lobotomy chronicle ~目指すはありふれた結末~ 作:暇なグリッチ
プロトターボ「んで。どこから話せば気が済む?」
政宗「とりあえずお前がなんで自我を持っているか説明しろ」
前回、このバイクなぜか自我を持った。しかも起こすと勢いよく飛び上がりレーザーターボ(プロトカラーver)の形態に変わった。もうツッコまんからな.....
ユエ「私も気になる.....」
プロトターボ「そだな。そこから話さないと始まんねぇか。ざっくり説明するとだな。お前、俺に無意識にバグスターウイルスぶち込んだんだ。結果、俺はそれで自我を持って、今この体に慣れてきたからやっと喋れるようになったわけ!おk?」
政宗「もうそれで納得するとする.....」
それで人型にはなれんだろお前.....と言う言葉を引っ込ませる。
ユエ「バグスターウイルスって....?」
政宗「あぁ、説明しておくか」
そして俺はバグスターウイルスのことも話した。え?マナが静か?もう帰らせたんだよ
政宗「こういうことだ」
ユエ「政宗....相変わらず不思議.....」
プロトターボ「ま!俺の話もしたし早く行こうぜ!」
政宗「だな」
ユエ「ん!」
こうして俺たちに予期しない仲間が増えたのであった.....
そして俺達はついに100階層の直前まで到達した。そう、ここからが二つ目の難関だ。負けるつもりはないがこの世界初の大ボス戦だからな。
政宗「ユエ、次が恐らくここ一番の山場になるだろう。だから....俺からのプレゼントだ」
そう言って渡したのは蒼星のEGO、星の音だ。蒼星はどうやらユエのことが気に入ったらしく激推ししてきていた。まぁユエとの相性もいいしこれなら....と考えたため俺はユエに渡すことにした。
ユエ「!これって....EGO?」
政宗「大正解だ。これは星の音。さっき俺が呼んだ蒼星っていただろう?そいつのEGOだ。お前に使って欲しいんだと」
ユエ「...ん!使う!」
そう言い星の音を預かり物陰で着替え始めるユエ
プロトターボ「行かなくていいのか?夢しかないぞ?今のあそこには」
政宗「馬鹿言うな。俺はそんな猿みたいなやつじゃ....「政宗にならいい」俺がダメなんだ!!」
全くユエは....俺はなんとなくプロトターボ(バイク形態)を蹴り倒した。「いってぇなんでだよ!」とほざいているが無視だ無視
ユエ「ん、着替えた」
政宗「いいじゃないか、似合ってるぞ」
ユエ「ん....ありがとう」
プロトターボ「あのーお二人さん?まず俺のこと助けてくんろ?」
おっと忘れていた。俺が立て直すとプロトターボはライダー形態になった。
プロトターボ「っしゃ!行くぜ!」
ちなみにプロトターボはガシャコンスパローを使う。EGOをやらなかった理由は「俺はこれ以外認めん!」とか言って聞かなかったためだ。
政宗「さぁ行くぞ、ここからは気を引き締めていけ!」
ユエ「ん!」
プロトターボ「おう!!」
そして到着した100階層。準備を終えた三人がその層へ足を踏み入れる。
その階層は、無数の強大な柱に支えられた広大な空間だった。柱の一本一本が直径五メートルはあり、一つ一つに螺旋模様と木の蔓が巻きついたような彫刻が彫られている。柱の並びは規則正しく一定間隔で並んでいる。天井までは三十メートルはありそうだ。地面も荒れたところはなく平らで綺麗なものである。どこか荘厳さを感じさせる空間だ。三人が装飾に目を奪われつつも先に進むと柱に光が宿り、三人を導くように次々に点灯していく。その灯りに誘われるままに周りを探知しながら進んでいくと全長十メートルはある巨大な両開きの扉が有り、これまた美しい彫刻が彫られている。特に、七角形の頂点に描かれた何らかの文様が印象的だった。
プロトターボ「おー!いかにもボス部屋だな!」
ユエ「ここは....」
政宗「....反逆者の住処」
プロトターボ「おん?なにそれ?」
政宗「反逆者とはかつて神に背いた者たちだ。どこかに隠れ家があると聞いていたがここがそのうちの一つで間違いなさそうだな」
ユエ「政宗は物知り....」
政宗「落とされる前は伊達に勉強してなかったからな。おっと、盛大に歓迎してくれるようだな」
魔法陣はより一層輝くと遂に弾けるように光を放った。咄嗟に腕をかざし目を潰されないようにするユエ。光が収まった時、そこに現れたのは…… 体長三十メートル、六つの頭と長い首、鋭い牙と赤黒い眼の化け物。例えるなら、神話の怪物ヒュドラだった。
「「「「「「クルゥァァアアン!!」」」」」」
不思議な音色の絶叫をあげながら六対の眼光が俺たちをを射貫く。身の程知らずな侵入者に裁きを与えようというのか、常人ならそれだけで心臓を止めてしまうかもしれない壮絶な殺気が俺たちにに叩きつけられた。だが俺たちはそれをものともしない。
プロトターボ「キタキタぁ!!レイドバトルってわけね?!」
政宗「そう言うことだ。せいぜい気張れ!!」
ユエ「....勝つ!」
三人が奮起した途端、赤い紋章の首が火炎放射で攻撃してくる。
プロトターボ「よっと!」
すぐさま俺たちは飛散しプロトターボが赤首を打ち抜く。....しかし白頭のブレスの白い光が包むと時間が逆戻りしたように再生した。俺たちも続くようにユエと俺が緑、青頭を攻撃するも白頭に回復される。
プロトターボ「役割しっかりしてんなぁ!やるねぇ!!」
政宗「まずはあの白頭を狙うぞ。後はどうとでもなる!」
ユエ「分かった」
プロトターボ「サーイェッサー!」
青が完全に回復する寸前にユエとプロトターボが白を狙う。が、黄頭がサッと射線に入りその頭を一瞬で肥大化させた。そして淡く黄色に輝きプロトターボのエネルギーの矢もユエの〝緋槍〟と追撃の星の音の攻撃も受け止めてしまった。衝撃と爆炎の後には無傷の黄頭が平然とそこにいて俺達を睥睨している。
プロトターボ「今度はタンク役か!とことん徹底してんな!!」
政宗「ならばそれすら破ればいい!!」
すかさず俺がジャスティティアで黄頭のガードを貫通する。が、プロトターボとユエが白頭を攻撃する前に赤、青頭の炎と氷に阻まれ白頭に黄頭を回復される。
ユエ「む.....」
プロトターボ「だぁぁぁぁぁ!厄介だなぁ!!」
政宗「徹底してるな....なら!」
俺がジャスティティアとバグヴァイザーツヴァイチェーンソーモードを構えると黄色が再びガードし、赤、青は再びユエとプロトターボを狙い白が準備している。
政宗「フンッ!!!」
俺が黄頭に飛び掛かると黄色がしっかりガードするためにどっしりと構えた瞬間、俺は黄色頭の頭を踏みビームガンモードにすると他の頭に拡散射撃。油断していた赤と青頭を倒すがすぐに黄色が白と緑と黒頭を庇う。そしてさらに追撃しようとするが
ユエ「いやぁああああ!!!」
プロトターボ「!!ユエちゃん!!!」
政宗「ユエ!!!!!!!ぐぁッ!!!」
突然ユエの絶叫が聞こえ、そちらを振り向いた隙に緑頭の攻撃を喰らってしまい、地面を転がる。だが俺は自分の体の痛みには目もくれずユエの元に駆け寄る。ユエはうずくまったまま動かない。
プロトターボ「おい!ここは俺に任せてユエちゃんのところに行け!!」
政宗「任せた!!!」
プロトターボ「おう!!オラァクソヒュドラ!!来いやァ!!!!」
プロトターボはガシャコンスパローを鎌モードにしてヒュドラを相手取る。
政宗「ユエ!!大丈夫か!!返事をしろ!!」
映ろな瞳のユエを見て歯噛みし、血が出るほど拳を握りしめる俺。黒はトラウマを引き起こしたはずだ。ユエは見捨てられる光景でも見せられたのだろう。「一人はいや…!おいてかないで…!」と言い続けている。
政宗「お前を一人にするはずないだろう!!目を覚ませ!!ユエ!!!!」
ユエ「...!ま、政宗....?」
政宗「そうだ.....俺はここにいる....安心しろ.....」
ユエ「私....!!」
俺はユエが何か言う前に抱きしめる。不安そうな顔をしていたからだ。俺は居ても立っても居られなかった。
政宗「不安にならなくても大丈夫だ。俺はお前から離れることはない」
ユエ「政宗を感じる....これなら....怖くない。政宗が....傍に居るって分かる....!」
政宗「さぁ、あのふざけた奴をさっさと始末しようか」
ユエ「うん!」
政宗「....ユエ、魔法は一旦やめてくれないか?私は奴を徹底的に潰さなければならん」
ユエ「...?うん....」
私の雰囲気が変わったのを感じたユエはおとなしく私の言うことを聞き、私を不思議そうに見ている。
プロトターボ「ぐっ....お!そっちはなんとかなったか!!」
政宗「あぁ....あとは任せろ」
そして俺はバグヴァイザーツヴァイを「腰に」装着する。
政宗「ヒュドラ....お前は私の大切なものをあんな目に合わせた....許さん....万死に値する....ッ!!」
《仮面ライダークロニクル!》
私はついにそのガシャットを起動する。そして手から落とすとガシャットは私の周りを空中で回り始める。その瞬間私はAと記されたボタンを押すと待機音が流れ始める。
《ガシャット!》
政宗「....変身!!!!」
《バグルアップ!》
《天を掴めライダー!》
《刻めクロニクル!!》
《今こそ時は!極まれりィ!!!》
そして私は変身した。『仮面ライダークロノス』に。
クロノス「さぁ....審判の時だ.....!」
ついに変身したぁぁぁぁぁ!!!次回クロノス戦闘です!
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