lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~   作:暇なグリッチ

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清水君、ついについに...!


act37 辿る歴史、目覚める騎士

清水「戦う、覚悟....」

 

俺にそう問いかけられ、少し考え込む清水。

 

政宗「お前....勇者に嫉妬してたりしないか?」

清水「?!なん、で、それを......」

 

.....なるほど、救ったとはいえやはり心の問題を解決できていたわけではなかったのか。俺の落ち度だな.....

 

清水「....あぁそうだ。俺は勇者に....光輝に嫉妬してた。お前なら知ってるだろ?俺は生粋のオタク。もちろんラノベとか見るし、異世界転移なんてジャンルはザラに見る。俺もこの世界に来た時はそれは興奮したよ。けど俺は勇者じゃなかった.....」

愛子「清水君.....」

清水「だから俺は一番最悪な方法を取ったんだ....そいつと....魔族と...契約することを」

 

清水は俯きながらそう語る。握っているその拳は震えていた。

 

清水「最低だ....最低だよ、俺は.....よりにも....よって....親友裏切って.....寝返るなんてよ.....」

「清水.....」

「清水君.....」

 

涙声になりながらぽつぽつ言葉を繋げる清水。....はぁ。全くこいつは....

 

政宗「....清水、いいか?悔しいなら戦え、俺に申し訳ないと思ってるならその意思を見せろ。逃げるなら逃げたって構わない。俺は責めたりしないし、失望もしない。ただ、俺は待つ」

清水「政宗.....」

政宗「そのベルトを腰に巻け、そしてそれを起動させろ。''変身''できるかはお前次第.....それでもやれるか?」

清水「....ああ、やってやる。これ以上、恥かいてたまるか!!!」

 

清水はついに何かを決断した目になり、ゲーマドライバーを装着。そしてタドルレガシーガシャットを起動した。

 

《タドルレガシー!》

 

ハテナ「クッハッハッハ!!確かにそれは強力だ。だがそれを使いこなせるかは別!!死んでもいいのか!?」

「えっ....?」

「は?!し、死ぬ?!死ぬのかそれ?!」

 

突然の告発に騒ぐ同級生。.....俺は信じている。清水なら行けるはずだ。''保険''もあるしな。

 

清水「.....死んでたまるか....俺は勇者じゃないさ。選ばれたものでもなんでもない。チート軍団の目立たない奴。でも.....それでも....守れるものはあるはずだ!!勇者じゃなくたって!!俺は!!誰かを!!守る!!」

 

《ガシャット!》

 

清水「ぐっ.....ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ガシャットを挿した途端苦しみ出す清水。体からはグリッチが出ている。立っていることもままならないらしい。そこに慌てて愛子先生が駆け寄った。

 

愛子「清水君!!もうやめてください!!死んでしまったら....死んでしまったらどうするんですか?!」

清水「愛子先生....でも....でも....俺は!変わるには!今しかないんだよ!!!」

愛子「清水、君......」

ハテナ「変わる?はっ!想いでは強くなれはしない!!幻想は幻想だ!現実にはならんぞ!!!」

清水「ああそうかもな.....でも変わってやる....変わって....見せる.....これが.....俺の....決意だぁぁぁぁぁ!!!!」

 

そして清水からグリッチがなくなり、清水が立ち上がる。その目には決意が宿っていた。清水はゆっくりその手をレバーに持ってくると、勢いよく開け、その言葉を叫んだ。

 

清水「変身!!!」

 

《ガッチャーン!レベルアップ!》

《辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!》

 

そしてついに清水は....いや、仮面ライダートゥルーブレイブは、変身した。

 

トゥルーブレイブ「これは....」

政宗「よくやった。今のお前は仮面ライダートゥルーブレイブだ。」

トゥルーブレイブ「トゥルー、ブレイブ.....」

 

そう、清水が変身したのはブレイブではなくトゥルーブレイブ。だがレベルは100。実質ガワがトゥルーブレイブなだけのブレイブレガシーゲーマーと同じだ。もちろん手にはフランベルソードが握られている。

 

ハテナ「ばっ馬鹿な?!こ、こんなものは認めない!!こんな都合の良いもの....!」

政宗「ああ、この世界にはちょっと合わないかもな?でもこれは同時に仮面ライダーの物語でもあるんだ。こういうのも、たまにはいいだろう?」

アンジェラ「...少しメタいのでは?」

政宗「少し大目に見てくれよ、こう言う展開も、いいじゃないか」

 

トゥルーブレイブはハテナバグスターにフランベルソードを構える。もうやる気らしいな。

 

トゥルーブレイブ「いくぞ....汚名返上だ!!」

ハテナ「ぐっ....がぁぁぁぁ!!調子に乗りよってぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

ハテナバクスターが上からパズルブロック型の爆弾を大量に落とすもトゥルーブレイブはそのフランベルソードで全て叩き斬ってしまった。

 

トゥルーブレイブ「もう俺は....負けない!!」

ハテナ「小癪なぁ....!がぁぁぁ!」

 

ハテナバグスターは応戦しようにもトゥルーブレイブの素早い剣撃に圧倒され防戦一方。愛子先生がトゥルーブレイブを見て思わず泣いてしまっている。生徒の成長がよほど嬉しかったんだろう。こういうのが、愛子先生の求めてたものだっただろうからな...

 

ハテナ「お前っ....お前ごときにぃぃぃぃ!!!」

トゥルーブレイブ「しまっ?!ぐっ!!」

愛子「清水君!」

 

だが怒り狂ったハテナバグスターに杖で殴られ攻撃をやめてしまうトゥルーブレイブ。やっと自分のターンが来たとハテナバクスターは大笑いしている。

 

ハテナ「クッハッハッハッ!!お前のつまらん茶番劇は終わりだ!!さっさと死んでまe.....がぁ?!」

トゥルーブレイブ「?!だ、誰だ?」

クロノス「安心しろ、私だ清水」

 

背後からハテナバグスターを攻撃したのは私だ。どさくさに紛れてバグヴァイザーⅡを回収させてもらった。

 

トゥルーブレイブ「?!ま、政宗なのか?てか、お前また一人称変わってるし....キレてるのか?」

クロノス「いや?変身してしまうとこうなるのが癖なだけだ。気にするな」

トゥルーブレイブ「なるほどな....よし!行くぞ政宗!」

クロノス「共闘というわけか、いいだろう。乗った」

 

愛子先生たちももう完全に勝ち確な雰囲気で「やってやれ!」などが聞こえてくる。が、もう注意するのも面倒だ。どうせなら最後までこの雰囲気で行かせてもらおう。

 

ハテナ「貴様ら全員死んでしまえぇぇぇぇぇぇ!!!!」

クロノス「行くぞ、しっかりついてくることだ」

トゥルーブレイブ「あぁ!もう恥は晒さないからな!!」

 

私が黄昏、トゥルーブレイブがフランベルソードを構えると同時に斬りかかる。トゥルーブレイブはしっかり私の動きについてきており、コンビネーションは完璧だ。私もなぜか心が躍ってしまっている。....親友と戦えるのが嬉しいんだろうな。

そしてハテナバグスターはもう肩で息をしていた。

 

ハテナ「グッ....貴様.....らぁ......!」

クロノス「清水、トドメはなんだ?」

トゥルーブレイブ「わかってるさ、そんなもん.....」

「「フィニッシュは必殺技で決まりだ!!」」

 

《ガシャット!キメワザ!》

《キメワザ....!》

 

トゥルーブレイブがガシャットをキメワザスロットホルダーに挿し、私はバグヴァイザーⅡのAボタンを2回押す。

 

《タドル!クリティカルストライク!》

《クリティカルクルセイド!》

 

私が瞬時にハテナバグスターの後ろに周り、トゥルーブレイブが勢いよく空へ飛び、飛び蹴りの体制に入る。

 

トゥルーブレイブ「だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

クロノス「フンッ!!!!!」

ハテナ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

ハテナバクスターは私の後ろからの回し蹴りとトゥルーブレイブのライダーキックに挟まれ、すぐに爆散した。

そして清水が変身を解除するとすぐに倒れ込んでしまった。

 

愛子「?!清水君?!清水君?!?!」

ティオ「待たれよ、....大丈夫じゃ、ただ気を失っとるだけのようじゃよ」

愛子「よ、よかったぁ.....」

 

愛子先生は安心しきったのか後ろに倒れかけるが生徒たちに支えられた。俺は変身を解除し、清水に歩み寄る。

 

政宗「こう言うのは俺らしくないがな....よくやった」

 




やっぱりこれもね、ありふれの二次創作でもあり仮面ライダーの二次創作でもあるんでちょっとこういうアツい展開も入れてみました。清水君、もう本当の勇者超えてるよ。
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