lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~ 作:暇なグリッチ
ステータスが開示された数日後、俺はこの世界について勉強していた。はっきり言って訓練してもステータス上昇は望めない、何より地球にいた頃から何故か喧嘩を買われ過去何度もヤンキーたちを沈めてきている。あれである程度戦闘はできるのだ。
政宗「知らないことばかりだと、勉強は捗るな....」
実際興味深いものが多く、俺はすっかり夢中になっていた。たまに勇者(笑)が突っかかってくるが完全無視している。構うだけで無駄な体力を持っていかれるからだ。だがそこで面倒な奴らが来た。4馬鹿共だ。
檜山「よぉ、南雲。なにしてんの?また本かよ!陰キャ臭ぇ〜!」
「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」
「毎回訓練サボりやがって!それでもいつもデケェ態度取ってさぁ、俺なら恥ずかしくて無理だわ!ヒヒヒ」
「なぁ、大介。こいつさぁ、なんかもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」
哀れなのはお前らだ。という言葉を出る直前でなんとか引っ込ませる。ん?他の奴らの名前が無い?モブの名前を覚えて何になる?
政宗「俺に構うとは相当暇らしいな?迷惑をかけすぎて訓練にも出られなくなったか?」
檜山「あぁ?!お前あんま舐めてんじゃねぇぞ!」
こいつ本当に煽り耐性がないな....そう思っていると
罰鳥「悪いやつ!悪いやつ!!」
檜山「いてっ?!な、なんだこいつ!!」
俺の肩で寝ていた罰鳥が起き、檜山を見た瞬間飛びかかった。即悪いやつ判定されたらしいな。報いだ報い。
檜山「お前っ....調子に乗るな!!」
政宗「おっと、罰鳥。戻ってこい」
あいつが魔法を撃とうとしてきたため罰鳥をこちらに呼ぶ。ここで檜山が殺されでもしたらかなり厄介だ。特に光輝のカリスマ(笑)で追放されてもおかしくない。そうなると原作通りに行けなくなるためそれは避けたい。
檜山「なんなんだよそのちんちくりん!!ってかなんで喋るんだよ!!」
政宗「なんでお前に教えなければならん?」
檜山「お前っ.....ふざけんのもいい加減にしろ!!」
そして魔法の詠唱に入ろうとしたその時だった
光輝「何をしているんだ!」
そう、クラスの中心とも言える4人、光輝、龍太郎、雫、香織だった
檜山「いや、勘違いしないで欲しいんだけど、俺たち南雲に特訓つけてやろうと思って.....」
香織「南雲君!」
香織は檜山は見えてない、とでも言うほど一直線に俺の心配をしにきた。
香織「大丈夫?!怪我は?!」
政宗「大丈夫だ。何もされてない」
香織「そう、よかった....」
政宗「香織、心配してくれるのは嬉しいがあんまり焦るなよ」
香織「うん!」
香織は嬉しそうに俺に笑顔を向ける.....やはり眩しいな、いつ見ても俺とは釣り合わん。
光輝「南雲!檜山の親切心をなんで無下にするんだ!」
突然光輝がそう俺に怒鳴った。出たなご都合主義。本当にどうにかしろそれは.....
政宗「一方的にいじめるのが特訓だと言いたいのか?」
光輝「そんなわけない!!檜山はそんなこと....!」
政宗「実際しようとしていたからそう言ってるんだ。なぁ?罰鳥」
罰鳥「檜山!悪いやつ!檜山!悪いやつ!」
俺の肩に乗っている罰鳥がぴょんぴょん飛び跳ねながらそう言う。その光景に光輝達が目を見開く
龍太郎「お、おい喋ったぞ?!」
雫「か、可愛い....!」ボソッ
香織「その子喋るんだ!可愛い!」
それぞれの反応を見せる中、光輝は....
光輝「なっ!南雲!なんで魔物を連れてるんだ!!」
政宗「こいつは魔物じゃないアブノーマリティだ。つい先日分かった俺の技能の一つ、幻想体召喚によって召喚したんだ」
光輝「なっ!!嘘をつk.....「確証もないのに嘘だとほざくな」っ....!」
政宗「俺は読書の続きがしたい。さっさと帰ってくれ」
光輝「南雲!!お前いい加減に....!」
龍太郎「待てよ、そろそろ次の訓練だ。さっさと行こうぜ」
光輝「っ....」
香織「南雲君またね!」
光輝はしぶしぶ、香織は俺に手を振りながら帰っていった、そして最後に残った雫が俺に近寄ってきた
雫「光輝も悪気があるわけじゃないのよ、ごめんないさいね?」
政宗「悪気がないなら余計タチが悪いな」
雫「あはは.....あ、罰鳥って言ったかしら?....今度その....触らせて...くれない?」
政宗「....構わんぞ」
雫「!ありがとう!」
そして雫も帰って行った。あれで分かった人もいるだろうが雫は可愛い物好きだ。ま、女子なら可愛い物好きでもおかしくないな。そして訓練終了後、メルドからオルクス大迷宮に遠征にいくと知らされた。そろそろ奈落もすぐそこだな.......
その夜、俺の部屋に訪問者が来た。原作を読んでいたらわかる、おそらく香織だろう。俺は扉を開く、すると....
香織「夜遅くにごめんね?」
恵里「ちょっと話してもいいかな?お兄ちゃん」
政宗「....なんでやねん」
なぜお前もいるんだ、恵里....
そして香織からはもちろん夢の話だ。恵里は普通に明日の遠征に不安などがあるかと聞きたかったらしい。俺は普通に大丈夫と告げると安心したようだった。そして香織が俺にここで留まっていて欲しいと言う。だが....
政宗「それは不合理だぞ香織。到底承諾できる物ではない。」
香織「えっ?!」
政宗「当たり前だ。夢で見た内容が現実になる、なんて普通は信じない。そうだろう?」
香織「っ...うん....」
まぁ実際に起こってしまうんだが....俺は話を続ける
政宗「俺は心配しなくても大丈夫だ。たとえ奈落に落ちようと這い上がってくるだろう。約束する」
香織「南雲君....」
恵里「大丈夫だよ、それに....お兄ちゃん。香織ちゃんには言っていいんじゃない?」
政宗「....そうだな、俺のアブノーマリティについて教えよう。」
それから俺はアブノーマリティについて説明した。どれほどの強さを持ち、どれほどの脅威であるか、そして俺はそいつらがついている限り大丈夫だと言うことを告げた
香織「そう....なんだ。それなら安心だね!」
政宗「おっと、疑いもしないんだな」
香織「うん!南雲君のことは...できるだけ信じたいから」
本当に一途だな香織は....これが俺でなければまだ絵になっただろうか.....
政宗「さてと、明日は早いぞ。もう寝ておけ」
香織「うん!南雲君おやすみ!」
恵里「お兄ちゃんおやすみ、僕も頑張るから、明日も頑張ろう?」
政宗「あぁ、おやすみ」
そうして2人は部屋を出ていく。そして俺も寝ようとしたその時だった
溶ける愛「政宗!一緒に寝よう!!」
政宗「うぉっ?!」
おいおいついに収容違反を起こしたなマナ!!!いや、咎めるつもりもないし誰もいない今だったらいいが....
政宗「そう...だな。マナ、今日くらいは許そう。」
溶ける愛「やったぁ!!」ガシッ
政宗「ゔっ....」
マナは強烈にハグし、あまりの力強さに結局俺は一睡もできなかった....
政宗君は自己肯定感が低いですが普通にイケメンです。次回からいよいよオルクスですよぉ!
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