使えず、にもかかわらず多数の強力にして凶悪な魔物が生息する。深さの平均は一・二キロメートル、幅は九百メートルから最大八キロメートル、西の【グリューエン大砂漠】から東の【ハルツィナ樹海】まで大陸を南北に分断するその大地の傷跡を、人々はこう呼ぶ。

【ライセン大峡谷】と。俺達は、そのライセン大峡谷の谷底にある洞窟の入口にいた。地の底とはいえ頭上の太陽は燦々さんさんと暖かな光を降り注ぎ、大地の匂いが混じった風が鼻腔をくすぐる。たとえどんな場所だろうと、確かにそこは地上だった。呆然と頭上の太陽を仰ぎ見ていた俺たちの表情が次第に笑みを作る。無表情がデフォルトのユエでさえ誰が見てもわかるほど頬がほころんでいる。

 

政宗「さぁ....地上だァ!!!」

プロトターボ「キター(゚∀゚)ー!」

ユエ「んっーーー!!!」

 

俺は思わずユエを抱きしめ、プロトターボは....コロンビアポーズだ。お前割とマジでやめてくれ......結構面白いんだよ.....

 

政宗「さて....ここは魔法が使えないんだったな」

ユエ「.....分解される。でも力ずくで行く」

プロトターボ「ゴリ押しィ.....」

政宗「....効率は?」

ユエ「....10倍くらい」

政宗「お前な.....無理をするな。使うとしても自分の身を守る時にしろ」

ユエ「うっ....でも」

プロトターボ「でもじゃないよ!適材適所よ適材適所!自ら敵陣に突っ込む壁役とかいないでしょうが」

ユエ「ん....わかった」

 

ユエは渋々といった感じで下がった。そして当然の如く魔物がやってきたため試し切りもかねて黄昏で叩き斬ってみた。余裕だ、話にならない。周りの魔物たちも俺の斬った瞬間が早すぎてわからなかったのか硬直している

 

政宗「さぁ....まずここでのチュートリアルといこうか?」

 

そしてそこからは俺の蹂躙、ユエはいつものことのように見ており、プロトターボに限ってはもうバイク形態になりいつでも出発OK!とでも言いたそうに待っている。

 

ユエ「....やっぱり政宗は化物」

政宗「人聞きが悪いな.....」

プロトターボ「いや特に間違ってないけどね?」

 

そして俺たちは樹海側からプロトターボに乗って探索を始めた。今まではそうだったがもうプロトターボは魔力で動いているわけではないようだ。そのため魔力切れなどは考えなくていいだろう。...そしてとあるものが見えてきた。突き出した崖を回り込むと、その向こう側に大型の魔物が現れた。かつて見たティラノモドキに似ているが頭が二つある。双頭のティラノサウルスモドキだ。そしてそれから半泣きで逃げるウサミミ少女...そう、あいつだ。

 

プロトターボ「え、なんかいるんやけど.....」

ユエ「....兎人族?」

政宗「だろうな....」

ユエ「...ほっとこう。ここにいるということはきっと悪ウサギ」

プロトターボ「容赦ないね君....」

 

そしてあろうことかウサギ少女がこちらに走ってきた。

 

「だずげでぐだざ~い! ひっーー、死んじゃう! 死んじゃうよぉ! だずけてぇ~、おねがいじますぅ~!」

政宗「....」

ユエ「....迷惑。政宗、どうする?」

プロトターボ「え、マジ?見捨てる感じ?」

政宗「....助けるぞ、奴には少し借りを与えたい」

プロトターボ「りょうかぁい!」

ユエ「....ん」

 

そうして俺たちはあのウサギ少女を助けることにするのだった....




政宗君ってハジメより別ベクトルで口調キツいんですけどハジメよりは優しいんですよね....
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