lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~   作:暇なグリッチ

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どう足掻いても兵隊化からは逃れられない.....


act17 ハウリアの豹変

俺とユエは開いた口が塞がらない状態に、シアが某便利屋みたいな白目をしている。なぜこうなったかって?俺たちは突然(いつのまにか)散歩していた罰鳥から呼ばれた。そして案内された通り向かってみると.....

 

黒の兵隊「私たちが回復を縛ったとはいえ私たちを鎮圧するとは!素晴らしいです!後は貴方達次第!もう教えることはありません!貴方達の成長に、敬礼!」

「「「「「「敬礼ッ...!」」」」」」

 

元の色に戻った黒の兵隊と、黒の兵隊を囲い、男泣きしながら敬礼しているハウリア達がいた......

ど う し て こ う な っ た

あいつならもう少し真っ当に成長させてくれるかと信じていたがやはりダメだった。しっかり原作通りになっている。

 

政宗「というより.....鎮圧できたんだな」

黒の兵隊「管理人!彼ら一人一人の能力を徹底的に鍛え上げ、相手への慈悲をなくした結果、圧倒的なチームワークとスピードを獲得しました!彼らは素晴らしい暗殺者になるでしょう!」

シア「暗殺者?!暗殺者にしたんですか?!」

政宗「....すまん、流石に予想外だった」

 

黒の兵隊を信用し切ってしまった俺の完全なミスだ。反省しなければ.....

 

黒の兵隊「ところで早朝の訓練での上位の魔物を一チーム一体狩らせていましたね、それでは管理人にそれぞれお見せください!」

カム「ボス。隊長のお題の魔物、きっちり狩って来やしたぜ?」

シア「ボ、ボス?と、父様?何だか口調が....というか雰囲気が.....」

政宗「....一体でいいんじゃないのか?」

カム「ええ、そうなんですがね? 殺っている途中でお仲間がわらわら出てきやして......生意気にも殺意を向けてきやがったので丁重にお出迎えしてやったんですよ。なぁ? みんな?」

「そうなんですよ、ボス。こいつら魔物の分際で生意気な奴らでした」

「きっちり落とし前はつけましたよ。一体たりとも逃してませんぜ?」

「ウザイ奴らだったけど.....いい声で鳴いたわね、ふふ」

「見せしめに晒しとけばよかったか.....」

「まぁ、バラバラに刻んでやったんだ、それで良しとしとこうぜ?」

黒の兵隊「ご覧ください!期待以上の結果を出す彼らはまさに素晴らしい戦士と言えますでしょう!」

シア「.....誰?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シア「本当にどうしちゃったんですかぁ〜!」

 

そう涙目で嘆くシア。つい先ほどカムに「この世界の9割は暴力で解決できる」ことを知らされたところだ。

 

政宗「まさかこうなるとは思わんかった....別に言い訳ではないんだが....」

シア「今回は政宗さんは悪くありません.....問題はあの可愛い見た目した畜生野郎ですぅ!」

 

そう言って黒の兵隊を指差すシア。....俺の方からも流石にやりすぎだと言いたいところだが割と頼み込んだからそう安安とは言えないんだ...すまんシア。

 

「ボス!手ぶらで失礼します!報告と上申したいことがあります!発言の許可を!」

政宗「うぉっ....というか立場的には俺の方が上なのか?指導したのはあいつだが....」

「はっ!隊長を使役する立場にいるのはボス!つまり貴方が立場上上なのです!」

政宗「....まぁ、理には叶っている....か。で?なんだ?」

「はっ!課題の魔物を追跡中、完全武装した熊人族の集団を発見しました。場所は、大樹へのルート。おそらく我々に対する待ち伏せかと愚考します!」

政宗「まぁそう言うことはしてくるだろうな....それで?どうしたい?」

「はっ!宜しければ、奴らの相手は我らハウリアにお任せ願えませんでしょうか!」

政宗「こいつはそう言ってるが.....カム?お前はどうなんだ?」

「お任せ頂けるのなら是非。我らの力、奴らに何処まで通じるか......試してみたく思います。な~に、そうそう無様は見せやしませんよ」

政宗「....出来るんだな?」

「肯定であります!」

政宗「.....黒の兵隊、最初の激励は頼むぞ」

黒の兵隊「了解です!ハウリア族一同!貴方方はもはや弱い存在ではありません!今の貴方たちは己の使い方を変えた凶器そのもの!力を用いて潰すは理不尽!知恵を以てねじ伏せるは敵意!貴方達はもう最高の戦士です!身の程知らずの熊達に制裁を与えし時!彼らはもはやただの踏み台!彼らの屍山血河を築き、その上に証を立てましょう。生誕の証です!ハウリア族が生まれ変わった事をこの樹海の全てに証明して見せるのです!」

「「「「「「「「「「Sir、yes、sir!!」」」」」」」」」」

黒の兵隊「答えなさい!ハウリア諸君!最強最高の戦士諸君!貴方方の望みは!」

「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

黒の兵隊「貴方方の特技は!」

「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

黒の兵隊「敵はどうします!」

「「「「「「「「「「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」」」」」」」」」」

黒の兵隊「素晴らしい気迫です!!ハウリア族諸君!私たちからの命令は一つ!サーチ&デストロイ!さぁ、行くのです!!」

「「「「「「「「「「YAHAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」」」」」」」」」」

シア「うわぁ~ん、やっぱり私の家族はみんな死んでしまったですぅ~」

政宗「シア、あれはもう無理だ。やめておけ....」

 

お前ことごとくハー○マン式の訓練してるなぁ!!やってくれてるなぁ!!

 

ユエ「....今回だけは同情する」

シア「ユエざぁ〜ん!」

政宗「....あ、そうだ。シア、お前に渡したいものがある」

シア「....へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

政宗「....やはり容赦なくやっているな」

プロトターボ「いや俺が寝てる間に何したんだよマジで」

政宗「聞くな。俺も見るなと言われたからわからんに決まってるだろう....」

ユエ「....どうする?」

シア「止めましょう!この「EGO」もあるんですし!」

政宗「....いや、今回はお前が止めてこい」

シア「えぇ?!私に丸投げですか?!」

政宗「いや、お前の家族なんだからせめてお前が止めろよ....」

シア「あ、そうでした」

 

そんな会話を草むらの中でする俺たち。....なんだか原作より蹂躙が酷いことになっている気がする。やはり原作の訓練よりaleph鎮圧の方が大変なんだな....そりゃ強くもなる。そしてシアが一気に空へ飛び上がり、カムの元へその「黄金の拳」を叩き落とす。

 

シア「いい加減にしなさぁ~い!!!」

「は?」

 

相手の熊の亜人は突然の出来事に間抜けな顔をしている。そしてカムや他のハウリアへの説教が始まったらしい。...この間に話しておこう。シアには「黄金狂」を渡した。ハンマーとして初めに「笑顔」をやろうと思ったがシアがあまりにも嫌がったためこれでもいいか聞いたところ首が取れるんじゃないかと言うほど首を縦に振った。相当嫌だったんだろう。大槌でなくとも意外と様になっているためちょっと驚いている。俺たちは終わるまでとりあえず気づいたら収容違反していた大鳥の毛をワシワシしながら遊んでいた。.....お前の毛意外とゴワゴワなんだな。そしてどさくさに紛れて逃げようとしている熊の亜人達を大鳥が阻む。

 

大鳥「どこに行くのかな?」

「うぉっ?!」

 

突然霧の中から出てきた大鳥に思わず後ずさる熊の亜人。俺とユエ、プロトターボもそれに続いて出てくる。

 

政宗「何逃げようとしてるんだ?逃げるものならこいつがお前たちの頭をパックリ食うぞ?」

 

俺がそう言うと目を真っ赤にして嘴を開く大鳥、その光景にシアも「ひぇっ.....」と声を漏らしていた。

 

政宗「そのな.....訓練したのが黒の兵隊だったとしても訓練方法をしっかり言えていなかった俺は悪い。この機会に言わせてくれ、すまない」

 

ポカンと口を開けて目を点にするシアとカム達。....なんだその顔、腹立ってきたぞ

 

「ボ、ボス!? 正気ですか!? 頭打ったんじゃ!?」

「メディーック! メディーーク! 重傷者一名!」

「ボス! しっかりして下さい!」

政宗「.....」

 

こいつらあとで絶対にボコす。

 

政宗「で?お前たちはどうする?このまま死ぬか?生き恥晒して逃げるか?」

大鳥「....僕としては大人しく死んで欲しいけどね」

 

やはり大鳥は罪人を見逃すと言う行為を容認できないらしいな。ハウリアの一面も俺の発言は逃すと言うことも言ってるため驚愕している。

 

「.....どういう意味だ。我らを生かして帰すというのか?」

政宗「そうだ。ただし条件を呑まないと許さんがな」

「条件?」

政宗「いいか?フェアベルゲンに帰ったらまずこう長老衆にこう伝えろ。.... 〝貸一つ〟」

「.....ッ!?それはっ!」

政宗「呑めないなら今すぐ大鳥に指示を出すが?....それにお前自身も自覚しろ。ハウリアに惨敗したのは紛れもなくお前たちだ。そしてお前の部下の死の責任もな。」

「ぐっう」

政宗「さっさとしろ、悩んでいる5秒毎にお前の部下を殺す。最後にはお前の頭を大鳥が食うぞ」

「わ、わかった。我らは帰還を望む!」

政宗「なら早急に帰れ。伝言はしっかり伝えろ。もし取立てに行ったとき惚けでもしてみろ.....フェアベルゲンは絶版だ」

 

そして熊の亜人達は項垂れながら帰路に着いていく。

 

政宗「....そのな、俺は間接的とはいえ結局お前たちを変えてしまっている。やはり歯止めも考えるべきだった....」

カム「い、いえ、そのような……我々が未熟で.....」

政宗「いや、構わん。今くらい己の罪を振り返らせてくれ.....ただな、随分な反応をしてくれると思ってな。私にだって発散する権利はある。そうだろう?」

カム「あっ、その.....」

 

カムも確信したらしい。「あっ、これヤバイ。キレていらっしゃる」と。大正解だ。私は沸点ギリギリだ。

 

政宗「ともかくな....貴様ら全員殴らせろぉッ!!!」

 

わぁああああーー!!

 

ハウリア達が蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ出す。....ほぉ?

 

政宗「逃すと思っているのか貴様らァァァァァ!!!」

 

ユエ「.... 何時になったら大樹に行くの?」

プロトターボ「それな」

大鳥「僕らはなんかして待っとこっか」

「「賛成(さんせーい!)」」




シアのEGOは黄金狂になりました!下手したら胸の強調本家よりエロi.....(((((
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