陽炎の立つ頃に-陽炎型ミステリーゲーム-   作:遠野静

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『寝室』
『キッチン』
『中庭』
『中庭・倉庫』
『倉庫』



導入・現場検証

『寝室』

 

陽炎「どの部屋も同じ形ね。ベッドと机と……ユニットバス。後はインテリアに間接照明……なんだかホテルみたいね」

 

黒潮「昔の寮の方が設備良いの、なんでやろねえ」

 

秋雲「人が増えたからじゃない? 知らんけど」

 

陽炎「備え付けの冷蔵庫まである……でも、何これ? keep outって」

 

秋雲「おっと、そこは開けたらルール違反だぜぃ。ま、推理には不要だから気にしないで」

 

秋雲「ちなみに扉を閉めれば防音だよ~。部屋での物音が廊下に聞こえる事は殆ど無し!」

 

不知火「なるほど、殺人現場の第一候補ですね」

 

陽炎「あんまりそういうこと言わないで。寝る前から気分悪くなるでしょ」

 

 

『談話室』

 

陽炎「ここが談話室か。ソファにテーブルにテレビ……提督の胸像……? なにあれ、趣味悪っ」

 

黒潮「無駄に良く出来とるなぁ……ブロンズ像か? ……わっ! 重っ!」

 

不知火「場所は……食堂の扉の前ね」

 

不知火「……部屋というよりは、間のスペースといった感じですね。部屋が連なっている廊下から一直線です」

 

黒潮「さすがにここで事件が起きたら、廊下か食堂の誰かが気づくやろね」

 

秋雲「ちなみに、食堂→談話室→101号室~って感じね。廊下の先は突き当りで折れ曲がったところに階段があるけど、上階は封鎖ってことで一つ」

 

 

『食堂』

 

浜風「食堂です。あまり大した物はないですね」

 

浦風「椅子に机に食器類……あ、一応ここからでもキッチンは見えるんじゃね」

 

天津風「行ってみましょうよ。食材も確認したいし」

 

磯風「うむ」

 

 

[chapter:『キッチン』]

 

浦風「すっごい設備じゃねえ。……確かにこれなら全員分くらいは軽く作れるけど」

 

浜風「冷蔵庫にも食材がいっぱいです。あとは……」

 

天津風「……包丁の種類も豊富にあるわ。凶器としては第一候補かしら」

 

磯風「おお! 見ろ! この刀みたいな包丁はなんだ!」

 

天津風「……鮪包丁とか、何に使うのよ」

 

 

『中庭』

 

舞風「結構広いね~。あ、池もある……けど、水が張ってない」

 

時津風「運動したけりゃここかな~?」

 

谷風「はぁーん……? ……なあ、あの並んだ窓って、個室かねえ?」

 

時津風「じゃないかなぁ。つまり中庭からなら……部屋の中を狙える?」

 

谷風「逆を言うと、部屋から中庭はスケスケだぜっ! ってことだねえ。

隠れる場所もなさそうだし」

 

 

『中庭・倉庫』

 

雪風「あれ、なにかありますよ?」

 

初風「ほんとだ。倉庫……ガレージかしら? 100年乗っても大丈夫、みたいな」

 

野分「中を確認しましょう」

 

初風「さすが、探偵さんはノリ気ね。私、面倒くさいんだけど……」

 

野分「……どの道、ゲームが進まないことには秋雲は満足しませんよ」

 

雪風「見てみましょう」

 

 

『倉庫』

 

野分「庭弄りのための用具倉庫って感じですね」

 

初風「スコップ、シャベル、クワ、ロープ、高枝切バサミ……凶器候補のオンパレードね」

 

雪風「そうでないのもありますよ? 箒とかチリトリとか」

 

初風「あっそ。じゃあ雪風は中庭の清掃でもしとく?」

 

雪風「なんか扱いが酷っ!?」

 

野分「まあどんな道具であれ、使い方次第ですから……しかし、ここは部屋から死角ですね」

 

 倉庫の中から各部屋を見ることは出来ない。逆も然り……か。

 




次回迄は説明パートです。
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