lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~ 作:暇なグリッチ
俺は目が覚めるとどこかもわからない場所にいた。しっかり下に落ちたようだな。早速探索を始めよう。にしても気味の悪いところだ。さぁ、ここに来たらやることとは一つ。あのメインヒロインに会うことだ。惚れられたいとかそう言うのではなく純粋に助けないと人として終わると思っているからだ。助けれるなら助けたほうがいいだろう?
政宗「さぁ、色々すっ飛ばしてさっさと下にいかないとな....」
それから俺は例の狼や兎、熊共を容赦なく殺し、ズンズン下へ進んで行った。だが俺はある階層で一旦立ち止まった。とある物を作りたかったからだ。
政宗「よし....完成だ!!」
そこにあるのは仮面ライダーレーザーのレベル2のバイク形態のプロトカラーver。名付けてプロトターボだな。やはり足は早い方がいいと思い作ったのだ。それから俺はこのバイクを使いさらに下へ降りていった。ちなみにその途中でしっかり神結晶を回収した。あって損はないからだ。そしていよいよここまで来た。
政宗「かなり早く来れたな、ここに.....」
そう、メインヒロインがいる扉の前だ。早く来ようと思えば案外早く来れるんだな。すると二体の一つ目の巨人が周囲の壁を壊しながら現れた。
政宗「実にベタだな。邪魔だ、消えてもらおう」
そう言い俺はバグヴァイザーツヴァイで二体のうち一体の一つ目巨人の目を撃ち抜き、絶命させた。ついでに大量のバグスターを混ぜてやったからだ。グリッチに包まれながら消える相方を見て恐怖を覚え必死に抑えつつも俺に棍棒を振りかぶるが同様に俺に頭を撃ち抜かれ大量のバグスターに侵され消滅した。
政宗「さて、行くか」
俺は軽く骨を鳴らすと扉を開ける。すると....
「.....だれか、いるの?」
政宗「....あぁ、いるぞ。」
そこにいたのは上半身から下と両手を立方体の中に埋めたまま顔だけが出ており、長い金髪が某ホラー映画の女幽霊のように垂れ下がっていた。そして、その髪の隙間から低高度の月を思わせる紅眼の瞳が覗のぞいている。年の頃は十二、三歳くらいだろう。随分やつれているし垂れ下がった髪でわかりづらいが、それでも美しい容姿をしていることがよくわかる。
政宗「こんなところで何をしている?」
本当は知っているが、あえて聞いておこう。なんとなくだ。
「私、先祖返りの吸血鬼.......すごい力持ってる.....だから国の皆のために頑張った。でも.....ある日....家臣の皆......お前はもう必要ないって.....おじ様......これからは自分が王だって.....私.....それでもよかった.....でも、私、すごい力あるから危険だって.....殺せないから.....封印するって....それで、ここに....」
政宗「....大体わかった。任せろ」
「!助けて....くれるの.....?」
流石にそんなあっさり助けてくれるとは思ってなかったのか彼女は目を見開いている
政宗「....当たり前だ。何よりその為にここに来たんだからな!!!」
俺はジャスティティアで立方体を斬りつける
「!」
政宗「無駄に硬いな.....だが.....私の....敵では.....ない!!!!!!!!」
俺が全力で力を込める。すると立方体が破壊され、少女が解放される
政宗「まずはこれを羽織れ、それじゃ寒いだろう」
俺は彼女にジャスティティアの上着部分を羽織らせる。すると彼女は....
「....えっち」
政宗「見てないからな?」
すると何かが天井から落ちてきた。目の前に落ちてきたのは体長五メートル程、四本の長い腕に巨大なハサミを持ち、八本の足をわしゃわしゃと動かしている。そして二本の尻尾の先端には鋭い針がついていた。ざっくり言ってしまえばほぼサソリだ。
政宗「今までの何よりも歯応えがありそうだ....さてと、そろそろあいつらも使ってやるか」
「....?」
すると俺の横に空間の裂け目が現れる。そこから現れたのは....
死体の山「腹....腹.....」
「?!」
そう、1話以降全く出番がなかった笑う死体の山だ。....メタいな俺
政宗「さぁ、あそこにいる意気のいい蠍。食ってもかまわんぞ」
死体の山「ご飯....ご飯....」
政宗「その通り。残さず....食えよ?」
そして皆さん予想通りサソリは反撃し、激しい攻防の末喰われてしまった。どうやら第1形態だとまだこいつレベルらしいな。まぁこいつらどうやらドンドン素の状態から強くなるらしいが.....
死体「満足....満足.....」
政宗「よくやった。もう戻っていいぞ」
死体は満足したように戻っていった。ちなみにあの蠍一匹で第二形態に移行している。やはりデカさだろうか....そう考えていると
「さっきの魔物.....何?」
政宗「ん?あぁそうだな、説明しておこう」
そして俺は彼女にアブノーマリティについて教えてやった。
「そう....なんだ。不思議.....」
政宗「俺の名前は南雲政宗。そう言えばお前の名前は?」
「政宗がつけて欲しい.....」
政宗「ん?俺がか?」
「うん、政宗がつけて欲しい.....」
政宗「ならユエってのはどうだ?うちの世界の言葉で〝月〟を意味するんだ。吸血鬼って夜の王と呼ばれる事があってな。夜の象徴と言ったら月かなって「それがいい」.....食い気味だな」
ユエ「名前...もう一度教えて?」
政宗「ん?南雲政宗」
ユエ「政宗.....政宗......政宗......」
そう大切なものを刻むように呟くユエ
ユエ「.....政宗はどうしてここにいる?」
政宗「そうだな、聞かせておこう」
別に減るものでもないため話す。ここに来るまでの事を話すと「.....ぐす......政宗....つらい……私もつらい.......」と言っていた。
ユエ「それと....私のために来たって....?」
政宗「詳しくは言えないがここにいることを知っていたってだけだ」
ユエ「ん....不思議」
政宗「まぁお前から見たらそうだな」
ユエ「政宗は.....いつか、帰るの?」
政宗「そのつもりだが?」
ユエ「....そう....でももう私、帰る場所、無い」
政宗「....あるじゃないか」
ユエ「....え?」
政宗「俺と一緒に、来ればいい。お前がいいならの話だが....」
ユエ「....行く!一緒に.....!」
政宗「ふっ.....決まりだな?」
そして俺はここまで来るのにそこそこ疲れてしまったため休んでいた
政宗「お前、やっぱり血とか吸うんだろ?」
ユエ「うん、今....お腹空いてる」
政宗「....そうなんだな?俺の血だよな?」
ユエ「....ダメ?」
政宗「そんなことない....いいぞ。好きにしろ」
俺はユエにしっかり血を吸われた.....そこまで何も感じないものだな。
政宗「俺の血はどうだ?」
ユエ「とても美味。何種類もの野菜や肉をじっくりコトコト煮込んだスープのような濃厚で深い味わい......」
政宗「俺の血はコンソメか....?」
溶ける愛「流石政宗だね!」
政宗「流石とかそう言うものじゃ.....?!お前いつの間に?!」
ユエ「貴方も....アブノーマリティ?」
溶ける愛「うん!溶ける愛!みんなからはマナって呼ばれてる!」
ユエ「ん、私はユエ...よろしく」
溶ける愛「うん!よろしくね!」
え、意気投合すんの早.....まぁ仲はいい方がいいんだが.....
溶ける愛「ほら!行こう!!」
政宗「....まさかお前そのままか?」
溶ける愛「....ダメ?」
政宗「はぁ....もう好きにしろ」
溶ける愛「やったぁ!」
そしてユエと溶ける愛が楽しそうに何かを話している.....俺が入る間、あるか?
ガールズトークには入る勇気がない政宗君
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