仮面ライダーギーツ【Mother and Children】 作:キャメル16世
今回からいよいよ2期の内容に入っていきます
第三十話「爛漫Ⅰ:役者というもの」
この物語はフィクションである
嘘と誇張にまみれ、人が人のエゴによって動かされる
そして人はいつしか、己を演じる
本当の自分すらも、星空に投げ捨ててしまうように
「……よっ」
「……」
アクアはいつかの時みたいに、事務所のベランダから見える夜空を見上げていた。
手のひらの何かを見つめていた彼だったが、英寿が
声を掛けた事でそれを後ろに隠す。
「…あいつらのライブから、はや4ヶ月ってところか」
「そうだな。あれからルビーのストーカーも現れない…程々に平和だな」
「……」
そして、あの時現れた雨宮吾郎と顔が瓜二つの男も。
あれ以降はアクア達の前には姿を表さなくなっていた。
「…俺の過去を見た…って言ったな」
「……あぁ」
あの騒動の後、英寿はアクアに告げた。
アクアのサポーターを名乗る男はイラドといい、英寿曰く、彼は未来の存在だと言うことを。
そして、他人の記憶を覗き見る事が出来る。
英寿はアクアの過去を…雨宮吾郎だった時のアクアと、幼少期の頃の記憶を観た事を教えた。
「……俺は…アイを救えなかった」
「……」
「…だが、アイを殺した真犯人は…
「……お前たちの父親か」
「……」
英寿は黙り込むアクアに詰め寄る。
「…ウルス…お前の理想の世界はなんだ?」
「……」
「父親に復讐を果たす世界。それが本当にお前の理想の世界なのか?」
「……」
「……言っておくが、そんな世界にハッピーエンドはないぞ…」
「……」
アクアは黙り込んではいたが、アクアに目を向けると、その瞳のハイライトは黒く輝いていた。
「……それでも、僕はやる。犯人を見つけてケジメをつけるまで、僕は僕を演じ続ける」
「……」
「…演じる事は、僕にとっての復讐だ」
アクアは英寿にそう言い残し、ベランダから去っていった。
「……ウルス……っ?」
英寿は去って行くアクアを見ていた。
だがその時、アクアの右手に握られていた何かを見つけた。
暗くてよく見えなかったが、IDコアのようなものだった。
『舞台 東京ブレイド』 スタッフ顔合わせ当日
「『劇団ララライ』って、硬派なイメージだったけれど、よくもまぁ2.5受けたわよね」
「と言っても半分は外部から集めたキャストだ。緊張しなくて良いと思うぞ」
「しかもメインチャラの半分以上が顔見知りだからな」
「…緊張なんてしてないんだけど」
アクア、有馬、そして英寿の3人は共に『劇団ララライ』の稽古スタジオまで足を運んでいた
「あっ…」
その時、一人青年とすれ違った。
紫髪の顔立ちの整った好青年だ。
「メルトくん…」
「……オス」
「……」
こいつは確か…
『今日あま』の主人公だった、鳴嶋メルト
仮面ライダーダルゼとか言ったか?
「……この公演、クラムPが外部の役者のキャスティングに噛んでるんだと…つまり、俺達はクラム組ってわけだ。よろしくな」
「「……」」
「……」
「……よろしくね…」
「…なんだよその間は……」
俺も文献を広げる為に『今日あま』のドラマを見させてもらったが…
まぁこいつらの懸念してる事はひとつだろう
「…まぁ分かるけどな。ロクに演技出来てない奴居て、『今日あま』の悪夢が再び…とか思ってんだろ」
「……っ」
どうやら図星のようだ
「……あれが初めての演技だったんだから大目に見てくれ…とは言わないけどよ。『今日あま』から9ヶ月……ちょっとは勉強?してだな…」
「……」
「前よりかはマシになってると思うから。駄目だったら遠慮なく言ってくれ」
「……」
メルトは彼らにそう言い残すと、これから稽古を行うBスタジオへと入って行った。
「…どうした?マーリ」
「……いや…なんでもないわ」
歯切れの悪い有馬は英寿達の先頭を歩き、メルトの後を追ってBスタジオへと入室した。
「……」
スタジオ内には既に何人かのスタッフが集まっており、ストレッチや発声練習、台本を読み込んでいる者などちらほら見受けられた。
「「キザミ」役を務めさせていただきます。『ソニックステージ』所属、鳴嶋メルトです。よろしくお願いします」
「……」
スタジオに入るなり、メルトはスタッフ達にお辞儀をしながら自己紹介を始めた。
「「つるぎ」役を務めさせていただきます。『苺プロ』所属、有馬かなです」
「おなじく『苺プロ』所属、星野アクア。「刀鬼」役を務めさせていただきます」
「おなじく、浮世英寿。「
『苺プロ』の3人もスタッフ達に自己紹介を済ませる。
「皆早いねーまだ10分前なのに〜揃ったみたいだから、自己紹介始めちゃおっか」
すると、スタジオにサングラスを掛けた男が意気揚々と入室して来る。
髪の右半分を白に染めた独特のヘアースタイルだ。
「ボクの名前は
男の名は雷田澄彰。
自己紹介がてら自持ちネタをしながらピースをする。
「で…こっちが演出家の金ちゃんね」
「
その奥に居た体つきの良い口髭を生やした男は、金田一敏郎。『劇団ララライ』の代表だ。
「脚本家の
その金田一の横に居たのは、売れっ子作家のGOA。軽く手を振って挨拶する。
そしてデザイアグランプリナビゲーターの一人、クロメの姿があった。
「……」
クロメが居るということは、デザイアグランプリが関わるということは確定だな…
今度は一体何を企んでるのやら……
英寿の懸念も消えることは無く、クロメの事を警戒していた。
「こっからはララライの役者。みたのりお、
「よろしくお願いします…!」
紹介を受けたあかねは、アクアと英寿に向けて笑顔で応える。
「……」
「……」
かたや睨み合うあかねとかな。
両者にも譲れぬものがあるようだ。
「最後に主演を務める…」
「……Zzz」
「起きろバカモンが!」
「…って……あぁ、サーセン」
金田一が蹴り上げて起こした男は、無精髭のメガネをかけた青年だった。
「この芝居の主演の……役名なんだっけ…」
「……」
「…まぁ良いか……
「……」
おの男こそ、『劇団ララライ』の看板役者。
姫川大輝、19歳。
帝国演劇賞、最優秀男優賞、月9主演俳優、と様々な肩書きを持つ男。
噂では、過去には数回デザ神になった事があるという猛者。
「このメンバーで一丸となり、舞台『東京ブレイド』を成功に導きましょう!」
「今日は顔合わせだが、主要メンバーは一通り揃ってるみたいだな…このまま本読みもやっちまうか」
自己紹介が一通り済み、金田一の指示で自由時間が出来た
早速カメレオとウルスが話しているようだが、俺の目的はそれではない
「…よぉ、今回は白い方じゃないんだな」
「……何?英寿君」
ナビゲーターのクロメは、俺の問に面倒くさそうに対応する
「…そういえば白い方が言ってたなぁ……黒い方と協力してジャマトと共謀してるってな」
「なんか嗅ぎ回ろうとしてるみたいだけど、ムダだよ。私シロメなんかよりずっと口は固いから」
「……ふっ…簡単には化かされないってか」
流石に見え透いた嘘は効かない…
イメージ通り堅苦しい奴のようだ
なら、逆にその堅苦しさを利用するまでだ
「デザグラのナビゲーターが何故ここに居る?今回もなんかゲームでもやんのか?」
「……」
クロメからの疑念の視線が刺さる
「……はぁ」
そして大きく溜息を吐くと、またもや面倒くさそうに答えた
「今回の舞台はデザグラとのスペシャルコラボステージ。演者同士によるエキシビジョン。誰がより目立てるのか勝負するゲーム」
「それは主役が目立つもんじゃないのか?」
「そうとは限らないよ。どんなに目立たない脇役でも、ひとたび見せ所を作ればたちまち人気キャラに昇格する。脇役やサブキャラが主人公の人気投票を上回るケースも珍しくは無い」
「…お、おう」
「それに今回の物語の主軸になる『渋谷抗争編』は、主人公達の「新宿クラスタ」と敵として立ちはだかる「渋谷クラスタ」の2チームが戦う原作でも特に人気のある章だし、ここで主人公とサブキャラ達の掛け合い、敵チームの恋愛模様、そして最後に訪れる和解と結ばれる絆。そこが見所になってくるから、サブキャラ達が目立ってくれた方がむしろ物語としてはまとまりが良くなるしファンからの好感も得られる」
「……」
「でも舞台化するにあたって削るべきところは削んなきゃいけなかったみたいだからそこは残念ではあるね。君の演じる
「…………」
「……で、なんだっけ」
「いや、もういい」
さっきの口が軽いとは一体なんだったのだろう
想定していた数倍の熱弁で最初の質問を忘れている程だ
これ以上は俺の精神が持ちそうにない…
さっさと本読みの為に台本読み返してた方がいいかもしれんな……
「……」
「ずっと無法地帯だった新宿が、一人の男によって統一されたそうです。名は確か…「ブレイド」」
「ほぉ、面白い。ひとつ俺がどんな奴か見てきてやろう」
「かぁんがえなしに戦いを仕掛けようとしないで貰えますか?」
「今回下手な子居ないねぇ」
いよいよ本読みが始まり、一人一人が台本を開く。
雷田と金田一はその様子を見て、その演技に感心していた。
「芸歴の長い有馬ちゃんやララライの面々が演技出来るのは当たり前として、メルトくんも『今日あま』の演技見た時どうなるかと思ったけど、なかなか仕上げて出来てるし。演技未経験の筈の英寿くんも淀みのない息遣い。アクアくんも舞台は初めてって聞いたけど周りが見えててソツがない」
「クラムは他所に人送る時は堅い人選するからな」
「有馬ちゃんとあかねちゃんの同世代新旧若き天才対決もアツいよねぇ」
「……」
クロメも端末で何かを操作しながら演技の様子を見守っていた。
「役にどっぷり入り込む「没入型」と、周りの演技を綺麗に受ける「適応型」。演じ方も対照的…見た感じあかねちゃんの方が一歩先言ってる感じかな。有馬ちゃんも負けないで欲しいなぁ」
「……分からんよ。うちには姫川が居るからな」
「……」
姫川…大輝……
クロメは端末への操作を止めること無く、演技に向かう姫川の様子を伺っていた。
「……っ」
そこからは、良く覚えていない
「有馬…だっけ。遠慮しないで良いよ」
その一瞬で、その場はふたりだけの空間になってしまった
まるで演技を見ているとは思えない
胸に滾るような躍動
目が焼き付けになる表情
身体全身に響き渡る声圧
俺も含め、ウルスもカメレオも
しばらく動けなくなってしまっていた
「……」
姫川大輝…
最初の風格から、俺の2000年の勘が読んでいたが
やはり間違いではなかったか…
奴はおそらく、元デザ神
そう言わざるを得ない演技だった
「……」
今回のゲームで勝ち残る為には、奴よりも目立たなきゃいけない
あれを超える演技
俺はどう戦う…?
「ララライも最近停滞気味でよ。あかねの恋リアが終わってから客足は伸びたが、それも一時的だった。2.5なんて受けたのも、外部からのキャスト引き受けたのも、何かしらの刺激が必要だと思ったからだ」
「デザグラとのコラボも?」
「それは別だ……とにかく、どいつもこいつも負けず嫌いだからよ。あんなの見せられて何も思わねぇワケない。アレとどう戦うか、必死になって考えちまうもんなんだよ……」
「……」
「【役者】なら…」
その後の稽古は順調に進んでいた
俺の演じる「匁」は、俺のキャラとは少し違っていたが
伊達に2000年間転生はしていない
その人生の中で、匁のキャラに似た人物を想像しそれを演じる。そしてそれには俺の解釈も含まれる
俺はエースとして生まれたが、これまで幾多ものエースを演じて来たんだ
母さんに出会う為に……
「……ん〜…」
「…どうした、カメレオ」
そんな中、カメレオが神妙な顔で台本を眺めていた
「いや…私の演じる「鞘姫」なんだけどね、この台本だと原作のキャラと大分変わっちゃうんじゃないかなって思って……」
「「鞘姫」……」
ウルスや俺が所属する「渋谷クラスタ」のリーダー的存在で、原作ではあまり出番は多くない筈だ
俺も原作を一通り読んだが、最初はウルスが演じる「刀鬼」のヒロインとして登場してたものの、マーリが演じる「つるぎ」とのカップリングが人気を博し、「鞘姫」への人気は次第に欠落して行った
いわゆる、負けヒロインというやつらしい
「原作だと「鞘姫」は、人を殺める事に葛藤を抱いた優しい子なんだけど…この台本通りだと、舞台の尺を省略する為に大分戦いに前のめりになってるの。これじゃあ殺戮大好きクレイジーだよ…」
「確かに、人によっては解釈が異なるかもな。また『今日あま』と同じ轍を踏むかもしれないし、お前の言わんとしていることも分かる」
「そうだよね……」
「…今日は脚本家も来てるんだろ?直接言いに行けば良いじゃないか」
「そうなんだけどぉ……」
無駄に駄々をこねるカメレオ
彼女なりに脚本家に気を使っているのだろう
今日の舞台には脚本家のGOAも来ている
ならば尚更悪い種は摘んでおかないとな
俺のデザ神への道の妨げになる可能性だってある
「ちょっと良いか?」
「なんだ、浮世」
「…!」
「カメレオが脚本について質問があるみたいなんだが…」
「ちょっとエースくん…!」
英寿は迷うこと無く脚本家のGOAと演出の金田一の元に向かった。
英寿の奇行に驚きながらも止めようとするあかね。しかし、それをGOA達は好意的に受け取っていた。
「んー?なになに?」
「言ってみろ、黒川」
「あの……」
あかねは躊躇いながらも、再び台本を開いた。
「「鞘姫」のキャラクターなのですが、なんて言うか……脚本からだとキャラが少し理解出来なくて。この意図というか…」
「あぁ…原作より大分好戦的な感じだしね」
「そうなんです!原作だともっと葛藤が……!」
「まーね……そこは僕もかなり悩んだ……」
GOAはあかねの言葉を紳士に受け止めていたが、次にみせたのは、プロの
「ただ、その「葛藤」を演劇というメディアに変換した時、出来ない事はないんだけどやや「尺」を取りすぎてしまう。漫画では大ゴマの表情一つで語れた心情を、板の上で遠い席のお客に伝える為には、それなりに時間の長い演技が必要になる」
「……」
「ただでさえ登場人物が多く様々な思惑が錯綜する群像劇を、2時間程度の尺に入れ込むとなると、それなりにシンプルに整理する必要がある。じゃないと全てのシーンが散漫になるし、お客に伝わらない分かりずらい作品になってしまう」
「……」
「全て原作通りにするなら脚本家という職業は要らない。盛り上げる所をしっかり定めて、要素を取捨選択していく」
ひとしきり語り終えたGOAは原作の単行本を持ち出した。
「僕も原作のファンだからさー、あんまり手を入れたくないんだけどね…そういう汚れ役も僕の仕事の内だと思ってるからさ」
「……」
今回の脚本は、台本を見る限り戦闘シーンが重視されている節がある
そのくせ肝心の戦闘シーンの部分の動きの表現はアバウトで演じにくい
漫画ではキャラの内面によくフォーカスを当てていたが、舞台では全く逆になり
キャラの動きや戦闘シーンが重視されている
これがどうデザイアグランプリに繋がるのかは不明な所だが……
「…と言うことらしいが、納得出来たか?」
「……うん」
煮え切らない様子のカメレオ
「はーい!おつかれー!」
すると、先程まで何処かに行っていた雷田が帰って来た様子だった
後ろには2人の女性を連れている
「今日はスペシャルゲストがお越しですー!」
「あ……えと……こんにちは……」
「…『東京ブレイド』作者のアビ子先生!…と、付き添いの吉祥寺と申します…!」
そのふたりは週刊漫画家 鮫島アビ子。今回の原作『東京ブレイド』の作者と、『今日は甘口で』作者の吉祥寺頼子だった。
「吉祥寺先生お久しぶりです!」
「有馬さん!『今日あま』の打ち上げ以来ですね!」
出会い頭にかなと吉祥寺は手を合わせて再会を喜んでいた。
「アクアさんも、またお会い出来て嬉しいです!」
「光栄です」
アクアの元にも挨拶をし、英寿にも会釈する。
「……先生おひさっす…!」
「あっ……ども……」
「……」
「あの漫画家、お前に対してだけ塩対応じゃないか?まるで親の仇でも見るみたいだな」
「ま、まぁ…心当たりしかねぇしな……」
吉祥寺に冷たくあしらわれたダゼルを、俺は慰めるつもりでトドメを刺しにいった
「先生、初めまして……」
「……っ…!」
カメレオが挨拶すると共に、吉祥寺の後ろに隠れるアビ子
「ほら先生、ちゃんと挨拶して」
「無理……イケメンと美少女は目を合わせただけでテンパる……」
「まぁ分かるけど……」
どうやら悪気あっての行動ではないらしい
人とのコミニュケーションが著しく出来ないようだ
「まぁゆっくり見学なさってください」
「ありがとうございます…」
席に案内された漫画家のふたり。
その後の時間は稽古を見学し、アビ子はその様子をキラキラ目を輝かせて見ていた。
「どうですか、先生」
「……皆、演技上手…良い舞台に出来ると思う…」
「そりゃ、ララライは一流の役者しか居ませんから!」
「…皆きっと…沢山練習してくれてるんですよね……」
「先生、舞台の時は練習じゃなくて稽古って言った方が良いですよ」
「…そうなんですか?すみません、私何も知らなくて……」
アビ子は改めて役者達の凄さに触れた後、台本を取り出して改めて内容を読んでいた。
「だからこそあれですよね…私が言わなきゃですよね…」
その時、吉祥寺を含む原作関係者の肩が上がった。
「脚本て、今からでも直して貰えますか?」
「…んんっ!」
あまりの発言に、雷田の身の毛もよだつ様子だった。
「…勿論ですが……どの辺を……」
「どの辺て言うか…その……」
その発言には、流石のGOAも動揺を隠しきれていなかった。
その続きを、誰もが固唾を飲んで待っていた。
「……全部?」
そして待っていたのは、最悪の答えだった。
第三十話「爛漫Ⅰ:役者というもの」
次回
「なんなんですかデザイアグランプリって!?」
「リライティングってのは…地獄の創作だよ」
「伝言ゲーム。デザグラなんかよりよっぽど厄介なゲームだよ」
「本当にこれで良いと思ってるのか?」
「優秀なんだよ、彼は」
「頑張ったつもり…なんだけどな……」
第三十一話「爛漫Ⅱ:脚本家というもの」