何の変哲もないとある独身男性の日常の話 作:泡沫幻想黒衣の人
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@???
冬場…、
今日も今日とて、冬眠をしていた は、式の により起こされる。
起こした訳を聞いたら、が猫を連れてきた、と…。
それを聞いた は………寝た。
Side ???
………がしつこく起こしてくるから、仕方なく起きて、襖の隙間から外をみると、 が猫を連れている。
は猫山の大将、猫を何匹連れていたって、別に珍しくもなんともないわ…。
と、寝ぼける中…私は気付く。
の連れた猫から、何処かの次元から飛んできた、光が視える………。
それと、大きな生命の気配を感じる目………。
…光の方は知らないけど、この、目から感じるものは…燃ゆる羽?
…この光は願いそのものね…、燃ゆる羽の持ち主…或いは誰かの願いが、光となって、この猫に蓄積された。
それが更に誰かの想いに応えて、開放されたって感じかしら。
でも、半端ね…境界弄って彼女自身に姿を選んでもらいましょうか。
えいっ☆
黒猫「…」
尻尾が根元から裂ける怪我をしたことがあるらしい黒猫は、そのままの姿を選んだよう。
ポンッ☆
?「!?!?!?」
黒猫「…なにこれ、なにこれー?」
…と思ったら、毛皮がそのまま服になったような格好で人の姿を取る。
見た目は そっくりね。
は並ぶと とまるで姉妹だな、なんて言ってる。
ポンッ☆
黒猫「にゃ〜ん」
!!…驚いた、姿を自由自在に変える術を自分で編み出したみたいね。
ポンッ☆
黒猫「おもしろ〜い!…ってこんなことやってる場合じゃないや、 に帰らないと!」
???何処か、こことはべつの場所にいたのだろうか…?
………彼女の記憶を覗いてみると、元居た場所が掴めない………。
恐らくは他の宇宙か、遠い平行世界から来た可能性が高いわね。
…となると、返す術は私たちにはないわ、この子には悪いけれど…。
それにしても何処からこの子を拾ってきたのかしら、 のやつ。
聞いてみると、たまたま川縁にいたのを拾って来たとか。
川…海…その先に元々彼女がいたはずの場所があるのかしら、残念ながらこの世界には…無い…。
取り敢えず、帰れないことを伝えて、後どうするかはこの子次第ね。
行くところもないんだったら、 にでも面倒を見させてみましょうか。
私は心苦しく思いながら、元の居場所に帰れないことを彼女に伝える。
「えー!!?帰れないのー!!?それだと多分この姿が…」
謎の光の供給量が足りなくて、姿が維持できない…なんてことがないように、私の能力で…操れる代物じゃないわね、この光…!
…なら入れ物の方を更に弄ればいいだけね、ほいほいっと…☆
……………よし、これで大丈夫なはず、少なくとも今の状態が崩れることはないような状態にまで持っていけたわ。
「あ!?だ、大丈夫みたい…?」
あとは………この子の名前ね、 と にも相談してみましょう。
・・・結果。
結局彼女自身で考えてもらって、 というなんとも妖怪猫らしい名前になったわ。
それにしても、京の都一の妖怪猫だった存在の名前から借りるなんてね、意外と博識なのかしら?
ここで暮らしてもらってもいいけれど、できることなら彼女には外で出来るだけ頑張ってほしいわね、それで、折を見て回収しましょう。
「外?既に外にいるけど?」
そういう意味の外じゃないわ、今いるここは閉じた世界だから、その外という意味。
「…ふーん、…まぁなんでもいいや、元の場所に戻れないのなら、あそこで暮らそう。」
どうやら外で暮らすあてがあるみたいで、安心だわ〜、………でもその前に毛皮みたいな、スカート部分が危うい格好をなんとかしなきゃね。
私はスキマから扇子を持ち出して、開いて、閉じることで音を鳴らす。
パタンっ☆
…と、瞬間、猫の服が現代風のものに変わる。
耳は髪の毛やフードなんかに隠してもらって、尻尾はチェーンに見えるように………これなら、フードを取って、滅茶苦茶に触られない限り猫耳は絶対バレないわ。
尻尾の偽装も、触られたり動かし過ぎない限りは大丈夫ね。
後は、誰かの願いがきっかけでその姿を得たところもあることを伝えておきましょうか。
「願い…?もしかして…」
どうやら思い当たる節が彼女にはあるみたい。
「………あ、ここからどうやって出るの?」
もう外に行くのね、自分から言っといてなんだけど、これでもこのまま貴女に に居て欲しいなって思いはあったりして…。
猫「 ???どっかで聞いたような…気のせいか」
、この子を外の世界に返してやってあげなさいな。
じゃあ、いってらっしゃい、ネコちゃん。
・・・、
………あの子の世界でも『 に閉じこめた 』が存在するのかしら。
結構苦労するのよ、これが、鳥獣戯画の時に思いついて、そこから計画を練っておいて正解だったわね。
今を永久に閉じ込める禁断の計画………。
メリットとしては外から多くの人間を入れなくても、 を観測してくれる人間たちを確保できることねぇ…。
幾ら と言っても、現実に観測してくれる人間がいなくっちゃ、存続は危ういもの…。
デメリットは勝手に色々創作されることかしら………、まぁ結界が創作された作品達に迎合………調子を合わせないように操作すればいいだけだけどね☆
さてと、後は にでも任せて………私は寝ましょうー♪
……………も生意気にも一緒の布団に入ってきたわ、彼女が居なくなって寂しいのかしら、ちょっとしか触れ合っていないのに、もう愛着湧いちゃった?
………私も ほどじゃあないけど、愛着が既にあるから………色々肩入れしたくなるわね、あの子。
まぁ………でも私は寝るわ、 、後はよろしくね〜、それと…、 はスキマで にでも送りましょう。
・・・、
坑道 小さな横穴
@休憩所らしき場所
蓮子「メリー?急にどうしたの、微睡んで、もしかして…眠い?」
メリー「う、ううん、そんなんじゃ…第一こんなところで眠くなんて…(今の感覚は…何?)」
・・・、
夕方
鍵付きの家
@鍵付きの部屋
卯西東海道から続けて大空魔術を聴く前に、ふと思い付いてある所に【キー】を差し込んでみた。
…驚いた、閉めることしか出来ないキーでまさか解錠できるなんて…以前見た文章や簡単な映像に有った【錠前】はただ単にこちらの干渉を誘発させる(或いは防ぐ)ためにそこに用意されたような物の気がした。
そしてそれを開けた直後に見た…聞いた?よく分からない感覚だったけど、観た夢?たち………。
それと、【錠前】…一体なんなの?…分からない。
・・・、
トンネル前
時間軸不明
女1「おかしい、ずっと安定していた可能性異次元の境界線が不安定になった」
女2「この世界線ではそれが既定路線なんじゃないかしら…ね、警一こと真上?」
真上(男)「多分そうだ…何処かで彼女らか、誰かが異次元の境界を越えたのだろう…って、俺に振るな…というか、いつまで暇つぶしに着いてくる気なんだ…」
「夢美」(女1)
女1=夢美