何の変哲もないとある独身男性の日常の話   作:泡沫幻想黒衣の人

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16bit 扉台と、姉妹品

 鍵付の部屋

 

 

 仕事は終わったので、あとは自由…。

 

なのでネット等で何かないかを探してみる。

 

検索履歴:衛星 火の鳥

 

 ………最近の出来事で特に気になるものは無い。

 

また電脳世界に行こうかn…いや、やめとこ、せめて匿名で姿形も自由ならなぁ。

 

 それじゃゲーミング電脳世界と変わらなくなっちゃうか、あくまで通常の電脳世界は現実と陸続きなんだから身元とかちゃんとするために容姿はリアル寄りにしないといけない…。

 

 正直面倒くさいルールだ、電脳世界くらいは好きな姿でいさせろ…とも思ったけど、現実の方でも割と容姿は弄れるほうなんだった…。

 

旧時代じゃあ考えられないだろうな、整形も無しで姿形ある程度変えられる未来。

 

 それに性別さえも…めっちゃ自由!!

 

私の性自認は女だけど、なんだか男が隠れてるような気がする…。

 

 …そんなことはさておき、今日この後の予定きーめた!

 

蓬莱と麟連れて旧時代感満載の廃遊園地いーこうっと!

 

 …一緒に来てくれるかな、2人とも。

 

 

 ・・・、

 

 東北某所 [廃遊園地]

 

 

 結果、蓬莱はきてくれて、麟が家に残った。

 

麟曰く、ハウスキーパーが1人くらい残らないと、ハウスキーパーの意味がないから行かない。

 

とのこと…うん、確かにそうだ、留守を任せるためでもあるハウスキーパー達なのに一斉に出かけたら何のために雇ってるんだかってなるよね。

 

 彼女1人残すことに関しては、勿論リスクヘッジをしていて、色々(強盗対策等)不測の事態にも備えてあったり…彼女の事を信用していない訳じゃあない、必要な事だ。

 

蓬莱はこの廃遊園地に何かあるのかと、不思議がっている。

 

 廃遊園地…といっても、未だ運営している部分はあるわけで…そこをみにきたと蓬莱に伝えれば、何か遊べるアトラクションでも残ってるの?!と、辺りを見回し始めた。

 

そんな遊べるものじゃあないんだけどなー。

 

 

 

 [古道具ミュージアム]

 

 

 私がここに来たかった訳は、この赤と白のストライプ柄のテント…所謂サーカステントといわれるものの中にある。

 

蓬莱が「古道具ミュージアム?」とまた不思議そうにしている。

 

 ここにはときたま来ていて、その時々ミュージアムの職員によって展示されるものが変わるので、何度来ても飽きない。

 

蓬莱はこんなところにどうしてこんなミュージアムが…と言っている。

 

 場所なんてどうでもいいだろう、いまや余程の貧乏人でない限り、日本全国いつでも何処でも秒で行けるんだから(オーバーな表現)。

 

私は早速アンティーク品が展示されている場所に向かい、色々見てまわる。

 

 気になるものはあるかな………買えるものは買えるらしいし、何か素敵なものがあればいいな。

 

蓬莱「やっぱりこういうところでジャンク品とか集めてるの?」

 

日陰「そういうときもあるかな」

 

 …家にあるジャンク等の3割は、ここで買ったものだったり。

 

 そのままアンティークな展示を見ていると…

 

あったあった、気になるものが。

 

 1994年製の鏡台、鏡部分がルネット付きの白い扉で覆われていて、下の箪笥部分含め全体的になんとも言い難いこちらを惹く雰囲気が良い。

 

…よし、これを頂こうかな、幾らかな?

 

 …非売品につき、買いたい人は出展者と要相談。

 

出展者………由来不明な古い旧漢字字体で名前が書かれてる。

 

 私は読めるけどね、そのまま読むとえーっと………パチェリー・ノールッジ?身バレ防止のために手の込んだことしてるな………?

 

この由来不明旧漢字、日本語に無理やりなおすとすると、良く知る・小紫………。

 

 うーん………訳あってるかなぁ、不安になる。

 

取り敢えず、小紫さんと連絡が取れないか、ミュージアム関係者に掛け合ってみるか。

 

蓬莱「有栖川○○さんが作った人形?…欲しいかも」

 

 

 ・・・、

 

 帰路

 

 

 許可を得て買ったアンティーク鏡台をインベントリに閉まって、今は帰路。

 

いやー、今更ながらこんな嵩張るものまでしまえて、ほんと便利。

 

蓬莱「♪」ホクホク

 

 蓬莱は…なんか年代ものの中国人形を買ってた。

 

 

 ・・・、

 

[鍵付の家]

@鍵付の部屋

 

 

麟「おかえりなさい、2人とも」

 

蓬莱「うん」

 

日陰「留守番お疲れ様」

 

 インベントリから出すときもすぐ出るから楽だ。

 

鏡台「」

 

 さーて、扉に閉ざされた鏡は〜?ご開帳〜!

 

鏡台「」

 

 ……………ない、鏡がない、板もなく箪笥の上部はこの扉だけみたい。

 

何この鏡台?いや…鏡がなく、扉だけなんだから扉台???

 

 なんじゃそりゃ…。

 

取り敢えず扉を開け閉めしてみるも…すぐ飽きる(そりゃそう)。

 

 まぁ鏡なんか無くて、この白い扉だけでも、良い雰囲気なので好・き♡

 

もう一度開けてみよう。

 

蓮子「?」

 

日陰「?」

 

 すぐ閉める、鏡もないのに何か映ってた???なんだか幽霊でも見た気分だ………。

 

もう一度開けてみよう。

 

扉台「」

 

 うん…何もいないね、気のせいだったみたい。

 

蓬莱「うーん…」

 

中国人形「」

 

 …人形なんか見つめてどうしたんだろう、蓬莱。

 

蓬莱「やっぱり姉妹品がいないと落ち着かない!あんのケチンボ(社長)めぇ!」

 

 …姉妹品???

 

日陰「姉妹品???」

 

蓬莱「わたしには上海という姉妹品ロボットが…」

 

 …彼女のために買ってみようか、上海。

 

でも、いつまで彼女を雇うかって決めてないし今買ってもなぁ〜。

 

蓬莱「…そんなこと言っても迷惑だよね」

 

ネットカタログ お世話ロボット、東方の上海型、2500万円〜、後払い可。

 

 たっっか!!?…いけども、お金はあげるよーって人から貰えばいいし…。

 

………よ〜し、買った!

 

ピンポーン♪

 

日陰「はいはーい♪」

 

蓬莱「?」

 

 

 玄関

 

配達員「確かにお送りしました〜」

 

上海「」

 

日陰「あんがと〜♪」

 

 早速電源on。

 

日陰「電源オーン!」

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「上海!?」

 

上海「ホウラーイ!?」

 

蓬莱&上海「ワぁ〜い!」

 

蓬莱「上海と会わせてくれてありがと!」

 

上海「?…ありがとう!」

 

日陰「いえいえ…(期日までにお金くれる人達探さないとなぁ…)」

 

 いやー、姉妹の感動の再会だね〜。

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