NIKKEの世界に転生したのは良いけど目の前にニヒリスターがいます 作:塵気
良いよね(圧)
僕の名前は鳳 隼人。ついさっきまでは24歳のサラリーマンでした。
ひょんなことにより僕はトラックに轢かれて仏になったはずなんですけど、何故か転生しました。
暗かった視界は瞼を開くことで黒に赤のラインが入った景色が映る。
意識がはっきりするとここは火山の大地なのではないかと思う。赤のラインは流れるマグマ、黒はマグマは冷えてできた火成岩だ。空を見上げると灰色の雲しか見えない。
それもそうだろう。目の前に見える火山からは噴煙が立ち上っているのが見えるからだ。
・・・・・・しかしこの光景どこかで見たことがある。
流石に人の身一つで火山の近くにいるのは危ない。
どこかへ移動しようと立ちあがろうとした時、
身につけているものがやけにメカメカしい。それに加え、赤によっているオレンジの髪が目の前にある。
事故のショックで記憶が吹っ飛んでいないのであれば、自分の髪は日本人特有の黒髪だったはずだ。生まれてきて一度も染髪はしたことはない。
そして下に視線を移すと胸がやけに盛り上がっている。自分の胸板はこんなに厚くなかったはずだ。
・・・・・・いや違う。ただ現実から目を背けるためだ。これは間違いなくオッパイだ。雄ッパイじゃない。女性特有のオッパイだ。
そして僕は気づいた。いや気づいてしまった。
自分の右手を股へと持っていき、息子がいないか確認した。
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ない
《悲報》僕の息子は一度も使われず消えました
クソッ・・・・・・一度も使われずに無くなるなんて・・・そんなのないよ・・・・・・
僕が自分の体は女になっていると自覚してから数十分は経っているだろうか。
ようやく自分の体が女のものになっていると受け止めて確認を始める。
まず髪は赤寄りのオレンジ色、つまり朱色で毛先は柑子色のようだ。
次に顔、と行きたいがあいにく鏡がないためスタイルを見ていこう。
身長がどのくらいかはわからないが大体170ぐらいか。スリーサイズの測り方を知らないためどれぐらいなのかははわからないが、胸はおそらくDカップ・・・ぐらいか?
じゃあ服装・・・というか武装?なんと言えば良いのか。
まず下に来ている服は胸の上の部分に穴が空いていてハイグレのボディスーツを着ており、そのスーツの股関節部分に長めの赤いフリルがついている。腕には黒色のエナメルグローブをつけている。
脚は殆ど金属で覆われていて靴の部分に当たる部分は鳥の鉤爪のようになっていた。
そして尻が見える赤のロングコートを纏う。
そして問題の・・・腰についてある銃だ。腰の部位に固定されていて、普段はロングコートの一部になっている。
銃に詳しくはないが、多分これはスナイパーライフルと呼ばれるものなのだろう。
僕はこれらの情報からわかったことがある。それはここがどこの世界なのか。
体全身が機械のようなもので保護されている女性の体。
見るからに人類の文明が廃退している世界。
そしてこの見たことがある火山だ。ここはニヒリスターが登場する火山だ。
つまりここは、勝利の女神:NIKKEの世界であることだ。
うん。まずい。
ここはまずい。とにかくまずい。
ニヒリスターといえば自分の領域に入ってきた者を焼き殺すニケだ。
僕は彼女の推しだからこそわかる。ここにい続ければ命はない。間違いなく。
というわけで、
「逃げるんだよォ!スモーキーーーーッ!!」
・・・・・・
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拝啓、お母様お父様。僕は今、
「見たことがネェ顔だな」
続くか?私にもわからん。