ウルトラマンブレーザー:ストレンジニューワールド   作:dr.veronica

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第2話

ブレーザーへの初変身(?)です




巨人 パート2

 

ワープから抜けた。

 

バルカンの赤い地表が見える。

 

カーラ「メイ中佐、周辺の粒子をスキャン。」

 

 

メイ「はい艦長。」

 

メイが自分のパネルを操作する。

 

メイ「周辺の粒子には微弱ながらタキオン粒子の痕跡があります。おそらく、すでにこちらに到達済みかと。」

 

カーラは座席から立つ。

 

カーラ「ドラン少佐、戦術センサーには映ってない?」

 

ドラン「反応はありません。」

 

 

シナイ「バルカンの大気圏付近で巨大な生命反応を確認。バルカンへ突入中です!」

 

バルカンの表面から微かに光が見えた。

怪獣が大気圏への突入で燃えているのだろう。

 

カーラは座席に戻り肘掛けのパネルを操作する。

 

カーラ「警戒警報。ベイル中佐、最高速で生命反応に接近。ドラン少佐。シールドを起動。メイ中佐、あれのデータが欲しい。」

 

デッキのライトが黄色に点滅する

 

USSファウンデーションは指示通り急速にバルカンに接近。光へ近づく。

 

 

 

ドラン「艦長!いや、敵の体内のエネルギー反応。攻撃です!」

 

ドランは焦った様子で叫ぶ。

 

カーラ「非常警報!シールド最大。ベイル中佐!回避行動!」

 

 

落下しながら怪獣は上に向かって一種のエネルギー光線を発射した。

 

 

明るい線をファウンデーションは回避するが、怪獣は推進力を得て加速。バルカン星へ降着した。

 

 

カーラ「降着した… メイ中佐、怪獣のスキャンデータはある?あったらモニターに表示して。」

 

メイ「はい艦長。モニターに表示します」

 

 

 

 

 

モニターには赤と青をベースとした甲殻類のような怪獣の姿があった。細かい殻のような板で体が覆われている。

 

 

メイ「スキャンによると全長300m。他はほとんどわかりません。」

 

 

その時、デッキにいた1人がつぶやいた。

 

ゲント「バザンガ…」

 

 

ゲント・ヒルマ怪獣が大量に出現する2023年の地球から迷い込んできた、地球防衛隊のSKARDの元隊長だ。

 

カーラ「ヒルマ少佐、この怪獣を過去の地球で見たことは?」

 

 

ゲントは立ち上がり、デッキの中央まで行く

 

ゲント「あります。我々はこれをゲバルガと呼称し、私も作戦に参加しました。私が対峙したのは50mほどでしたが、これほどのサイズのものは…ただ、顔の角の根元にある鼻腔が弱点です。」

 

 

カーラ「ありがとう ヒルマ少佐。」

 

カーラはシナイの方を向いた。

 

「シナイ、宇宙艦隊に連絡。怪獣からの攻撃を受けた。応援が必要になるかもしれないと送って。」

 

シナイ「はい艦長」

 

 

カーラ「初日から大変だけど、乗り切ろう」

 

 

カーラは艦長席に腰掛け、一度伸びをする。

 

カーラ「大気圏に突入。ゲバルガと対峙するわよ。」

 

ベイル「はい艦長」

 

 

ファウンデーションは大気圏に突入。10秒ほどで地表付近に到達した。

 

 

バルカンの街を破壊しながら進むゲバルガ。

 

そこには数多の人が潰されて次々と死んでゆく光景が広がっていた。

 

カーラ「光子魚雷用意!ゲバルガの顔へ発射!」

 

魚雷がゲバルガの顔に当たり少し怯む。

 

ただ反撃する様子もなく、古い教会に向かって進む。

 

 

ゲント「ゲバルガはあの教会に向かっている模様!」

 

 

カーラ「宮殿の生命反応は?」

 

 

ベイル「あそこはバルカンの孤児院です。生命反応は…100人ほど…」

 

カーラ「こちらに転送できる?」

 

ベイル「電波が妨害されて…正確にロックができません。こちらから誰かが行って信号増幅装置を起動しないと危険です。」

 

 

ゲント「俺が行く」 カーラ「私が行く」

 

ゲントとカーラはお互いを見た

 

カーラ「私とヒルマ少佐が行く。シナイ、デッキは任せたわ。」

 

カーラが席から立ち、空いた艦長席にシナイが座る。

 

カーラとゲントはエレベーターに乗った

 

カーラ「あなたの資料を読んだわ。なぜあなたはワームホールを通ってきていたの?」

 

ゲント「わかりません。こちらに来る直前の記憶が全く無いので。あちらの世界には息子と妻も居ました。もし帰れるのであれば今すぐにでも帰りたいです。」

 

カーラ「この任務を終えれば、あなたを家に帰す糸口も見えるかもしれない。そのためには、これを生き延びないと。」

 

 

エレベーターが転送デッキに到着した。

 

円形の転送パッドの上に立つ。

 

2人はその場でしゃがみ、前にフェイザーを持って待機する。

 

カーラ「転送!(energize!)」

 

2人は転送され孤児院に降り立つ。バルカンの子供達、教会の人々が2人を見る。

 

カーラ「ヒルマ少佐、全員を誘導して」

 

 

 

ゲント「これから皆さんを転送で救出します。落ち着いて混乱は禁物です!」

 

バルカン人たちがゲントを半ば呆れた顔で見た。

 

 

 

カーラ「こちらアームストロングからファウンデーション。信号増幅装置を設置。起動まで10秒。ロックでき次第10人ずつ転送。9回で脱出が完了する。」

 

シナイ「こちらファウンデーション。了解しました」

 

最初の10人が転送された。

 

外にはバザンガがおり、ファウンデーションが攻撃で足止めをしているが 長くは持ちそうにない。

 

 

バザンガが光初めた

 

ファウンデーションは回避行動をとるが、光線が発射され、船体の円盤部分に命中。黒煙が少し上り始めている。

 

ファウンデーションは一時的に武装システムがダウン。

 

絶望的だ。バルカンはまだ脱出が完了しておらず、バザンガはあと一歩踏めば教会を踏み潰せる。

 

だがそう簡単に死ぬことも許されなかった。

バザンガはエネルギーを両手に集中させ、教会に向けた。

 

 

死を覚悟したカーラは目を瞑った

 

 

その瞬間、左手の手首に何かが出現した。

大きな石のような、その美しい物体は唸り声のような音を出しながら光った。

教会の奥から光が飛んできて、カーラの右手に収まると、コインのような形に変化し、エネルギーの糸のようなものが石から伸び、カーラの右手を掴んだ。

強制的に石の隙間に入れさせられ、石の拳側にあった小さなボタンを無理やり押させられた。

 

ゲントがカーラを見た。

左手の石を見た。

ゲント「あれは…」

 

その瞬間、カーラを光が包んだ。

 

 

 

 

 

 

 

ブリッジ

 

シナイ「艦長が危ない!ハッセルホフ中佐、武器システムは修理できたか?」

 

セルゲイ「出来ました。」

 

 

ドランは自分が見ているモニターに目を疑う

 

ドラン「副長!ワープを検知しました…」

 

シナイ「どこだ?なんの船だ?」

 

ドラン「それが…不明です!さらに、ワープは教会近くの地表20cmです…」

 

 

シナイ「あり得ない!何秒後だ?」

 

 

ドラン「出現まで

 

 

5

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

 

 

 

出現です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孤児院とゲバルガの間に、怪獣とは明らかに何か違う、体長約250mの銀色の巨人が立っていた。

 

 

 

 

 

 

シナイ「あれは…なんだ…」

 

 

ゲントが巨人を見上げ、つぶやく

 

 

ゲント「ブレーザー…」




対決は次回!
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